パートナーの浮気を疑った時に探偵社に調査を依頼しようと考えても色々と不安に思う事があるかと思います。
しかし、探偵による浮気調査には多くのメリットがあります。
もしあなたが、
- 浮気の証拠を確実に得たい
- その後の裁判や調停でも使える証拠をつかみたい
と思っているのなら、浮気調査のプロである探偵に依頼するのがオススメです。
今回は「浮気調査を探偵に依頼すべき理由(メリット)」と少なからずある「デメリット」について解説します。
浮気調査を自分で行うのは難易度が高い
- 浮気の証拠をつかみたいけど探偵に頼むなんて何だか大げさだし…
- 探偵に頼むとお金が結構かかりそうだし…
こんな理由で「自分で浮気調査をしてみよう」「友達に頼んで、浮気調査してもらおう」と、考えている人もいるかもしれませんが、ハッキリ言います。
浮気調査を自分でする事はオススメできません。
その理由を3つご紹介します。
①浮気調査している事がバレる可能性が高い
浮気調査を行う上で重要になる尾行ですが、相手にバレずに尾行をするためには
- 何時間も追跡し続ける忍耐力
- 証拠を見逃さない集中力
- 相手の予測不可能な行動にも対応するスキル
が必要となります。
このようなスキルや経験値がない素人が尾行を行うのは、かなり難しいです。
さらに「顔見知りによる尾行はバレやすい」という傾向もあります。
あなたや友人など、ターゲットから顔を知られている人が尾行をした場合、尾行がバレてしまう可能性が非常に高いです。変装をしたとしても、さほど効果はありません。
なぜなら、背格好や動きなどで相手にはわかってしまうものだからです。
また、浮気の証拠写真を撮るにしても撮影にはかなりの技術が必要です。
- 相手は、止まっていてはくれない(動いている)
- 相手にバレないよう、離れたところから撮影しなければならない
このような状況で写真を撮ることになるわけなので、難易度はかなり高くなります。
仮に、奇跡的に鮮明な写真が撮れたとしても、それが「裁判や調停で有効な証拠」となるかというのは難しいところです。
「どのような写真があれば、裁判・調停を有利に戦えるか」というのは、素人ではなかなか判断がつかないですよね。
なので、素人が浮気調査をしたとしても「決定的証拠」や「裁判・調停で有利な証拠」を掴むのは難しいのです。
②その後の浮気調査が困難になる
「素人による浮気調査は失敗する可能性が高い」というのはお分かりいただけたと思います。
でも、中には、
「最初から探偵に頼むというのはちょっと…」
「一度自分で浮気調査をしてみてダメだったら探偵に依頼しようかな」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、一度浮気調査のことがバレてしまった場合、相手は、
- 誰かに尾行されていないか常に気にするようになる
- 目立つ行動は避けてこっそり浮気するようになる
- 浮気の証拠を残さないように慎重になる
など、浮気がバレないようにと警戒心が強くなり、対策も徹底するようになります。
このような状態の相手に対し、もう一度調査して証拠を掴む…というのはプロである探偵でも難しいです。成果が得られず、調査を諦めざるを得なくなる可能性も大いにあります。
③「違法行為」にあたる恐れがある
浮気調査の大前提となるのが「合法的な手段で、証拠を得ること」です。
しかし素人が浮気調査をすると、知らず知らずのうちに法律違反にあたる行為をしてしまうことがあります。
法に違反した方法で証拠を手に入れたとしても、証拠能力を否定されかねません。
つまり、せっかく苦労して証拠を手に入れても、実際の裁判・調停で使えない恐れがあるのです。
それどころか、
- 違法行為をしたということで逮捕される
- 逆に相手から訴えられてしまう
というケースもあります。
浮気調査を探偵に依頼するメリット
前項で、素人が自分で浮気調査を行う事は、かなりハードルが高いという事がお分かり頂けたと思います。
結論を言うと、浮気調査は素直に探偵事務所(興信所)に依頼する事がベストです。
ここからは、探偵に浮気調査を依頼すると、どんなメリットがあるのか詳しく解説します。
①相手にバレずに証拠を掴める
先程もお伝えした通り、浮気調査は一度の失敗が命取りとなります。
一度相手にバレてしまうと、相手の警戒心が高まり、その後の調査が困難になってしまうからです。
探偵は、浮気調査のプロです。
- 長年の経験で培ったスキル
- 専門の機材
- 的確な人員配置
などを生かし、相手に気付かれないよう、裁判でも認められる証拠を高確率で掴んでくれます。
②裁判・調停で有効な証拠を入手できる
素人が自力で浮気調査をしようとすると、ちょっとしたことが「違法行為」や「問題行為」にあたる場合が少なくありません。
不正な方法で入手した証拠は裁判や調停の場で「証拠の違法性」を問われてしまい、証拠として使えない恐れも…。
それどころか、
- 法律により罰せられる
- 相手から損害賠償の訴訟を起こされる
というような可能性だってあるのです。
しかし、探偵業者として届出をしている探偵であれば調査のための、
- 尾行
- 張り込み
- 聞き込み
などが法律により認められています。
つまり、プロである探偵なら、合法的に証拠を集めることができるのです。
裁判や調停の場で「不貞行為(浮気)があった」と法的に認めてもらうには、条件があります。それは「複数回にわたる肉体関係があったと判断できること」です。
探偵なら、浮気調査のプロですから、
- どのような証拠が必要か?
- どのくらいの量の証拠があれば良いか?
を熟知しています。
また、調査結果を「調査報告書」にまとめてくれる探偵社も多いです。
- 尾行や張り込みの際に撮った写真
- ターゲットがいつ、どのような行動をしていたのか
などがまとまっているので、裁判や調停の際の証拠として使えます。
ですから、裁判・調停を視野に入れているのなら、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。
③調査終了後のアフターフォロー
浮気調査は「調査をしたら、そこですべて終了」というものではありません。
- 復縁
- 離婚、交際解消
- 裁判、調停
など、人によってさまざまな「その後」があります。
探偵は、浮気調査に関する人脈が豊富だというメリットがあります。
探偵社の中には、
- 専門のカウンセラー
- 弁護士
などを紹介してくれるところも多いです。
調査終了後のことまで任せられるという安心感があります。
浮気調査を探偵に依頼するデメリット
探偵に浮気調査を任せるとメリットがたくさんありますが、デメリットが全くないというわけではありません。
実際に依頼をする前に、きちんと考えておきたい「浮気調査を探偵に頼むデメリット」について2つご紹介します。
①調査費用がかかってしまう
探偵に浮気調査を依頼した場合の料金は、
- どのような案件か
- 調査にかかる時間や、調査員の人数
- どの探偵社を選ぶか
- どのような料金プランを選ぶか
などによって、大幅に前後します。
そのため「相場はいくらくらい」というのは断言できません。
ですが、だいたいの目安として例を挙げると、
- 一般的な調査にかかる日数(3~5日間)
- 一般的な調査に必要な調査員(2名)
上記で考えた場合、調査料金の総額はだいたい30万円~70万円ほどにのぼります。
ただし、必ずしも調査料金の総額を一括で払わなくてはならないというわけではありません。
- 分割払いが可能な探偵社
- 調査成功時にのみ料金が発生する「完全成功報酬制プラン」の探偵社
- 調査後の裁判まで連携していて、裁判で得た慰謝料で調査費用を相殺してくれる探偵社
など、最初にまとまったお金がなくても調査を依頼できる探偵社も数多く存在します。
②悪質な探偵社も存在する
日本には、大小合わせて5,000社以上の探偵社があると言われており、中には残念ながら悪質な探偵社が存在することも事実です。
独立行政法人国民生活センターの調査によれば、探偵社に関するトラブルの相談件数は、年間4,000件以上にものぼります。
- ずさんな調査をされた
- 調査料金を水増し請求された
- 何かと理由をつけ、高額な料金を請求された
など、悪質な探偵社に依頼をしてしまった場合、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまうのです。
しかし、良心的な探偵社も数多く存在しています。
大切なのは提示された料金の安さだけに釣られず、しっかりと契約内容等について確認してから契約を結ぶことです。
探偵社に依頼する前に、どの会社に選ぶか慎重に見極める必要があります。
悪質な探偵社にダマされないためのチェックポイント
悪質な探偵社とのトラブルに巻き込まれないためにも覚えておきましょう。
①事務所に「探偵業届出証明書」が掲示されているか
2007年6月の「探偵業法」施行により、探偵業を営む際には必ず、公安委員会への届出が必要となりました。
また、届出が受理されると発行される「探偵業届出証明書」を、事務所の見やすい位置に掲示することも義務付けられています。
なので、もし探偵社に相談に行ったら「探偵業届出証明書」が掲示されているかどうかチェックしましょう。
これが掲示されていれば、法律に従って適正に運営されている事務所だと判断できます。
②営業年数が極端に短くないか
悪質な探偵社の場合、
- 評判が悪い
- 行政処分を受けた
などの理由から「社名や事務所名をコロコロ変えて営業を続けている」というケースが非常に多いです。
必ずしも営業年数が短い=危険な事務所というわけではありませんが、開業してから1~2年しか経っていないなどの場合は少し注意しましょう。
③「調査成功率100%」「絶対に証拠を掴みます」という広告には要注意
調査に「絶対」はありません。
どんなに探偵歴が長く、経験豊富な探偵であっても、調査成功率100%というのは不可能な数字です。
それにもかかわらず、
- 調査成功率100%
- 絶対に証拠を掴みます
など、大げさな広告を出している探偵社は、悪質な業者である可能性が高いです。
このような誇大広告は「不当景品類及び不当表示防止法」で禁止されています。
まともな探偵社であれば、法律違反にあたるような誇大広告を出すなんてありえません。
④安すぎる料金には要注意
探偵社とのトラブルの中で、最も多いのが「調査料金」に関するものです。
悪質な探偵社は、
- 格安な調査料金を提示して、依頼者に契約をせまる
- 実際に調査を行った後で、何かと理由をつけて高額な追加料金を請求する
という方法を常套手段としています。
料金が安価なのは魅力的ですが、あまりにも安い料金を謳っている業者は、このような方法で依頼者を罠にはめようとしている可能性があるのです。
そのため、料金の安さだけで探偵社を選ばないように注意しましょう。
また、後々の料金トラブルに備えて、
- どの料金で、どこまで調査してもらえるのか
- どこにどのくらいお金がかかっているのか
- 追加料金がかかる場合の条件
- 途中でのプラン変更や、解約をした場合の手数料
など、契約前に詳細な内訳の入った見積書・契約書を取り交わしておくのがおすすめです。
⑤事務所の所在地も要チェック
良心的な探偵社の場合、
- 駅から近い場所
- 大通り沿い
など、人通りが多く目立つ場所に事務所を構えているのが一般的です。ですが、悪質な探偵社の場合、
- 人通りの多い場所に事務所を構えられるほどの資金力がない
- トラブルがあった場合すぐ逃げられるように人目が多い場所は避ける
などの理由から「目立たない場所」に事務所を構えているケースが目立ちます。
なので、マンションやアパートの一室などが事務所となっている探偵社には、注意が必要です。
加えて「面談から契約まで、すべて事務所ではなく飲食店等で行われた」というケースにも要注意です。
このような場合、
- そもそも事務所の実態がない
- 探偵業法に則った届出をしていない
など、悪質な業者である可能性が考えられます。
⑥探偵に関する業界団体に所属しているか
探偵業界には、いくつか業界団体があります。
- 一般社団法人日本調査業協会
- 一般社団法人日本探偵業協会
- 全国あんしん探偵業協会
- 一般社団日本調査機構
などです。
これらの業界団体は、探偵業界全体の健全化や、適正に探偵業が営まれることを目的として活動しています。
このような団体に加入しているかどうかも、悪質な探偵社を見分ける際の指針となります。(ただし、業界団体は数多くあるので必ずしも業界団体に加入している=良心的な業者とは言い切れないので注意してください)
まとめ:浮気調査を探偵に依頼するのはメリットが大きい
ここまで「浮気調査を探偵に依頼すべき理由」について詳しく解説しました。
たしかに探偵社に依頼するためには決して安くない料金がかかりますが、それ以上にメリットがとても多いです。
「探偵に頼むのではなく、自力で調査したら節約にもなるし」
このような軽い気持ちで素人が浮気調査をしてしまうと、
- 素人による浮気調査の失敗率はかなり高い(相手にバレやすい)
- 素人による浮気調査は違法行為にあたる場合も多い
など、多くのリスクがあります。
このようなリスクを避けるためにも、最初からプロである探偵に依頼するのがおすすめです。
多くの探偵社では、無料で相談・見積もりを行っています。
浮気調査について考えているなら、お近くの探偵社に相談をしてみてください。