手相の鎖状(チェーン状)の意味14個！生命線・感情線・頭脳線

手相には掌の血色や指の開き具合など、いろいろな観点があります。一般的には、濃さや長さなどで運勢や性格を判断しますが、掌に現われる線は、必ずしも１本のスッキリとした線とは限りません。点線状のものや途切れがあったり、島のように囲まれた部分があったりもします。

島は何らかの障害を示しますが、細かい島がいくつも連なっている鎖状の場合もあまり良い意味にはならないと言えます。４大基本線や主要線などが鎖状に連なっていることが多く、これらの場合、それぞれの運気に悪い影響を与えます。

一方で鎖状の部分が現れる場所によっては良い意味を持つこともあります。そこから読み取れる運勢の状態などのメッセージには、いろいろなものがあるわけです。

鎖状の手相は、細かい島がいくつも連なったものを指します。この場合、個々の島として意味合いではなく、鎖状という観点になり、その線が持つ運気の停滞を示します。

トラブルの連続ということにはならず、線のそのものの意味合いのマイナス面を際立せるわけです。ネガティブな意味合いを強めることに違いはないのですが、島よりも悪い影響力は少ないとされています。

島だとかなり致命的な運気の低迷や障害を示しますが、鎖状の場合は運気の不調程度になることが多いようです。特に生命線では、鎖状の部分が全面に広がっているか、部分的なものかで生命力の強弱に影響力が大きくなります。

また鎖状の線は変化しやすいことが知られ、現れる時も消える時も比較的変化が早いとされています。ネガティブな面に注意を払っていると、いつの間にか鎖状の部分が消えているとも言われています。

それでは、この鎖状（チェーン状）の手相について現れる場所別に詳しく解説していきます。

生命線が部分的に鎖状になっていることがあります。始点付近が鎖状になっていることが多いようです。

線の一部が鎖状の場合、島ほどではないのですが健康面での不調が多くなるとされます。生命力が弱まるとも言えますが、どちらかというと、健康が実感できないといった感じになるようです。病気やケガが多くても大事には至らないとされます。

いつものように体の無理が利かず、疲れやすいことも考えられます。生命力のみならず、積極性なども弱まるので、的確な行動や判断が鈍りやすいとされます。

また鎖状の部分が現れている位置で、生命力が不調な時期がわかります。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交差する辺りを20才とするのが目安です。

生命線が全体的に鎖状になっていることがあります。このような場合、健康面での不調が際立ち、生命力が弱まっているとされます。病気やケガが何かと多くなり、心身共に弱っている状態にあります。何事にも積極性が乏しくなり、気力も続かないようです。

何らかのトラブルや困難があると、すぐに諦める傾向にあり、最後までやり遂げる力が弱いとされます。精神的な要因により、体力などが減退することも考えられます。

仕事面ではなかなか成果が上げられず、評価を落とすことにつながります。恋愛面でも消極的になりがちで、恋愛成就が難しくなるようです。ストレスを発散したり、基礎体力をつけたりすると、鎖状の部分が減ったり消えていくとされます。

感情線が鎖状に連なっていることがあります。このような場合、精神的に傷つきやすく、繊細な心を持つとされます。責任感が強く、悩み事を一人で抱え込みやすい傾向にあります。感情に左右されやすく、感情的な振る舞いも多くなるようです。

気分の浮き沈みによって考え方が変わるので、人から信頼されにくい面があります。精神的なダメージによって、粘り強さがなくなることもあります。

一方で愛情深く、惚れやすい面があるとされます。女性の場合、女性的な面が際立つので異性から魅力的に映り、モテるはずです。

部分的に鎖状になっている場合、特定の時期に精神的に傷つきやすくなったり、異性からモテるとされます。その位置でその時期を読み取ることができ、薬指の下方を30才とするのが目安です。

頭脳線（知能線）が鎖状に連なっていることがあります。このような場合、集中力が続かず気力や根気がなくなるとされます。自信を喪失している状態にあり、何事も悲観的になるようです。くよくよと悩むことが多く、過去の失敗などに捉われます。

些細な事が気になり、趣味も恋愛も心から楽しむことができないとされます。物事に対する視野が狭く、ちょっとしたことで一喜一憂します。心配や不安を感じやすく、心を閉ざすことが多いとされます。相談ができる人物がいると、何かと助けになるはずです。

また眼病や視力低下、頭痛などの眼や頭に関わる病気やケガに縁がある場合もあります。楽観的になれたり、広い視野で物事が捉えられると、鎖状の部分が薄くなったり消えていくとされます。

運命線が鎖状に連なっていることがあります。このような場合、不運が重なり、運命の停滞が長引くとされます。仕事運が低迷し、仕事上のトラブルが続出したり、スランプになることが多いようです。

予期せぬリストラや望んでいない部署への配属も考えられます。何をやっても運命の歯車が空回りとするとされます。失業や転職の失敗、就職活動が上手く行かないかもしれません。この他、恋愛や結婚生活でも行き違いなどが多くなり上手く行かないとされます。家庭不和、別居や離婚もしやすくなります。報われない苦労をしたり、何かと厳しい状況に悩まされます。

言動などを慎重にしていると鎖状の連なりが消えるはずです。部分的に鎖状になっている場合、その時期に無理な行動はしない方が良さそうです。掌の真ん中辺りの運命線を35才とするのが目安になります。

結婚線が鎖状に連なっていることがあります。このような場合、結婚に対していろいろな不満があるとされます。結婚相手に対して過剰な期待を抱いていて、そのギャップに大きく落胆するようです。結婚相手に幸せにしてもらおうという気持ちが強い面もあります。

かなり理想に近い結婚相手だとしても、何らかの不満を見出し、満足感が得られないとされます。結婚前には問題がなくても、結婚後にいろいろな問題を抱えてしまうことも考えられます。

不満の多い結婚生活となり、夫婦関係は長続きしないとされます。相手の気持ちを大切に考え、自分の意識や価値観を変える必要があります。それで不満を感じなくなるようになると鎖状の連なりが薄れるか消えるはずです。

ますかけ線が鎖状に連なっていることがあります。これは知能線と感情線が１本につながっているものを指します。ますかけ線はそれ自体が珍しく、強運をもたらすものとして知られています。

このような場合、ますかけ線が意味する様々な幸運に加えて、芸術的なセンスに優れているとされます。何らかの芸術の才能があり、美意識も高いはずです。最後まで諦めない粘り強さがあるので世界的な業績が残せ、芸術やクリエイティブな分野で大いに活躍が期待できます。

手先の器用さや繊細さが要求される技術にも適応力があるとされます。大胆な面があるものの、細やかな神経も持つという両極端な性格になるようです。気分にムラがあり、感情的になりやすいとされます。

手首線が鎖状に連なっていることがあります。これは手首に現れる横線を指し、3～4本あれば、長寿の相となります。

鎖状の手首線の場合、主に体力的に弱っているとされます。日頃の疲れを溜め込んでいるはずです。心身共に無理が利かない状態にあります。精神的なストレスが原因で健康を害していることも考えられます。何らかの病気をしている可能性もあるようです。

疲れを癒したり、無理をせず体力増強をはかる必要があります。思い当たる点がある場合、病院での検診も考えた方が良いと言えます。疲れが癒えたり、健康が回復すれば鎖状の連なりは、薄れるか消えるはずです。

親指の付け根の筋が鎖状に連なっていることがあります。これはファミリーリングと呼ばれるものになります。家庭運に恵まれ、家族のことを大切に考えるとされます。家族思いの面が強く円満な家庭が築けるはずです。何かと家族との結びつきが強くなります。

良い家庭を築くことで満足感が得られます。優しく情に流されやすい面があるとされます。人に騙されたり、詐欺に遭う可能性が多いので、注意が必要です。

鎖の輪の数が多い程、子宝に恵まれるとされます。ファミリーリングに乱れや歪みが生じると、家庭不和になったり、家族の絆が崩壊しやすいとされます。

掌を全体的に見た時、鎖状の手相が多く見られることがあります。４大基本線や主要線が鎖状になる他に、掌の至る所に鎖状線が見られものを指します。細かい鎖が連なり浅く現れることが多いようです。

木星丘や金星丘などの掌丘に現れている場合、その丘のネガティブな意味合いを強めることになります。いろいろな面で何かと不調が続くかもしれません。しかし致命的な結果はもたらされないはずです。

どこの掌線にも掌丘にも接していない場合でも、鎖状線があれば全体的な運気は弱めになります。些細なことがきっかけで、何らかの線や丘に接しやすいので、小まめに掌をチェックしておいた方が良さそうです。笑顔を増やしたり、前向き思考にしていると、鎖状線が次々に薄れるか消えていくはずです。

太陽線が鎖状に連なっていることがあります。太陽線は薬指の付け根の領域の太陽丘に現れる縦線で金運、成功運、人気運を司るものになります。

太陽線が鎖状になっている場合、あと一歩のところで、望む大金や成功、人気などに手が届かないとされます。金運が低迷しているので、お金の巡りは滞りがちになります。成功運が低迷しているので、今まで重ねてきた努力や才能が成功につながらないようです。

人気運が低迷しているので、何をしても人気が得られず裏目に出やすいとされます。予期せぬ何らかの不運や不名誉になりやすいので、言動には慎重さが必要なようです。線が蛇行している場合、より苦労が多くなり、なかなか成功が手にできないとされます。何事も諦めなければ、鎖状の連なりが薄れるか消えるはずです。

財運線が鎖状に連なっていることがあります。財運線は小指の付け根の領域の水星丘に現れる縦線で、金財運を司ります。このような場合、金財運が低迷し、思うようにお金が手にできないとされます。収入がそこそこあっても、浪費の方が多くなる傾向にあります。

お金の管理やお金に関わる判断力が鈍り、失敗しやすくなります。コミュニケーション能力も落ちるとされます。人付き合いが上手く行かないことが多くなるかもしれません。お
金につながる人脈などを逃す可能性が高くなります。

商売をしている場合、予期せぬライバル店が現れたり、トラブルが生じることが考えられます。お金の使い方などを慎重にしていると、鎖状の連なりが薄れるか消えるはずです。

旅行線が鎖状に連なっていることがあります。この旅行線は生命線上から月丘方向に斜めに伸びる線を指します。旅行や移動に関わることで、運気が開ける手相として知られています。線が長いと長期旅行、線が短いと短期旅行に縁があるようです。

旅行線が鎖状の場合、旅や移動をしても、なかなか運気が開かれないとされます。旅先で予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。旅行や移動に際しては注意が必要です。

独立開業をする場合、失敗しやすいとされます。独立志向が強いのですが、鎖状が見られる間は新たな独立は見合わせた方が良さそうです。

恋愛線が鎖状に連なっていることがあります。この恋愛線は、感情線の辺りから、斜め下方に伸び生命線を横切り、生命線の弧の内側に達するものを指します。恋愛に関わる出会いや結婚の時期などを読み取る手相です。

恋愛線が鎖状の場合、恋愛や結婚に何らかの躊躇する理由があるとされます。家族の反対や金銭的な問題があったりするはずです。恋愛結婚運は低迷し、何かと進展は遅くなります。

付き合った相手が結婚していたりと不倫や浮気につながりやすく、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。恋愛上の問題などがクリアされると鎖状の連なりが薄れるか消えるはずです。

細かい島がいくつも連なっていると鎖状になり、島とは違った意味を持ちます。島は、接している掌線などのネガティブな意味合いを致命的なまでに強めます。

一方で鎖状の連なりは、マイナス面を際立せますが、致命的な結果にはならず、運気などの不調を示すとされます。基本的に現れる掌線や掌丘のポジティブな意味合いを弱め、もたらす運気を低迷させることがわかります。

生命線や運命線では、部分的に現われている場合、その位置によって不調となる時期が読み取れるので、予め対処することができます。知能線では集中力に欠け、結婚線では結婚後に問題が噴出するとされます。

しかし鎖状の連なりは、現れる場所によっては良い意味になることもあります。感情線では精神的に傷つきやすいのですが、女性的な面が強くなるので、女性の場合はモテる要素につながります。ますかけ線の場合は、強運や幸運はそのままで芸術的なセンスに優れるとされます。ファミリーリングとなれば、家族運が高まることになります。これら鎖状の線の意味を詳しく知れば、様々な人生の局面で役に立つはずです。