エレスチャルの意味・石言葉・効果・相性・浄化方法・見分け方

エレスチャルは天使的な石だという言葉をよく聞きます。まるでほかの石とは次元が違うとも・・一体どのような力に満ちているのか気になりますね。

水晶のなかの水晶と言われています。水晶であるのは間違いなさそうではありますが、決定的に違うカリスマ性がどこからくるものなのでしょうか。その全容が見えてきたときに改めて、心を揺さぶられるのかもしれません。

まず、エレスチャルとは鉱物学的にはどうのようなものなのか。
和名はユニークです。骸骨水晶といいます。

水晶の中にゲーサイトやレピドクロサイトなどを内包します。柱面が短い六方水晶系です。みためにはハーキマーダイヤモンドに似ています。その水晶内部は空洞化しており、水や空気そして先ほどご紹介した、ゲーサイトやレピドクロサイトを内包している水晶になります。

多様な要素を含むので、神秘的でふたつと同じもののない、オリジナルな雰囲気が全体から醸し出されています。水晶が長い年月をかけてたどり着いた、英知をも含んだ石であると言われています。

エレスチャルのなかでも、紫水晶のエレスチャルがとくに人気を博しています。美しいパープルの世界に浮かび上がる芸術性の高いインクルージョンは、見るものを骨抜きにしてしまいます。

なるほど、天使的な石だと言われるのも納得します。水晶ですから、硬度は7ありますので、丈夫なのも嬉しいですね。お守り的に持ち歩いても、破損することがないので安心です。

実際には、短期間でも多くの内包物を有することが可能なのですが、スピリチュアリストからは、エレスチャルの内包物は、何億年もの時間を地球と共有しながら、地球の歴史を取り込んで成長した水晶の最終形態と言われています。

確かに長い年月をかけて、成長した水晶もあります。その過程で、ほかの物質を内包していくのですからイメージが広がりやすい石です。

例えば当時の空気、水などそういったものが内包されていると思うと、壮大なものを感じます。多様なエネルギーを持つ石だからこそ、石の持つ意味も深くなっていくのです。

エレスチャルは、人間の知らない時代を生きた石として「叡智」という言葉を有しています。まるで、天使か仙人といるような錯覚を起こす人もいます。叡智という意味を噛み締めながら上手に付き合っていきたいと思える石ではないでしょうか。

エレスチャルの石言葉は、「天使のバイブレーション」「叡智の極み」「体調を整えて改善する」「神秘的世界との交信」などがあります。

なにか現実世界に生きる人間とは壁が一枚隔てられたような、壮大な石言葉が並びます。とはいえ、あまり深く考えて自分を狭くする必要はありません。エレスチャルは、みたまま不思議な石なので、美的な意味でも和ませてくれる石です。難しいことを考えているのは勿体無いと心底思える石なのです。

ゲーサイトの筋目やレピドクロサイトの鱗のような模様、それに水の面影もあったりして、みたままが美しい飽きのこない石なのです。好きだから持つ。くらいの気軽な気持ちでいた方が断然楽しいのは言うまでもありません。

しかし、瞑想やヨガなどで自己鍛錬したいという人は、目的を持ちつつエレスチャルを活用すれば、なかなか到達できなかった新しい世界を垣間見せてくれるかもしれません。自分の内部を見つめる中にきっと天使の波動や、神秘の世界すなわち地球の叡智を感じ取れるようになるでしょう。

石言葉の中には、体調を整えるというものもありますから日頃、体に不安を抱えている人の灯明にもなるでしょう。

エレスチャルは、霊能力を高めたい時に、効果があります。誰しも少なからず霊能力があると言われています。しかし、その力は普段封印されています。その封印を解くのに、エレスチャルは効果があるのです。

長い歳月を成長すること費やしてきたエレスチャルは、ほかの水晶を凌駕するパワーで満ちていると言われています。

現に、霊能を生業にする人々が、ブレスレットにして身につけているのをテレビなどでも見かけます。天使的な力を持つエレスチャルの浄化作用で、霊能者に取り巻く魑魅魍魎の波動を、遮断してくれるのかもしれません。

本業の霊能者でなくとも、霊体質であるとか特別な力を手に入れたい時に、エレスチャルはサポートしてくれる石です。

※これらの効果は現代医学・科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。

エレスチャルは、その石の中に既にほかの鉱物の要素を含んでいるので、他の石と組み合わせずとも良い石です。しかし、もし他の石と組み合わせたいのなら、アメジストがいいでしょう。

アメジストを含んだエレスチャルであれば、アメジストもいらないくらいなのですが、癒し効果のあるアメジストはエレスチャルと協調し合う関係です。

病気を平癒したいときにはアメジストの他に、健康運を向上させるアンバーなどもオススメです。地球の叡智という点、神秘性という点ではアンバーの中でも、紫外線によりブルーに変色するブルーアンバーが、エレスチャルの神秘性とマッチするでしょう。

エレスチャルは元来水晶なので、クリアな水晶とも親和性があります。一緒に持ち歩けば、水晶の強い浄化作用で、常にエレスチャルもパワーチャージできます。相性もよく自然と浄化もしてくれるという点において、水晶との組み合わせは比類なきものかもしれません。

最近はパワースポットブームも到来していますので、パワースポットにエレスチャルを持って行くのも人間の持つ感度を研ぎ澄ませてくれるので、良いでしょう。

浄化方法は、水やセージ、または月光浴をおすすめします。太陽の光を用いた浄化方法は、唯一退色の恐れがありますので避けたほうがいいでしょう。

結晶のままのエレスチャルは落としたり手荒く扱うと、ポイント部分が破損するかもしれ
ません。水を使う場合は、手元を滑らして壊さないように気をつけましょう。

硬度は7ありますので、よほど扱いが悪くなければ、簡単には壊れないと思いますが、慎重になることでより一層エレスチャルにも愛情が沸くことでしょう。

エレスチャルは、結晶であればガラスの偽物を作るのは不可能です。しかし、ビーズやカボションになっているものは既に加工されていますので、偽物を作ろうと思えば作れることになります。

ガラスに内包物を注入し、それらしくすることは可能です。この場合、ガラスはすぐに割れてしまいますので強度を基準に判断できます。

ビーズの場合は、1連買いなどが主流ですので、束になったビーズのひとつを割ってみましょう。簡単に割れたり、割れた側面がガラス質だった場合は偽物です。

本物は硬度が7ありますので、そう簡単には壊れないのです。特に原石でない既に加工されているビーズなら、ポイントもないので、割れにくいはずなのです。

エレスチャルは人気の石なので、高く取引されることも多いことから、心配になる気持ちも理解できます。然るべき鑑定所で鑑定してもらうと安心ですね。

エレスチャルを加工したアクセサリーを幾つか持っていますが、やはり特別な石であると、しみじみ思います。このように、誰しもエレスチャルを手に入れると理屈抜きで、感銘を受けることでしょう。

自然の息吹どころか、地球の息遣いを感じることができるのです。天使が微笑むように、ただそこにあるだけで癒しと感動を与えてくれる石です。