変形ますかけ線の意味と種類11個！両手・神秘十字・二重感情線・離れ型

一度握った運は絶対に放さないところから「百握り」とも呼ばれているますかけ線。これは知能線と感情線が横一文字に一直線になっているものを指しますが、必ずしもそうなるとは限らず、変形したますかけ線というものもあります。

手のひらを１本の線が横切っていても、それ以外に別の知能線や感情線のような線があったり、感情線・知能線・生命線がきれいに連なって「て」の字になっていないケースが数多くあります。

これらのますかけ線に類似している線は「変形ますかけ線」と呼ばれています。この変形ますかけ線は、粘り強さや行動力、強運や才能などは、ますかけ線に匹敵します。

こちらが現れていても、満ち足りた幸せな人生を送ることができます。変形ますかけ線も現れ方によって様々な特徴を持ちます。

変形ますかけ線は一般的に知能線と感情線が別々に現れていてどこかの地点で接している形になります。もたらす特徴は若干和らぐとされますが、強運に違いはありません。

この変形ますかけ線には主に４つのパターンがあります。

それでは、この変形ますかけ線の意味と種類などについてパターン別に解説していきます。

変形ますかけ線が両手に現れていることがあります。ますかけ線が両手に現れることは非常に稀ですが、変形ますかけ線が両手に現れることは、そこまで稀ではないようです。

もちろん強運の持ち、負けず嫌い我の強さも人一倍になるとされます。片手でもこだわりが強く行動力があるのですが、両手の場合は、こだわりなどが倍になります。

人には真似ができない強烈な個性があり、かなりの変わり者と見られることもあるようです。執着心も強く行動的なので、何事も最後までやり遂げます。ただ感情はどちらかというと穏やかになり、頭脳明晰な部分が際立ちます。

変形ますかけ線に神秘十字線が現れていることがあります。神秘十字線は感情線と知能線の間に現れる十字線ですので、正規のますかけ線では現れることはありません。しかし感情線と知能線が枝線でつながるような変形ますかけ線の場合、神秘十字線が現れることがあります。

この場合、強運を持ち行動力がある上に、勘が鋭く先祖から守られているとされます。浮き沈みの激しい人生に違いはないのですが、窮地に立たされた際は、先祖に守られたり、奇跡的なことが起こって窮地を脱するようです。

神秘的なものに興味があり、スピリチュアル系の才能を持っている可能性もあります。

変形ますかけ線から感情線が伸びていることがあります。
この場合、忍耐強さと逆境に強い面が際立つとされます。忙しくしていることで安心感が得られる面もあるようです。大成功した直後に大失敗をするようなことが多くなります。

しかしどん底に落とされても、必ず努力によって這い上がれるはずです。何事も行動が早いので、人よりも一歩早く成果が手にできます。その分、失敗する可能性も高くなります。

人が嫌がることを率先してやるので、頼りにされます。仕事に情熱を持っているので高く評価されます。また愛情に深く思いやりがあり、仕事と恋愛が両立できます。

通常のますかけ線にもう一つの知能線が現れている形の変形ますかけ線になっていることがあります。これは二重知能線となるので、独創的な発想ができるとされます。もちろん、強運や逆境から這い上がる能力もあります。目的のために努力を惜しまないので、成功などがつかみやすくなります。

非常に戦略的で、頭の切れが良いとされます。知性派で合理的に考えることができ、常に冷静な判断ができます。上手に感情がコントロールできるので、行動に偏りなどがありません。リーダーシップがあり、人をまとめることに長けています。また創造性にも優れています。

変形ますかけ線が鎖状に連なっていることがあります。この場合、ある程度の強運などを持っているものの、性格が大人しめで内向的な部分が強くなるとされます。

芸術的なセンスに優れ、その才能に恵まれていることもあります。繊細で、気疲れしやすい面もあるようです。自分なりのこだわりやしっかりとした世界観を持っています。

感性が要求される分野で目を見張るような活躍が期待できます。アーティストとして、大成している人が多いようです。何かと人の言動で傷つきやすく、対人関係が苦手とされます。良き理解者が少ないかもしれません。

通常のますかけ線にもう一つの感情線が現れている形の変形ますかけ線になっていることがあります。これは二重感情線となるので、窮地に立たされないと本来の強運などが発揮できないとされます。

困難などに遭遇すると力が湧いてきて、立ち向かうことができるようです。安泰となる時期では、ほぼ普通の人並みの運気しかなくなってしまいます。失敗を恐れずに行動が取れます。

物事を着実に進められ、冷静な判断ができ多くの成果を手にします。大胆さと粘り強いさがあり、人から頼りにされる存在となります。また愛情に深く世話好きな面もあるようです。

感情線と知能線が枝線でつながっている変形ますかけ線のことがあります。
この場合、自分が持っている信念やこだわりを貫くことで大きな成果が得られるとされます。大変な苦労が伴うかも知れませんが、その分大きな喜びとなって還元されるはずです。いろいろな努力を繰り返して、幸運をつかんで行くとされます。

当初、橋渡しをしている枝線が短くても、努力を重ねていくうちに伸びていき、つながることもあります。精神的な強さもあり、かなりの努力家の素養を持ちます。

変形ますかけ線が右手に現れていることがあります。正規のますかけ線に相当する強運や行動力を後天的に持つようになったとされます。苦労や努力を重ねてきた結果、変形ますかけ線が現れるようになり、大きな成功が手にできるようです。

何事も粘り強さがあり、最後までやり遂げる力があります。強い意志とこだわりがあり、どんな状況に置かれても考え方にブレはなく、人から信頼されます。感情が抑えられ、大胆な行動も時には功を奏するはずです。

変形ますかけ線が左手に現れていることがあります。生まれながらに正規のますかけ線に相当する強運や行動力を持つとされます。幼少期から強運に恵まれ、成功などを手にしているのですが、一方で失敗も数多くしているはずです。

人生の浮き沈みを若い段階で知り尽くしている人も多くなります。特に意識をしていなくても、感情を上手にコントロールでき、冷静な判断ができます。創造性に富み芸術的な天賦の才能があるかもしれません。ただ気難しい面もあります。

変形ますかけ線で離れ型と呼ばれているものが現れていることがあります。これは、ますかけ線を構成している知能線の始点と生命線の始点が離れているものを指します。

この場合、ますかけ線の意味合いが良くも悪くも強烈に発揮されるとされます。これ以上、下がないようなどん底から、一気に頂点を極めるような両極端さがあり、人生を通してみた場合、幸せなのか不幸なのかが微妙な所となります。かなりの変人と見られることもあります。

変形ますかけ線の一種に数えられることが多いものが現れていることがあります。これは造形線と呼ばれているもので感情線と知能線がつながっているものを指します。

造形線は、感情線の終点が中指と人差し指の間で人差し指よりの部分にあり、その感情線から知能線に向かって親指方向に斜めに伸びる線を指します。

この造形線でつながる変形ますかけ線の場合、芸術的な作品を生み出すのに、非常な苦労が伴いますが、生み出された造形物は、物凄い評価を得て、大成功につながるとされます。

片手にますかけ線を持つのは100人に一人、両手にますかけ線を持つ方は1000人に一人とされていますが、変形ますかけ線となると意外に多くなります。

変形ますかけ線に造形線でつながるものを含めるかなど、範囲をどこまで広げるかで違ってきますが、片手でだいたい100人に５～６人ぐらいはいると推定されます。

そこで変形ますかけ線が両手にある人となると、1000人に４人ぐらいではないかと言われています。

変形ますかけ線を持つ男性は、自分の個性をしっかりと認識しているとされます。いろいろな浮き沈みを経験しているので、自分が人と違う点がわかっているようです。自分なりの独自性をどのようなアピールすれば、効果的なのかを知っています。

正規のますかけ線の人よりも性格に柔軟性があるので、人当たりが多少良くなっています。人をまとめたり、率いることに優れています。男気があるリーダーとして、人から信頼されます。

頭脳明晰で人ができない好判断ができたり、人を引っ張っていくことで満足感が得られるようです。こだわりの強さは、男っぽさにつながるかもしれません。

変形ますかけ線を持つ女性は、強気で何事に対しても非常に有能とされています。女性だからという意識はほとんどなく、男性と対等に渡り合えるようです。その分、女性として甘えることはほとんどしません。

隠れたところで努力を積み重ね、男性に負けず出世する人が多いようです。何事も前向きで懸命に取り組むので、大きな成果が手にしやすくなります。行動力や発想力に優れ、仕事はきわめて順調に進展します。

多少の浮き沈みはあるのですが、人望に厚く助力を得たりもします。世話好きで部下や後輩のために一肌脱ぐ姉御肌な面もあります。

変形ますかけ線を持つ男性は、恋愛において、押しつけがましい面が顔を出すとされます。自分に自信があり、人生の修羅場を見てきているので、自分の考え方が正しいと考えがちです。恋愛相手の意見を聞かずに、独断でデート先を決めたりして、反感を買うこともあるかもしれません。

人をまとめたがるので、異性に対しても、束縛したい面が強くなります。努力家の面もあるので、断られてもそう簡単には引き下がりません。そう言った点が嫌われる要素となります。

変形ますかけ線を持つ女性は、恋愛よりも仕事を優先してしまうとされます。仕事が思い通りになることが多く、ついつい没頭してしまうようです。人望もあり人脈が幅広く社交的な面もあります。人と接することが多くても恋愛面での出会いには躊躇しがちです。

恋愛・結婚・出産という流れで仕事が中断することが気になります。恋愛ならまだしも、結婚となる敷居が高く、婚期を逃す可能性が高くなります。わがままな面があり、恋愛は長続きしないようです。

変形ますかけ線を持つ男性は、頑固さがあるものの、それほど強く主張することはなく、人当たりが比較的良いとされます。しかしこだわりや信念は、しっかりと持っていて表向きは従っても、心底従うことはありません。努力家で発想力も豊かなので、たいていの仕事はこなせてしまいます。

しかし素晴らしい業績が残せるのは、リーダー的な立場になります。何らかのチームリーダーとして活躍することに向いています。また組織に所属しないで、独立開業で大成功する可能性も高くなります。

変形ますかけ線を持つ女性は、プライドが高く、自分を安売りすることを好まないとされます。一見すると変わり者タイプなのですが、社会や組織の中で孤立することはなく、うまく溶け込むことができます。

いろいろな人の意見をまとめて、調和を図ることに優れています。リーダーシップが発揮できる分野が適職となります。女性の場合も、独立開業して大成功する可能性が高くなります。また感性にも優れているので、芸術方面で力が発揮できるはずです。

変形ますかけ線の人は、ますかけ線が現れている人に含まれて紹介されていることが多いのですが、ここでは、変形ますかけ線と言われている方々を挙げてみます。

男性では、手塚治虫、明石家さんま、桑田佳祐、アントニオ猪木、速水もこみち、タモリ、梅沢富夫、佐藤健、本田圭佑、田中裕二、妻夫木聡、坂上忍、小泉純一郎、志村けんなどです。

女性では、黒柳徹子、宮崎あおい、安達祐実、倉木麻衣、中川翔子などです。

変形ますかけ線は、知能線と感情線が別々に現れていたとしても、基本的にどこかの地点で接しているものを指します。

主な変形ますかけ線のパターンには、直線的な感情線に上向きの知能線が接しているもの、直線的な知能線に曲線的に上向く感情線が接しているもの、直線的な感情線に下向きに鋭角に折れる知能線が接するもの、感情線から知能線に支線が伸びているものがあります。これらの変形ますかけ線と言えども、正規のますかけ線に匹敵するほどの強運やどん底から這い上がる力を持っているとされます。

この他、両手や左右の手に現れたり、二重知能線や二重感情線となるものがあります。形状的には鎖状になっていたり、枝線でつながっていることなどもあります。また造形線でつながれるもののように、変形ますかけ線に分類されたりされなかったりするものもあります。

変形ますかけ線は意外に種類が多いこともわかります。いずれにしましても、変形ますかけ線も現れていれば、それに越したことはない最良の手相に数えられます。