徹底解説！カコクセナイトの意味・効果・浄化方法・見分け方

カコクセナイトの美しい金色は天使の羽と形容されます。

神々しいまでの輝きは、太陽の光を受けると益々美しくみえてこの石の中に本当に天使の羽が誤って混入してしまったのではないかと、夢見心地になりながら虜になってしまうでしょう。

ルチルのようにも見えますが、違うものです。古代から聖なる治療薬として、重宝がられてきた石です。

カコクセナイトは、検索などして調べるとアメジストのような紫色で、金色の線状のインクルージョンがある石と認識されることが多いのですが、本来のカクコセナイトとは金色の部分のみを指す鉱物です。

リン酸塩鉱物の一種で、実物は栗や雲丹のように円状にまるく針を伸ばした結晶です。カコクセン石という正式な名前があります。

しかし、現在はアメジストにカコクセナイトがインクルージョンされた状態のものを総称してカコクセナイトと呼んでいます。本来は円状に形成されるカコクセナイトですが、アメジストなどにインクルージョンされているものは、円とはいかず扇形やもっと細かいものになります。

カコクセナイトの語源はギリシャ語のkakoxeniosつまり、「親切でない」とか「無愛想」という意味になります。

これは、石の中にカコクセナイトをみつけるのが非常に困難で難しいということから、無愛想とか親切でないというふうに名付けられてしまったのです。こんなに綺麗な天使の黄金色の羽のような鉱物なのに、意味を知るとがっかりしてしまいますね。

カコクセナイトの硬度は3～4とかなり弱いです。
しかし、アメジストなどにインクルージョンされているものは水晶の石に守られていますから、硬度7はあります。安心して下さい。

カコクセナイトの意味は、その美しい黄金色から天使の羽を連想させますが、語源としては非常に似つかわしくない「無愛想」という意味になります。そして、「深いトラウマを癒す」という意味合いが主流です。

パワーストーンとしてのカコクセナイトは、アメジストやスモーキークォーツの母体の中にインクルージョンされたものを指しますので、アメジストやスモーキークォーツの癒しに直結した意味が表に出ているようです。

現代は癒しに重点が置かれた意味を持つカコクセナイトですが、古代はどうであったかというと、もっと宇宙的な意味がありました。古代のチェコスロバキアの人々は祭祀において、カコクセナイトとモルダバイトを使用し、儀式を行っていたそうです。

モルダバイトは、宇宙から隕石が落ちた時に発生した天然ガラスです。大昔の人々はモルダバイトの意味をも察知していたことになります。なぜなら、古代のチェコスロバキアの人々はこの二つの石を宇宙へと繋がるパワーを秘めたものとして、崇め奉り祭祀を行っていたからです。

カコクセナイトの石言葉は、「高次元と直結する」「過去のトラウマを乗り越える」「心に癒しを得る」「ひらめきが生まれる」などです。

古代から宇宙とのアクセスをよくする石として、儀式に用いられただけあり、石言葉も高次元と直結するなど、非日常的です。

カコクセナイトは他にもひらめきが生まれるなどの石言葉もあり、スピリチュアルな側面が大きい石であることが分かります。

また過去のトラウマなど人には言えない、自分ひとりが抱え込んでいるものに対して、心に癒しを与えてくれる石です。

ここでいう癒しとは、高次元宇宙から流れ来る癒しの光とも言うべきものです。カコクセナイト自体が、宇宙というキーワードと深い関わりがあるので、内観で自分の奥の奥に入り込むというより、外に向けて放つ力が強いのです。外に放たれた力は宇宙に向けて放たれると、再び自分のもとへ戻り、強力な癒しで心の傷を癒すのです。人智を超えた効力に驚かされますね。

古代においては宇宙にアクセスする霊石であると同時に、治療薬としても用いられたそうです。聖なる治療薬と言われ、様々な原因不明の病に処方されていました。

科学的な根拠のない事ですが昔の人は、カコクセナイトの美しい色合いに、神的なものを感じていたのでしょう。その流れの中に有り、時代が現代に移行してからもパワーストーンとして、治療的効果のある石とされています。

古代とはちがい、精神的な病い限定で、その効果が強く信じられています。実際カコクセナイトを持つと、ヒビの入った心の隙間にスッと軟膏を塗られたように、しっとりとした優しい気持ちになることでしょう。

天使の広げた翼のような、放射状に広がる黄金のカコクセナイトには、見るものを無条件に幸福にしてしまう、魔法のような力があるように思います。また、5月の誕生石にも数えられている石なので、5月生まれの人を守護してくれます。

5月生まれの人には特に効果が感じられるのではないでしょうか。また5月繋がりで昔から5月病と言って、新しい環境に馴染めない人が、心を病むことがありますがそうした一過性の病いにも効果があると言われています。

※これらの効果は現代医学・科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。

カコクセナイトは、宇宙に関する天然石と相性がよく、その中でも古代から祭祀に使用されていた、モルダバイトとの相性が抜群に良いとされています。

この二つを守り石のように持つと、宇宙的なエナジーを感じやすいでしょう。UFO目撃情報の多いスポットに持っていくと、未確認飛行物体に遭遇できるかもしれませんね。

さらに、隕石が地球に落ちたことで発生したリビアングラスもモルダバイトと同じように、相性の良い石です。リビアングラスは古代エジプトで、ファラオがスカラベなどに加工して持っていたことでも知られています。超古代パワーと宇宙のパワー両方を得ることが出来るでしょう。

瞑想などを深めて、高次元世界とのコンタクトを実現したい人には、ラブラドライトとの相性が良いです。ラブラドライトは宇宙的な瞑想を成功に導く石です。より深い瞑想でチャクラを開放してみてください。

カコクセナイトの偽物というのは、出回っていないようです。
しかし、ルチルクォーツに似ていますので、混合されて流通している可能性があります。

見分け方は、カコクセナイトは、放射状に円を描くように出現します。また崩れている結晶であっても扇形か、その面影を残して広がります。あたかも天使の翼のように見えます。

一方、ルチルクォーツは真っ直ぐな針が特徴です。カコクセナイトは魅力のある鉱物ですが、偽物を作るにはコストがかかります。その上で、元が取れるかといえばそうとも言えません。

したがって、偽物が流通することはあまりないと思って差し支えないでしょう。ただ一点、ルチルクォーツがカコクセナイトとして流通していないかを見分ければ、問題ないでしょう。

現在はアメジストの中にカコクセナイトが内包されたものこそがカコクセナイトとして、理解されていますが、そのじつアメジストはカコクセナイトの宿にしか過ぎないことがご理解いただけたと思います。

似たような石にスーパーセブンというものがあります。アメジストとカコクセナイトの他に5種類の鉱物が内包された石です。

アメリカのスピリチュアリスト、メロディー女史が提唱している石です。機会があったら、スーパーセブンも入手してみる、と更に世界が広がるかもしれません。