大阪府大阪市東住吉区にある「大阪市立長居植物園」へ取材を⾏ってきました。「ホームページの情報だけではよく分からない」「インターネット上の⼝コミや評判だけではよく分からない」という⽅は、ぜひ参考にしてください。
取材先の施設名: 大阪市立長居植物園
Q. どんな施設ですか?
大阪市立長居植物園は、市街地のど真ん中にある植物園としても知られており、「都会のオアシス」として地元の方にも足を運んでいただいている施設です。また、観光などで大阪に来られている方にとっても便利な立地にある施設で、梅田やなんばからも電車一本でアクセスすることができます。観光やショッピングのついでに、気軽に自然と触れ合うことができる点が当施設の最大の特徴ですね。
また、24.2ヘクタールの広大な敷地には、約1,200種類の植物が季節ごとに美しく咲き誇ります。四季折々の草花を間近で見ることができますので、訪れる度に植物園の表情が変わるのを感じるのも楽しみ方のひとつ。休日のデートはもちろん、平日の予定の空き時間などに自然と触れ合ってリフレッシュいただくのも、おススメしたい施設の楽しみ方となっています。
Q. 見どころを教えて下さい。
当園ではさまざまな植物をご覧になっていただけますが、なかでも全11の専門園は来園される皆さんの人気スポットとなっています。専門園とは1つの植物だけに特化して植え、特徴に合わせて丁寧に育てているスペースのこと。バラ園やアジサイ園、ぼたん園などの植物が季節ごとに花開き、生き生きと育っている様子を楽しむことができます。
また、私達がライフガーデンと呼ぶ1,000平方メートルもの敷地には、ヒマワリや青く鮮やかなネモフィラの花などを植えています。この記事の冒頭に使用している、青いお花の画像がネモフィラです。広大な敷地に綺麗な花が一面に咲く光景は、非常に美しく人気のあるスポットとなっています。
そして、デートなどの際にはライフガーデン内の通路を歩いて間近でご覧いただけますし、お花の香りを楽しむこともできます。色鮮やかな花々はSNSにも非常に映えますので、写真を撮影される方も多いスポットとして人気です。一面の花畑に囲まれた写真は、記念写真にもぴったりの場所だと思いますね。
また、来場された際にどんなお花が咲いているのかは、当施設のホームページやオリジナルの開花マップを参考にするとわかりやすいです。開花マップは施設入場口にございますので、来園の際には手に取っていただき、開花している植物を把握したうえで園内をみて貰えると、効率的にご覧になっていただけます。非常に広い敷地面積がありますので、是非ご参考ください。
Q. 人気の企画やイベントについて教えて下さい。
季節ごとに咲く花などにあわせて、あじさいフェアやローズウィークなど、普段は行っていない期間限定の企画を実施しています。ライフガーデンなどで季節の花を楽しみながら、お花や植物にちなんだ特別なフードや飲み物を楽しむことができる企画です。
例えばネモフィラが咲く季節には、青いポップコーンなどをご提供し、見ても食べても楽しんでもらえるような企画を実施しました。今後も季節の植物にあわせた楽しい企画を考えていきたいですね。また、当園は普段ゆっくりと歩いてみるだけでも、1時間程度楽しむことができます。普段もイベントも違う楽しみ方ができますので、それぞれの時期にあわせて時間をお過ごしいただけると嬉しいです。
Q. 併設施設について教えて下さい
大阪市立長居植物園は、サッカーやライブイベントなどでも有名な、ヤンマースタジアム長居のある長居公園内にあります。その長居公園の約1/3が当施設の敷地なのですが、施設の敷地内には「大阪市立自然史博物館」が併設されているんです。
大阪市立自然史博物館では植物や動物などに関する展示がされており、期間ごとの特別な展示なども行われていますので、植物園の季節の風景を楽しんだ後に来ることができ、ゆっくりと自然に関する知識を得られる施設となっています。
Q. どんな利用者が多いですか?
市街地の真ん中に施設があるということもあり、普段は地元の方が多いですね。また、大阪市在住の65歳以上の方は入園無料となっていますので、毎日のようにお散歩に来られる方も比較的多いと感じています。
また、季節によってはカップルの方も多くお越しになりますし、土日であればご家族連れも多いですね。ピクニックのような楽しみ方から、お散歩コースとして利用される方まで、幅広い方が訪れられるのも当施設の特徴のひとつかもしれません。
施設内には芝生のスポットもあり、ゆったり寝転んでくつろぐこともできるほか、小池という緑に囲まれた池もあるんです。大池に張り出した形の展望島からの眺めも、非常に綺麗で人気の場所のひとつ。池の周辺の植物の雰囲気は、普段見るものとまた異なった良さがあります。御来園の際は、ぜひここからの眺めもご覧になって欲しいですね。
Q. 料金を教えて下さい。
当施設は入場料も非常にリーズナブルです。大人は200円で、中学生以下のお子様は無料となっています。そのほか年間パスポートも発行しており、ご購入日から1年間、1,000円で自由に来園することが可能です。
また、当施設へは電車でのアクセスも非常に便利ですが、お車でお越しの際も駐車場がありますので安心です。お車を停められる場所は長居公園の駐車場となりますので費用は掛かりますが、南駐車場を利用すれば施設の前まで来ることができます。公園内には、地下駐車場と南駐車場の2種類の駐車場がありますので、お車でお越しの際はご注意ください。
Q. これから利用したい方へのメッセージをお願いします。
大阪市立長居植物園はリーズナブルな価格で、普段みられない草花や自然に触れることができる施設です。梅田やなんば、心斎橋周辺の観光地からも非常にアクセスが便利な立地にありますので、是非観光やショッピングのついでにお越しいただけると嬉しいです。
例えば、午前中は植物園をゆっくり歩いて自然に触れて、午後はなんばや梅田でショッピングするという休日の過ごし方もできます。植物園近くのあべのや天王寺エリアも、観光地の多いスポットになっていますので、ショッピングのついでに自然に触れることができる数少ない植物園です。
そのほか、意外と知られていませんが、当施設には紅葉の綺麗なスポットもたくさんあり、秋が深まる様子を感じることもできます。特にメタセコイアがオレンジに色づく時期などは、季節を感じながら楽しむことができるおススメのタイミングなんです。
植物園内は飲食も自由となっています。そのため、ピックニックがてらお食事をとりながらお花を眺めたり、ドリンクを飲みながらリラックスして園内を散策いただけます。四季折々の植物たちと共に、皆様のご来園を楽しみにお待ちしています。
小さなお子さんからお年寄りカップルの方まで、皆さんが楽しめるよう丁寧な整備を心掛けています。まずは一度気軽に足を運んでいただき、生き生きとした自然に触れてみてください。
Q. 大阪市立長居植物園の基本情報・営業時間・定休
事業者名:大阪市立長居植物園
住所 :大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
電話番号:06-6696-7117
営業時間:3月から10月/9時30分~17時(入園は16時30分まで)
11月から2月/9時30分~16時30分(入園は16時まで)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため変更の場合があります。
定休日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)
年末・年始(12月28日~1月4日)
URL :https://www.nagai-park.jp/n-syoku/index.html