手相の見方！7大線と9つの丘を右手左手別に徹底解説！基本がわかる

人は皆それぞれ価値観や考え方が違い、性格も異なるので、誰でも意気投合するわけではありません。非常に相性の良い相手もいれば、まるっきり反りが合わないということもよくあります。

自分を知り、相手も知ってスムーズな対人関係を築くために手相はかなり役立ちます。人間関係ばかりでなく、将来の運勢も知ることができれば、危険を回避したり、喜びをより大きくできるかもしれません。

手相は、顔と同じで一人一人によって違いや特徴などがあります。今までどのような人生を歩んできたかで変化したり、生まれつきの性向を表していることもあります。その人となりが的確にわかるわけです。古くから伝わる手相を読み取ることができれば、人生がより充実します。

手相の起源は古代中国と思われがちですが、実際の所、古代のインドにあると言われています。掌に見えるいろいろな線や印にそれぞれ意味があることが経験上知られ、それらをまとめ上げたのが手相です。

占術として確立されたインドから中東、ギリシャ、ローマを経て欧米の各地に伝わったのが「西洋手相術」となります。一方で、インドから中国に伝わり、独自の発展を遂げたのが「東洋手相術」です。

日本では平安時代に東洋手相術が入り、大正から昭和にかけて西洋手相術が一般的に広まりました。日本の手相は東洋西洋の両方が併存していますが、現在では覚えやすい「西洋手相術」が手相の主流となっています。

西洋手相術には、知能線、感情線、運命線、生命線の４大基本線となり、指の付け根の領域の盛り上がりなどを見る「丘」もあります。これらの形状や濃さなどを判定しますが、この他に補助線なども含めて観点となっています。

生後間もない赤ちゃんの掌には、手相がほとんど見られません。３本～５本程度の線が見られ、それが年を重ねるごとに増えていき、いろいろな手相になっていくとされています。

手を握ったり伸ばしたりしているうちに、線などが生きた証として刻まれていくわけです。行動のみならず、どのような考え方をしてきたかや、どういう環境にいたかでも変化していきます。

手は脳と連動しているので、手の使い方は考え方を反映しやすいと言えます。手先が器用な人は、ある部分のシワが多くなるかもしれません。ですから、行動や考え方が変わると手相も変化するわけです。

なかなか変化しにくい線や、現れやすく消えやすい線もあり、精神面ともつながりが深いとも言われています。また深さや濃さ、掌の厚みなどは、遺伝的な要素も強いので、一概に生きてきた証とはならない面もあります。いずれにしましても手相は変化するので、結果に縛られる必要はないわけです。

手相の見方には諸説あるのですが、現在一般的なものは、「利き手」が現在から未来にかけて運勢などで、「利き手でない方の手」が過去や生来の運勢などを読み取るとされています。利き手は後天的に備わった特性となり、利き手でない方の手では先天的な特性が現れることになります。

また、利き手は顕在化しているものや表の顔、利き手でない方は潜在的なものや裏の顔といったこともあります。

日本人は右利きの人が多いため、左手が過去、右手が未来を表していることが多くなるようです。そこで両手に同じような手相が現れていることがありますが、たいていの場合、左右の手相は似たような形状になりやすいと言えます。左右で極端に違う場合、運勢的なバランスを欠いていることにもつながります。

さらに両手に縁起の良い手相などが現れている場合、その意味合いをより一層強めることになり、生涯を通じて良い影響が及ぼされることになります。好ましくない手相でも同様なことが言えます。

それでは、手相の7大線や丘などの基本的な見方を右手左手別に徹底解説していきます。

手相占いにおける7大線は、次の7つになります。

①生命線は、人差し指と親指の付け根の間辺りから手首方向にカーブを描いて伸びる線で、生命力などを見ます。

②知能線（頭脳線）は、人差し指と親指の付け根の間辺りから掌を横切っている線で、考え方などを見ます。

③感情線は、小指の下方から人差し指の付け根方向に伸びる線で、愛情などを見ます。

④運命線は、始点に関わりなく中指の付け根方向に伸びる線で、運勢や仕事運などを見ます。

⑤太陽線は、薬指の付け根辺りにある縦線で、成功運などを見ます。

⑥財運線は、小指の付け根辺りで縦に伸びる線で、金運などを見ます。

⑦結婚線は、小指の付け根のラインと感情線の間で横に伸びる線で、結婚運などを見ます。

手相には、丘が9つあります。くぼみが1つあります。

①木星丘は、人差し指の付けの領域にあり、向上心などを見ます。
②土星丘は、中指の付け根の領域にあり、忍耐力などを見ます。
③太陽丘は、薬指の付け根の領域にあり、成功運や人気運などを見ます。
④水星丘は、小指の付け根の領域にあり、商才や財運などを見ます。
⑤金星丘は、親指の付け根の領域にあり、愛情や活力などを見ます。
⑥月丘は、小指下方で手首寄りの領域にあり、創造力や美的センスなどを見ます。
⑦第一火星丘は、金星丘と木星丘の間にあり、積極性や闘争心などを見ます。
⑧第二火星丘は、水星丘と月丘の間にあり、正義感や自制心などを見ます。
⑨地丘は、手首の付け根の中央にあり、再生力や根性などを見ます。
◯火星平原は、自我の強さの度合いや、生活力を見ます。

生命線は基本的に生命力の強弱を見ます。そこには体力やスタミナ、体質や気力、病気のかかりやすさや回復力などがいろいろな形で現れています。

生命線は濃く太い場合、活力にあふれ、自信に満ちているとされます。薄く細い場合は、気力などが不足気味で、自信がないことを示します。何事も長続きしない傾向にあるようです。

カーブの張り出しが大きいほど生命力が旺盛となり、外交的な性格を伴うとされます。張り出しが小さいと、虚弱体質で無理が利かないとされます。

始点の位置が人差し指の付け根寄りにあると積極性があり、親指寄りにあると向上心と野心を持つとされます。この他、本数や生命線からどのような線が伸びているかも判定要素となります。

この生命線を右手で見る場合、今まで薄かった生命線が濃くなっていると、後天的に生命力が増したことになります。カーブの張り出しが弱くなっていると、何らかの原因によって生命力や積極性が弱まったことになります。

この生命線を横切る線が数多くなっていると、濃い生命線だとしても健康が実感できていなことになります。いずれにしましても今後の生命力などの状況を示します。

この生命線を左手で見る場合、生まれ持っての生命力を知ることができます。これは先天的なものなので、年令を重ねたり、周囲の環境が変わることで変化する可能性があります。

左手の生命線が薄いと、元々生命力が弱く、病気やケガが多くなります。しかし将来的にそのままかどうかは未知数となります。いずれにしましても生来の生命力などを示します。

この生命線を両手で見る場合、まず左手で生まれ持って生命力を知り、先天的に備わっている体力や積極性を判定します。続いて右手で後天的にどのような生命力になっているかを見ます。良くも悪くも生命力の変化がわかるわけです。

その上で双方を考え合わせて、現在の生命力の傾向を導き出すことになります。鑑定結果の信頼度は片手の場合よりも高くなります。

知能線は基本的にその人の考え方を見ます。そこには、知力や性格を含む人間性、職業の適性などが、いろいろな形で現れています。

知能線の始点が生命線と同じ場合、考え方に偏りがなく、堅実なことがわかります。始点が生命線から離れている場合、好奇心が旺盛で行動力があるとされます。生命線との重なりが長いと慎重派となります。

知能線が長い場合、物事をじっくり時間をかけて考え、何事にも順応性があるとされます。短い場合は、感性が鋭く直感で判断することがわかります。

知能線では、線がどの方向に向かっているかも観点となります。月丘方向に向かうと想像力が豊かになり、水星丘に向かうと、実務的な処理能力に優れることになります。この他、本数や枝分かれも判定要素となります。

この知能線を右手で見る場合、今まで短かった知能線が長くなっていると、後天的にじっくりと考えるようになったことがわかります。知能線を横切る線が多くなれば、葛藤が多くなります。枝分かれしていなかった知能線がハッキリと枝分かれしていれば、現実面と創造性の両面に優れるようになったことになります。いずれにしましても今後の考え方などわかるわけです。

この知能線を左手で見る場合、生まれ持っての考え方などを知ることができます。この考え方は年令や経験をいろいろと積み重ねて行くうちに変化していく可能性があります。左手の知能線の始点が生命線と離れていると、元来好奇心が旺盛なことになります。しかし、この先もこのままかどうかはわかりません。いずれにしましても生来の考え方などになります。

この知能線を両手で見る場合、まず左手で生来の考え方を知り、先天的に備わっている人間性や才能などを読み取ります。続いて右手で後天的にどのような考え方を持つようになったかを見ます。特に考え方などは、周囲に影響されて変化しやすいようです。

左手と右手を考え合わせて、現在の考え方の傾向を知ることになります。鑑定結果の信頼度は片手よりも高くなります。

感情線は基本的に感受性や感情のあり方を見ます。そこには、愛情の深さや恋愛・結婚に対する考え方、性格などが、いろいろな形で現れています。

感情線の始点の位置が、小指の付け根寄りの場合、恋愛や仕事に対して高い理想を掲げているとされます。情熱的で短気な面もあるようです。始点が月丘寄りの場合、何事にも冷静で、感情を表に出さないとされます。

感情線が長い場合、愛情に深く、感情に左右されやすいことになります。短い場合は、感情の起伏が少なく、客観的なモノの見方ができるとされます。

感情線の向かう方向も観点となります。人差し指の付け根の線まで伸びていると、純真なことになります。この他、枝分かれや細かい支線の向きも判定要素になります。

この感情線を右手で見る場合、今まで短めだった感情線が長くなっていると、後天的に愛情に深くなり、情に流されやすくなったことがわかります。

感情線に上向きの支線が見え始めると、楽観的となり、愛情表現が上手になったとされます。下向きの支線がある場合、思いやりの気持ちを持つようになったことになります。今後の感情のあり方がわかるわけです。

この感情線を左手で見る場合、生まれ持っている感情のあり方などを知ることができます。感情線は精神面と連動していることが多く、感情に関わる環境によって変化していく可能性があります。左手の感情線が短いと、感情の振り幅が小さく冷静に物事が見られることになります。しかし、それがこの先も続くかどうかはわかりません。生来の感情面となるからです。

この感情線を両手で見る場合、まず左手で、生来の感情のあり方を知り、先天的な感受性などを読み取ります。次に右手で後天的に感情のあり方が、どのように変化しているかを見ます。その上で左手と右手の感情線の意味を考え合わせて、現在の感情のあり方や恋愛・結婚観などを知ることになります。鑑定結果の信頼度は片手よりも高くなります。

運命線は基本的に運命や運気の強さを見ます。そこには、恋愛や結婚の時期、強運になる時期などが、いろいろな形で現れています。

運命線が濃い場合、強い信念を持ち、自力で開運に導く力を持っているとされます。薄い場合、謙虚な面があり、人と協調して開運することに長けていることになります。

手首の中央辺りから直線的に伸びている場合、強運を持ち、様々な分野で頂点に立てるとされます。月丘から伸びている場合、素直な性格で周囲の人から好かれるとされます。金星丘から伸びていると、親族との縁が深くなり、その関わりで開運することになります。

運命線の止まる位置では、強運がいつまで続くかがわかります。この他、運命線の向かう方向や途切れ具合も判定要素になります。

この運命線を右手で見る場合、今まで薄かった運命線が濃くなっていると、後天的に強運となり、自らの力で運勢が切り開けるようになったことがわかります。

運命線に途切れが見られるようになると、運気が停滞する時期が来ることを示します。この途切れが掌の真ん中辺りならば、40才前後と推察できます。将来のいつ頃に運命の変化があるかがわかるわけです。

この運命線を左手で見る場合、生まれ持っての運気の強さなど知ることができます。この運気の強さは、普段の行動によって変化していく可能性があります。

左手の運命線が手首の中央付近から真っ直ぐ伸びていると、強運で何事も頂点に立てるとされます。しかし、頂点に立てるかどうかは、今後の行動次第の面が出てきます。生来の強運などは変化しやすいのです。

この運命線を両手で見る場合、まず左手の運命線で、生来の運気の強さなどを知り、先天的な運勢を読み取ります。続いて右手の運命線で後天的にどのように運勢が変化しているかを見ます。

その上で左右の運命線を考え合わせ、現在から今後の運勢などを知ることになります。また他の線との関わりが深いのも運命線の特徴となります。鑑定結果の信頼度は片手よりも高くなります。

太陽線は基本的に成功運や人気運を見ます。そこには、金運などのお金巡りや幸せ、地位や名声などがいろいろな形で現れています。

太陽線がハッキリと刻まれている場合、着実に収入が増やせるとされます。太陽線が２～３本以上と複数現れている場合、複数の仕事を持って稼いだり、複数の趣味を楽しむことになります。

太陽線が生命線上から伸びている場合、才能や努力によって成功や幸せをつかむとされます。太陽線が知能線上から伸びていると、アイデアや知力を活かして成功などをつかむとされます。太陽線が感情線から伸びていると大器晩成となり、運命線から伸びていると、その位置が示す時期に開運することになります。

この他、枝分かれや星紋が現れているかも判定要素になります。

この太陽線を右手で見る場合、今までなかった太陽線が現れることで、まもなく成功や幸運がもたらされることがわかります。

太陽線は急に現れることもあり、努力が報われることを示します。１本だった太陽線が複数になっていると、複数の仕事などで収入が得られるようになれるとされます。太陽線はどんな形で現れても成功などにつながります。

この太陽線を左手で見る場合、生まれ持って資質や傾向として成功や幸福が手にできることを示します。この成功運などは、日々の努力や生活態度で変わっていく可能性があります。

左手の太陽線が知能線上から伸びていると、その人の発想や知力によって成功などが手にできます。しかし必ず手にできるかどうかは、今後の努力などによって違ってきます。

この太陽線を両手で見る場合、まず左手の太陽線で、生来の成功運や人気運などを知り、先天的な傾向を読み取ります。次に右手の太陽線で、近い将来に成功などが手にできるかを見ます。その上で左右の太陽線を考え合わせ、今後の成功運などを知ることになります。

また、どちらかが消えていることもありますが、特に右手の方が消えていると成功がつかみにくいと言えます。鑑定結果の信頼度は片手よりも高くなります。

結婚線は基本的に恋愛や結婚に対する気持ちを見ます。そこには、恋愛・結婚観、出会いの時期、結婚後の傾向などがいろいろな形で現れています。

結婚線が１本スッキリと現れている場合、生涯連れ添う相手に出会えたり、結婚してもずっと好きでいられるとされます。家庭運にも恵まれるはずです。結婚線が２本ある場合、結婚を２回するか結婚を意識する相手と２回巡り会えることを示します。結婚線が複数ある場合、恋愛の数が多くなり、モテるのですが、なかなか結婚相手が絞り切れないことになります。

結婚線が全く現れていない場合、恋愛や結婚に関心があまりないとされます。結婚線が格子状だと、非常にモテ、結婚後もモテて災いに転じやすくなります。この他、結婚線の枝分かれや終点の向きも判定要素になります。

この結婚線を右手で見る場合、今までなかった結婚線が現れていると、出会いのチャンスが巡って来ていたり、結婚に関心が高くなっていることがわかります。

結婚線は恋愛や結婚を強く念じていると、急に現れることがあります。２本の結婚線の終点が一つにまとまっていると、苦労の末に結婚できるとされます。結婚線が太陽線に接していると玉の輿の相となります。

この結婚線を左手で見る場合、生来の恋愛や結婚の傾向がわかります。その人が持っている恋愛・結婚観を知ることができます。

結婚線が太陽線と接していれば、結婚をきっかけに裕福になれるはずですが、いつの間にか接していないこともあります。結婚線は現れたり、消えてしまうことが多いので、一概に結婚できるとかできないとか言いきれない面があります。

この結婚線を両手で見る場合、まず左手の結婚線で、生まれ持っての恋愛や結婚に対する気持ちなどを知り、先天的な傾向を把握します。続いて右手の結婚線で、出会いや結婚の時期などを見ます。

その上で、左右の結婚線を考え合わせ、今後の恋愛や結婚の行方などを知ることになります。左手より右手の影響力が大きくなります。鑑定結果の信頼度は片手よりも高くなります。

財運線は基本的に財運や金銭感覚を見ます。そこには、お金の状態、お金への執着心、商才や金銭的な管理能力などがいろいろな形で現れています。

きれいな財運線が水星丘の真ん中にある場合、財運に恵まれ、お金のやりくりに優れているとされます。良く働き良く稼ぐということにつながるようです。財運線が全くない場合、お金に対する執着が薄く、お金に藻頓着ということになります。薄い財運線が複数現れている場合、金運はあるものの、ある分だけ使い切ってしまうとされます。

月丘から真っ直ぐ伸びている場合、クリエイティブな分野で財が築けることになります。この他、どの線上から伸びているかや、キレギレになっているかも判定要素になります。

この財運線を右手で見る場合、今までなかった財運線が現れていると、後天的に財運が授かったことがわかります。財運線はお金についていろいろと念じていると現れやすいと言われています。

財運線が薄くなり複数現れていると、この先、あるだけお金を使ってしまう浪費家になるとされます。キレギレになっていると金運が低迷することになります。今後の財運のあり方がわかります。

この財運線を左手で見る場合、生まれ持っての財運などがわかります。先天的に素質としての金銭感覚を示します。この財運や金銭感覚は、お金の扱い方で変化する可能性があります。

財運線が全くないと、お金に執着していないか、お金の問題が全然ないということもあります。財運線が薄い場合は、財運が弱く財が築き難いとされます。しかしこのまま財運に恵まれないとは限らないわけです。

この財運線を両手で見る場合、まず左手の財運線で、生来の財運やお金に対する接し方を見て、先天的な傾向を知ります。次に右手の財運線で、どのような財運になるかや金銭感覚をなどを見ます。

お金の巡りなどは生活態度で変化しやすいものです。その上で、左右の財運線を考え合わせて、今後の金財運などを推察することになります。鑑定結果の信頼度は片手よりも高くなります。

この丘には、向上心、野心、努力、リーダーシップ、独立などの意味があります。主に向上心を司る丘として知られています。ここに膨らみがあり発達している場合、強い向上心を持ち、目標などに向かって積極的に行動し、努力を惜しまないことになります。

何事も前向きに取り組むので、成果を手にする可能性が高くなります。独立開業をしたり、リーダーとして活躍が期待できます。自力で運勢を切り開くことに優れています。

社会的な地位がある人は、発達していることが多いとされます。発達し過ぎていると、頑固さが際立ち、見栄っ張りとなり、野心が非常に強くなるようです。

凹んでいたり膨らみがほとんどないと、何事も消極的となり、人の指示に頼るとされます。また現状に満足して場合もあります。また運勢が弱まってくると膨らみが小さくなるようです。

この丘には、持久力、探求心、思慮深さ、孤独、冷静、信仰などの意味があります。主に忍耐や勤勉さを司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、何事も真面目に取り組み、慎重に考えてから行動することになります。じっくりと考え忍耐強いので失敗が少なく、最終的に大きな成果を手にしやすくなります。コツコツと努力する傾向にあり、孤独を好む面もあります。仕事に対する責任感は強くなります。時代の流れの速さについていけない点もあるようです。

ここが発達し過ぎていると、慎重さや用心深さがより一層強くなり、人をあまり信用しなくなるとされます。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、何事もよく考えずに判断するとされます。

この丘には、成功、人気、金運、芸術的センス、精神性、コミュニケーション能力などの意味があります。主に成功運、金運、人気運を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、性格的な明るさがあり、人から好感をもたれることになります。人を喜ばせることを念頭に置けば、成功運や金運が上昇します。想像力が豊かで芸術的なセンスにも優れているとされます。タレント性やスター性を持つことが多く、人気を手にしたりします。音感やリズム感が良かったり、運動神経に優れていることもあります。

ここが発達し過ぎていると、わがままな面が際立ち、見栄を張りやすくなります。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、成功や人気が手にしくく、運勢も弱くなるとされています。

この丘には、商才、伝達能力、発想力、財運などの意味があります。主に商売運、仕事運、社交性を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、商才などに秀でて、話術が巧みなので、何らかの商売で成功するはずです。コミュニケーション能力に優れ、人脈も幅広くビジネスチャンスを逃すことも少なくなります。頭の回転が早いので、素早く的確な判断ができます。人との輪を大切にして、対人関係を築いていくとされます。経営者に向いています。

ここが発達し過ぎていると、何かと欲張りになりやすく、表向きの人当たりが良い八方美人や偽善者にもなりがちです。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、商才に欠け、お金儲は苦手とされます。

この丘には、愛情、活力、健康、情熱、官能的な魅力などの意味があります。主に生命力や愛情運を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、生命力にあふれ、豊かな愛情を持つとされます。体力面にも優れ病気などの回復が早く、精神的なストレスに強いとされます。何事も情熱的に携わるので、成功しやすくなります。美的センスに優れ、細やかな心配りができるようです。人の面倒見が良く、同情心にあふれています。家庭運にも恵まれることになります。

ここが発達し過ぎていると、性的欲求が強くなり、異性に関わるトラブルが多くなります。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、体力的な弱さがあり、人間的な魅力にも乏しくなります。

この丘には、創造力、想像力、直感力、神秘性、空想力などの意味があります。主に創造性や感性を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、想像力や空想力に優れ、鋭い直感を持つとされます。芸術的なセンスも高く、美術や音楽、文学などの分野で活躍が期待できます。直感を信じて行動すれば、何事もスムーズに進むはずです。人から好かれる魅力も持ち合わせ、困っている時には助けられるといった面があります。

ここが発達し過ぎていると、夢やロマンチックなものを強く追い求めたり、妄想の世界に陥りやすくなります。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、創造性や感情表現が乏しくなり、魅力にも欠けてしまうとされます。

この丘には、勇気、闘争心、行動力、強い意志などの意味があります。主に積極性を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、決断力と行動力に優れるとされます。一度決めたことは最後までやり抜く意志の強さを持っています。何事も果敢に挑戦するので、成功が手にしやすくなります。深く考えずに行動する分、失敗も多くなります。人との競争を好み、攻撃を受けると、それ以上の反撃をするとされます。

ここが発達し過ぎていると、気が短くなり、感情的で喧嘩っ早くなります。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、気が小さくなり、自分に自信が持ってないことになります。

この丘には、自制心、正義感、冷静、忍耐などの意味があります。主に正義感を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、困難などに遭遇しても忍耐強く乗り越えられるとされます。周りの誘惑に負けない、自制心があり、どんな状況にあっても冷静な判断ができます。精神的に強く、感情や欲望がコントロールできます。

正義感が強いので、曲がったことや悪事が見逃せない面があります。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、忍耐力が乏しくなり、根気が続かないとされます。

この丘は、始まりと終わり、再生、再出発、不可能を可能にする力、人智を越えた力などの意味があります。主に再生力を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、何らかの挫折があっても、必ず復活を遂げる力を持つとされます。信念を貫くことで不可能を可能にすることもあります。凹んでいたり膨らみがほとんどないと、忍耐力に欠け、失敗への不安が強くなるとされます。

掌（手のひら）全体に張りがあったり、ツヤが良い場合は、健康状態が良好で、自力で運勢が切り開ける良い手相として見ることができます。

掌（手のひら）の線が濃いほど、その線の意味合いを強めるので「良い手相」になります。全体的に掌（手のひら）を見た場合、横線よりも縦線が多ければ良い手相になりやすく、何かと成功気質となるようです。

一方、「悪い手相」は、張りやツヤがなく、線が薄かったり、途切れているものになります。線に歪みがあったり、横切る線が多いのも悪い手相と言えます。

掌の線上にほくろがあっても、あまり良いものとは言えません。またシマと呼ばれる島のように囲まれた線が、掌の線上に現れている場合、その線の意味合いを弱めたり、ネガティブな面を強調させることになります。

手相は、色ツヤ、丘の膨らみもありますが、主に掌のシワが形作っています。この掌（手のひら）のシワは、指や掌の動きと深く関わっています。

生命線は親指の動き、知能線は人差し指の動き、感情線は小指と薬指の動き、運命線は親指と小指の動きで変化するとされています。４大基本線と関わりがある指を毎日意識的に動かすことでシワが深くなり濃くすることができます。

また掌（手のひら）の線は、その人の生き方や心の動きでも変化します。何らかのストレスとなるものがあった場合、気にせずにいられるかどうかで変わり、苛立つと細かな横線が増えたりします。この細かな線は、手相の線の良い意味合いを弱めることになります。リラクッスしていたり、前向きでいると良い手相になりやすいと言えるわけです。

気持ちをコントロールするのには「ミラーリング法」という方法があります。これは一日一回、穏やかな気持ちで鏡に微笑むことで心が平静になるというものです。

手相には古くから伝わる知恵が豊富にあり、それに基づいて掌の線などを読み解くことで、将来や運勢などを知ることができます。

この手相は、その人の行動や考え方が変わることで変化するので、固定的なものではありません。周りの環境などが変わると、連動して手相も変化していくわけです。掌に現れる主な観点には、7大線や9つの丘があり、変化しにくい線や現れやすく消えやすい線などもあります。

7大線には生命線、知能線（頭脳線）、感情線、運命線、太陽線、財運線、結婚線があります。丘は9つには木星丘、土星丘、太陽丘、水星丘、金星丘、月丘、第一火星丘、第二火星丘、地丘があります。

手相の見方では、利き手に現れている手相は、現在から未来のことを読み取り、利き手でない方の手では、生来のものや過去のことを知ることができます。また良い手相が現れていない場合、4大基本線と関わりのある指を意識的に動かしたり、鏡に微笑むことで心を平静にして手相を良い方向に導くこともできます。