日本で有名な福の神といえば、恵比寿天を筆頭にした「七福神」が有名ですよね?そして福の神と同じくらい有名な神に、人から嫌われてしまう貧乏神がいます。
多くの人から嫌われる貧乏神ですが、取り憑くにはそれなりの理由があるといわれているのです。
貧乏神とは関わりたくないと思う人が多いでしょうが、実は自分の行い次第で好かれてしまう場合もありますから注意が必要でしょう。
貧乏神とは?
貧乏神とは、取り憑いた人だけでなく、その家族にも災いをもたらすとして有名です。災いを直接起こすのではなく福を奪ってしまうのですが、災いを起こしている存在だと錯覚してしまうのでしょう。
貧乏神は、災厄を与えて財産を食いつぶすとしても知られています。一度取り憑かれてしまうと、追いだすことが難しい神としても有名なのです。時には、人に災難を振りまく人のことを貧乏神だと比喩する言葉としても使われるでしょう。
貧乏神のスピリチュアルな意味
自分の与えられた運命から脱線していると、軌道修正をさせるために貧乏神が活躍するといわれています。
魂の成長をさせるための運命であるにも関わらず、魂が成長しないことをしていると教えて、本来の道へ戻らせる役割があるといわれているのです。
また人として未熟だった場合には、人格を成長させるために貧乏神が取り憑くともいわれています。そして世の中にお金で買えないものはないという間違った思考をしている場合にも、買えない物が存在しているということを教えてくれるでしょう。
スピリチュアルの世界では、貧乏神は人を正しい方向に向かわせる役割や、成長させる役割を担っているといわれているのです。
貧乏神に取り憑かれた人の特徴
貧乏神に取り憑かれてしまった人は、ネガティブな思考や発言をすることが多くなっていきます。
どんなことも良い方向に考えることができなくなり、人を思いやるという心も失くしてしまいがちになるでしょう。そして心が狭くなってしまうので、自分が損をすることを何よりも嫌う傾向が強くなるのです。
また人の努力を認めるということもせず、褒めるということはありません。
いつも自分の方が偉いという錯覚をしており、見下したような態度をとってしまうようになります。金銭面でも貧しくなってしまいますが、心すらも貧しい人間になってしまうといえるのです。
貧乏神を福の神に変える方法7個
■1. 優しい心を持つ
他人を思いやれるような優しい心を持つようにすれば、貧乏神を福の神に変えることができます。心が貧しい人を好むのが貧乏神ですから、心が豊かで優しくなれば貧乏神ではなくなるのです。
取り憑いていたとしても、貧乏神自身の住み心地が悪くなってしまうので、自然と貧乏神から福の神に変わってくれるでしょう。また他人を思いやれるようになれば、周りまわって自分にも良いことが訪れるようになります。
■2. 運気を上げる
悪い運気を上げるようにすれば、自然と貧乏神から福の神に変えることができます。貧乏神に取り憑かれるのは運気が低迷している時といえるでしょう。
ですから運気自体を上げてしまえば、貧乏神が取り憑きにくい環境を確保することができるのです。
また運気が上がることで、貧乏神ではなく福の神が憑いてくれるようになり、良いことが訪れるようになります。普段から良い行いを進んでやれば、たとえ運気が落ちてしまっても安心だといえるでしょう。
■3. 要らない物を処分する
身の回りにある要らない物を処分すると、貧乏神から福の神に変えることができます。貧乏神が好む環境を与えなければ、取り憑かれても住みつかれることはありません。
汚い家や物で溢れている環境を好むのが貧乏神といわれていますから、好まない環境にしてしまえば、自然と福の神に変わってくれるのです。
また、要らない物が置いてあったスペースが空くことで、良いエネルギーが流れていくようになるでしょう。
■4. 掃除をする
家の中の掃除をすると、貧乏神を福の神に変えることができます。貧乏神は綺麗な環境が苦手ですが、福の神は綺麗な環境を好むといわれているのです。
ですから家の中の掃除をして綺麗な環境を整えておけば、貧乏神から福の神に変わってくれるといえるでしょう。
そして水回りの掃除をすると、金運がアップするともいわれていますので、念入りに磨くと良いかもしれません。
■5. 身だしなみを整える
自分の身だしなみを整えることで、貧乏神を福の神に変えることができます。汚い環境を貧乏神が好むと触れましたが、人の身なりが不潔な場合にも貧乏神が好んでしまうのです。
ですから、好まれないように身だしなみもご綺麗にして、明るい印象を手に入れれば福の神に変わってくれるといえるでしょう。
また身だしなみを整えると周りの人からの視線も変わり、運気が良い方向に向かっていくようになります。
■6. 前向きになる
何事に対しても前向きになることで、貧乏神から福の神に変えることができます。ネガティブな思考や発言を好むのが貧乏神ですから、いつも前向きな思考や発言をすれば、居心地が悪くなってしまうでしょう。
貧乏神の居心地が悪い環境というのは、福の神が居心地が良い環境だということになるのです。ですから、ついネガティブになってしまいそうな時でも、できる限り前向きに捉えるようにしてください。
■7. 寄付や募金をする
困っている人のために寄付や募金をすることで、貧乏神から福の神に変えることができます。人を思いやる気持ちを持って寄付や募金をすれば、良い行いをすることになり貧乏神から福の神に変わってくれるのです。
また、寄付や募金は決してお金だけではありません。自分が着なくなった服や、使わなくなった物、そして最近ではポイントなども寄付や募金に使えるようになっていますから、そういう物を寄付するのも良いでしょう。
貧乏神と縁を切るには?
貧乏神と縁を切るには、心を豊かにして人のためになる行いをするのが1番だといえます。好かれてしまう環境を整えなければ、再び貧乏神から好かれることはありません。
貧乏神は汚い環境や心の貧しい人に興味を持ってしまうので、綺麗な環境で過ごして心を豊かにすれば大丈夫でしょう。人の行いや心の持ちようで、貧乏神とは永遠に縁を切ることができるのです。
まとめ
取り憑いた人やその家族に災いをもたらすといわれている貧乏神ですが、運命の軌道修正をさせる役割なども担っているといわれています。
自分の運命に逆らわずに、人として乏しい言動をしなければ、貧乏神から好かれることはないでしょう。もし貧乏神が憑いていると感じるのなら、自分の環境や心の中と向き合ってみてください。