猫との出会いは幸運のきっかけ？幸せを運んでくれる猫の特徴

猫は、守り神として古代から大切にされてきました。

エジプトでは病気などの邪気から守ってくれる猫の神様「バステト」、イギリスでは黒猫が航海時の守り神とされているなど、世界各地で猫が神格化されていました。

日本では、江戸時代を中心に招き猫にまつわる逸話が伝えられています。
招き猫のルーツには諸説ありますが、ある老婆の夢の中に現れた猫のお告げ通りに土焼きの像を作ったところ、良いことが立て続けに続いたという話がきっかけといわれています。

また、現在までに広く猫が愛され続けている理由として、猫という身近な動物が決して人の意にままならず、どこか神秘的な力を感じさせるからなのではないかといわれています。

古くから、「幸運のシンボル」、「縁起の良い動物」として人々に愛されてきた猫。
それでは、一体ポジティブな運気を流してくれるといわれる猫にはどんな特徴があるのでしょうか。

日本をはじめ、世界各地で古くから伝わる言い伝えなどをもとに、幸運を呼ぶといわれている猫の特徴について詳しく確認していきましょう。

猫の種類の中でも、数が少ない三毛猫。
特に、三毛猫のオスが生まれる確率は3万匹に1匹しかいないのだそう。
茶、黒、白の3つの毛色を持ち、白をベースに茶色や黒のまだら模様が入っているのが特徴です。

商売繁盛のために飾る招き猫のモデルになったのも実は三毛猫で、特徴的な3つの毛色の「三」が縁起の良い数字であることから、縁起の良い猫だと考えられるようになったといわれています。

「茶トラ」または「トラ」と呼ばれる猫は、オレンジの地色に濃いオレンジのしま模様が特徴的な種類。欧米では、この色合いから「ジンジャー」とも呼ばれています。

気持ちをストレートに表し、ポジティブなエネルギーを与えてくれる明るい性格の茶トラの猫。
茶トラの猫には豊かさを引き寄せる力があり、家庭面では守り神のような存在になってくれるといわれています。

昔から「神の使い」として、人々から崇められてきた白猫。

真っ白で神秘的な見た目から「白猫の夢を見ると縁起が良い」、「道で白猫を見ると、良いことが起きる」などといった幸運にまつわるジンクスが多い猫として知られています。

その理由として、白猫の数が比較的少ないことから、出会うと幸運に恵まれるといった噂が広まったことが考えられています。

「黒猫が目の前を横切ると不吉なことが起こる」など不吉なイメージを持つ黒猫。

しかし、そんなイメージとは異なり、古くから「神様の化身」として扱われてきたという話も伝えられています。

例えば日本では「福猫」、アメリカやイギリスなどでは「幸運の前兆」ともいわれているのです。
さらに、邪気や悪い気をはらう力があるとされ、ポジティブなエネルギーをチャージしてくれる存在ともとらえられています。

右目と左目の色が異なるオッドアイ。
猫に多く発症するといわれていますが、猫の種類の中でも特に白猫に多いのだとか。

日本では、片方の瞳の色が黄色系（ゴールドアイ）、もう片方の瞳の色が青系（ブルーアイ）、または灰色系のオッドアイのことを「金銀目（きんぎんめ）」と呼んでいます。
神秘的な「金銀目」はオッドアイの中でも貴重で珍しいものとされ、招き猫よりも格上だといわれています。

「鍵しっぽ」とは、猫のしっぽが折れたり曲がったりしていることを言います。
見た目が「鍵（かぎ）」のようなため、鍵しっぽと呼ばれるようになりました。

鍵しっぽになる理由としては、多くが遺伝によるもので、特にミックス猫に多く見られるようです。大きく曲がったしっぽが幸運を引っ掛けるといわれ、世界中で幸運を呼ぶ猫として親しまれています。

続いては、猫の行動の裏に隠されたスピリチュアルな能力についてご紹介します。
猫たちの普段の行動の意味を知ることで、さらに福を呼び寄せるきっかけが生まれるかもしれません。この機会に、ぜひ覚えてみてください。

猫がバリバリと爪とぎをしているのを見かけたときは、

・「新しい物事に挑戦するチャンス」
・「表現力や芸術力が向上する機会」

が訪れるといわれています。
猫にとって、爪とぎは自分の縄張りを主張することや爪のメンテナンスのために大切な行動です。

また、爪をとぐことでストレスを解消したり、気分を切り替えるために爪とぎをすることもあります。このようなことから、爪とぎはライフスタイルをさらに磨きかかったものにするともいわれているのです。

動物の中でもキレイ好きな生き物である猫。そのため、ご飯を食べたあとに口が汚れている場合やヒゲを整えるために、顔を洗う姿を良く見かけます。

実は、この顔を洗うという行動は、現在の招き猫の姿のルーツともいわれているんです。
中国の古典には、「猫が顔を洗って、その手が耳よりも高い位置に上がるとお客が来る」という記載が見られます。顔を洗うときに前足を高く上げた猫が幸運を呼ぶという話は、古くから伝えられていたことがわかります。

一般的に猫はあまりくしゃみをしません。そのため、猫のくしゃみを聞いたら運が良くなるという言い伝えがあります。

これは、一時的な幸運の暗示と考えられているため、意中の相手から告白される、宝くじに当たるなど、思いがけない運気が舞い込んでくるかもしれません。
飼い猫や野良猫など猫の行動を意識しながら生活すると、幸運のタイミングがつかめるのではないでしょうか。

猫が目の前を横切ることは変化の兆候ともいわれています。

特にポジティブな思考の時には、新たな周期が訪れるというメッセージが込められています。
反対に、ネガティブ思考の時は物事がマイナスに進むと捉えられるため、自分のメンタルに支配されないように気をつけた方が良いでしょう。

神様の使いと呼ばれる猫と神社で会った際、もし猫が近寄ってきた場合には金運がアップする予兆ともいわれています。
さらに猫の数が増えたり、周りに集まってきた場合、訪れる幸運が大きくなるのだとか。

また、猫がこちらをじっと見つめてきた場合は、人間を観察し神様に報告しているのだといいます。もし、神社で猫を見かけた際には神社のルールを守って参拝するなど、行動に気をつけた方が良いといえるでしょう。

野良猫など知らない猫が家の前にいる、寄ってくるというのは、その家に良い運気が流れている証拠だといわれています。
また、特に猫が集まる場所には心地よいオーラが宿っていると考えられ、それを察知した猫たちのパワースポット的存在になっているのだとか。

猫たちにとってポジティブなオーラを発しているということは、悪影響を及ぼす邪気がないと考えられるため、その家の運気が上がっている状態といえます。
無理やり追い払ったりなどせずに、猫たちの行動を見守ってみると良い運気が流れてくるかもしれません。

猫にまつわるスピリチュアルな能力などをご紹介しました。
今回ご紹介したほかにも、飼い猫や野良猫などの行動一つ一つに注目すると、新たな発見が生まれるかもしれません。

また、縁があって出会えた猫との毎日を大切にすることで、猫が幸せな運気をもたらしてくれるはず。
飼い主と猫がともに幸せに過ごせるような環境を整えることも大事です。