天使やパワーストーンなど、スピリチュアルなことに興味のある方であれば、少なくとも一度は「スピリチュアルな能力を持ちたい!」「石の声を聞きたい!」「天使を見てみたい!」と感じたことがあると思います。
身近にそのような人がいた場合はなおさらですよね。
しかし、その「スピリチュアルな能力が欲しい!」という思いが、あまりにも強すぎると、本物ではない能力者に利用されたり、低波動の存在に騙されたりしてしまう可能性があります。
誰でも、その様な事態は避けたいですよね。そこで今回は、本物のスピリチュアルな潜在能力を開花させる方法をご紹介します。ぜひ参考にして、心穏やかで幸せな日々をお過ごしくださいね。
スピリチュアルな潜在能力とは
興味のあるスピリチュアルな潜在能力ですが、どんなものがあるのかを知っていますか?その能力を開花させるには、どんな種類の能力があるのかを知ることも、能力開花への一歩となります。
ここでは、代表的な4つの能力をご紹介します。
■クレアボヤンス
クレアボヤンスは「クリアな視覚」という意味を持ち、この能力が開花すると、霊視や透視と言ったことができるようになります。最も有名なスピリチュアルな能力と言えます。
クレアボヤンスの能力を持っていると、額の中央にある第三の目で、霊的な存在やその世界を見たり、直感的に物や人の情報を読み取ることがあります。また、高次元存在などの別次元から、現在・過去・未来の情報を与えられ、それを視ることが出来ます。
クレアボヤンスは何かしらの情報を「視る」というスピリチュアル能力なので、これまでにスピリチュアルな事柄をヴィジョンとして受け取ることを多く経験している人は、クレアボヤンスの能力が強い可能性があるということになります。
その人の能力やその時の状況によっては違う場合もありますが、なんらかのスピリチュアル的な情報が、自分の内側から湧き上がるような感覚ではなく、外側からもたらされるような感覚である事が特徴です。
心の中で何かしらの情報を感じたり考えたりしながらも、それが自分自身の体験としての実体験は伴わずに、何かを見ているといった感覚です。
クレアボヤンスの能力が開花し、その能力が高まった場合には、守護霊や霊的存在などの高次のサポート存在や、天使や人や物のオーラなどが見えたりします。誰かに起こっている状況をヴィジョンとして見ることもありますが、良いことだけではなく悪いことも見ることがあるので、クレアボヤンスの能力者の中には、苦しい思いをする人もいるようです。
そのヴィジョンの見え方は受け取る人や能力の質によって様々で、メッセージを伝えてくれる高次元存在の姿がはっきりと見えたり、瞼の裏や額にある第3の目の辺りにヴィジョンが浮かんだり、頭の中でまるで映画の物語のように、全ての状況が見えることもあります。
高次元の存在が数字や言葉で端的に物事を伝えてくる場合も多く、メッセージの全体のイメージが、直感的に感じ取れるような言葉や数字が見える場合もあるようです。
■クレアオーディエンス
クレアオーディエンスは、「クリアな聴力」という意味を持ち、霊聴ともいわれているスピリチュアル能力です。
通常の聴覚では聞くことのできない、スピリチュアルな世界の音を聴くことが出来る能力で、クレアオーディエンスの能力によって聞こえてくる音というのは、天使や守護霊、亡くなった大切な人や高次元存在と繋がっていることが多いです。
それらの存在が、何かしらのスピリチュアルメッセージを伝える為に話しかけているのです。高次元存在からのメッセージが届けられているのに、それを意識することができずに受取れらいでいると、高次元存在達はあなたの注意を引けるようにと、大きな音を出すことがあります。
その現象は、高次元存在が伝えたいメッセージが重要であればあるほど、顕著に現れます。
■クレアエンパシー
クレアエンパシーは「クリアな感情」という意味を持ち、霊的共感とも言われているスピリチュアル能力です。クレアエンパシー能力が高い人は、言葉が無くても他者の考えや感情を感じ取ることができ、日本人には特に多いと言われているスピリチュアル能力です。
クレアエンパシーは、感情エネルギーや、人の感情、心の中で考えていることなどを感じ取ることができ、そのことに関して予備知識を全く持っていない状態でも、それらのことがわかるという点が特徴です。
このようなことが出来る人のことをエンパス(共感能力者)と呼び、クレアエンパスは人に対してだけではなく、動物や植物、石などに対しても、そのスピリチュアルな能力を発揮することがあります。
クレアエンパス能力のある人は、言葉や仕草の様なその人を形作っている情報のうちの、外側の情報からは読み取ることが難しいような、心の内に秘めた真の感情や、その人が持つ真実の想いを理解する事が出来ます。
その人自身が気付いていない様な感情をも感じ取ることが可能なので、その人一人では解決が難しいような問題のサポートが出来るという点は、とても素晴らしいところです。
しかし、人の感情や考えは時として激しいものがあります。クレアエンパシー能力を持っている人が、その自覚を持たずに誰かの強い感情を感じ取ってしまうと、その激しい感情エネルギーに翻弄されてしまい、自分が憔悴しきってしまうということが起こりえます。
「自分はクレアエンパシーを持っている」と少しでも感じたならば、クレアエンパシーについて正確に知ることが重要になります。
正確に知った上で、やはり自分はクレアエンパシーの能力を持っていると自覚したのであれば、他者と接する際に自分の気持ちや感覚にフィルターやガードをかけ、自分と他者のエネルギーをしっかりと区別して、他者の感情や考えと距離を置く方法を学ぶ必要があります。
■クレアセント
クレアセントは「クリアな嗅覚」という意味を持ち、霊的嗅覚とも呼ばれているスピリチュアル能力です。
私たちが存在している現実世界ではなく、霊的な世界からの香りを嗅ぎ取る事が出来る能力で、自分にクレアセントの能力があるかどうかを確認する為には、現実世界の「香りを嗅ぎ取る嗅覚が敏感である」ということが最も大切になってきます。
本来の嗅覚が鈍感であれば、自分が感じている現実世界の香りを、霊的世界の香りであると勘違いしてしまう可能性も少なくないからです。
なにかの香りを感じた時に、霊的世界からの香りだと断定をする前に、周囲の現実世界に匂いを発するものがあるかどうかをしっかりと判断しなければなりません。現実世界に感じた香りを発する物がないのであれば、霊的世界からの香りである可能性が高いので、意識を集中してその香りの意味を見つけ出すようにしてください。
良いメッセージやエネルギー時には、花の香りのような心地の良い香りを、悪いメッセージや悪いエネルギーの時には腐ったような不快な臭いがすると言われています。
自分のチカラの傾向を知ることは大切
ご紹介した4つの代表的なスピリチュアル能力は、人によっては、それぞれに得意不得意がある場合があります。
大体の場合が、まず元々潜在的に持っている、得意なスピリチュアル能力から目覚め始めますが、その能力が安定して使えるようになってくると、そのことに刺激されるようなかたちで、他の様々な能力も目覚め始めるのです。
どのような刺激で目覚めるのかとか、どのような順番で能力が目覚めるのかというようなことは、人ぞれぞれで異なるので、一概には「これ!」と言うことが出来ません。
しかし、一つだけ確かなことは、目覚めたスピリチュアル能力を自己満足や利益の為に使うのではなく、愛に基づいた思いを持って使うことによって、潜在的なスピリチュアル能力は開花していきます。
スピリチュアルな潜在能力を開花させる4つの方法
では、スピリチュアル能力を開花させるには、具体的にどのようにしたらいいのか・・・と気になるところだと思います。
人それぞれでスピリチュアル能力の開花の速度や方法、順番は異なりますが、これからご紹介する方法を試してみるのは、何かしらの効果があるかもしれません。
ここで大切なことは、それぞれの方法を試す際に、それが楽しかったり幸せな気持ちになったり、心が満たされるような感覚や、人生においての学びを得たような感覚になるかどうかという点です。そのような気持ちになるのであれば、その方法はあなたに向いていますし、また、その逆で不快な感覚を得るようであれば、その方法は向いていないということです。
自分の感覚にしっかりと向き合うように心がけ、色々な方法を試してみて下さいね。
■1. 自分と向き合う
スピリチュアル能力を発揮するためには、「自分とは何者であるのか」ということを知るところから始まります。スピリチュアル能力は、ただぼんやりと他人任せ的に「スピリチュアル能力を発揮したいなぁ」と思っているだけでは、開花しないのです。
また、潜在的なスピリチュアル能力が大きなチカラであればあるほど、そのスピリチュアル能力を使いこなせるのかと、宇宙からのお試しのような出来事に遭遇することもあります。
試される内容や試され方は人によって様々ですが、そういった出来事がある度にしっかりと自分と向き合い、自分自身や自分の潜在能力について知っていくことを、きちんと受け止めることが大切です。
■2. 瞑想する
「自分とは何者であるのか」を知るには、瞑想をオススメします。
下腹部にある丹田を意識した深い呼吸と、自分の内に入っていく度に、大宇宙と繋がる感覚を得ます。その内なる静かな空間の中で自分と向き合い、自分とは一体何者であるかということを探求していきます。
瞑想することで心が落ち着き、自分の外の世界に作られた固定概念などに影響されること無く、自分本来の考え方や生き方に立ち戻ることができます。また、瞑想で「無」になることは、高次元の存在や宇宙からのメッセージを受け取りやすくなります。
高次元の存在達は、いつも私たちにメッセージを送り続けてくれていますが、私たちの日常は思考する時間が多すぎて、そのメッセージを受け取る隙がないのです。日々の生活の中に瞑想する時間を作るようにすることは、潜在能力の開花や本来の自分を取り戻すことに関して、とても有効です。
■3. 潜在能力を使う!と宣言する
「宣言する」という行動は、その状態を許可すると自分に意識させることです。「スピリチュアルな潜在能力を使っていく!」宣言すると、「自分に備わっているスピリチュアルな潜在能力とはどんなものなの?」と自分自身に対する探究心が芽生えます。
さらに、「自分にはスピリチュアルな潜在能力なんてないし・・・」という自分自身に対する決め付けやブロックを外すきっかけとなり得ます。
この「宣言する」という方法は、他の事柄にも有効で、例えば「幸福になる!」や「自分らしく生きる!」なども宣言すると、その宣言どおりになるようにと、現実が動き出します。潜在能力が開花しなかったり、自分らしく生きていくことができない一番の原因は、自分であるということを知ってください。
■4. 自分の能力を決め付けない
自分の潜在能力を決め付けてしまうという非常に残念な行動は、自分のスピリチュアルな潜在能力を自覚し始めた時に、陥りがちです。
人の性格に様々な面があるように、スピリチュアルな潜在能力にも、様々な面があるのです。誰かや何かを癒すことができるヒーリング能力を使えるようになっても、それだけがあなたの能力ではないかもしれません。
他の潜在能力が開花する可能性があったとしても、ヒーリングに固執してしまうと、他のあなたに秘められた素晴らしい能力が開花するチャンスを逃してしまうかもしてません。ひとつの能力に固執することなく、自分の限界を定めず、伸びやかに自分の可能性を感じてください。
「自分本来の輝き」を取り戻す
宇宙はとても合理的に出来ていて、少しの無駄もありません。ということは、宇宙から作り出された私たちにも、無駄なところはなにもなく、生きとし生けるものは全て、宇宙の進化に必要不可欠だということです。
しかしそれは、私たち人間を含めた生きとし生けるものが、その生を余すことなく全うしているかというところに依存します。
あなたは自己の魂の進化の為に生まれてきましたが、それはあなたの為だけではなく、宇宙の進化とも直結します。あなたが魂の進化の為に決めてきた今世の課題は、それを乗り越え成長した時に、宇宙にも大いなる影響を与えるのです。
あなたが決めてきた魂の道を歩まなかった時、あなたの魂の成長はおろか、宇宙の進化も止まってしまうのですから、あなたが「自分」に目覚めるとは、どれほど重大なことかがお分かりいただけるかと思います。
スピリチュアルな能力とは、誰もが潜在的に持っているもので、本来は特別なことではありません。
ではなぜ、現在こんなにもスピリチュアルな能力が特別視されているかというと、潜在的に持っている能力を忘れてしまっていて(忘れさせられている場合もあります)自分には、そのような能力がないと思い込んでいる場合があるからです。
また、あまりにも科学が進歩し、その進歩の影響で木々や動植物などの自然と、日常が切り離された生活を送るうちに、「全てと調和する」という意識が消えていっている影響もあります。
「スピリチュアル」とは離れた場所にあるのではなく、あなたの内なる世界やあなたの隣にあるものです。ナニカが見えるとか、ナニカが聴こえるといった能力だけがスピリチュアルな能力ではなく、全ての命を尊び、感謝できるようなこともスピリチュアルな能力であるのです。
あなたが本来の魂の目的や、本来の輝きを取り戻す時に、自ずと本物のスピリチュアルな能力は開花します。おそらく、その能力が無ければ、魂の目的を達成できないからです。
あなたが「本当のあなた」として生きることは、あなたの魂の成長にも、宇宙の進化にも一番の要素であるのです。その為にはまず、あなたの魂と向き合う必要があります。他の誰でもなく、あなた自身があなたの魂の声を聞くようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたのスピリチュアルな潜在能力が開花する可能性は無限大なもので、制限しないこと、能力を発揮することを許可することがとても大切だということでした。
どうか、これからも楽しく自分自身を生きて、自然な方法で潜在能力を花開かせていってください。
それが後に、あなた自身の魂と宇宙の成長へと繋がるのですから。あなたのこれからの人生が光り輝くことを願っています。