よく耳にする「徳の高い人」には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。徳の高い人になりたい…と思ったら、まずは一般的に徳の高い人にある特徴や共通点などを学ぶことが大切です。
そこで今回は、徳の高い人の特徴やまとっているオーラなどついて解説していきたいと思います。
徳の高い人の意味とは?人格者?
徳の高い人に憧れを持つ人は多いですが、そもそも徳の高い人とはどのような人のことを指すのでしょうか。まずは徳の高い人の定義を整理していきましょう。
一般的な意味として徳の高い人とは、品性や能力を一定以上持っている人のことを指します。そもそも「徳」は、もともと持っている品位や性質、能力のことをいうため、これらが一般的な水準よりも高い人のことを徳の高い人というのです。
なお、ここでいう「徳」については「人徳」を指すため、徳の高い人は「あの人には人徳がある」といった表現をされることもあるのが特徴です。
徳の高い人の特徴20個
徳の高い人を目指すには、まず徳の高い人が持つ特徴や魅力を知ることが大切です。徳の高い人が持つ特徴は、主に以下の通りです。
(1)損得勘定をしない
(2)慈しみの心を持っている
(3)誰にでも平等に接する
(4)約束を守る
(5)嘘をつかない
(6)人の悪口を言わない
(7)見返りを求めない
(8)いつでも前向きな姿勢
(9)基本的に怒らない
(10)謙虚な性格
(11)心にゆとりがある
(12)感謝の気持ちを持っている
(13)笑顔が魅力的で親しみやすい
(14)常に冷静さを忘れない
(15)欲深さがない
(16)マイナス感情を表に出さない
(17)人として経験値が高い
(18)自分の意思を持っている
(19)聞き上手
(20)相手の立場に立って行動できる
このように特徴を整理してみると、徳の高い人には多くの人に好かれやすい特徴をたくさん持っていることがわかります。
常に笑顔で人と接し、人によって態度を変えたり、陰で人の悪口を言ったりしない…そんな魅力的な要素を持っている人は周りから積極的に慕われます。あの人は徳が高いと言われることも多くなるでしょう。
徳の高い人のスピリチュアルな特徴
徳の高い人には、いわゆるスピリチュアル的な観点で見たときの特徴もさまざま見られるものです。例えば、徳の高い人には以下のようなスピリチュアルな特徴が見られる傾向があります。
・何もしていなくても人や動物が寄ってくる
・一緒にいると明るくなれる
・晴女
徳の高い人は、前世も含めたこれまでの行いが良い影響を及ぼし、その人の生まれながらにして持っている「質」を高めているのだと考えられます。
したがって徳の高い人は「魂」そのものが人を寄せ付ける輝きを放っているともいえます。だからこそ生まれつき人を惹きつける性質があり、一緒にいる人に幸福を与えていくのです。
徳の高い人は孤独?
徳の高い人は「孤独な人生になる」といった話が一部では取り沙汰されることがあります。徳の高い人に憧れる人は多いですが、孤独に悩まされるという点は気になる…という人は多いのではないでしょうか。
徳の高い人は、実は神様によっていろいろな試練を与えられています。だからこそ人生経験も豊富になり、一般的な人よりも魂の質が高まりやすいのだと考えられます。
したがってその苦労や試練の多さが原因となり、結果として孤独感にさいなまれることも少なくないといえます。人に慕われやすいのも事実ですが、常に人の手本・理想になるような存在だからこそ悩みや辛さを分かってくれる人が少なく、孤独を感じやすいのかもしれません。
徳の高い人には自然と人が集まる?
徳の高い人は、生まれつき人に好かれやすい・慕われやすいという特徴があります。それには、接しやすく親しみがある性格やポジティブ思考などが影響していると考えられます。誰だって親しみやすい人とは積極的にかかわりを持ちたいと思うものです。
したがって徳の高い人は、リーダー的ポジションで自分自身の能力を存分に発揮できるといいます。本人にリーダーの経験はなくとも、その立ち位置を任されれば、自然とリーダーシップを発揮できるのです。周りの人にも自然と信頼されるようになります。
そのためリーダーや役員として皆を率いていて、多くの人から信頼されている人は、「徳が高い」と思われることが多いのです。
徳の高い人のオーラ
徳の高い人には、いわゆる人を惹きつける性質のあるオーラをまとっていることが多いです。
オーラに見られる特徴としては、色は金色です。まばゆい輝きを放っていて、形は丸みを帯びている傾向があります。そしてその金色のオーラは本人を包み込むようになっています。ただ、色についてはさまざまなタイプがあり、徳が高いと言われる人でも紫色や青、白、虹色などほかの色がみられることもあります。
金色のオーラを持つ人は潜在能力が高いともいわれています。前世から多くの徳を積んできたからこそ、霊的なパワーが高い証なのでしょう。
徳の高い人と徳の低い人の違い
では、逆に徳が低いと言われる人はどのような特徴があり、徳の高い人とはどういった違いがあるのでしょうか。
まず徳の低い人は、常に自分自身ばかりを優先して生きている傾向があります。人によっては、「自分さえ良ければほかはどうなっても構わない」といった自己中心的な考え方をしている場合も少なくありません。
また、徳の低い人は感謝の気持ちが薄かったり謙虚な姿勢を持っていなかったりする傾向も強いです。まめに「ありがとう」とお礼を伝えることはせず、傲慢なふるまいをすることも珍しくありません。
したがって徳の高い人と徳の低い人は、自分ばかりを優先するか、感謝の気持ちや謙虚な姿勢を持っているかという点において違いがあるといえるでしょう。
徳の高い人は基本的に自己中心的なふるまいはせず、必要とあれば自己犠牲精神を発揮することも多いです。常に感謝の心を忘れないことや謙虚さも大事にしています。
仏教で徳が高いとは?
仏教でいうところの徳の高さとは、つまり人としての格(=ステージやレベル)の高さになります。仏教では、人には4つの段階に分けられるステージやレベルがあるといいます。
これはその人の魂の質・格ともいえるもので、親切な行いをしたりすると、徐々にこの質は高まっていく仕組みです。なお、4つの段階は欲望→願望→貢献→使命と上がっていきます。
自分の欲望さえ満たされればそれで良いという考え方では、ステージはいつまでも「欲望」のままです。しかし前世も含めて人のために行動して「徳」を積んでくると、徐々にステージは上がり、徳の高さが特徴に見られるようになってくるのです。
徳の高い仕事
せっかくなら徳の高い仕事に就きたいという人は多いでしょう。徳を積むにはさまざまな行動をとることが重要ですが、「世のため人のため」という性質がより強い仕事に従事すれば、日常的に徳を積める可能性があるといえます。
ただ、極論を言ってしまえばどのような仕事でも徳の高さにはつながるといえます。なぜなら、わかりやすく人に害を与えるような仕事(例えば倫理道徳や法律に違反するもの)でない限り、どんな仕事でも社会貢献につながるからです。
大事なのは、人のためになりたいと思いを持ったうえで従事する姿勢や考え方といえるでしょう。
ただ、そうはいっても作業的側面が強い仕事は、徳の高さを感じづらいのも事実です。そのためわかりやすく徳を積むことを実感したいときは、医療や介護、警察や消防など人を助ける特徴が強い仕事を選ぶと良いでしょう。その他衣食住に直接的にかかわる仕事もなくてはならないもののためおすすめです。
徳を積む方法
魂の質を高めて徳の高い人を目指すには、日常的に「徳を積む」行動を意識することが大事です。徳の高さは生まれながらにして持っている性質といえるのも確かですが、日常の行動や考え方を変えるだけでも、徳を高めることは実は誰にでもできるのです。
徳を積む方法としては、例えば以下のような方法があります。
・周りの人のために行動する
・常に心にゆとりを持つ
・悪口を言うのではなく人の良いところを探す
・ポジティブ思考を大事にする
・些細なことでも相手に感謝を伝える
このような行動や心がけを意識すると、普段から徳を積むことができるといえるでしょう。日常のどのような場面でも徳を積むことはできるため、些細なことでも心がけることが大切です。
徳の高い芸能人や有名人
徳の高いと言われる芸能人や有名人といえば、例えば以下のような人が挙げられます。
・松下幸之助
・美輪明宏
・イチロー
・羽生結弦
・安室奈美恵
・ジョンレノン
まとめ
徳の高い人になるには、まず徳の高さとは何か、徳の高い人にはどのような特徴があるのか知ることが大切です。そのうえで徳の高い人のような特徴を身に付けられるように徳を積むことが重要になります。
利他的な行動を意識して人の幸せのために動けば、その行いはいずれ自分自身の幸せとなって返ってくるでしょう。普段の徳の低い行動は封印して、少しずつ徳の高い人を目指していきましょう。