パワーストーンという言葉が流行り始めたのは1980年代からです。
静岡県にある宝石研磨機を開発している株式会社コマックスが、1984年にパワーストーンという新語を創作したとしています。(参照:コマックス(2009)「会社概要」<http://www.commax.co.jp/company/company.html>)
確かに日本におけるパワーストーンという言葉は新しいものですが、天然石や宝石に力があるという思想自体ははるか昔から語り継がれてきました。
本当に何もないというなら、数千年もの間伝承されてきたでしょうか。天然石の力についてまとめつつ、そのパワーを効果的に活用する方法をご紹介します。
天然石の力は4000年もの間伝承されてきた
石に力があると言われ始めたのはいつ頃からか知っていますか?
一説には古代メソポタミヤ文明の遺跡で発見された紀元前2000年頃のものと思われる粘土板に「宝石にパワーがある」という記述が残されていたそうです。メソポタミヤで使われていた印章にはアメジストなど宝石が使われているものも発見されています。
同様の初期文明である古代エジプトでも美しい石には力があると考えられていました。例えばエメラルドは古代エジプトでは繁殖と生命力の象徴として考えられていましたし、カーネリアンやジャスパーがお守りの装飾品に用いられています。
信じられないほど美しい自然の結晶に対して、古代の人々は人の力を超えたなにかを感じたのでしょう。その思想はそのまま受け継がれていきました。
十字軍に臨んだ騎士はガーネットをお守りにしました。このワインレッドの石を持っていれば傷一つなく無事に帰ってこれると言われていたからです。
教会の聖職者はサファイアを好んで装飾品に用いました。美しい青い石は清廉な精神を象徴するとされていたからです。
ペルシャではトルコ石は色が変わることで危険を知らせる守護石とされたり、ネイティブインディアンには聖なる石と考えられていました。
科学的根拠はありません。しかし少なくとも4000年もの間、石には力があり様々な効能があると信じられてきたのです。
実際に不思議な力を持つ石もある
4000年以上語り継がれてきた天然石の力は科学的な根拠はありませんが、まったく理由が無いわけでもありません。
石の中にはそれぞれの元素や結晶構造によって、想像もつかない不思議なパワーを持つものが実際にありました。
例でいえば、ダイヤモンドがわかりやすいでしょう。モース硬度が10であるダイヤモンドは自然の鉱物の中では文句なく最高の硬さを誇ります。他の鉱物を寄せ付けない硬度はすでに古代から知られていたらしく、名称が『征服できない』という意味を持つギリシャ語「adamas」に由来することからも想像がつきます。
またはっきりと不思議な効果が知られていたのはトルマリンです。和名を電気石というトルマリンは圧力や摩擦・熱によって微弱な電圧を発生させることが科学的に証明されています。この特性は電気という概念がない時代から知られていました。
1700年代の宝石商人たちは、日向に放置していたトルマリンに煙草の灰が吸い寄せられていたことからトルマリンが静電気を発することに気がつき、灰掃除の小道具に使っていたそうです。
また石の中には光の加減で全く色が変わるものも存在します。例えば、アイオライトは角度によって青から灰色、無色ときれいに3色に変化する多色性が特徴です。また光によってはっきりと緑から赤に変わるアレキサンドライトも有名でしょう。
このように一部の石には科学的にも説明がつく特別なパワーや特性がありました。
まだ科学が普及していなかった昔に、天然石が神秘的な力を持つと考えられたのも当然と言えるのではないでしょうか。
あの有名な科学者も研究していた?スピリチュアルなパワー
パワーストーンも含まれるスピリチュアルという分野は、今のところ科学的根拠は弱く、はっきりとした効果を保証するものではありません。
しかし、では完全に嘘なのかというとそうでもないのです。なぜならスピリチュアルな分野は昔から研究テーマとして扱われており、実際に高名な科学者たちも研究に取り組んでいるからです。
タリウム元素で有名なウィリアム・クルックスや万有引力を発見したニュートンが、スピリチュアルな分野でも研究を進めていたことは、知る人ぞ知る事実です。
もし本当になんの科学的結果もでていないなら、研究に携わった科学者たちがとっくに無益と結論を出していたことでしょう。
確かに否定する学者も多いですが、同時に今でも研究が続けられていることも忘れてはいけません。パワーストーンやスピリチュアルな分野は「科学的根拠がない」のではなく「科学的な解明をしている最中」なのです。
パワーストーンは、人の心の力
このように天然石の力は4000年以上もの間言い伝えられてきたもので、科学的な根拠が証明されていないものの、完全に否定されているわけでもありません。石のパワーが実在するのかどうかは確かに曖昧です。
それでもパワーストーンには、人の心に働きかける力があることは事実といえるのではないでしょうか。
人は自然が生み出した美しい結晶である天然石に神秘的な力を感じてきました。そんな伝承や石が持つ特性から導き出されたイメージにあやかることで、人は自身の心を奮い立たせてきたのです。
一流のビジネスマンがジンクスを重んじることがあるように。
スポーツ選手がイメージトレーニングを行うように。
心の力は実際に行動や結果に影響を与えます。パワーストーンはそんな想いや決意に方向性を与えます。勇気を出したり、心を落ち着けたり、積極的になったりと行動を起こすきっかけとなるのです。
思い込みと言ってしまえばそれまでですが、例えそうであっても心の拠り所となり、頑張ろうとする人の背中を押してくれるのであれば、それは立派なパワーと言えるでしょう。
パワーストーンの本当の力は運気を呼び寄せたりする縁起物ではありません。あやふやな理論によるパワーを貰うものでもありません。
石の伝承に基づいて自分自身の方向性を定めること。気に入った石を心の支えにして、自己変革をしていくためのお守りのようなものなのです。
天然石の力を引き出す5つのポイント
以上のような天然石がもつパワーの原点を探っていくと、効率的に使う方法もわかってきます。ようするに、心を動かすにはどのように使うべきかを考えるのです。
■①なによりも気に入ったパワーストーンを身につけよう
伝承に基づくパワーストーンの効能は様々ですが、なにより大切なのはその石を気に入っているかどうかです。
心の方向性を定め支えることが天然石の力だとするなら、まずその石を好きになり信じなければなりません。
この石を持っているから、心が落ち着く。このパワーストーンを身に着けているから勇気がわいてくる。そんなふうに思えるように、あなた自身が神秘的な力を感じ身につけていたいと望む石を手に入れましょう。
まずは効能や色にこだわることなく、心から気に入った石を見つけてください。
■②石の伝承を調べてみよう
具体的な願いがあるならパワーストーンの効能表を確認すればピッタリの石が見つかります。しかし、効能表は作成している著者やお店によって内容が違うことが多く、かえって迷ってしまうかもしれません。
そんな時は原点に戻ってみてください。石それぞれが持っている伝承を調べてみましょう。
もちろん言い伝えも国や時代によって異なりますが、4000年の間に蓄積されてきたデータであり、同時に数えきれないほどの人々がその石を信じてきた証です。伝承の中には人々の願いと想いが込められています。あやかるには十分な歴史の重みと言えるでしょう。
■③パワーストーンは目で見ることが大切
石の伝承を調べていくと、パワーとカラーの相関関係に気づきます。
赤いルビーやガーネット、カーネリアンは勇気や積極性。
黄色いトパーズやシトリン、タイガーアイは活力と健康。
緑のエメラルドやヒスイ、アベンチュリンは繁栄と生命力。
青のサファイアやアクアマリン、ラリマーは落ち着きや知性。
紫のアメジストやスギライト、チャロアイトは癒やしと精神性。
色の持つイメージとパワーストーンの効能は非常に近いのです。
つまりパワーストーンの効果をより引き出すには、目で見ることが必要といえます。
バッグにしまって持ち運ぶのではなく、目に見える位置に飾ったり、ブレスレットなど自分でも眺めて楽しめるようなアクセサリーにして身につけましょう。
■④コーディネートを楽しむ
石の力と色の相関関係からも分かるように、パワーストーンは目で見ることが大切です。さらに前述してきたように心に働きかけるには、石を心から楽しむことも必要といえるでしょう。
この2つの条件を同時に満たす方法はインテリアやファッションのコーディネートではないでしょうか。
気に入った天然石を部屋に飾ったり身につけたりする際に、その石にあわせて全体のコーディネートをしてみましょう。
同系色で統一することで落ち着きと安定を演出したり、反対色でデザインしてインパクトやアクティブさを強調したり、思いのままにコーディネートを楽しんでみてください。
インテリアやファッションが変われば、気持ちも行動も変わります。願いや好みを反映したパワーストーンを中心にコーディネートすることで、自分の行動も大きく変わっていくのです。
■⑤最後は努力が肝心。石のイメージを思い描いてチャレンジしよう
パワーストーンの本当の力は、石にあやかって自分を変えるきっかけと支えにすることです。
運やパワーを呼び寄せたとしても、掴み取らなければ側を流れていくだけ。パワーストーンも同じで、行動しなければ結果は出ません。
石の言い伝えにあやかり、石がもたらす効能を思い描きながら、石のパワーにふさわしい行動をイメージしてください。そして実際に取り組んでみましょう。迷ったり失敗したら、石を見つめて始めの決心を思い出してください。
パワーストーンは道標です。願いを込めて気に入った石のイメージこそ、貴方が望んでいる自分の姿でもあります。天然石と一緒に思い描く自分を目指しましょう!
パワーストーンを活かすのは自分次第
長い歴史のなかで言い伝えられてきた天然石のパワーは、まだはっきりとした科学的根拠はありません。今後必ず証明される保証もないでしょう。
しかし、人は確かに意味と願いを込めてパワーストーンを身につけてきました。それはパワーを貰うというよりは、石のイメージに自身を近づけるため。石に願う理想の自分に変わっていくための道標のようなものです。
願いを込めて選んだ石の象徴こそ、貴方が望んでいる貴方自身の姿です。
パワーストーンに頼るのではなく、行動するきっかけと支えにして、理想の自分へとチャレンジしてください。それこそ天然石の力を最も活かす方法です。
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