翡翠は東洋や中南米において何にも勝る宝石とみられてきました。
特に中国においては古代から神秘的な力を持つ石として尊ばれています。日本においても勾玉の材料になるなど、神々との関連が深い霊玉です。現代では水晶に勝るとも劣らぬ万能のパワーストーンとして親しまれています。
ただしそれだけ有名な石だけに、似ている石や翡翠という名前だけ利用されているものも多いのです。
真贋の見極めは肉眼だけではかなり難しいですし、多くの経験も必要です。しかし少しでも情報があれば、本物を見分ける確率は高くなるでしょう
翡翠というパワーストーンについてまとめてみました。購入前の再チェックにご利用ください。
翡翠とは
翡翠(ジェード)は2種類の天然石の総称です。
1つはジェイダイト。和名では翡翠輝石もしくは硬玉といいます。
2つ目はネフライト。和名は軟玉です。
どちらも見た目が良く似ているため、合わせて翡翠(ジェード)と呼ばれています。しかし成分や硬度など鉱物としての性質が全く違う別の石です。
■ジェダイト(翡翠輝石、硬玉)
「硬玉」と呼ばれているように硬度はジェダイトのほうがやや高く、粒状結晶の塊です。結晶が互いにかみ合っており、非常に割れにくく彫刻の材料としても使用されます。
産地が少なく有名な場所はビルマ(現・ミャンマー)や日本の新潟県糸魚川になります。日本も世界的にみて宝石品質のジェイダイトが採れる数少ない場所の一つで、古代では勾玉や儀礼用道具として用いられました。
■ネフライト(軟玉)
軟玉と呼ばれるネフライトは、やや柔らかいですが、繊維状結晶になっており割れにくさではジェダイトを上回るかもしれません。
この結晶が粒状か繊維状かの違いは、ジェダイトとネフライトを肉眼で見分ける手段の一つとなります。
鉄よりも強靭とされ、古代では道具や武器を作るために利用されていました。ジェダイトと同じく彫刻品の材料としても貴重な石です。
産地も世界各地にあります。産出量の多さから宝石としてはジェダイトよりも価値が下がりますが、ホータンの白玉という白いネフライトは中国では最高の宝石の一つとして扱われています。
翡翠(ジェード)の歴史
現在、希少性が高く宝石として扱われるのはジェイダイトのほうですが、ネフライトも歴史では負けていません。
本来中国やヨーロッパでジェードと呼ばれていたのはネフライトでした。
中国で3000年以上前から玉と呼ばれ、宝飾や彫刻品の材料として尊ばれてきました。時代によっては皇帝しか身につけることが許されない最高の宝石だったのです。中国でジェイダイトが普及したのはここ200年の話です。
ジェイダイトが古くから珍重されていたのはメキシコや中南米の方で、やはり強力な守護石として大切に扱われました。金よりも価値がある石で、神々へ捧げる品や儀礼用の装飾に用いられるなど神秘のパワーを宿すと考えられていたのです。
中南米と交流を持つようになったヨーロッパにジェダイトが輸入されるようになり、ネフライトとともに翡翠(ジェード)と呼ばれるようになっていきます。
このように翡翠の名を持つ二つの石はそれぞれに長い歴史と伝承を持ち、どちらも最高級のパワーストーンとして愛されてきたのです。
翡翠の意味・石言葉
翡翠と呼ばれるジェイダイトとネフライトはそれぞれの石の歴史が示すように、古くから神秘的な強い力を持つとされ貴族や王族によって利用されてきました。このことから基本的に「権威と徳」を象徴します。
中南米で神聖な石とされたジェイダイトは、同時に水と植物の成長を司る守護石でした。豊穣の土地はすなわち富につながり、現在も財運をもたらすとされます。
中国で尊ばれたネフライトは、プラスのエネルギーが具現化したものと考えられ不老不死を与えるとさえいわれました。古代中国では死者を埋葬する際にはネフライトの装飾品が使われています。このことからあらゆる福徳を呼び寄せ健康長寿をもたらすパワーストーンといわれています。
翡翠の効果
翡翠は万能といってもいいパワーストーンでしょう。
歴史に伝承されるように神秘的な力を持ち、魔除けとして使われてきました。
福徳を招き、金運財運をもたらすとされます。
仕事運や人運を向上させ、目的達成や成功へと導くパワーストーンでもあります。
不老不死の伝承から、健康長寿の石ともいわれます。
このように願いに応じて様々な効果をもたらすとされます。
※これらの効果は現代医学・科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。
翡翠と他の石との相性
翡翠は基本的に他のパワーストーンとの相性が良い石です。
前述したように翡翠自体が強力で幅広い力も持つとされるため、他の石の足りない面を補い、同様の効果ならさらに強めます。
最も相性がいい石という意味でなら水晶がおすすめです。
もう一つの万能の石ともいえる水晶は他の石を浄化するとともに、パワーストーンとしての力を強めるといわれています。翡翠に合わせれば、それだけでほとんどの願いに対応出来る強力なパワーストーンアイテムとなります。
翡翠と水晶のほかに、さらに願いや目的に応じた石を組み合わせれば効果も高まることでしょう。
翡翠の浄化方法
翡翠はジェダイトもネフライトも結晶が寄り集まってできている石です。そのために非常に割れにくく丈夫ですが、目に見えない細かい隙間があります。
塩を用いた浄化は塩分が隙間に入り劣化の原因にもなりますので避けたほうがいいでしょう。
また強い太陽光にあてると色が薄くなる可能性があります。日光浴での浄化は短い時間で済ませるか、避けたほうが無難です。
おすすめは水晶のさざれ石や月光浴、流水、ホワイトセージの煙、音楽による浄化方法です。
水晶を使う場合はクラスターよりさざれ石が良いでしょう。水晶のほうが翡翠より若干硬度が高いのでクラスターの先端で傷つくかもしれません。クラスターを使うときは翡翠を静かにのせて動かないように気をつけましょう。
翡翠の偽物との見分け方
翡翠と偽物の見分け方は非常に難しく経験がない人はまず判断できません。プロの鑑定士でも見た目だけでは判別がつかないこともありますから、さまざまな道具を用いる必要があります。
実際にパワーストーンを買う際には当然そのような手間が必要な判別はできません。
大切なのは信用できるお店を探すことです。
まず販売しているパワーストーンの名前に注目しましょう。
インド翡翠という名前で販売されている石はアベンチュリンクォーツで、和名を砂金水晶といいます。和名を見るとわかるように水晶の仲間です。
近年よく見るようになったコリアンジェードやニュージェードは、ジェード(翡翠)とついていますが実際はサーペンティン(蛇紋石)の変種になります。
この点を踏まえて販売店を見てみてください。
たとえ値札に「インド翡翠」と書いてあっても、見ればわかるように「アベンチュリン」と明記してあればそのお店は少なくてもインド翡翠やニュージェードを翡翠と偽ってないことになります。
ジェダイトとネフライトを分けて表示しているかも確認してください。希少性からすればジェダイト
のほうが高価ですから、二つの石を翡翠として混ぜて売るのは適切ではありません。
このように商品名ではなく、正式な天然石名をきちんと表示している店で購入するようにしましょう。
ただし、あくまでも信用できる店かどうかの基準です。前述したようにプロの鑑定士ですら見間違うことがある石ですから、お店自体が気がつかずに販売している可能性もあります。
最終的に一番確実な方法は鑑別書がついている翡翠を購入することです。
偽物も多い石なだけに高価な翡翠には鑑別書が付いていることも多いでしょう。鑑別料がかかりますからその分予算が必要ですが、最も安心な方法です。
まとめ
このように翡翠はジェダイトもネフライトも水晶と並んで万能と言っても良いパワーストーンです。
宝石品質で希少性の高いジェダイトは高価ですが、ネフライトなら手に入りやすいでしょう。
偽物や名前だけ「翡翠」と名付けられた石も多いので、購入するときはきちんとジェダイト(翡翠輝石、硬玉)、ネフライト(軟玉)と天然石名を表示している店の方が安心度が増します。
ただし、本当に見極めが難しいパワーストーンですから、確実に本物を入手したければ鑑別書がついているものをおすすめします。
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