かつて、『男は背中で語る』という言葉がありました。
元々の由来は、第二次世界大戦前から戦後しばらくの間は、男子たるものは国を守り、そして愛する人や家族を守らんとするする誇りと逞しさ。言葉語らずとも、内に秘めたる優しさを現す言葉として評されてきました。
そのくらい背中は、体の中で重要な場所の1つです。ただ、背中で語るモノが解らなくても、本人も知らない内に語っている証は確かに存在します。
それが、背中にあるほくろ。
この記事では背中の位置にあるほくろから分かることについて、書き記していきましょう。
①脊椎上部にあるほくろ
何事に対しても真剣に取り組む人は、自然と姿勢が良くなり、脊椎もまっすぐになります。
そんな脊椎の上部に、黒々としてツヤがあり、盛り上がりのあるほくろ(活きぼくろ)があるのは、前向きで情熱的な証。どんな困難に遭遇しても決して屈するコトがない、逞しい情熱と行動力を兼ね備えているでしょう。
脊椎に活きぼくろがある人は、男女共年齢に関わらず、頼り甲斐のある雰囲気を醸し出していて、目上の人からの評価がかなり上々なタイプ。
人相学においては、目と眉が離れている、眉が濃くて太い一文字眉などの特徴があると、よりその傾向が高まるでしょう。
脊椎上部にあるほくろは、基本的に仕事運の良さを暗示しています。が、その反面で自分の能力を過信しやすく、独断で暴走しがちな欠点も併せ持つ傾向も。その結果、目を掛けてくれた上司との関係が破綻して、左遷もしくは辞職を余儀なくされた…なんてコトになる怖れもあるでしょう。
脊椎上部のほくろが盛り上がりに欠け、色も黒っぽくない茶色や灰色に近く、形もいびつなほくろ(死にぼくろ)であった場合、やり過ぎな言動で、せっかくの能力を活かせず挫折する傾向が。
このほくろの持ち主は、仕事に対するやる気と情熱は本物なのですから、後は度を越しての言動は控え、仲間との協調を心がければ、運気は安泰するでしょう。
②肩甲骨にあるほくろ
続いては、肩甲骨にあるほくろを見ていきましょう。
肩甲骨のほくろは、交際上手・付き合い上手の証。誰ともでも仲良くなることが出来る、社交上手なタイプでしょう。
職場以外でも、広い人脈を短い間に築きあげるコトが得意な面があります。それらを駆使して貴重な情報を入手したり、キーパーソンとなる人物に接触するコトも可能でしょう。
肩甲骨にあるほくろの持ち主は、会社員も悪くはないですのですが、自ら商売を起こして経営するのに向いている相。目と眉の位置が近く、眉周りの肉付けが豊か、丸い眉の持ち主と言った特徴があれば、より商売人としての気質が高まるでしょう。
ただし、肩甲骨のほくろが死にぼくろであった場合は、愛想が悪く、好き嫌いも激しい面と言った面が強調されていきます。自らで直す努力をしていかなければ、対人面でのトラブルが絶えない相となるので、くれぐれもご用心を。
また、肩甲骨の活きぼくろは、副業運の良さも現します。趣味半分、こずかい稼ぎで始めた副業が順調となり、本業を上回る収入アップも期待出来る相。会社との折り合いを大事にしつつ、副業やアルバイトをするコトをオススメします。
ただし、死にぼくろの場合だと、副業を持っても対人面での取っつきにくさから、長続きしない傾向が。
プライベートな人付き合いも悪く、トラブルを起こしやすい暗示があるので、この位置に死にぼくろがある場合は、本業に専念した方がいいでしょう。
③「せき髄」上にあるほくろ
※脊髄(せきずい)を守っている骨が脊椎(せきつい)です。
今度はせき髄にあるほくろです。
せき髄の上にほくろがある人は、自立心が旺盛なタイプ。背中のほくろは、数が多ければ多い程、精神的にタフな傾向があり、人から頼りにされることも多いでしょう。
その中でもせき髄に活きぼくろがある人は、特に華やかで目立つ気質を持っています。自分に秘かな自信を持っている証でもあるので、会社では素直に上司の言うコトを聞けない、勝気な面を持っています。その為、会社勤めが長続きせず、自分で事業を起こす道を選ぶコトが多いでしょう。
人相学の見地からみると、口が大きい、耳が顔の上部についていて、耳輪と穴の間にある出っ張り(耳廓)が飛び出している等の特徴を持っている場合は、より独立心が強くなります。
ただし、せき髄上のほくろが死にぼくろだった場合、その目立つ言動から、周囲のやっかみを受けやすくなる怖れも。独立するにせよ、しないにせよ、人間関係には人一倍の気配りが必要になるでしょう。
④おへその真後ろにあるほくろ
続いては、おへその真後ろにあるほくろを見てみましょう。
この位置にあるほくろは、ズバリ幸運に恵まれる証。恋愛にせよ仕事にせよ、特に無理をしなくても自分の望みが叶いやすい傾向があります。
紫色でツヤのあるほくろであれば、貴人の相であり、名誉や財産にも恵まれるでしょう。
おへそのちょうど真後ろに、紫色以外の活きぼくろがあれば、対人関係での多額な出費が予想されます。ですが、それらの出費も長い目で見ると、自分の役に立つ活き金となりますので、対人面の出費にはお金を惜しまないよう、心がけましょう。
ただし、これが色の悪い死にぼくろになると、出費が本人の為にならない無駄金になるので、極端な散財にはくれぐれもご注意を。
おへその真後ろから、外れた位置にあるほくろの場合、それが死にぼくろであったら、対人関係で迷惑をかけられやすい暗示があります。信用していた友人、知人に裏切られたり、思わぬトラブルに巻き込まれる怖れも。保証人になったり、借金の肩代わりをするのは、ご法度です。自らの身を守る為にも、時には心を鬼にする構えも大切でしょう。
⑤おへその真後ろから外れた位置にあるほくろ
この項では、おへその裏側から外れた地点にあるほくろを、見ていきましょう。
おへその真後ろから外れた位置にほくろがある場合、運気自体は悪くないのですが、健康面に陰りが出てきます。特に内臓や胃、腸と言った消化器系がウイークポイントとなるでしょう。暴飲暴食や過度の飲酒にはくれぐれもご注意下さい。
背中の腰骨上にあるほくろは、文字通り腰がウイークポイント。姿勢の悪さや、重たいモノを持ち上げたりして、腰に負担をかけ過ぎない様、日時生活ではご注意を。
腰骨上の活きぼくろなら、まだ回復も早いでしょうが、これが死にぼくろだった場合は、治療が長引いた上、再発する怖れがあります。
背中で、肩甲骨と腰の間にあるほくろが死にぼくろだった場合は、過労や暴飲暴食などが、特に体に負担をかける怖れも。仕事や飲食で、自らの身体に負担をかけすぎない様、くれぐれもご注意下さい。
⑥お尻との境にあるほくろ
この位置にあるほくろは、芸術的な才能に恵まれている証とされます。豊かな感受性を持ちます。物事や人の好き嫌いが明確で、ハッキリした性格の人が多いと言われています。ハッキリとした性格な分、裏表がなく、周りから信頼されます。
ただあまり正直過ぎたり、言葉を選ばないもの言いによって、相手を傷つけたり怒りを買うことがあります。普段から言動には注意する必要があるかもしれません。感情の起伏が激しいわけではないのですが、喜怒哀楽を豊かに表現できます。
感受性の豊かさは、優れた感性にもつながるので、芸術的な才能を秘めていることが多く、その分野で活躍が期待できます。いろいろなことに気を遣ってしまう面があり、人と接することが辛くなることもあるようです。旅行などでリフレッシュするとプラスのエネルギーがチャージされ、精神的に安定します。
⑦腰の脇にあるほくろ
この位置にあるほくろは、浮気性の傾向が強いとされます。自分磨きに余念がなく、自分のルックスやファッションには手をかけ、その努力は惜しまないようです。恋愛運はそれほど強くなくても、自信を持っているので、恋愛のチャンスは多くなります。
何事にも好奇心が強く、いろいろなものに関心を持っています。話のネタは豊富で人を飽きさせないところがあります。健康運は抜群で、体の無理が利きます。性欲も強く、異性に対する目が肥えています。性根が優し過ぎて、元恋人となかなか縁が切れないとされます。新しい恋人ができても、前の関係を引きずることがあります。
特に意識はしていないのですが、時間やモラルにルーズな面があり、周りの人を翻弄させます。SNSに長けていて、小まめにコミュニケーションを取ります。浮気がストレス解消法の一つと言う人もいるようです。
⑧腕の付け根付近のほくろ
この位置にあるほくろは、金遣いの荒さを現すとされます。後先考えずに買い物をすることが多く、金銭面で困ることが多いようです。値の張る買い物も、ついついクレジットにして購入するとされます。気前のよい性格が災いしたり、見栄を張る傾向にあるのでどうしても、金遣いが荒くなります。
交友関係が広く、交際費がかなり多くなるようです。付き合いによっては思わぬ出費になることもあります。ギャンブルでは歯止めが利かなくなることが多く、大損することが考えられます。細かいことを気にせず、お金で解決しようとする面があります。お金で人間関係をつなぎとめようとすることもあります。
人が持っているものを見ると、自分もどうしても欲しくなるので、本当に自分に必要なものなのか冷静に見極める必要があります。人の意見を参考にして、何を節約したらよいかを考え無駄を減らせば、金遣いが落ち着くはずです。
まとめ
いかがでしたか?言葉には語らずとも、背中にあるほくろは性格から幸運、健康に至るまで多くのコトを語ってくれています。
当然、見えにくい位置にあるほくろではありますが、鏡や家族、友人などにチェックしてもらうコトをオススメします。自分自身も気づいてなかった、意外な面が発見出来るかも知れませんよ。