徹底解説！ゴシュナイトの意味・効果・浄化方法・見分け方

無色透明の美しく輝きのある石「ゴシュナイト」。ダイヤモンドのイミテーションと呼ばれているゴシュナイトは本当に一見、ダイヤモンドと見間違えてしまう透明感のある氷のような美しい石です。この美しい「ゴシュナイト」について深く探ってみたいと思います。

エメラルドなどの同種の無色透明や白や薄い色をホワイトベリルと言います。ホワイトベリルは、宝石学上の名前を「ゴシュナイト」と言います。和名でいうところの緑柱石の一種です。

ゴシュナイトの名前の由来は、米マサチューセッツ州のハンプシャー群のゴーシェン町（Goshen）。この場所で初めて産出されました。また、「ルーシドベリル」などとも呼ばれています。かつて、メガネのレンズに使われていた石でBeryl（べリル・緑柱石）と言い、ドイツ語のBrille（メガネ）の意味もあります。古代ギリシャでは、ジュエリーとして使われていました。そして、最初のメガネのレンズにしたそうです。

この石は、セシウムが含有されています。ベリルとは、ベリリウム鉱物で、ベリリウム原料となります。ベリリウムは、金属元素のひとつで、記号はBe。この元素は、期待されてはいますが今のところ実用化には至っていないのです。なぜなら、ベリリウムの粉末は吸い込むと肺が炎症を起こし、呼吸困難になるような毒性があるためです。そして、粉末にしないと加工ができないためなかなかできないそうです。ですから、とても貴重な鉱物で希少性の高い石となります。

アクアマリンと同じベリルファミリーです。独特な硬質の質感です。純粋なベリルは無色透明です。結晶が出来上がるときに、様々な金属の成分が混ざることにより、色も大きく変化をします。ゴシュナイトは、ペグマタイト中に白雲母をはじめ電気石、灰重石、蛍石などを伴って産出しました。ベリルは色彩が異なることで呼び名が付けられています。大きく６種類に分けられます。

水色、青色・・・アクアマリン（鉄による発色）
緑色・・・エメラルド（クロムによる発色）
無色・・・ゴシュナイト（セシウム含有）
黄色・・・ヘリオドール（鉄分による発色）
ピンク・・・モルガナイト（マンガンによる発色）
赤色・・・レッドベリル（マンガンによる発色）

上記のベリルのファミリーを見るとわかりますが、エメラルドが属する鉱物です。ですから、もともとのエメラルドと変わりなく、同種です。ベリルの中でも無色のものを「ゴシュナイト」と呼びます。簡単に申し上げますと、エメラルドの透明色の石とも言えるでしょう。また、無色透明ということですが角度によってはうっすらと水色がかっているようにも見えます。

無色透明のゴシュナイトは、産出量が少ないためにレアストーンとしてコレクターなどに人気の石です。ベリルファミリーのエメラルドやアクアマリンはその色が特徴となります。しかし、ゴシュナイトはダイヤモンドのようなきらめきを放つ無色透明のジェムストーンです。透明度が高く、その無色の透明感はダイヤモンドの次点につくと言われています。ダイヤモンドと見間違うほどの強い輝きがあるゴシュナイトですが、魂を浄化するという石でも知られています。コレクターが好む意味がわかりますね。

・純粋
・優雅
・気品
・上品
・聡明
・幸運
・富
気品があり優雅で美しく聡明さを表します。古くから真理を探究する人が持つと良いと伝えられています。

クリスタルクリアの輝きを放つことから、魂を浄化する石として知られていますが、知的、好奇心を高め信念を持って突き進めます。クリアなゴシュナイトのボディの中には、ネガティブなエネルギーを吸収してくれるエネルギーがあります。ヒーリング効果は高く霊的なメッセージを受け取りやすくなります。健康面でもマイナスのエネルギーを吸収してくれるので心身の不調へのサポートにも効果があります。

また、女性としての気品や優雅さ、聡明さ、若々しさの象徴としても知られている石です。きっと、身に着けるとあなたの美しさや気品を引き出してくれることでしょう。そして、目標に真っすぐに向かう集中力、物事を完成させようとする向上心をサポートしてくれる石です。「真理の探究」をするときに身に着けると良いと言うことが言い伝えられています。

富や財を象徴するパワーストーンですので、金運や財運などの幸運を引き寄せる優れたパワーがあります。必要のないことまで心配してしまう、分析癖がありトラウマなどマイナス思考になる人にも効果があります。偏見を捨てて素直になるように導いてくれることでしょう。魂のエネルギーを高めてから、マイナスエネルギーのネガティブな気持ちから解放されるように努めてください。

※これらの効果は現代医学や科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。

［ゴシュナイト＋ムーンストーン］
女性性を高めるムーンストーンとの組み合わせでいつまでも若々しく美しく優雅さをもたらします。そして、穏やかで優しい気持ちにさせてくれます。

［ゴシュナイト＋スキャポライト］
インスピレーションを高める力のあるスキャポライトとの組み合わせで独創的に自由な取り組みが可能になります。

［ゴシュナイト＋ジャスパー］
精神的な安心感と活力や粘り強さを高めるジャスパーに、ゴシュナイトとの組み合わせにより、更にアクティブな活動をサポートしてくれます。

太陽光に弱いので、長時間の間に直射日光にさらさないように注意が必要です。
その他は、クラスター（さざれ石）、月光浴、塩、水、セージの浄化は適しています。
また、通常に扱っていれば問題ありません。

和名：緑柱石（りょくちゅうせき）
英名：goshenite（ゴシュナイト）
ホワイトベリル、ルーシド・ベルリなどとも呼ばれています。
主な産出地：ブラジル、アフガニスタン、コロンビア、パキスタン、南アフリカ、マダガスカルなど

主な色彩：無色
結晶系：六方晶系
化学成分：Be3Al2Si6O18
モース硬度：７.５～８
比重：２.６３～２.９１
光の屈折率：１.５６～１.６０
複屈折量：０.００８
組成・構成：ベリリウム、アルミニウム、珪素、酸素
　　　　　　Be3Al2Si6O18
劈開性：不明瞭
光沢：ガラス状　不純物が少ない。または、ないために無色となる。
属性：水
対応するチャクラ：第７　
硬度は７.５～８と、トパーズ、スピネル、ガーネット、アクアマリンと同じくらいの硬さです。比較的、硬めの方に属します。屈折率は、１.５６～１.６０と反射する光の量は少なめでトルマリンや水晶に近いとされています。

ゴシュナイトが産出されるときに、インクルージョン（内包物）が入り込んでこの透明の中に他の色が入り、クラック（ひび）が見られることがあります。完璧に無色透明のものは、とても珍しく出会うことが少ないというのは先にもご説明しましたが、このインクルージョンクラックが入っているゴシュナイトが、パワーストーンのビーズなどに加工されて市場に出回ることも多いのです。純粋なゴシュナイトは出会う確率が少ないために、逆にこのような石の方が出会う確率が高いのではないでしょうか。

しかし、インクルージョンを持つものはガーデン水晶のような幻想的なイメージに、クラック入りの石も光の輝きがレインボーをイメージするような美しい色彩の魅力的な石として存在します。パワーストーンの世界では「ファントム・ゴシュナイト」と呼ばれていまして、新たな価値をも見出しています。ビーズに加工された石が、ゴシュナイトとしてパワーストーンのお店で取り扱うことも多いようです。

また、ダイヤモンドに近い輝きを有することから、「模造ダイヤモンド」「ダイヤモンド類似石」と言われています。特徴的な輝きや光沢、透明感は、昔からジェムストーンとしてダイヤモンドと比べられていたのがわかります。そういったことから、ダイヤモンドとして出ている可能性もあります。鑑別書などできちんと確認することをおススメいたします。

ゴシュナイトは、見た目も美しく健康運や女性の美に関連する事にも効果があります。目標達成や金運も良くなると言うとても心強いパワーストーンです。ゴシュナイトの透明感＝心を透明にしてくれるパワーストーンということがわかります。

ネガティブなエネルギーを吸い取ってくれ、精神的にも落ち着きを取り戻し穏やかな気持ちにさせてくれます。ここのところ、運が悪く低迷中だと感じている人には最強のお守りになりそうですね。そして、必要のないことに心配ばかりするような心配性の人にも是非おススメしたいパワーストーンです。

きっと、身に着けると前向きになれそうですね。ただし、現在では産出が少ないようですので見かけた人は少ないかもしれません。出会うことができたら、値が張るかもしれませんがコレクターではなくとも、是非欲しいパワーストーンです。