アゲート（瑪瑙）の意味・石言葉・効果・相性・浄化方法・見分け方

アゲートは縞々模様が印象的な天然石です。
とてもポピュラーなので多くの石好きたちが、ひとつは持っていても不思議ではない石です。染色されているカラフルなものも数多く流通していますので、華やかでユニークです。

アゲートの語源は、シチリア島のアカーテ川の辺で発見されたことから始まり、acate=アゲートと呼ばれるようになりました。

アゲートと聞くと、しっくりこなくとも、瑪瑙（めのう）と聞くと「ああ！」と思う人が多いのではないかと思います。日本人が昔から親しんできた石のひとつです。

鉱物学的には、石英（クォーツ）の結晶が集結し石の洞窟などに形成されます。カルセドニーと同じ仲間ですが、便宜的に縞のあるものをアゲート、縞のないものをカルセドニーとしています。アゲートは無数の肉眼では見えない穴が開いています。この穴を利用して染色する事ができます。

アゲートは人為的に色を入れて流通することが多いのは、染色しやすいからです。アゲートの種類の中には人の目玉のように見える天眼石があります。こちらは、ダライラマも愛用の魔除けに効力のある石として人気です。

またブルーレースアゲートと呼ばれる薄紫や空色のアゲートは、天眼石とは違い癒し効果満点です。アゲートは、模様や色が多彩なので同じ種類の石でも色合いや模様の出方で、全く違う趣きを持つ石です。アゲート好きは多様性の虜になる所からはじまります。いつまでも眺めていられる飽きの来ない石です。

アゲートは古い時代から、お守り的な意味合いで大切にされてきた歴史があります。アゲートには大地のパワーが宿っていると信じられてきました。

古くから、大地に根付くというテーマを持つ石なので、属性は土に分類されるでしょう。夢想とは逆の現実的な理想や願いという意味が強い石です。

古くから日本でも瑪瑙として、祭祀の場で用いられたり、装飾品として親しまれてきた歴史があります。古代エジプトやギリシャでは治療薬としても使用されてきました。

アゲートの石言葉は「勇気」「対人関係調和」「長寿」「健康」など様々です。統一性はありませんが、どれも人間が願ってやまないことばかりです。

アゲートは多くの人の希望的石だったことがうかがい知れます。現代においても、非常に手に入りやすい石なので、石言葉を参考に、アゲートをいくつか持っていると安心感があるのではないでしょうか。

また、アゲートはその色によっても細かく石言葉が分かれています。そうした多様な種類のアゲートを、用途によって使い分けて使用すれば心強いこと間違いなしです。常に人間の目線と共に、共存共栄してきた石なのです。そして、それはこれからもきっと変わらないはずです。

アゲートの効果は、地に足のついたしっかりとしたビジョンを持ち主に与えるところにあります。大地と関わりの深い石なので、夢想家の対極にある石です。

自分自身の芯があやふやで、曖昧な所があるという人に、夢や希望は努力に裏打ちされたものなのだと、現実を見せてくれるのです。しかし威圧感は皆無です。自然とそのように仕向けてくれる、という表現が一番近いかもしれません。

ポジティブなエネルギーと共に落ち着きをも与えてくれますので、大人になりきれていない人を年相応な感覚に導く石でもあります。身近に自己変革を促したい相手がいるときに、さり気なく贈ってみるといいかもしれません。

アゲートは健康全般に感受性が高い石なので、気持ちも前向きに健康対策に取り組めるようになるのです。またストレスからの不眠症も、アゲートの持つ積極的な力で心を安定させてくれることでしょう。

※これらの効果は現代医学で証明されているものではないため、ご注意下さい。

アゲートはそれこそ、無数に同じ仲間の変化球のようなアゲートが存在します。
こうした同じ仲間の毛色の違うものを、上手く合わせてブレスなどを組めばパワーストーンとして力を発揮します。相性も同じアゲート同士が、まず良いと言えます。

大地の力をより強めて、しっかりと大地を踏みしめる。こうした効果が強くなり、動じない肝の据わった自己を確率できるはずです。

【精神を落ち着かせる】グリーンアゲート・モスアゲート・水晶
【積極性を持ち成功を勝ち取る】ファイヤーアゲート・レッドアゲート・水晶

アゲートの中でも似たような色の傾向の石は、やはり同じ意味を有してします。相性も双子の兄弟にも似た親和性、同一性を秘めます。

ただ、同じ石の仲間だけで構成してしまうと、そこに偏りが生じてしまいがちです。

そこでどんな石にも波長をあわせる事ができる水晶を組み合わせる事で、意外性を持たせることが
できます。これは、どんな天然石の中でも格別に波動の高い水晶だからこそできることだと言えます。

逆に相性の悪い石は何かと言えば、クセの強い石です。例えばファイヤーアゲートは、燃え盛る炎を内包したような石です。情熱的で激しい印象の石なので、同じように自己主張が激しい石は避けたほうがいいかもしれません。意味の強い石には受け身な石を合わせることが、一番安全です。

アゲートは紫外線に弱い性質を持っています。日光浴には向いていない石と言えます。もし浄化したいときには、月光浴やホワイトセージの煙での浄化などが良いでしょう。

特に大地のパワーを持つホワイトセージの葉を焼いてその煙で浄化する方法は、アゲートの持つ大地とのつながりを強固にします。

属性が地であるアゲートは水の浄化よりも、大地に根ざした浄化が一番合います。月光浴の浄化の際も、プランターの土などの上に置き、月の光を浴びさせてあげてください。

アゲートは縞模様が独特で、複雑で繊細です。偽物を作るのは困難であること、さらに、アゲートがそこまで入手困難な石ではないことから、偽物が流通することの少ない石です。

しかし、アゲートはその殆どが染色されていると言っても過言ではないくらい染色加工されています。縞をより浮き立たせるために色を入れている場合もありますし、天眼石などはその神秘性を高めるために一度焼いて縞を浮き立たせます。こうした加工をもって偽物と言う場合もあります。

しかしアゲートを使用しているのであれば、偽物ではなく化粧をしていると思ったほうが良いでしょう。染色されているからといって、効果が損なわれるということはなく、寧ろその力を増幅させるという側面もあります。

また、希にガラスで出来たアゲートも存在するようです。この場合は水晶で擦ると偽物は容易に傷が付きますので判断できます。本物は、水晶を擦っても傷がつきません。また木に擦って熱くなるものは偽物、温度に変化がないものが本物だとも言われています。

疑わしい場合には、水晶や木で擦ってみてください。

アゲートは模様が美しく、波紋のような年輪のような、不思議な縞々が人の心を掴んで離しません。いつまでも見つめていたいと思える天然石です。

魔除けから精神安定と意味にも幅があり、ネガティブな思いから自分を開放してくれる石です。色も様々ありますので、気分により今日はこれというふうにアゲートを楽しむこともできます。同じ種類とは言え、楽しみのバリエーションの裾野が広いのは嬉しいところです。