アベンチュリン（砂金石）の意味・石言葉・効果・相性・浄化方法・見分け方

緑色というのは、精神を安定させる効果があると言われて久しいです。ストレスが溜まると、緑の多い場所に身を置きたくなるのはまさにそういった作用があることを潜在意識が知ってるためでしょうか。

天然石においても、アベンチュリンなどは持つ者に癒しを与えてくれます。

アベンチュリンは、和名を砂金水晶といいます。アベンチュリンと聞いてまずイメージを持つのが深い緑の石だと思います。

実際にアベンチュリンと言うと、緑の砂金水晶を指すようです。しかし、赤いアベンチュリンもあるそうです。ここでは主に緑のアベンチュリンについて説明したいと思います。

アベンチュリンは、小さな粒子が輝くという意味のアベンチュレッセンスから来た名前です。石英の中にゲーサイトやヘマタイトなど鉄の成分を含んだものを主にアベンチュリンと言いましたが、その後、緑色の石英の中にフックサイトを内包し、輝くものもアベンチュリンと総合して呼ぶようになりました。

ということで、正確な鉱物名はクロム雲母（うんも）入り珪岩（けいがん）という難しい名前になります。英名も長めの、グリーンアベンチュリンクォーツァイトとされます。

色合いといい雰囲気といい翡翠と間違われることもあり、インドにおいてはインドヒスイという名称まであります。鉱物的には全く違うのですが、本物の翡翠は大変高額になりますから、アベンチュリンを代用して仏像の目の部分にアベンチュリンを入れたりしているそうです。

硬度は7となり、衝撃で欠けるほど柔らかくもなく、硬すぎるということもありません。インドでは仏像関係で加工するのには丁度よかったのかもしれません。

アベンチュリンはインドにおいては、神聖な石のひとつとされました。仏像の眼に用いる事で使用されることが多かったからです。

遍く人間を慈悲で導く仏の眼には、大変大きな力が宿ると信じられて来ました。ということで、アベンチュリンには神秘的な慈悲という意味が込められています。その慈悲は人間の生活全般に及びます。

石言葉も「真理の洞察」「対人関係改善」「家庭円満」「疲労回復」など広い意味の言葉で彩られているのが印象的です。緑色の深みとその深みには似つかわしくないほどの、キラキラ感が癒しと希望の両方を悩める人に与えてくれるのかもしれません。

アベンチュリンがあれば、家庭の調和も、外での人間関係も、体の健康状態もカバーできるのでお得感のある石です。

しかも、真理を探求したいという、哲学的なスピリチュアリストにも最適な石ともなれば、是非とも欲しいと思ってしまう石です。

仕事や勉強の疲れを感じた時に、そっと手に取り、おもむろにアベンチュリンを光にかざすと、ほのかに輝き放ちます。その輝きをみているだけで、精神が癒され肉体も癒されるのは不思議です。

肉体が疲弊すると、人にキツくあたるようになります。心身を癒すといわれるアベンチュリンは、精神と肉体のバランスを調整し、対人関係を良好にしていきます。

アベンチュリンは人間の7つあるチャクラのうちの、第4チャクラ胸の間にある重要なチャクラに呼応します。このチャクラは人間の喜怒哀楽の感情や、愛や希望といったものを司ります。

毎日の生活に忙殺されて、感情の出し方が分からなくなってしまった現代人にとって一番必要とされている部分です。また愛や希望という目には見えないけれども、宝物のように輝くものと呼応しているというのは、まるでアベンチュリンのキラキラ輝くレッセンスそのものといえます。

人の持つ綺麗な部分と遺憾無く繋がることができるという点で、アベンチュリンは非常に優れた石なのです。

肉体面では、心臓が弱くなり心配なときや、気管支喘息を持病として持っている人には安心感を与えてくれる石です。

他にも人間関係を円滑に行かせたり、家庭内のトラブルを深刻になるまえに回避してくれたりと、全てに対して調和的にまとめあげてくれる石と言えます。最近人間関係がギスギスしているなと感じることがあったら、アベンチュリンを身につけていると余計な一言に抑制力が働くようになります。

自分を省みて余裕がないなと思う時こそ、集中的にアベンチュリンを持ちましょう。きっと頼もしい味方になってくれます。

※これらの効果は現代医学・科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。

アベンチュリンは平和的な調和の性質を持つ石です。相性はやはり同じように、人に優しさと安心感を与える石が良いでしょう。

【仕事の人間関係調和】アベンチュリン・クリソプレーズ
【恋愛や夫婦関係を円滑にする】アベンチュリン・ローズクォーツ

アベンチュリンと同様に緑色の石であるクリソプレーズは明るいアップルグリーンが優しげな印象です。アレキサンダー大王が愛した石としても有名で、戦において全戦全勝したのは、アレキサンダー大王がベルトにクリソプレーズをはめ込んでいたからだと言われています。

現に、ベルトにつけていたはずのクリソプレーズが紛失すると途端に負け戦に転じたとか。そんな勝負運と仕事運を持つクリソプレーズは怒りを鎮めるという作用もあり、アベンチュリンの優しい慈悲深い波長と相まって、仕事の成功と仕事に関わる人間関係に亀裂を生じさせないという効果があります。見た目も同じグリーン系なので、合います。

もうひとつはアベンチュリンとローズクォーツとの相性です。アベンチュリンは家庭調和に良い石ですが、ローズクォーツも家庭内の調和に効果があります。また結婚以前の恋愛に関してもお得意分野です。親しき仲にも礼儀有りの通り、一番近くいるからこそ、伴侶と喧嘩になることがあります。そんな諍いと喧嘩のタネを滅してくれるのがアベンチュリンとローズクォーツなのです。

アベンチュリンは、嬉しいことに浄化方法のタブーがありません。
天然石の浄化方法の全てが試せます。その中でも、アベンチュリンは緑の輝く石なので、大地に根ざした浄化方法と相性が良いです。

日当たりの良い土の上に置き日光にて浄化したり、天然水に浸すことで浄化したりと自然の中にて浄化することをおすすめします。塩での浄化も心配ないので海に持って行き海水ですすいでみるのも大海原のエナジーが吸収できて良いかもしれません。

アベンチュリンは、グリーンの石英にヘマタイトやゲーサイトさらにフックサイトが入ることで太陽にあてると、輝きを放つ石です。暗い場所においてはただの緑の石なので、偽物としてグリーンクォーツが流通することがあります。

しかし光にかざしたときに、本物のアベンチュリンであればアベンチュレッセンスと呼ばれる、ギラリとした輝きが見られますので偽物は容易に見破ることができます。

その他にも、ビーズの一連買いの際このアベンチュレッセンスがあるものとないものが混在してひとつにまとめられて販売されることがあります。これは意図的なのかどうかわかりませんが、本物のアベンチュリンとそうではない石が混ぜて売られているということです。

このようなトラブルを避けるためにも、購入前にひと粒ひと粒、光にかざして慎重に確認作業をした方が良いでしょう。

ネット購入の場合その確認が出来ませんので、写真などを確認しバラ買いするのが安全です。

アベンチュリンの魅力は、何といっても落ち着いた緑の中にキラキラ光るレッセンスがあることです。まるで森の中で、常緑樹たちが太陽光に照らされ、輝く様を見ているような、光輝の森を閉じ込めたような感覚になります。

自分には調和が必要だと思った時に、携えて欲しいと思います。