さざれ石の浄化方法・使い方！種類・寿命・時間・手入れ頻度

パワーストーンの浄化には“さざれ石”。あの小さな粒に効果があるの？と思う人もいるでしょう。

“さざれ石”とは漢字で「細石」と書きます。浄化用“さざれ石”とは浄化力の高い水晶やアメジストなど鉱石を加工する際に出来た破片、屑などの小さな粒です。

細かくなってもパワーストーンであることには変わりません。浄化用としてだけでなくインテリアにも大活躍。ここでは“さざれ石”の活用法をご説明します。

小さく細かい粒でも“さざれ石”も立派なパワーストーンです。平均5mm～15mm程度の大きさのものを“さざれ石”と呼んでいます。

確かに、その小さな1粒は大きな塊と比べれば弱く小さいエネルギーかもしれませんが、集まればそれ相応の効果が期待できます。さざれ石を集め同じ重さの塊にするとなかなかの大きさとなります。小さな粒のひとつひとつからしっかりとパワーを発しています。　

水晶やアメジストなど浄化効果の高いさざれ石をの中に、いつも使っているパワーストーンを置くだけで石に溜まったマイナスエネルギーを浄化し、循環と気を整えパワーチャージ。効果と輝きが回復できます。

100グラムほどあればブレスレット1つは浄化できる量です。もちろん、室内のインテリアとして使用しても、その周囲の空間と人や植物などをしっかり浄化してくれます。

浄化用のさざれ石は水晶がオススメ。鉱石の性質を気にせずほとんどのパワーストーンを浄化できます。また、アメジストでも対応できます。パワーストーンを扱っているショップでなら水晶やアメジストのクラスターは大抵扱っているので、簡単に購入できます。その浄化方法もいたって簡単です。

まず、さざれ石を器に盛ります。器はお皿でも御茶碗のようなものでも構いません。平たい貝殻や木の器もオススメです。

器を利用するポイントはガラスなど透明なものか陶器は柄などが無いものがシンプルなものがベストです。また、日頃食器などに使用しているものではなく、パワーストーン専用の器を用意しましょう。

その中にさざれ石を敷き詰め定期的にパワーストーンを置くだけ。さざれ石の量に余裕があるならパワーストーンを埋めるのも効果的です。特にパワーストーンが元気がないように感じたらなるべく早く均等に浄化させるため、この方法をおすすめします。

さざれ石でパワーストーンを浄化する時間は種類や状態によって若干の違いはありますが、平均6時間が目安。ですので、自宅に帰ったらパワーストーンをさざれ石の上に一晩置き、翌朝また使用するような習慣にすると良いでしょう。

パワーストーンがとても疲れているように感じたり、持ち主の身に環境の変化やアクシデントがあれば2～3日はさざれ石の上に置いた方が良いでしょう。

また、ずっと使用していないパワーストーンを復活させる場合は、軽く流水で汚れを落とすかセージなどで浄化した後に数週間～1ケ月程度さざれ石でゆっくり浄化。眠っていた力が目を覚まし再び活躍してくれるはずです。

復活のサインは輝きと持った時の感覚です。さざれ石はパワーストーンのベッドのようなもの。小さな力を１つにして心地よい寝床を作りパワーストーンを癒しています。

さざれ石は浄化素材としてだけでなくインテリアとしても最適です。そもそも小さな粒とはいえパワーストーンですので周囲の空間やその場にいる人の気を整え邪気を払ってくれます。

どんな鉱石を加工する際にもさざれ石の素材は出ます。様々な種類や色がありますので、好みの色や希望、空間のイメージに合ったものを選び、専用の器に入れ玄関や寝室、トイレなどに飾ると良いでしょう。

水晶であれば、他のパワーストーンと一緒に自分なりに楽しくアレンジをすれば、オシャレで機能的なオブジェとなります。観葉植物の土の上に軽く散りばめたり、金魚鉢や水槽に敷石にするというのも素敵です。

また水晶のさざれ石はガーゼなどの巾着に入れ、お風呂で入浴剤代わりに使えばヒーリング効果があります。どんな利用法でも、さざれ石自体もこまめに浄化する事を忘れないようにしましょう。浄化を怠れば効力を失くし、タダの砂利になってしまいます。

さざれ石を小さな容器に入れて持ち歩くのも良い使い方です。パワーストーンの様子が気になった時にさざれ石に5〜10分程度でも触れさせるだけで少し回復するはずです。手軽で簡単なパワーストーンの応急処置がいつでも出来るというわけです。

たくさん持ち歩く必要はなく100円ショップなどで売っている蓋つきの容器、ファスナー付きのビニールの袋や巾着やミニポーチなど口がしっかり閉まる布袋などに少量のさざれ石を入れて持ち歩けばいつでも使えます。

浄化だけでなくさざれ石自体もパワーを発していますので、持つ人自身はもちろんバッグの中や持ち物、周囲の人や空間にもさざれ石の効果も得る事も出来るので一石二鳥です。

全ての鉱石を加工する際どんな鉱石にも“さざれ石”は必ず出来ます。水晶やアメジストをはじめ、カーネリアン、タイガーアイ、エメラルド、シトリン、黒水晶など全ての鉱石にさざれ石がありますが、通常お店などで目にするさざれ石は水晶やアメジスト、オニキスが一般的です。

専門店やネットショップでは様々な種類を購入することが出来ます。さざれ石は本来の石の効果を持っていますので、インテリアにはもちろんパワーストーンのアクセサリーを状況によって持てない人でも、さざれ石なら好みの効果のものを小さな袋に入れ持ち歩く事が可能です。

また、複数持ちたい場合、さざれ石同士は混ぜても構いませんが、相性があります。アクセサリーを作る時と同様に石の相性を考え、2～3種類にとどめ、念のため水晶を入れて置くと良いでしょう。また、プラスチックや金属などを一緒に入れるとエネルギーの循環が滞ってしまう事がありますので鉱石のみにしましょう。

さざれ石の寿命があるとしたら…それは小さな粒の中にヒビが入ったり欠けたりした時や浄化した他の石も、さざれ石自体も何度も浄化しても輝きも効果も感じられなくなった時かもしれません。

通常、さざれ石自体をこまめに洗浄し浄化していれば比較的何年も使用でき、すぐに破損に繋がることはありません。

しかし、インテリアとして活用している場合は汚れやホコリが溜まりやすく室内はマイナスエネルギーの出入りも多く影響を受けます。浄化素材として使用している場合も他のパワーストーンが吸収したマイナスエネルギーの影響を受けやすくなります。

小さい粒で気付きにくいため、頻繁に状態を確認しきちんと浄化しなくてはなりません。もし気になるようなら、1年、半年など自分の中で交換のタイミングを決めておくのも良いでしょう。

さざれ石の天敵ともいえる汚れやホコリを除去し、同時に浄化できますので、一番簡単で効率の良い方法です。

さざれ石は細かい粒なので、目の細かい布やネットに入れ、そのまま小さな器に入れて水道水を細くゆっくりと5分程流し当て、綺麗な布で水気を取り自然乾燥させます。ただし、水晶などは問題ありませんが、中には水に弱い石もあるので石の性質に注意しましょう。

さざれ石が重ならず、全て均等に太陽光が当たるように小さなお盆やトレーに広げて乗せ、朝（午前中）に太陽の光に15分～1時間程度当てます。できれば流水などで一度汚れをとり清めた後に、日光浴と併用して浄化した方がより効果的です。

ただしアメジストや色の濃いパワーストーンの一部は、紫外線や熱に弱く変色したり劣化することがあるため、浄化するさざれ石の特性にご注意を。人間同様に石も陽の光で代謝を整えることができます。

月光浴はほとんどの鉱石に可能な浄化法です。太陽が苦手な石でもこれなら大丈夫。特に満月の光が一番月のパワーが強く浄化に適しています。

さざれ石の一粒一粒に均等に月のパワーに当たるようトレーなどに重ならないように広げ満月の夜、窓辺やベランダなど月の見える位置に15分～1時間程度月光浴させます。パワーストーンの位置から月が見えなくなっても心配はいりません。満月の夜は月のパワーが地上にたっぷり降り注いでいます。

ヒーリングチューナーやシンキングボール、音叉なども効果があります。音は波動ですのでパワーストーンの性質を選ばす安心して浄化できるアイテムです。

しかし、音での浄化用アイテムを持っていないという人も多いはず。無理に購入する必要はありません。

ヒーリングミュージックや鈴の音などでも可能です。美しい音色や音楽などには癒しの波動があるので人間が心地よい音はパワーストーンも心地よく気を整え浄化を促進させます。

パワーストーン専門店で販売しているホワイトセージやサンダルウッド（白檀）のお香など浄化効果のある“香り”を焚き、その煙に2～3度ほどくぐらせる事も効果的な浄化法です。

しかし、さざれ石は細かい粒の集合なので均等に上手に煙を当てるのはなかなか難しいもの。そんな時は清潔なガーゼや台所のネットに包み煙にかざします。火の扱い、後始末には充分注意！そして浄化後は窓をあけ換気を忘れずに。

さざれ石の天敵はホコリと汚れとマイナスエネルギーです。粒の集合体なのでホコリの被害は免れません。

特に浄化素材として使用されている場合、他のパワーストーンが溜め込んだマイナスエネルギーをせっせと除去し、時には影響されているので意外と大きなストレスを受けていると考えられます。

見た目に曇ったり、他のパワーストーンの浄化がいつもより滞っているな？と思う前に少なくとも月に1～2度はしっかり浄化してあげましょう。

また、さざれ石専用の器に水晶やアメジストのクラスターや水晶球などを一緒に置いておけばお互いに浄化作用を発揮しますので便利です。こうすれば、さざれ石のエネルギーが完全に滞ることが防げます。さざれ石の浄化はつい忘れがちになりがちですが、こまめに浄化すれば強く長く働いてくれます。

君が代に“さざれ石が巌となる”というような歌詞があります。これは小さな小石も厳しい自然環境の中で偶然が重なり気が付けば一体化して石になり岩となることもあるという意味です。

実際、長い時を経て一体化し岩となったさざれ石が日本の各地の神社仏閣で祀られています。小さなさざれ石でも塵も積もれば山、集まれば大きな力となります。