「土用の丑の日」で知られる「土用」は、四季の変わり目を知らせる期間のことで、年に4回訪れます。よくスーパーで鰻が売られているときに「土用」という文字を目にしますよね。
この記事では、土用期間にしてしまうと運気を下げてしまうという、してはいけないことを解説します。また、今年の土用期間はいつからいつまでなのかや、運気を上げるおすすめの過ごし方などもご紹介します。
土用とは?
土用とは、二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前にそれぞれ約18日間ずつ訪れる、日本の伝統的な暦上の期間です。
「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」とも呼ばれていて、土用というと夏のイメージが強いかもしれませんが、年に4回あります。
土用という名の由来は「土旺用事(どおうようじ)」の略で、土の気が最も盛んになる時期と考えられてきました。
2024年の夏の土用期間はいつからいつまで?
土用はそれぞれ、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の18日間の期間です。その期間は年によって異なります。具体的な時期は以下になります。
立夏前「春の土用」 4月17日頃に開始
立秋前「夏の土用」 7月20日頃に開始
立冬前「秋の土用」 10月20日頃に開始
休息期間?土用期間にしてはいけない3つのこと
季節の変わり目である土用期間は古くから、避けた方が良いとされていることがあります。以下に、土用期間にしてはいけない3つの事柄を具体的に紹介していきます。
■1. 土いじりや草むしりなど土を動かすこと
土用期間中は、土公神(どくじん)と呼ばれる土をつかさどる神様が地中におり、土を動かすことで怒りを買い、災厄が降りかかるという言い伝えがあります。
そのため、土いじりや草むしりなどによって土公神を怒らせてしまうと、災厄が降りかかるという言い伝えがあります。
また、夏の土用期間中は暑さや湿度などによって体調が不安定になりやすい時期です。土いじりや草むしりなどの屋外作業は体力を消耗し、体調不良を引き起こす可能性があるためなるべく避けましょう。
■2. 新しいこと
夏の土用期間は季節の変わり目であり、暑さや湿度などによって体調が不安定になりやすい時期です。新しいことに挑戦することで精神的にも負担がかかり、体調不良を引き起こす可能性があります。
また、集中力が低下しやすい時期でもあるので、この期間中に新しいことに挑戦するのは避けた方がいいでしょう。
近年では、土用期間中の過ごし方も多様化しており、必ずしも新しいことを完全に避ける必要はありません。体調や時間と相談しながら、無理のない範囲で行うことが大切です。
■3. 無理をすること
上記のように、土用期間は土いじりや新しいことは避けるべきだとといわれているのは、季節の変わり目で身体を労わることが大事だから「 土用期間中は無理するな」ということです。
疲れやすかったり身体に不調が出たり、メンタルが引っ張られてしまうこともある土用期間。無理をして何かをやるらいなら、むしろ何もやらなくてもいい期間と思いましょう。
土用期間にはぜひ、自分がやれなかったことではなく、やったことにフォーカスして自分を褒めてあげてくださいね。
夏の土用に開運できるおすすめの過ごし方3選
夏の土用は、心身ともに不安定になりやすい時期とされていますが、開運に向けて行動することで、次の季節に向けて良い流れを作ることができます。以下、夏の土用に開運できる過ごし方を3つご紹介します。
■1. 溜まった疲れを癒す
夏の土用はとにかく休むこと。それが先決です。夏の暑さや湿度、冷たいクーラーなどによって、夏は意外と体力を消耗しています。
土用期間中は、睡眠を十分に取る、栄養バランスのとれた食事を心がける、適度な運動をするなど、溜まった疲れを癒すことに意識しましょう。
また、土用期間に溜まったストレスを解消するのもおすすめ。読書や音楽鑑賞、散歩など、あなたにとってリラックスできる過ごし方を見つけて、ストレスを解消しましょう。
■2. 好きなことをする
夏の土用は、普段はなかなかできない好きなことをする絶好の機会です。
好きなことをすることで、波動が高まり、運気もアップします。ストレス解消にもなるので、思い切ってやるべきことよりも好きなことをやってみるのもいいかもしれません。
ワクワクすることや笑顔になれることをやっていると、今この瞬間を生きることができるようになり、自然に感謝の気持ちも溢れてくるでしょう。
■3. 瞑想をする
瞑想をすることで、心身をリラックスさせ、内面に意識を向けることができます。
瞑想は心を静め、集中力を高め、ストレスを解消するのに効果的な方法です。夏の土用の不安定な心身を整えるためにも、瞑想は非常におすすめ。
夏の土用に瞑想を行う際に意識すると良いポイントは、継続することです。無理をしない程度に、少ない時間で良いので、なるべく継続するようにしましょう。
土用期間に縁起が良い食べ物
⚫︎春土用:2024年4月16日(火)~5月4日(土)
いわし、いくら、いか、いちご、いも、豆腐、白米、大根、かぶなど
⚫︎夏土用:2024年7月19日(金)~8月6日(火)
うなぎ、うどん、きゅうり、すいか、かぼちゃ、梅干しなど
⚫︎秋土用:2024年10月20日(日)~11月6日(水)
玉ねぎ、たこ、たけのこ、大根、青魚(さんま、さばなど)など
⚫︎冬土用:2025年1月17日(金)~2月2日(日)
ヒラメ、ヒラマサ、ひじき、トマト、りんご、パプリカなど
また、うどんも夏の土用の丑の日の食べ物。 さっぱりとして食べやすいため、暑い中でも食が進むでしょう。
まとめ
夏の土用期間は、とにかく心身を休めましょう。大切なのは、自分の体調や心身に無理のない範囲で過ごすことです。
季節の変わり目である土用期間に無理をすると、かえって運気が下がってしまう可能性もあります。
この記事の過ごし方を参考に、あなたに合った方法で夏の土用を過ごしてくださいね。
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