水晶のアクセサリーブランド6つと人気商品

天然石や宝石のなかで水晶ほど魅力的な鉱物はなかなかないでしょう。
パワーストーンとしても浄化、強化、厄除け、ストレスの緩和などほぼ万能といってもいい力をそなえているとされています。またクセのない無色透明なカラーはあらゆるアクセサリーやジュエリーの素材としても重宝されます。

アメジストやシトリン、ローズクォーツなど豊富なカラーバリエーションや、ファントム、ガーデン、ルチル入りなど内包物によってさまざまな表情を見せる水晶は、天然石の王様といってもいいほどです。

多くの鉱物コレクターは「石は水晶に始まり水晶に終わる」とさえ言い伝えています。
しかし、それほど魅力的なパワーストーンでありながら水晶アクセサリーのブランドとなると思い浮かばないのではないでしょうか。

あまりにも汎用性が高すぎるせいか多くのお店で素材やアクセサリーとして扱われていながら、水晶がメインストーンとなるブランドはあまりないのです。

そこで、水晶を主役にしたり重きを置いているアクセサリーブランドを調べてみました。
水晶好きのあなたにおすすめのお店ばかりです。

天然素材にこだわったジュエリーやアクセサリーを作り続けているブランド。
天然石の個性を引き出すために自社独自のカッティングも考案するなど、石へのこだわりが群を抜いています。

同社のブランド「STONE HENGE」から独立した「水晶ジュエリー」は良質のブラジル産水晶をつかった珍しい水晶専門のブランド。
オススメは「水晶キューブデザインブレスレット」でしょう。ジュエリーよりのブランドのために天然石アクセサリーとしては比較的高額な同社の商品のなか、お求め安い値段です。
またキューブカットの天然水晶は透明度が高く素晴らしい品質で、このカットのためにどれだけ大きな水晶原石を削り潰したかを考えると言葉が出なくなります。

採算が合わないので人気があるにもかかわらず生産を一時中断したといういわくつき。天然水晶を証明する鑑別書もついています。
水晶が好きなら一度は手にしたいアクセサリーです。

水晶の産地は世界中にありますが、その中でも特別に有名な場所ヒマラヤ。
「SHAKTI STONE」はそのヒマラヤ水晶に特化したアクセサリーブランドです。

ヒマラヤはその激しい気候のために一年のうち夏の一時期しか採掘ができません。産出する水晶の希少性がよく分かります。同社はその時期に直にヒマラヤへ向かい、掘り出されたばかりの水晶を一つずつ目で確かめて仕入れるのだそうです。

オリジナルアクセサリーは全て紐を装飾状に結んでいくマクラメという技法で作られたハンドメイドの一点物。オーダーメイドも受けているので、世界にたった一つの水晶アクセサリーを手に入れることができます。

人気があるのはやはりオーダーメイドアクセサリーです。
10種類もある紐の色と脇に添える天然石を選ぶだけで、ヒマラヤ水晶をつかったネックレスを作ることができます。販売されているものはどれを取っても一点ものとはいえ、自分の好みを反映したオーダーメイドアクセサリーはやはり一味違いますよね。

ぜひ空に最も近い場所で育つ水晶をつかったオリジナルアクセサリーを手に入れてください。

「Malulani Hawaii（マルラニ　ハワイ）」はハワイを発祥の地とした天然石アクセサリーブランドです。日本にとって最も身近な南国であるハワイは、自然豊かなパワースポット・ヒーリングスポットとしても有名な場所。パワーストーンとも浅からぬ関係の土地でもあります。

そんなハワイに本店を置く「Malulani Hawaii」のアクセサリーは南国特有のあたたかいエナジーに溢れています。カラフルで鮮やかな色彩の天然石を組んだ作品が多いことも特徴の一つでしょう。

作成したアクセサリーをハワイのパワースポットへ持って行き撮影するオプションがあったり、使用しなくなったパワーストーンをハワイの海へ返したりと、興味深いサービスを提供しているところも魅力です。

「Malulani Hawaii」で一番の人気商品は「バースデーオーダーブレスレット」です。
誕生石というと月ごとに分けられた天然石を想像しますが「Malulani Hawaii」のバースデーブレスレットは身につける人の生年月日から第一、第二守護石を選定し、さらに願い事によってパワーストーンをつけ加えます。まさにあなただけのオリジナルな組み合わせができるのです。

さらに特徴的な点はどのような守護石とパワーストーンの組み合わせになったとしても必ず彫刻された水晶を加えること。

店名にも使われている「Malulani」はハワイ語で「神に守られた」という意味を持っています。この言葉を彫り込んだオリジナル水晶を加えることで、守護石の力を強め身につける人の幸せを祈願するのだそうです。

ハワイのパワーが詰まった水晶を組んだパワーストーンブレスレット。なんだかとても効果がありそうですよね。

パワーストーンブレスレットを身につけるとき、よく聞くのは「お数珠みたいでファッション的に可愛くない」という一言です。
特に水晶はその無色透明な美しさから仏像など仏教の宝具を作る素材としても使われてきました。もちろんお数珠の材料としてももっとも一般的な鉱物です。

そう考えると冒頭の一言はまさに的を射ており反論しがたいものがあります。
しかし、ならファッションとしてかわいいアクセサリーを作ろうと思い立ち、試行錯誤されているお店が増えてきています。

「SHINE BELOVED」もその一つ。さまざまなアクセサリーパーツを組み合わせカラーに気を配った、とてもかわいいフェミニンなデザインが魅力的なブランドです。

カテゴリとしてクォーツ系のほかにもアメジスト、シトリン、ローズクォーツといった水晶に分類されるパワーストーンに力を注いでいて、品数が多いのもおすすめな点です。

人気の品はオリジナルデザインのパワーストーンブレスレット。
最近では「Evolution-進化-プロジェクト」と題して従来のデザインをさらに魅力的にしようと試みています。常に進歩を忘れない姿勢がお店への期待を高めますね。

特に目を引く商品は雑誌にも紹介されたという「Love Paradise」と命名されたブレスレットです。
チェリークォーツ、ラベンダーアメジスト、淡水パールといった淡いピンク系のカラーで組み上げて、チャームもつけたブレスレットはステキにフェミニンなデザイン。やわらかであたたかな色合いと質感が包容力すら感じさせます。

女子力アップのパワーストーンブレスレットとして一押しでしょう。

デザイナーの個性と経験が溶け込んだ見事なオリジナルデザインが特徴的なブランドです。
多くの国の歴史や文化を学び歩いたデザイナーが大きな影響を受けたのは、古代から宝飾文化を伝え続けてきたインド。あのカルティエも強い影響を受けたというもっとも古くからダイヤモンドを産出した宝飾王国です。

悠久の時の中で失われていく各国の宝飾技術に注目し、現在に適した形で伝えていくことが「deTiTi」のコンセプトだとか。

その「deTiTi」が展開するブランドの中で、水晶アクセサリーとしてもっともおすすめなデザインは「KIRAN（キラン）」です。

日本の伝統工芸である蒔絵の技術を応用し、漆を使って天然石に純金箔を貼り合わせます。
原石そのままの形状を金箔が強調する様子は、カッティングだけが宝石の美しさではないということを実感させてくれるでしょう。

シンプルでありながら石一つ一つの個性を引き出すデザインは、天然石を愛する人の心を惹きつけて離しません。ジュエリーブランドなだけに値が張りますが、水晶が好きなら憧れるアクセサリーです。

かつてこれほど原石を重要視したブランドはないでしょう。
怪我や破損につながるような部分はカットするものの、ほぼ原石そのままをセッティングしたアクセサリーは専用の箱にしまうとまさしく鉱物標本です。

「標本する、鉱物原石アクセサリー」（NEVE（2016）「ABOUT」＜ https://neve1.stores.jp/about/ ＞というキャッチコピーは伊達ではありません。

特に水晶は原石そのものが六角柱状に美しく結晶する鉱物です。原石アクセサリーにこれほどあう石も珍しいのではないでしょうか。

そんな原石重視のブランド「NEVE」でおすすめはネックレスカテゴリの「両剣水晶ネックレス」です。水晶は基本的に六角柱状に結晶し頭だけがとがった形になりますが、ある条件が揃うと柱の両側ともに先端が生じます。

有名なハーキマーダイヤモンドがこの両頭水晶（ダブルポイント）で、その異名の通りダイヤモンドと見間違うほど美しい結晶です。もちろん希少価値が高い水晶といえます。

両頭水晶の魅力をまるごとアクセサリーにしたものはなかなかありません。パワーストーンとしてみても力の集中する先端が二つあるダブルポイントは強力な水晶といわれています。

珍しい水晶原石アクセサリーを手に入れてみませんか？

以上、6ブランドをご紹介いたしましたが、いかがでしたか？
水晶アクセサリーに限らずブランドはそれぞれコンセプトがありますが、水晶をメインにする場合、特にそのこだわりが重要です。

水晶自体が無色透明であまりクセがない石なので、作り手に強い意思と方向性がないとメインストーンとして目立ちにくいのです。

水晶アクセサリーを探すなら、ブランドのコンセプトにも注目してみてください。
水晶のどこにこだわり、どう表現しようとしているか。パワーストーンとしての水晶が浄化と強化を司るとされているだけに、作り手の想いがアクセサリーへストレートに現れます。

あなた自身のこだわりに合った水晶アクセサリーブランドを探してみてくださいね。