エメラルドというと、ジュエリーのイメージが付き纏います。天然石というよりも宝石として見られる事のほうが多いのかもしれません。
美しい緑色の輝きは、どこまでも澄み渡る草原の緑にも見えますし、クロードモネの描く緑の藻が敷き詰められた優美な池の姿にも重ね合わせる事ができます。
古代から現代に至るまで、エメラルドが廃れたことなどなくいつの時代にも、時代の風の中で愛され育まれてきた稀有な石なのです。
エメラルドとは
エメラルドは、ベリルグループに属す鉱物です。
和名を翠玉または緑玉といいます。
エメラルドは鉱山の火山活動の中で熟成されて緑の美しい石へと変貌を遂げます。火山活動においてクロムやバナジウムを含むことで、緑色になるのです。なので、火山活動によって多くのエメラルド内部には、傷がみられます。傷のないエメラルドはないと言っていいほどです。
美しいエメラルドでありながら、内部に傷の少ないものは高値で取引されます。
エメラルドの歴史は大変古く、古代バビロニアの時代から重宝がられてきた石です。古代エジプトでは、王家のみが許される石とされ、かのクレオパトラも愛した石でした。その後もヨーロッパの王族が王冠などに施した事で、今でも宝物としてヨーロッパの博物館などで展示されるのを目の当たりにすることが多いはずです。
エメラルドの語源は、ペルシャ語またはサンスクリット語でさらにそこからギリシャ語になまりを有し、変化していきました。
最初は緑の石という意味のスマラグドス、次にエスメラルド、最後にエメラルドというふうに変転していきました。
現代に生きる私たちは「エメラルド」で完結していますが、ここに至るまでの道のりは文明の流転にも似ていたのだと思うと、ロマンを感じてしまいますね。
エメラルドの意味
エメラルドは古代エジプト人にとって特別な意味を持った石でした。王家の人々は、それぞれエメラルドを採掘するための鉱山を有していたといいますから、その本気度は常軌を逸していたのだと思われます。
なぜエメラルドにこだわり抜いたのかといえば、古代エジプトではエメラルドが、繁殖と繁栄を現していたからです。エメラルドに守られていれば末永く、未来永劫エジプトの王朝が続いていくと信じられていたのです。
世継ぎを生み出す王家の女性たちは、こぞってエメラルドを身につけました。それは装飾品というレベルを超えて、信仰の領域にまで入っていたのだろうと推測できます。現代に生きる者にしてみれば、美しい緑色の宝石という認識かもしれません。
しかし古代は違っていたと言うことです。日本に置き換えれば三種の神器のひとつである、翡翠の特別性と似ていたのかもしれません。
エメラルドの石言葉
人間と歩んできた歴史が長い分、エメラルドの石言葉も多岐に渡り数多くの、異なる意味の石言葉があります。その中から幾つかご紹介したいと思います。
「宇宙の波動を受ける」「超古代の叡智」「幸福な結婚」「異性との愛情」「無私の愛」「頭脳を鍛える」「病気平癒」「子孫繁栄」
石言葉も多様にあり、意味も一定ではありません。
宇宙や超古代というロマン溢れるものから、結婚という甘いイメージの石言葉もあります。頭をよくする知性に関わる石言葉もあれば、病気を治すという石言葉まで・・ここまでくれば、万能の石と言っていいかもしれませんね。
唯一、魔を封じるような攻撃性の強い石言葉はありませんので、それ以外の幸福と知恵に関わる全てに万能な石というべきでしょうか。
目が覚めるようなエメラルドグリーンの耀きを眺めているだけで、幸運が訪れそうな気がします。昔からエメラルドは、ポジティブなイメージだったのでしょう。石言葉を加味して、プレゼントするときにもエメラルドを選んでおけば意味の多様性から、失敗はなさそうです。
エメラルドの効果
エメラルドの効果は、恋愛運向上から結婚運アップそして、知性を磨くなど、多岐に渡っています。そんな中で、ロックタイプのエメラルドはヒーリング効果が極めて高いと言われています。
より自然なエメラルドは、荒削りのように見えますが、その分本来持ち合わせているエメラルドの力が強化されるのです。ロックタイプのエメラルドは、宝石質のものに比べると黒くくすんだ部分も散見されます。
華やかさとは、距離を置いた石になります。ということで、透明感のある淀みないエメラルドに慣れている人には、人気はありません。
もし健康という面を重視してエメラルドを持ちたい場合は、美しく研磨されたものではなく、自然体の荒々しさを内包したエメラルドをオススメしたいと思います。
従来の結婚や恋愛や家内安全など、女性的な効果を求めるのなら、美しい見た目からして宝石質のものをセレクトしてみましょう。エメラルドのタイプによって効果も変化することを踏まえておけば、自身の身に起きる幸福も感じられやすいことでしょう。
※これらの効果は現代医学・科学で証明されているものではないため、ご注意下さい。
エメラルドの相性
エメラルドは、チャクラで言うと胸と呼応しています。もし心臓に心配ある人がいたら、エメラルドをオススメしたいと思います。
心臓や胸との相性が良いので、あがり症で心拍数がすぐに上昇してしまう人など、ペンダントにしてエメラルドを持てば、心静かに時を過ごすことができるかもしれません。
また、胸=心です。打たれ弱い人などを勇気づける石でもあります。次に方角の相性は、東、東南、南です。エメラルドの置き場はこれらの明るい陽の差す方角に置くことです。
そうすることで、気持ちも晴れやかになり、エメラルドの輝きも増すに違いありません。風水的に、東は仕事運や勉強運を司り、東南は結婚運、南は知性や美を司り、エメラルドの持つ石の潜在意識と合致します。
方角を極めれば、天然石のパワーも更に高まります。風水も頭の片隅に入れておくことで、願望成就の近道になることでしょう。
エメラルドの鉱物情報
エメラルドの硬度は7.5~8で、ベリル(緑柱石)鉱物に属します。ベリルは本来、無色ですが、結晶ができる段階で、クロムやバナジウムが加わり、エメラルドの特徴である緑色になります。
内部に傷が多数あるのが通常であり、傷が少ないものは希少で高価です。
組 成 : Be3Al2Si6O18
比 重 : 2.6 - 2.8
硬 度 : 7.5 - 8
エメラルドの浄化方法
エメラルドは浄化方法に難しいタブーはありません。硬度も硬いので、破損の心配もありません。水による退色も日光によるところの退色も然程心配ないでしょう。
陽の力を秘める石なので、太陽の光を効率よく集める水晶の浄化が良いです。
水晶のクラスターの上に、エメラルドを置いて薄いカーテン越しの日光を浴びせれば、見る見る間に鮮やかな緑が冴え渡ることでしょう。
エメラルドの偽物との見分け方
まず、本物のエメラルドには必ず傷があります。上質なものであっても同じことです。というのも、エメラルドは火山の活動によって熟成されて、美しい緑色になるからです。
その火山活動の最中に、傷やインクルージョンが付くのです。イミテーションのエメラルドには、その傷や内包物が全くありません。鑑定に出せば鉱物学的に、偽物は白日のもとにさらされますが、自分の目で偽物を見分けるには、傷というキーワードを忘れないでください。
ルーペなどで、細かい部分まで観察してください。そこで判断がつかない場合、疑惑が残るとき、最終手段として鑑定に出しましょう。
古代エジプトではペリドットとエメラルドの区別がつかないため、ペリドットも含めてエメラルドと称されていた時代もあります。現代では、ペリドット自体も人気のある存在感のある石なので、これを偽物として流通させるところはありませんが、遥か昔は混合されていた時代もあったようです。
まとめ
あまりにも有名であり、格調高い宝石の一つとして世界中に知れ渡ったエメラルドだからこそ、パワーストーンとしての価値も見直されるべきです。
古代から現代に至るまで、人気の火が消えたことがないのも奇跡です。秘めたる力に焦点を当てて親友のように付き合いたくなるのが、エメラルドなのです。
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