オブシディアン意味とすごい効果！怖い・人を選ぶ・注意点

オブシディアンは、正確には石ではありません。天然ガラスです。
だからこそ真っ黒な中に、ふと見せる繊細さや透明感が印象深いのです。

日本でも黒曜石として知られ、古代から祭祀に用いられた特別なものです。パワーストーンとしても大きな力をもつことから、自然と注目が集まります。天然ガラスではありますが、ここではパワーストーンとして「石」と表現します。

オブシディアンは、火山の活動によって生まれる天然ガラスです。通常は地球の内部に存在していますが、火山の噴火による衝撃で地表に飛び出てきたところ、急激な冷却によって生成されます。

元々は溶岩であったというのも、驚きですね。この冷却状態に入るときに溶岩が外側から冷やされることで、マイクロライトという光学現象が起きます。

オブシディアンのなかには、うっすらと光を秘めたものがあります。その現象は冷却によって、もたらされる自然の悪戯だったのです。和名を黒曜石と言い、日本においては旧石器時代に、矢じりや石器として使用されていました。

ガラスですから割る事で、鋭利な刃物になることを知っていたのです。

硬度は5あります。ガラスですので強くはないですが、意外にも5あったことに驚かれる方もいるかもしれません。

産出国は必然的に、火山の多い所になります。日本は火山大国ですので産出地が55にも及びます。日本人とっては非常に身近な存在であるのが分かります。

オブシディアンは、火山地帯の至る場所から産出されます。そのオブシディアンが、冷却されてガラス質の黒い石になるというのは誠に不思議な話です。

古代の人々は科学的なことを解してはいませんでしたから、さぞ摩訶不思議な現象と畏怖したことでしょう。

実際に、呪術や魔術的な祭祀にもオブシディアンは多用されました。その中でも有名なのが、古代アステカ文明の祭祀でした。

人身御供に捧げられた人間を鋭利に研がれたオブシディアンによって、メスを作り人体を損壊することに使用されたこともありました。こう聞くと、何やら恐ろしげな印象が拭えませんが、世界各国で神秘の石として魔術や祭祀として重用され信仰の対象物にもなったのです。

こうしたことからも、ただならぬ力を秘めたものとしての意味が見いだせると思います。
ダークな面でも使用されたかもしれませんが、もっと純粋な神聖なものとして、オブシディアンが愛されてきたのは言うまでもありません。

オブシディアンの石言葉は、「悪しき習慣を断つ」「ネガティブな思考を変革する」「悪縁を切る」「決断力」などです。

強い石言葉が並びました。
悪しき習慣とは、例えば禁煙したいのにタバコがやめられないとか、ダイエットが食欲に押されて上手くいかないといったものから、現代では危険ドラッグなどのダークな薬物依存を断絶することに功を奏します。

生易しい石ではないので、大きな課題にこそ効果が発揮できるようです。また、心に蔓延る弱々しい自己を変革させてもくれるようです。悪縁を切るというのも心強い石言葉です。

ストーカーなど、たちの悪いものに苦しめられている人には大変励まされる石言葉ではないでしょうか。最後は決断力・・すべての始まりは決断することから始まります。決断を促してくれるのは嬉しいですね。

石言葉の中に秘められた悪への排除力を感じます。この石言葉を心の糧にして、悩みを打開する縁にしてほしいと切に願います。

オブシディアンの効果が最大に発揮されるのは、やはり魔除け的なことです。もちろん、この世ならざるものや生霊のようなものからも守ってくれますが、どちらかといえば人災というもの。持ち主に危害を加える生きた人間から、守ってくれる石です。

持ち主を狙うストーカーや誘拐犯など、まさしく人災とも言うべきものから持ち主を遠ざけるように守ってくれます。また、虹色の光を放つレインボーオブシディアンに至っては、恋愛のしがらみを解くという効果があります。

三角関係や不倫など、逃れられないと思われがちなものから、スッパリ爽やかに持ち主を救い出します。泥沼の中にいて建設的な生き方を取り戻したいという人に、おすすめできます。

生きていれば、多様な人災に巻き込まれることがあります。それは真っ直ぐに生きてきたとしても、起こりうることです。そんなときオブシディアンの出番です。パワースポットと呼ばれる神社などで参拝する際にオブシディアンを携えれば、益々安心感が得られるでしょう。

オブシディアンは石言葉や効果から非常に強いパワーのある石であることがわかります。そのため、怖いと感じる人も多くいます。人を選ぶ石とも言えるでしょう。

オブシディアンは、取り扱いに注意が必要ですが、持つ人を悪い方向に導くような石ではありません。持ち主が自分でも気づかなかった秘められた力を開花させるのに役立ちます。ただ、同時に自分の心の闇も表面化させる働きがあるため、向き合う覚悟がない場合は危険になります。

天然石の中にも、癖のある石があります。扱いにくく、持ち主も覚悟しないと疲れてしまう石です。

オブシディアンは、どちらかと言えば癖の強い石に分類されます。強烈に癖が強いというわけではありませんが、生半可な気持ちで持つと妙に疲れやすくなったりします。

そんなオブシディアンの相性は、水晶です。水晶はどのような癖のある石とでも、喧嘩することがありません。むしろ石の個性に自らを合わせて行ける石なのです。

また、オブシディアンと同じ天然ガラスとの相性も、おもしろい現象を引き起こします。リビアングラスやモルダバイトなどがそうです。宇宙からやってきた隕石が地表に落ちた際に熱反応で出来た天然ガラスです。まずリビアングラスは前世や輪廻と関係しています。

カルマが引き寄せる人災から、オブシディアンと共に持ち主を守り、被害を最小限に押しとどめます。もし、今起きている人災が運命的なものだと感じるならリビアングラスとオブシディアンを合わせて持ってください。

モルダバイトも同じです。カルマを解消するという意味が強いので、持ち主の霊的向上を助けます。オブシディアンの持つ魔除け的効果との相乗効果で、持ち主のマイナスの行動パターンを強制的に矯正してくれるでしょう。

オブシディアンは自助浄化作用があるとされています。ですので頻繁に浄化する必要はありません。浄化するときには塩以外の浄化方法なら全て大丈夫です。塩だけは、変質しやすいので気をつけてください。

またガラスなので割れやすいということは念頭に入れておいて欲しいと思います。水の浄化で手を滑らして割ってしまうことのないように、お取り扱いには細心の注意を払ってください。

もし、浄化以前に壊れてしまったときには、もしかしたら持ち主を守ってくれた証しかもしれません。その場合は感謝して土に還しましょう。

天然ガラスなので、いくらでもガラスの偽物が作れるのではないかと思われると思いますが、オブシディアンにはマイクロライトという光学現象があります。

その繊細な輝きは模倣する事ができません。きちんと輝きを有しているのであれば心配はいりません。むしろ開き直ったような偽物が出回っています。

ブルーオブシディアンと言われるもので、見た目は透明感のあるただのガラスです。マイクロライトもありません。おもに中国が原産地のようです。ブルーオブシディアンというものは存在しませんので、そこは騙されないように注意してください。

また火山灰を混ぜた人口ガラスも流通しているようです。こうなると巧妙ですから、鑑定に出したほうが良いでしょう。疑わしいという直感を信じて行動してください。

古代文明の時代から多くの人々を魅了してきた漆黒の天然ガラス。その美しさには澄んだ輝きがあります。持ち主をただ一途に守ることを天命としたオブシディアン・・人間が介在する厄災に見舞われたなら、どうか迷わずにオブシディアンを手に取ってください。きっとオブシディアンが加護をくれるでしょう。