ミニマリストとは、最小限の物しか持たない人のこと。過去流行語大賞にノミネートされる程、注目を浴びている存在です。
今回は、ミニマリストの中でも男性に特化して、彼らが生活に使う持ち物を紹介!コンパクトで上質な生活を目指すミニマリストを見習い、持ち物を減らす方法についても解説します。
男性ミニマリストの特徴とは?
ミニマリストには、「最小限の物しか持たない」以外にも、「最小限のことしかしない」という意味も含まれます。この両方を追求した結果が、男性ミニマリストを作り上げたと言えるでしょう。男性ミニマリストには、以下のような特徴があります。
・面倒臭がり屋
・効率重視
・好き嫌いがはっきりしている
男性ミニマリストは、究極の合理主義者なのです。面倒臭がり屋で、余計な作業をしたくなくて、徹底的に効率を追求します。そこに好き嫌いがはっきりしている性格が加わり、「嫌いなもの(不用品)は即刻破棄」という行動に出ます。すると、必要最低限の物だけが自然と残るのです。
男性ミニマリストの合理主義は、持ち物だけではなく人間関係にも及びます。嫌い、もしくはどうでも良い相手に自分の貴重な時間は使いません。だけど、大切な家族、友人、恋人には誠意を尽くします。
全持ち物リスト10個【バッグ編】
ミニマリストは普段持ち歩く物も厳選しています。ミニマリストのバッグの中には、何が入っているのでしょうか。
■1. スマートフォン
ミニマリストのバッグには、必ずスマートフォンが入っています。これだけは、持たない選択ができません。なぜならば、スマートフォン1台あれば、多くの持ち物を持たなくて済むからです。ミニマリストはスマートフォンの機能を最大限活用し、手帳やカード類の機能をこれ1台にまとめています。その他、ミニマリストのスマートフォンには、超便利アプリがたくさんダウンロードされています。
■2. スマートフォン充電器
ミニマリストはスマートフォンを最大限活用しているため、電源の消費も激しいです。だから、スマートフォン充電器を持ち歩いています。ミニマリストにとって、スマートフォンの電池切れは死活問題なのです。
■3. イヤホン
ミニマリストは隙間時間を使って、スマートフォンで音楽を聴いたり、動画を観たり、ゲームを楽しんだりしています。そのため、スマートフォンにつなぐイヤホンも持ち歩いています。
■4. 折りたたみ傘
ミニマリストは、物を増やさないための備えもしています。雨が降った時、傘を買わなくても済むように、超コンパクトサイズの折りたたみ傘を持ち歩いているのです。家に普通の傘はなく、どんな天候でも、この折りたたみ傘1つで対応します。
■5. 財布
ミニマリストも財布を使います。財布を持たない選択肢もあるのですが、機能性を考えると財布を使った方が、行動の面でやるべきことを減らせるのです。ミニマリストは薄手でコンパクト、且つシンプルなデザインの財布を好みます。カード類は必要最低限の2~3枚しかありせん。その他の財布の中身は、お札と小銭程度です。
■6. 身分証明書
ミニマリストも身分証明書は常に持ち歩いています。しかし、これも必要最低限で、身分証明書になるものは1種類しかバッグに入れません。例えば、免許証だけ、保険証だけといった感じです。それ以外の身分証明書は、自宅に保管しています。
■7. ミニタオル
ミニマリストは割と几帳面な人が多く、身だしなみにも気を遣っています。だから、ミニタオルは常に持ち歩いています。ハンカチではなくミニタオルを好むのは、吸水性が高く、使い勝手が良いからです。ちなみに、ポケットティッシュは持たず、ミニタオルで代用します。ゴミになるポケットティッシュは、ミニマリストの好みではありません。
■8. シャチハタ印
ミニマリストは行動面でも手間の削減をします。そのため、何かあった時に備えて、自分の苗字のシャチハタ印を持ち歩いています。シャチハタ印は小さくかさばらないので、バッグに入れっぱなしでも全く邪魔になりません。しかも、いざという時に相手を待たせたり、自宅に取りに行ったりせずに済みます。
■9. ボールペン
不測の事態に備えて、ミニマリストはボールペンも持ち歩いています。メモ的なものはスマートフォンで事足りますが、書類等に記入を求められたり、何かを説明するために図を書いたりする時に、ボールペンがあると非常に便利なのです。ちなみに、メモ帳は持ち歩きません。大抵は、その場にある別のもので代用可能だからです。
■10. ビニール袋
ミニマリストのバッグには、ビニール袋も常備されています。エコバッグの代わりで、何か買い物をした時に、このビニール袋を使います。お店から貰うビニール袋は、物を増やしたくないので不要なのです。
全持ち物リスト5個【デジタル家電編】
ミニマリストはデジタル家電も厳選して選んでいます。最低限の家電で、生活を快適にする工夫をしているのです。
■1. 乾燥機付き全自動洗濯機
生活する上で欠かせないのが洗濯機ですが、ミニマリストは乾燥機能付きの全自動式を選びます。これ1台で、洗濯して乾燥までしてくれるので、干すための洗濯バサミやハンガーなどが不要になるからです。更には、行動面でも干す手間も削減できます。
■2. 冷蔵庫
ミニマリストでも、冷蔵庫は削減できないデジタル家電です。外食や総菜があるので、冷蔵庫なしでも生活は可能ですが、必要な時にわざわざ買いに行く手間が発生してしまいます。また、冷蔵庫がなければ自炊もできないため非経済的です。だから、冷蔵庫は必要なのですが、買い溜めはしないので、2ドアのコンパクトサイズを選んでいます。
■3. 電子レンジ
自宅で食事をするのに欠かせない電子レンジは、ミニマリストも良く活用しています。凝った料理はしないので、オーブンレンジではなくシンプルな電子レンジです。電子レンジがあれば、お米も炊けるので電子ジャーも必要ありません。
■4. エアコン
エアコンは、ミニマリストが部屋で快適に過ごすために選ぶ冷暖房器具です。これ1台あれば、扇風機やストーブは不要になります。また、エアコンが優れているのは、部屋の温度を一定に保てる点です。ミニマリストが衣類を最小限にするために、自宅を快適な温度にするのが必要不可欠になります。
■5. ノートパソコン
ノートパソコンも、ミニマリストの必須アイテムです。効率を考えると、スマートフォンだけではなく、パソコンがあった方が断然便利です。そこで、ミニマリストは性能が高くスペースをとらないノートパソコンを、かなり拘って選びます。ちなみに、ミニマリストの部屋には、家電の三種の神器と言われるテレビはありません。なぜならば、テレビ番組もノートパソコンで観られるからです。
全持ち物リスト22個【部屋編】
ミニマリストの部屋は、極限まで物を少なくしています。ミニマリストは生活を便利にする物だけを拘って選び、部屋に置いているのです。
■1. 布団一式
ミニマリストはベッドではなく布団派です。備え付けベッドがない限りは、布団で寝起きします。ミニマリストにとって、ベッドは邪魔な存在なのです。一方、布団はたたんでコンパクトにできるので便利です。ちなみに、ミニマリストは1年通して同じ布団を使います。部屋はエアコンで適温が保たれているので、季節に合わせて布団を変える必要はありません。
■2. ミニテーブル
生活の便利さを考えて、ミニマリストは部屋にミニテーブルを置いています。ミニテーブルがなくても生活はできますが、食事やパソコン、書き物などをする時は、ミニテーブルがあった方が格段に便利です。また、ミニマリストは床に直に物を置くのを嫌います。見た目が雑然とするからです。これも、ミニマリストがミニテーブルを選ぶ理由です。
■3. 引き出し・扉付き収納家具
ミニマリストは少ない持ち物をきれいに整理整頓します。そのために、必要最低限の収納家具を部屋に置いています。これは、部屋にある物の量を考え抜いたサイズで、無駄なスペースがありません。しかも、引き出しや扉付きで、物を入れてしまえば、それが目に見えなくなるデザインを好みます。ミニマリストは物が少ないだけではなく、スッキリとした見た目も追及します。
■4. ゴミ箱
如何なミニマリストでも、生活していれば必ずゴミが発生します。だから、部屋にはゴミ箱があります。ゴミ箱ではなくビニール袋などに直接ゴミを入れた方が、物質量としては小さくなりますが、どうしても散らかって見えてしまいます。だから、見た目のスッキリさを保つために、小さなゴミ箱を置いているのです。
■5. ハンドタオル
ミニマリストはハンドタオルを数枚常備しています。手や顔を洗った時はもちろん、シャワーの後も、ハンドタオルで体を拭きます。バスタオルは収納スペースをとるし、洗濯して乾くまで時間もかかるので、ミニマリストはあえて持たずに、全てハンドタオルで済ませてしまうのです。
■6. クイックルワイパー
ミニマリストはきれい好きなので、掃除をしっかりしますが、使うのはクイックルワイパーです。ミニマリストの部屋は大抵フローリングで、しかも物が少ないので、クイックルワイパーでささっと拭くだけで綺麗になります。ミニマリストの部屋に、かさばる掃除機は不要なのです。
■7. 洗剤類
きれいを保つために、洗剤類も必須の持ち物です。食器用洗剤と、洗濯用洗剤は、ミニマリストでも外せません。
■8. 包丁
徹底的に持ち物を少なくするのがミニマリストですが、自炊するための調理器具は一通りそろっています。ミニマリストはゴミが増えるのを嫌がるので、自炊する人は少なくありません。ミニマリストのキッチンには、万能包丁が1本だけ用意されています。
■9. まな板
包丁があれば、まな板もあります。しかし、ミニマリストが選ぶまな板は、小さくて薄いデザインです。1人分の料理ができれば充分なので、場所を取らないコンパクトなまな板を好みます。
■10. 片手鍋
ミニマリストが厳選して選ぶ調理器具は、片手鍋です。これ1つで炒め物も煮物も作るし、お湯も沸かします。だから、やかんやフライパンは、ミニマリストのキッチンにはありません。
■11. フライパン返し
自炊をするので、ミニマリストのキッチンにはフライパン返しがあります。意外に思うかもしれませんが、フライパン返しは他の物での代用が難しいのです。
■12. スプーン
ミニマリストは食事をするために、やや大きめのスプーンを1つ持っています。やはり、カレーやヨーグルトを食べる時には、スプーンが必要なのです。ちなみに、このスプーンは料理の時におたまの代用品となります。だから、ミニマリストのキッチンにフライパン返しがあっても、おたまはありません。
■13. 長めの箸
食事の必需品、箸もミニマリストの部屋にあります。この箸は、炒め物など料理の時にも使われるので、普通の箸より少し長めなのが特徴です。パスタなどの麺類はこの箸で食べるので、フォークはありません。
■14. どんぶり
自炊をするので、最低限の食器もミニマリストのキッチンにあります。その中の1つが、ラーメン1杯分サイズのどんぶりです。麺類や丼ものを料理したら、このどんぶりで食べます。その他、ありとあらゆる料理が、このどんぶりに盛られます。
■15. 皿
ミニマリストが使うもう1つの食器はお皿です。重ねて収納すれば場所を取らないので、2~3枚の皿を置いています。お米を食べる時、どんぶりが別の料理で使っている場合は、このお皿によそいます。だから、お茶碗やスープ皿はミニマリストのキッチンにはありません。
■16. マグカップ
ミニマリストが何か飲む時は、マグカップを使います。ホットでもアイスでも、マグカップ1つあれば事足りるので、ミニマリストのキッチンにコップはありません。
■17. ティッシュペーパー
ゴミが増えるのも嫌がるミニマリストですが、部屋にはティッシュペーパーを置いています。鼻をかむ時など、やはりティッシュペーパーがないと不便です。また、料理を作る際には、ティッシュペーパーがキッチンペーパーの代用品となります。
■18. 髭剃り
身だしなみを整えるアイテムも、ミニマリストにとって必需品です。男性ミニマリストなので、髭剃りは必ずあります。
■19. シェービングクリーム
髭剃りに必要なシェービングクリームも、男性ミニマリストには必需品です。他に代用できないアイテムです。
■20. シャンプー類
シャワーの時に使用する、シャンプーやボディソープ類も、削れないアイテムです。男性ミニマリストの場合、1回の使用量が少量なので、できるだけ小さいサイズを購入して、場所を取らないようにしています。
■21. ドライヤー
ミニマリストは身だしなみにキッチリなタイプが多いので、ドライヤーも置いています。男性は髪が短いので自然乾燥も可能ですが、効率と時短、そして髪型をきれいにセットすることを考えると、ドライヤーはあった方がが、生活が便利になります。
■22. 歯磨き類
身だしなみで外せない最後のアイテムは、歯磨き類です。毎日の歯磨きは絶対に外せないので、歯ブラシと歯磨き粉は必ずあります。ただし、うがいをする時に使うコップは、手で済ませたり食器のマグカップを使ったりで代用し、置かないミニマリストもいます。
全持ち物リスト16個【衣服編】
日本には四季があるため、実は衣類を減らすのはとても難しいです。しかし、ミニマリストは工夫と合理化を徹底することで、限定した衣類で1年間を快適に過ごしています。また、デザインにも拘っているので、少ないアイテムでも全て洗練されていて、毎日好きな服を着ているのでご機嫌に過ごせます。
■1. 通年素材の半そで下着
「年間通して使える」という基準で選ぶのは、衣類も同じです。ミニマリストの下着は通年素材の半そで。だから、季節によって衣替えは不要です。少ない枚数で過ごし、痛んだ下着は捨てて買い替えます。
■2. ボクサーパンツ
「かさばらずに収納できる」という基準も、ミニマリストは重要視しています。だから、下着はトランクスではなく、フィットするボクサーパンツ愛用者が多いです。
■3. 黒の靴下
靴下は「どんなファッションにも合う」という基準で、黒を選んでいます。デザインも統一しており、全く同じ黒の靴下を数組用意。片方に穴が開いても、同じ靴下なのでもう片方を捨てずに組み合わせできます。無駄を減らし、ゴミになるものを減らすのも、ミニマリストの拘りです。
■4. ビジネスシューズ
仕事上必要な場合に限りますが、ビジネスシューズもミニマリストの持ち物です。質の高さで選んだビジネスシューズは丈夫なので、長く履くことができます。
■5. 拘りのスニーカー
仕事用とは別に、普段用にスニーカーを持っています。自分のアイテムに合わせやすく、履いていて気分が上がるデザインを拘って選び、丁寧にメンテナンスしながら長く愛用します。
■6. 薄手のダウンジャケット
冬の防寒着として、ミニマリストは薄手のダウンジャケットを1着持っています。薄手なので秋から春先にかけて長く着られます。また、薄手でも高品質のダウンジャケットを選んでいるので、真冬でも暖かくて実用的です。
■7. シンプルウールコート
冬の防寒着としてもう1着、ミニマリストはシンプルウールコートを1着持っています。冬のアウターはこの2着で回します。色はブラック、もしくは濃いグレーで、ビジネスにもカジュアルにも合うデザインです。
■8. ビジネススーツ
仕事で必要なミニマリストは、ビジネススーツを持っています。こちらも通年素材です。毎日着るものなので、上質なスーツを拘り抜いて選び、2~3着を着回しています。そのため、ミニマリストは洗練された姿です。
■9. シンプル半袖Tシャツ
ミニマリストの普段着は、シンプルな半袖Tシャツが基本です。質の高さと着心地の良さを追求して選ばれたシンプル半袖Tシャツは、どんな服にも合わせやすい万能アイテムです。夏だけではなく、1年通してインナーとしても使われます。
■10. シンプル長袖Tシャツ
夏以外の時期でミニマリストが愛用するのが、シンプル長袖Tシャツです。1枚でサラッと着ても見栄えするような、高品質の長袖Tシャツを厳選しています。着心地も最高なので、外出時はもちろん、部屋着としても使われています。
■11. シンプル綿シャツ
ビジネスシーンにも役立つシンプル綿シャツも、ミニマリストの愛用品です。基本は仕事着ですが、プライベートで少しかしこまった場所へ行く時にも、合わせやすいデザインを選んでいます。
■12. フリースジャケット
ミニマリストが冬の普段着に選ぶのが、フリースジャケットです。フリースジャケットは暖かく、手入れが簡単で、しかも軽くて乾きやすい万能アイテムです。まだそこまで寒くない季節には、アウターとしても着用します。
■13. スウェットパーカー
長い期間着られるスウェットパーカーも、ミニマリストの愛用品です。裏起毛ではなく、サラッとした素材を選び、夏でも冷房・日焼け対策や、オシャレアイテムとして使います。また、スポーツする時にもスウェットパーカーは重宝されます。
■14. こだわりジーパン
ミニマリストのボトムスは、拘りジーパンが基本です。ジーパンは丈夫でどんなアイテムにも合わせやすく、しかも季節を問わないオールマイティーなボトムスなのです。自分の体型にフィットした拘りのジーパン2本で、ミニマリストは1年を乗り切ります。
■15. スウェットパンツ
スウェットパンツは、ミニマリストが主に部屋着として使うボトムスです。しかし、用途が部屋着でも、デザインと質を妥協せずに選ぶのがミニマリスト。時にはスポーツ時や外出着としても使用します。
■16. チノパン
ジーパンとスウェットパンツのサブ的存在として、ミニマリストはチノパンを1着持っています。チノパンはカジュアルにもきれいめにも合わせられる、便利アイテムなのです。着心地にも拘っているので、家でくつろぐ時にもミニマリストは好んで履きます。
ミニマリストの持ち物の選び方
ミニマリストの持ち物は、少ない分吟味して選ばれています。「何となく」で物を買わないのがミニマリストです。自分にとって本当に必要な物かどうか、常に考えています。ミニマリストの持ち物の選び方は、基準が2つあります。
1つ目は、上質な物を選ぶこと。物が少ないミニマリストは、経済的にも余裕が生まれます。アイテムが少ない分、1つずつ充分にお金をかけられるのです。また、上質な物を選べば、長く使えます。買い替える頻度が少なくなるので、「物を選んで買う」という作業も削減でき、時間と手間の節約ができます。
2つ目は、本当に気に入ったものを選ぶこと。ミニマリストは1つのアイテムをヘビロテします。それなのに、中途半端な物を選んでしまうと飽きてしまい、まだ使えるのに買い替えたい気持ちになってしまい、気分が下がります。そうならないために、新たに持ち物を増やす時は、妥協せず本当に気に入ったものを探すのです。
結果、ミニマリストの周りには、本当に必要で、しかも上質でお気に入りの物だけになります。物が少なくても、ミニマリストは好きな物だけに囲まれているので、毎日をご機嫌に過ごせるのです。
ミニマリストの持ち物を減らす方法とコツ10個
「ミニマリストになりたい」「断捨離してスッキリしたい」と思っても、今ある持ち物を減らすのは、なかなか難しいものですよね。そこで、ミニマリストに近づくべく、持ち物を減らす方法とコツを伝授します。
■①思い出の品はデジタル保存で断捨離
断捨離で最も大きな壁になるのが、思い出の品です。使う使わない関係なく、当時の思い出が詰まっている物は、どうしても捨てるのを躊躇してしまいます。だけど、用途もないのに思い出の品を大切に保存していると、物は減らせません。逆を言えば、思い出の品さえ何とかすれば、後は簡単に物を減らせます。
だから、使わない思い出の品は、思い切って断捨離するべき!思い出は心の中に残っていれば充分なのです。本当に大切な思い出なら、実物がなくてもいつまでも忘れません。それでも、ただ捨てることに抵抗があるなら、写真を撮ってデジタル保存しておきましょう。そうすれば、二次元にはなるけれど、いつでも思い出の品を目で見られます。
■②1年間1度も使わないものは断捨離
思い出の品問題は解決しました!後は、「必要か否か」で物を減らしていけば良いだけです。しかし、「必要か否か」の判断に悩むこともあるでしょう。そこで、「1年間1度も使わない物は断捨離」という基準を作りましょう。春夏秋冬、365日を通して、たった1回の出番もなかったものは、あなたにとって必要ではないものです。
「数年に1度必要かもしれない…」という不安もあるでしょう。それならば、必要になった時に用意すれば良いのです。新たに購入しても良いし、今はどんなものでも大抵レンタルサービスがあります。そもそも「使うかもしれない」と思う物の殆どは、2度と使わずに終わります。
■③何が入っているかわからない場所はそのまま断捨離
物が溢れていると、「あれ?この引き出しに何入れたっけ?」「段ボールの中身がわからない…」という事態になりがちです。ミニマリストを目指すなら、この時点でその中の物は不用品と判断しましょう。中身がわからない場所に、捨ててはいけない重要な物などありません。そのまま破棄して大丈夫です。
ここで、「もしかしたら、捨ててはいけないものが紛れているかも…」「価値の高い物があるかも…」なんて期待をして中を開けると、そこでまた「必要か否か」の判断に悩みます。そして、本当は捨てても問題ない物を無駄に残してしまいます。「一応、まだ捨てないでいよう」と、再びしまい込んだら最後。不用品を抱え込むことになります。
■④同じ用途のアイテムは1つだけにして断捨離
断捨離を進めていくと、同じ用途なのに、なぜか2つ以上あるアイテムが出てくることもあるでしょう。この時、1つだけにして重複するものは潔く断捨離しましょう。「予備にとっておこう…」という考えが過ぎりますが、ミニマリストになりたいなら、ストックは不要です。物を増やすのは、必要な物が壊れて使えなくなった時のみにしてください。
■⑤衣類は全てヘビロテにして断捨離
断捨離で難しいのが、実は衣類です。日本には四季があるため、快適さを求めると、衣類はどうしてもある程度の量が必要になります。だからこそ、衣類を断捨離できれば、一気にミニマリストに近づけます。衣類を減らすために、以下のことを心がけましょう。
・コーディネートに困る服は断捨離
・既にくたびれている服は気に入っていても断捨離
・季節が限定されて着られる期間が2ヶ月を切る服は断捨離
・アウターは2着まで
・部屋着は外出にも使えるデザインを残す
ミニマリストを目指すなら、色々なデザインの服を楽しむのは諦めるしかありません。その代わり、本当に自分に似合う服、あなたが着ていてハッピーになれる服だけを残しましょう。更に、年間通してヘビロテできるようなアイテムを基本にして、夏と冬に足りない分を最低限補うようにすれば、衣類を減らすことができます。
■⑥娯楽品は収納スペースを決めて溢れた分は断捨離
ミニマリストでも、人生を豊かにする趣味などに使う娯楽品は、持っていても構いません。好きな物だけに囲まれるというのも、ミニマリストの美意識です。とは言え、何も考えないと、娯楽品は増える一方です。だから、ルールを決めましょう。娯楽品を収納するスペースを決めて、溢れないように調整していくのです。今持っている娯楽品で、既にスペースから溢れるようなら、取捨選択して処分しましょう。
■⑦とりあえず保存をやめる
生活の中でどんなに買い物を控えても、物は勝手に増えていきます。郵便物や、買い物をした際のレシートやビニール袋、その他仕事関係の書類などです。ミニマリストになりたいなら、これらは手にした時点で「必要か否か」を判断してください。そして不用品は即刻処分です。物を減らすには、常に「これは必要かどうか」を考えるクセをつけるべき。判断を先延ばしし、とりあえず保存をするのはやめましょう。
■⑧通年使えるアイテムを増やす
日本には四季があります。そのため、季節によって衣類や生活用品などが変わります。そのため、一時的に使わない物でも、捨てるわけにはいかず、物を減らすのに限界があります。それでもミニマリストを目指すなら、なるべく通年使えるアイテムを増やしていきましょう。季節によって出したり引っ込めたりする物が減れば、その分収納スペースを削れます。
■⑨使う機会が少ないものはレンタルにする
必要最小限の持ち物で生活していると、イレギュラーが発生した際、どうしても物入りになります。必要に迫られたものが、その時以外での出番が少ないならば、可能な限りレンタルにしましょう。衣類や家電、家具など、多彩なジャンルでレンタルサービスがあります。ミニマリストにとって、レンタルは必須サービスです。
■⑩安易に物を買わない
ミニマリストを目指して断捨離に成功しても、その状態を維持できなければ意味がありません。ミニマリストになりたいなら、安易に物を買わないこと。物を減らすだけではなく、増やさないのが重要なのです。日頃から物を買う時は、「本当に自分にとって必要か」を真剣に考えるクセをつけましょう。衝動買い癖がある人は、一度家に帰って冷静に考える時間を作ると良いでしょう。
「悩んでいたら売れてしまうかも」という危機感は、ミニマリストにとって邪魔な感情となります。万が一「やっぱり買おう」と思った時には、もうその商品が売れていたとしても、それで生活が劇的に不便になることはあり得ません。「縁がなかった=自分には不要だった」と考えて、むしろ物が増えなかったのだと喜んでください。
まとめ
普通の生活をしている人にとって、ミニマリストはとても極端に見えるかもしれません。しかし、ミニマリストの「無駄を排除して効率アップする」「物を選ぶ時は拘りを持つ」という考え方は、見習うべき素晴らしい長所です。不用品排除の思考は、地球に優しいエコな考え方でもあります。
1人暮らしでもない限り、本物のミニマリストを目指すのは、色々な不具合が出るので難しいでしょう。だけど、ミニマリストの生き方を参考にして、生活の向上を目指すのは、あなたに大きなメリットをもたらすのです。