霊媒とは、神霊や死者の霊と意思を通じ、その思いや言葉を人間に伝えることができる媒介者のことをいいます。媒介者の人には、巫女や口寄せなどの人が代表的ではありますが、前世や家系などの遺伝からその能力を持つ人がいるとされています。
霊媒体質の人は、どのような特徴があるのかを詳しくご紹介します。
霊媒体質の意味とは?
霊媒体質とは、霊的なエネルギーを受けやすい体質のことをいいます。霊がみえる人もいれば、霊的なエネルギーを体感でとらえる人や、霊的なエネルギーに影響されやすく、霊障が身の回りで多く起こるなど、何かと霊的な問題が起こりやすい体質のことをいいます。
霊媒体質の人は、霊感が人より高いこともあり、霊に見つけられやすいのです。霊媒体質になると霊の口利きなどをすることができます。
霊媒体質の人が困るのは、悪い霊に狙われてしまうと、低級霊や動物霊などが災いをもたらすこともあるのです。さまざまな霊による現象が起こるのが霊媒体質の人の特徴です。
霊媒体質と憑依体質の違い
霊媒体質は、自分という存在を保ちながら、霊の意思や思いを人に伝えることができます。それに対して、憑依というのは、霊などがのりうつることを言います。憑依される霊は、生霊などの場合もあります。
憑依体質の人は、霊媒体質の人に比べて心身共に弱いところがあります。霊媒体質の人は、日頃から修行などを行い、体力をつけているので、霊に流されることはありません。憑依体質の人は病気しがちで、体力をつけるために鍛えることもしていないので、自分の存在を保つことが困難なことがあります。
また、霊媒体質の人は霊の種類やレベルなどを判断することができますが、憑依体質の人は、霊のレベルやどのような意味を持って自分に憑依しているのか理解できません。なかには、憑依されていることに気づかないことも珍しくありません。
霊媒体質の人の特徴・共通点10個
何かあると全て、霊のせいにするのは良くないことです。現在は、昔に比べてスピリチュアルが浸透している世の中となり、受け入れやすくなったのも事実ですが、間違った解釈や、思い込みもあるようです。そこで、霊媒体質の人の特徴や共通点について詳しくご紹介します。
■1. 感受性が強い
五感はお分かりいただけると思います。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の感覚器が鋭い人は、ちょっとした変化や不一致なことを察知する能力が高いです。誰もが生まれながらに持っている能力だという説もありますが、生きていくうえで不要だと判断される能力を封印するのが人間の特徴のようです。
感受性が強いのは、この感覚器が優れており、不要だと思われていた第六感が働くようで、人の感情を受けやすく場合によっては、人の感情が見えてしまうというのが特徴的です。
■2. 疲れやすい
霊媒体質の人は、自身をコントロールしていても、感覚から捉える情報量が一般的な人に比べて多いのが特徴的です。そのため、同じ環境に身を置いていても疲れ方が異なります。
視覚からの情報や聴覚による情報も一度に処理することが多く、ひどい人は頭痛やめまいなどを生じることもあるようです。色々な情報をキャッチするので、疲れやすいです。
■3. 気分の上がり下がりが激しい
霊媒体質の人が、日頃から鍛えていないと霊の力に左右されてしまうことがあるようです。そのひとつが、感情のコントロールです。
基本的には、修行や心身を鍛えることをしている人は大丈夫ですが、充分でない場合、気持ちのコントロールが難しくなり、難しい人だと周囲から思われることもあります。この場合、修行をすることでコントロールができるとされています。
■4. 身体が冷えやすい
冷え性になりやすいのも女性が多いですが、霊媒体質もまた体が冷えやすく、夏場でも寒いと感じる場面が多いようです。もちろん、夏場はエアコンなどで冷えを感じる人もいると思いますが、暑い時期でも、エアコンなどを使用しなくても大丈夫な人もいます。特に下半身が寒いと感じている人が多いのも特徴的です。
■5. 肩こりが急にひどくなった
現代人は、スマホやパソコンの長時間の作業により姿勢が悪いという人も多く、首の負担が肩にでることもあるようです。
それらの機械の長時間の操作が原因ではなく、突然肩こりが酷くなったりすると、霊媒体質の人の特徴になります。特別な原因はなく、霊障により、肩の筋肉が長時間にわたり、こわばっている状態が続いていることが原因です。
■6. 体調不良だが医師には異状なしといわれる
医学的には体調不良の原因は分からないが、だるかったり、倦怠感に悩まされることが多く、診断では「疲れですね」などと言われることもあるようです。
特別な原因があるわけでもなく、生活スタイルが大きく変化したり、プライベートでもこれまでと変わらない様子だったのに、原因不明の体調不良になると霊媒体質が原因になっていることが考えられます。
■7. 常に静電気による障害がある
静電気は乾燥時期の冬に起こるものだと認識していると思いますが、霊媒体質の人は、静電気による障害が夏場でも起こります。
人も電気を発しており、霊媒体質の人はその電気が多いというのが特徴的です。そのため、乾燥時期だからとか寒いからというのはあまり関係なく、常に電気の障害を受けやすいのが特徴的です。
■8. 家系が霊媒体質
血縁による一種の遺伝のようなものです。多く聞くのは、隔世遺伝といわれ、祖母が霊媒体質だった場合、孫が霊媒体質になることがあるようです。いずれにしても、家系による遺伝なので、生まれ持った能力のひとつというものになります。
■9. 動物に吠えられる、威嚇される
猫や犬を飼われている方が、多くなりましたが、ペットの散歩中などで吠えられたり、威嚇されたりすることがあるようです。昔から、動物には霊などを察知する能力があるといわれています。
人には感じることができないものを感じるので、家にいるとき、飼っている猫が突然怯えたり、逃げたり、部屋の何もない一点を見ているのも霊の存在に気づいているようです。あなたに吠えるのは、あなたの近くにくる霊に対して反応しているようです。
■10. 理由もなく不安になる
何か理由があって、不安になるのは誰もが理解できることでしょう。しかし、霊媒体質の人は、突然、不安に襲われるような現象に陥ります。何かスイッチが入ったように不安に襲われたとき、霊媒体質によるものが原因です。
自分の感情か、そうでないかを理解できるほどしっかりしている人なら、気分を変えることもできますが、そうでなかった場合、不安を抱えることになります。
霊媒体質の人の恋愛・結婚
霊媒体質の方は、結婚生活を良いものにすることが難しいということもあるようです。そのひとつに挙げられるのが、相手に理解されにくいということがあるようです。神に仕える身として、自己を表に出すということに、制限があったのが原因であるということもあるようです。
そのため、犠牲的になったり、自身の意見を持たなかったりして、関係が上手くいかないということがあるようです。
これは、自身を表現することに、感情をブロックされているのが原因であるといえます。しかし、すべての人が結婚生活を上手に送ることができないということもありません。人それぞれであることを充分に理解し、お互い支え合い暮らす人もいます。
霊媒体質になる原因6個
霊媒体質は、一般の人に比べて少し特殊なイメージをされる人もいると思います。確かに、誰もが、死者の声を聞いたり、神様の言葉を伝えることは不可能です。しかし、霊媒体質になる人も、霊媒体質になりたくてなるわけではなく、そこには使命のようなものがあり、特殊な能力を持っているだけなのです。そこで、霊媒体質になる原因をまとめたのでご紹介します。
■1. オーラの光
例え特殊な能力を持っていなくても、頼りになる人や何とかしてくれそうな人に、依存する人がいると思います。それは、死者も同様で亡くなったら生きている人間以上に、気づかれないことが多くなります。
しかし、霊媒体質の人のオーラの光は、死者からみるとトンネルの中から見えるかすかな光のようにみえることもあり、光をめがけて希望を持つ死者が寄ってくるケースもあるようです。つまり、霊媒体質になる人は、私たちにも見えないオーラの光の放ち方が違うということです。
■2. 無駄に優しい
優しい人に何とかしてもらいたいと思うのは、生きている人間も同じです。霊に好かれてしまう人は、この人なら何とかしてくれるかも思って、死者が寄ってくることがあります。物事に同情しやすく、共感しやすい人、無駄に優しい人は、霊媒体質になる可能性がとても高いです。つまり、割り切ることができない人ということです。
■3. ネガティブな感情が強すぎる
ポジティブな発想より、不安症で、心配性でネガティブな人は、霊媒体質になる可能性が高いです。霊にも位があり、高級霊や低級霊といわれる次元の低い霊が存在しています。
ネガティブな感情を持ちやすい人は、低級霊を引き寄せるといわれ、ポジティブな発想をしている人やポジティブな発言をしている人には高級霊が寄ってくると言われています。いずれにしてもネガティブな感情が強いと低級霊がずっとついてくる可能性があるようです。
■4. 身内の事故などが原因で突然なる
これまで特別な能力などが無かったのに、家族の死をきっかけに特殊な能力を身につけるということがあります。幼い頃に両親を事故で亡くしたり、寿命で身内とさよならをするわけではなく、不慮の事故により、特殊な能力を身につけるということもあります。
また、大好きな祖父母の死をきっかけに霊媒体質になったということもあり、身内の死が原因で能力を持つようです。
■5. 前世の内容によるカルマ
人間はなかなか自分の心の持ち方や、考え方を変えることはできません。なぜなら、そこにはカルマという根深い問題があるからです。多かれ少なかれ、人は前世の因縁を持っているとされています。
よくも悪くもあり、前世からの引き続きで霊媒体質になる可能性もあります。また、前世が半ば途中で終えてしまったこととの繋がりで霊媒体質になることもあるようです。
■6. 感受性が強い
子供の頃から人の感情が、見えてしまうという能力を持っている場合もあります。子供の頃から大人には理解できない体験をしていることも多くあるようで、動物や植物などの感情のようなものを伝えてくる子どもがたまに存在しています。
このような現象も持って生まれた感受性の高い人は、大人になって霊媒体質になるのです。
霊媒体質のメリットは?使命が分かる?
霊媒体質の人の使命は、人の役に立つことです。生き別れになった家族が死者となり、気持ちの整理がつかない人は、死者の声を聞きたいと思っています。自分には特殊な能力がない、だからこそ、死者の声を聞ける人に聞きたいと思う人がいます。
そんな困っている人に霊媒体質の人は、自身の持つ能力を発揮し、役に立つというのが使命でもあります。霊媒体質の人は、特殊な能力を持つことで、メリットよりデメリットだと感じる人がいますが、自身の持つ能力により、悩みが解消される人や、安心される人がいるのも事実です。
そういう人達を笑顔にできることは大きな徳を積むことになります。徳を積むというのは、大きなメリットなのです。もちろん、使命を放棄しても問題はありません。人生は自分で決めて良いのです。
霊媒体質の能力を活かす方法2個
霊媒体質の能力をどのように活かせばいいのか、迷う方もいると思います。特殊な能力を持つ人に抵抗を感じる人もいます。昔は、自分とは違う能力を持つものを排除する世の中でした。そのような仕打ちを受けることに怖さのようなものを感じることもあります。そこで、霊媒体質の能力を活かす方法をご紹介します。
■1. 自分のエネルギーの状態を客観的にみることができる
霊のエネルギーは、現在の自分のエネルギーと同じ波動を引き寄せます。つまり、あなたの今の状態を客観的に判断することができます。人は自分のことを意外と知らないものですが、質の悪い霊的なエネルギーを感じたとき、自分の中にあるネガティブな感情に気づき行動を変えることもできます。つまり、軌道修正をしやすいということです。
■2. 人の役に立てる
霊媒体質の人は、その特殊な能力を使って、人の役に立つことが可能です。基本的に人の役に立つことを好むのも、霊媒体質の人の特徴です。世話を好きなあなたの能力を、誰かのために活かすこともできます。
誰にでも持っている能力ではないので、その特殊な能力を使って人を笑顔にできる切符を持っているのも、霊媒体質の人の能力を活かす方法のひとつです。
霊媒体質を修行で改善・克服方法6個
霊媒体質の人は、日頃から心身共に健康であることが大事です。特殊な能力なので、霊のエネルギーを感じたとき、自身を見失わずにいるのに体力が必要になってきます。霊媒体質を修行で改善し、克服をする方法についてご紹介します。
■1. 心と体を鍛える
霊のエネルギーに関わろうとするには、体力が必要となってきます。それは、心と体の両方を鍛える必要があります。流されないことは本当に大事です。より良く生きるための道漂となるのが、信仰心です。
自身が信じる教えを取り入れてきた人は、強い心を保たれていると思います。もちろん、積極的に宗教をとり入れないとダメということではありません。弱みに付け込まれない自身の強い心を鍛え、どんなエネルギーにも左右されない精神と体力が必要なのです。
■2. 素直に笑顔で過ごす
人は、その時にあった仮面をつけてしまう癖があります。本当の自分を知られたくないから壁を作るのも、見栄を張ってしまうのも、努力していることを認められたくて、攻撃的になるのも素のままでいられずに仮面をつけています。
人間は感情によって左右されることもが少なからずあります。すべて感情が悪いわけではありません。素直に笑顔で過ごすことが人間にとっての最大の修行かもしれません。どんな時も笑顔を絶やさず流されないことです。
■3. 部屋をキレイにする
生活の乱れは、心の乱れという言葉があります。神社やお寺では毎日掃除をします。何時間もかけてとにかくキレイにします。汚い神社や手入れのされていない場合、お彼岸の時に訪れたお寺が、汚かったらどうでしょうか。
汚い部屋や掃除されていない部屋はどうでしょうか。修行は、遠くに行って厳しい体験を繰り返すだけが修行ではありません。生活環境を整え、日々掃除や手入れをし続けることも修行なのです。
■4. 身を清める
神社などでは、半期ごとにくぐりの輪を設置します。半期分の溜まった禊をするために、神社へ参拝に訪れた際、禊を行い、身を清めるのです。霊媒体質の人も、積極的に身を清めると良いです。その方法のひとつが滝行、護摩焚きなど、さまざまな清め方があります。
ネガティブな感情を持たずにいるというのは、人間として100%と言ってもいいほど無理なことです。もちろん、意識しないように心がけることはあります。ネガティブな感情は後頭部に溜まりやすいので、滝行でそぎ落とすという清め方をする人も多いです。
■5. ステージのレベルを上げる
奉仕の心を持ち、人の役に立つことを積極的にすることで、徳を積みます。徳の為にと行動するという考えより、人を笑顔にするために積極的に人の役に立つことで、ステージが変わり、レベルアップします。
人の嫌がることをする人は、ネガティブなことが降りかかってきます。逆に人を笑顔にするために尽力を果たす人は、心から笑顔で過ごしています。霊媒体質の人は、人の役に立つという使命で笑顔を増やすという修行があります。
■6. チャンネルを変える
類は友を呼ぶといいますが、霊的なエネルギーも同じ波動をだしている人に寄ってくるといいます。霊媒体質の人は、常に自身を鍛え精神的にも体力的にも強くあり続けるため、修行をしていることでしょう。
しかし、修行を怠ることでそこに付け込む低級霊が寄ってくることがあります。意識を変えるというのは、チャンネルを変えるということなのです。
霊媒体質の診断チェックリスト
チェックリストで1~3個あてはまる人は少し霊媒体質があるようです。
チェックリストで4個~7個の人は、霊媒体質です。良い霊と悪い霊の見極めが必要です。
チェックリストで8個以上の人は、かなり強い霊媒体質です。意志を強く持ち、決して霊の言いなりにはならないと決めて生活を送ることが大事です。では、早速チェックリストを紹介します。
◯上半身に比べて下半身の方が太っている(例:トップスはSサイズなのにパンツはLサイズなど)
- 霊が寄ってきやすいのは、ちょっと太めの人だと言われています。
◯パソコン作業をしている時に、めまいを感じることが多い
- 電子機器を取り扱っていると電気の不具合なども生じることがあります。
◯何となく嫌な感じがして、入れない場所がある
- 直観的な勘が鋭い人が多いようです。
◯体全身が温まりにくく、冷え性傾向
- 真夏で、冷房が効いていない部屋でも冷房無しでいても平気な人のことです。
◯理由なく腹を立てたり、泣くことがある
- 感情のコントロールが難しい傾向にあります。
◯体が疲れやすい
- ちょっとしたことでだるいと感じることもあるようです。
◯常に人の視線を感じて振り返ることがよくある
- 常に見られている感じがします。
◯耳鳴りや空耳が多い
- 耳鳴りや空耳のような現象が多い
◯常に寂しい気持ちがある
- 心にぽっかり穴が開いたような感じがしたり、常に寂しいと感じることがあります。
◯人ごみが苦手
- 人の多いところに行くと疲れやすいので、人気のお店や流行のお店に行くのが大変な人です。
霊媒体質の人におすすめのパワーストーン6個
パワーストーンというのは、古代からある石にさまざまな力が宿るとされ、時には身を守り、必要な能力を与えてくれるものとして、多くの方に人気があります。
そこで、霊媒体質の人におすすめのパワーストーンをご紹介しますが、パワーストーンの産地によって、自身に合うパワーストーンかどうかは付けたときの直観で選ぶことをおすすめします。
■1. オニキス
古くはヨーロッパでも魔よけとしても知られています。忍耐力や意思を強化してくれる効能があり、邪念や誘惑を払いのけて心のバランスを整えてくれる効果が出期待できます。
■2. スモーキークォーツ
この石は持ち主の心身を安定させる効果が期待できます。恐怖や不安を解消してくれるエネルギーを持っています。霊媒体質の影響で、周囲の人や場所からの悪いエネルギーを受け取らないように跳ね除ける力を持っています。
■3. 水晶
あらゆることを浄化するパワーがあるのです。知らない間に受けてしまったものを払いのける力を持っていて、水晶は持つ人を選ばないので、誰が持っていても良いパワーストーンだといわれています。
■4. ラピスラズリ
霊力が高いパワーストーンだといわれる石です。また、邪気を払ってくれることや、自身の成長の中で必要な学びを同時に教えてくれる石でもあります。
■5. エレスチャル
スピリチュアルの仕事をされている多くの方が持っている、パワーストーンです。想像を絶するほどの霊力を宿して、時空を超えたハイパワーが高次なレベルまで引き上げてくれるのです。
■6. アゼツライト
霊のエネルギーと接する機会が増えると、グランディングするために瞑想をします。その際、サポートしてくれる石とされ、スピリチュアルの人に好まれる石でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。高コンテクストと言われる日本人は、相手の気持ちを推測する文化で育てられた感性を持っているため、霊媒体質が5人に1人はいるのでは?という説があるようです。