トレンドになりつつある
指輪は指を飾るファッションアイテムですが、掌の中で一番太い指に指輪をすることもあるでしょう。この親指に指輪をすることがおしゃれとしてトレンドになり始めています。
以前はダサいとか不便で邪魔とされていましたが、このところ状況が変わってきたようです。女性がちょっとゴツめの太い指輪をしたり、ネイルなどとカラーコーディネートした指輪を付けたりします。
最近ではスマホを使うことが多くなり、目にしやすい親指ですが、そこにその人のファッションセンスが光るわけです。彩りばかりでなく親指に指輪を付けることには、いろいろな意味があり、不思議なパワーも宿るとされています。
その意味を詳しく知っている人はまだ少ないかもしれません。それでは、この親指の指輪の意味などについて詳しく解説していきます。
親指の指輪の名前は?つけることはある?
親指につける指輪の呼び方は、「サムリング」です。親指は英語で「thum(サム)もしくはthumb(サム)」と言うので、その指に付ける指輪はサムリングとなるのです。
この親指に指輪をはめるとどんな願いでも叶うと、古代ローマの時代から言い伝えられています。指輪を付けることで、戦いで弓を引く時に指を保護するという実用的な意味もあったようです。
サムリングは自分自身を表す面もあり、親指の守護神はビーナスとヘラクレスとされています。古代ローマでは、婚約指輪と結婚指輪以外は親指に付けていたようです。権力者などがよく親指に指輪をしていますが、細々した作業は誰かに任せ、自分は指示するだけということの象徴にもなっています。そこから権力者や指導者という意味合いが生まれたようです。
またアメリカでは親指で行先を指示して車に乗せてもらうところから、ヒッチハイクにも使われている指でもあります。thumbs up(サムズアップ)は、素敵とかいいねといった意味になります。意外に口語として登場する言葉です。
親指の指輪の意味8個
■1. 信念を貫く
親指に指輪をすることで、意思の力が強まり信念などが貫き通せるとされます。自分がやっていることに自信があり、正しいと信じることができます。どのような状況に置かれても、自分の価値観などを曲げたり、譲ることをしないはずです。
違和感のある意見に屈することがなく、直感的に間違っていると判断できます。自分が今まで積み重ねてきた失敗や成功などの経験が強固な信念につながります。過去の自分と向き合うことで、信念や価値観がどんどん醸成されていきます。
優柔不断で、人の意見に左右されやすい人は、親指に指輪をすることで、考え方がブレないようになるはずです。しかし自分が間違っている際に、軌道修正することが難しい面があります。
■2. 目標達成
願いや目標が達成できるとされます。決して諦めることがなく、粘り強く取り組む力を授かります。いきなり大きな目標を立てることがなく、小さな目標を一つ一つ達成させて、最終的に大きな目標に到達できるとされます。
いろいろな面で負担が少なく、辛く苦しい行動は極力避けて少しずつ努力を重ねることができます。目標達成に向けた行動を継続でき、少々の問題があっても着実に解決していきます。目標達成に向けて最低限今やることをきっちりとこなします。
自分なりに定期的に行動を振り返り、どの程度上手く行っているかを客観的に見られます。目標を達成した際のイメージを具体的に想像し、そのメリットを常に考えています。これをモチベーションにつなげて行けます。
■3. 行動的
親指に指輪をすることで、何事も行動的になれるとされます。自発的に行動することが多く、人から指示されて行動することは少なくなります。人の行動に触発され、自分も行動するので、幅広い分野に精通するとされます。正しい選択をしやすいようです。
初対面でも物怖じすることがなく、すぐに仲良くなれ、対人関係の幅も広がります。好奇心が旺盛となり、ちょっとでも気になることや関心があれば、それをより詳しく知るために行動するとされます。これが功を奏してより一層人脈が豊かになるはずです。
いろいろなことをきっかけにチャンスが増え、成功を手にしやすくなります。気持ちの切り替えが上手で、いつまでも失敗などを引きずることがないとされます。
■4. 向上心
常にやる気に満ちあふれるようになるとされます。いろいろな物事をより多く知りたいと望むようです。何らかの新しい知識やスキルを身につけて自分を高めたいという欲求が強くなります。どんな嫌な仕事でも、きっちりと終わらせようとします。
前向きに物事を捉え、言い訳や愚痴はほとんど漏らさないはずです。失敗などをしても、人のせいにせず、自分の中に原因を求めをそれを改善しようと努めます。失敗から学び取ることが上手で、同じ失敗を繰り返さないとされます。自分の可能性に賭ける面があります。
時間を無駄に使わず、ちょっとした行動も効率などを考えてから動いているはずです。自分の短所を良く把握し、劣等感などは逆手に取って活用するといったことができます。
■5. 前進力
親指に指輪をすることで、何事も前に進む力を持つとされます。ゆっくりでも着実に前進できるはずです。壁などにぶち当たることは当然と考え、一つの通過点として乗り越えられます。誰もが共鳴できる信念を持っています。
人の協力が得られやすく、これが前に進む力につながります。チームワークで力が発揮できます。自己管理能力が高く時間などに正確で、できないことを無理してやることはなく、自分がやるべきことを理解してやります。
言葉と行動が一致しているので、人から信頼され、人を率いることに優れます。心が開放的で、自分を飾らない面があります。新たな道に踏み入る勇気を持ち、それなりの覚悟を持ちます。少々の不確定要素に動じることはないはずです。
■6. 困難の克服
立ちはだかる困難を乗り越える力を持つとされます。困難を不快と感じるのではなく、付き付けられた問題を解決する喜びに替えられるはずです。少しだけ遠回りをして、なかったことにはせず、正面から立ち向かう姿勢を持っています。
失敗などマイナス面の過去を隠すことなくあっさりと話すことができます。人を受け入れる包容力があり、周囲を安心させる雰囲気が漂います。常に周囲に人が集まりやすく、頼りにされます。
苦労を冷静に振り返られるものの、ふとした瞬間に感情が自然とあふれ出すことがあるようです。その分、人に対する共感力も強くなります。困難を成長のきっかけにして、さらなる飛躍ができます。世界観や価値観の幅がどんどん広がります。
■7. 統率力
人を率いたり、まとめることに優れるとされます。人の意見聞く耳を持つものの、惑わされることなく的確な判断ができます。窮地に立たされても感情的にならず精神的に安定しています。ここ一番の時に力が発揮できるようです。
細かい点に目配りができ、無理やり力でまとめることはしません。個々のモチベーション高めることに優れます。コミュニケーション能力に優れ、人の悩みなどを親身になって聞くことができます。
責任感が強く、何らかの失態があった場合、最終的に責任を負う覚悟を持ちます。自分が携わっている分野について能力的に優れている面があります。物事を進める際には、途中経過を小まめに確認します。よりスムーズ進める方策を考え調整を図ることに優れます。
■8. 理想の現実化
夢や理想を現実のものに力を持つとされます。自分が描く理想をより具体的にイメージすることができます。現実化できない理由を人のせいにしないとされます。挫折した時などのネガティブな面に恐れを抱かないはずです。
一つ一つの小さな行動の積み重ねが、大きな理想につながることを意識しています。幻想となる期待は抱かず、小さくても現実的な成果に着目することができます。現状を的確に把握し、理想に近づけるために必要なことを見出す能力に秀でます。
思い通りにならなくても、苛立つことはほとんどないはずです。意識の切り替えが上手で、自己否定はしません。一発逆転のようなことは考えず、着実な変化を好みます。理想の自分を演じることにも長けています。
男性がつける左手親指の指輪の意味
男性の場合、仕事面で自分の信念を貫き通すことが多くなります。常に前に進むという姿勢が高く評価され、出世につながるはずです。組織などの指導的な立場になり、活躍が期待できます。
人を率いてまとめる素質が開花してリーダーシップを発揮します。人から尊敬される人間性を持つことになります。リーダーとしての風格や威厳が漂うとされ、その存在感が大いに増します。自分の考え方や意見にこだわりがありブレることがないので、信頼度が高くなります。
何事も最後までやり抜く強い意志を持ちます。逆境に立たされても、頑張り抜くことができます。何らかの痛手を被っても屈することはありません。理想や夢を実現させたい際に左手親指に指輪を付けると効果的とされます。しかし恋愛面で新しい出会いや縁を引き寄せることは、あまり上手く行かないとようです。
男性がつける右手親指の指輪の意味
指輪を右手親指に付けると強い意志の力で運勢が切り開けるとされます。リーダーシップも高まるのですが、特に指導力が高まるようです。責任感が増し、指導者として成功がつかめます。人に物事を教えることに優れます。
自己中心的に考える傾向が強まり、時として人を振り回す面があります。しかし人から嫌われることがなく、何らかのカリスマ性を維持しているとされます。左手同様に信念を貫き通す面もあります。右手の場合は、仕事に限らず、全般的に何事も信念を貫くはずです。
組織にあっては主導権を握りやすく、そこで力が発揮できます。組織などを意のままに操ろうとする欲求が強いとされます。弱い心を打ち砕き、ここ一番で活躍が期待できます。新しい分野に踏み込む勇気を授かります。人をまとめたり、信念を貫きたい際には効果的とされます。また出会い運は弱めになるようです。
女性がつける左手親指の指輪の意味
女性の場合、強い意志を持つという面が強調され、目的に向かって積極的に行動できるとされます。何事も粘り強く取り組むので、成功や成果がつかみやすくなります。細やかな気配りをして人をまとめ上げることに長けています。
繊細かつ大胆な行動が取れるはずです。困っている人の悩みを聞くことに優れ、的確なアドバイスができます。これによって人から信頼されます。何らかの困難に遭遇した場合、最後まで諦めず乗り越えようと努力します。その分、諦めが悪い面がありますが、マイナス面で引きずることはないようです。忍耐強さがあり、トラブルは最終的に必ず解決する力を持ちます。
恋愛面ではポジティブに考えることができ、意中の異性を射止めやすくなります。恋愛相手に前向きに接し、楽しい気持ちにさせます。それでも縁の引き寄せる運気は弱めです。
女性がつける右手親指の指輪の意味
何らかの問題を解消したり、困難に打ち勝つという面が強調されます。障壁などは高い程、乗り越えようとする欲求が強まるようです。自分に自信があり、価値観などにこだわりを持つとされます。
人を導くことに優れ、より高い地位に就きやすいと言えます。人を窮地から脱出させられるので頼りにされます。男性同様に人に物事を教えることに優れますが、特に女性に教えることが上手とされます。相手のモチベーションを高めながら、知識や技術などが授けられます。責任を持って教えるので、いい加減な教え方にはならないはずです。
難関やトラブルを突破したい際に右手親指に指輪を付けることで、パワーが授かるはずです。精神的な弱さも打破でき、勇気を与えてくれるとされます。独占欲が強く、時折、自己中心的な面が出てしまうので、恋愛運は低めなようです。
親指の指輪のサイズの平均と測り方
宝飾店などに行ってリングゲージで測るのが確実ですが、そこまでしなくても自宅で測る簡単な方法があります。伸縮性のない糸とミリ単位まで測れる定規で測ります。
まず親指の一番太い部分の第一関節あたりに糸を巻き付けます。指を曲げてもきつさがない程度で1周巻き付け、糸の重なった箇所にマジックなどで印を付けます。その後、指から糸を外し、印の間までの長さを定規で測ります。多少誤差が出るかも知れないので、何回か測って平均を出すと良いようです。
糸以外の方法としては、あまり厚くない厚紙を細く切った紙や細い針金を用い1周回して測ることもできます。
指は、むくみやすい人だと、1日のうちで1号~0.5号程度変化すると言われています。むくみが落ち着く時間帯は、10時から16時とされているので、この間に測ると良いようです。
人によっては一番むくんでいる状態と、一番むくんでいない状態の両方を測りサイズを決める場合もあります。女性の親指のサイズの平均は14号~15号前後とされます。
サイズの一覧表は次のようになります。
1号・40.8mm
2号・41.9mm
3号・42.9mm
4号・44.0mm
5号・45.0mm
6号・46.1mm
7号・47.1mm
8号・48.2mm
9号・49.2mm
10号・50.3mm
11号・51.3mm
12号・52.4mm
13号・53.4mm
14号・54.5mm
15号・55.5mm
16号・56.5mm
17号・57.6mm
18号・58.6mm
19号・59.7mm
20号・60.7mm
21号・61.8mm
22号・62.8mm
23号・63.9mm
24号・64.9mm
25号・66.0mm
26号・67.0mm
27号・68.0mm
28号・69.0mm
親指の指輪におすすめのデザインや色
親指は、他の指よりも太いので幅の広いデザインの指輪がおすすめとなります。しかし、あまり幅が広すぎると指が使い難くなるので、その兼ね合いが微妙な所です。V字やウェーブなど変化のあるデザインの指輪にすると、全体的に動きが出ます。センターストーンタイプも映えます。
親指はファッションアイテムの要素が強く、実用面では不便さがあるので、常時つけておくことには向いていないようです。色合い的には、肌になじむものが良いとされます。
色白の方ならホワイトの輝きが適し、プラチナやホワイトゴールドが良いかもしれません。小麦色系の方なら、黄色みのあるものが適しイエローゴールドなどが良いと言えます。
赤系統などの膨張色は、親指の太さを強調してしまうので、あまり適さないようです。またネイルなどとカラーコーディネートしてもファッション性が増します。
まとめ:基本的に意思が強くなる
最近ではスマホを使うことが多く、親指が目に付くことが多くなっていますが、ここに指輪を付けることがトレンドになりつつあります。親指に指輪を付ける指輪はサムリングと呼ばれ、いろいろな願いが叶えられると古代ローマより言い伝えられています。
現在でも親指に指輪を付けることには意味があります。意思の力が強まり信念が貫き通せ、自分に自信を持つことがわかります。何事も諦めず粘り強く取り組めるので願いや目標が達成できるとされます。向上心を持って行動するので、成功がつかみやすくなります。人をまとめることに優れ、困難を克服して前へ進む力を持ちます。
これらのことは男性と女性で捉え方が変わる面があります。また親指は指の中で一番太いので、幅広のデザインなどが適しています。親指に身に着ける意味を知り、そのパワーなどを活用したいものです。