モラハラはあなたが思う以上に身近な存在です。もしかしたら、あなたの周りにもモラハラ男がいるかもしれません。
モラハラ男は柔順な女性を求めているので、優しく接してターゲットにされたら一大事!そこで今回は、モラハラ男の心理と特徴を解説!見分け方や対処法を伝授します。
モラハラの意味とは?
モラハラとは、モラルハラスメントを略した言葉で、精神的に相手を傷つける行為を意味します。具体的には、次のような行動がモラハラにあたります。
・バカにした発言をする
・暴言や恫喝で恐怖心を与える
・嫌味をネチネチと言い続ける
・人格否定をする
・睨みつける
・無視する
・横柄な態度をとる
・不機嫌さを隠さない
・八つ当たりをする
・度を越えた束縛をする
・交友関係を制限する
・経済的制限を強いる
モラハラは殴る蹴るといった身体的暴力はありませんが、さまざまな行動で相手の精神をズタボロにするのです。モラハラの多くは、自分より立場が弱い一部の人に、しかも閉鎖的な空間で行われます。そのため、モラハラは周知されにくく、加害者も被害者もモラハラの自覚がないケースが多いのが恐ろしいところです。
モラハラ男性の心理
モラハラ男の心理を一言で説明すると、「自分は間違っていない」に尽きます。マイルールと自分の正義を相手に強要するのがモラハラ男の心理なのです。ここには、モラハラ男の成育歴が大きく関係しています。
モラハラ男の多くは、過保護な親に育てられたり、逆に放置に近い状況で育ったりしているのです。真逆ですが、どちらも家庭内で自分の思うとおりに行動ができる環境です。
家庭内で我慢を強いられた経験が圧倒的に少ないため、近しい間柄の人には、「自分の思い通りにしたい」という気持ちが強くなります。親から修正されずに育ったモラハラ男は、何の疑問もなく自分勝手を貫こうとするのです。
しかし、外では「良い人に見られたい」という心理が強く働きます。モラハラ男はプライドが高く見栄っ張りなので、外面を良くして評価を上げようとします。すると、当然ストレスが溜まります。そのストレスを内である親しい相手にぶつけて発散しようとするのです。
モラハラ男が友達にもいる!?
親しい相手には自分の本性を見せるモラハラ男。友達として親交が深まると、モラハラな部分を隠さなくなってきます。あなたの友達にもモラハラ男がいるかもしれません。
次のような言動をする男友達がいるなら、モラハラ男の可能性が高いので注意が必要です。
・自分の都合ばかり押し付ける
・度々ドタキャンする
・一方的なダメ出しやバカにした発言をする
・人前で相手の失敗や欠点を暴露する
・仲間外れする
・仲間外れやいじめを強要する
・都合良く相手を利用する
・上から目線で指図する
特に、モラハラ男は空気を読んで気配り上手な人をターゲットにし、自分に都合良く扱おうとします。しかし、友達は対等ですから、無理に合わせず嫌なことは断れば良いし、自分の考えを主張をしても良いのです。
それができず、一方的に気を遣わないと面倒なことになる男友達なら、かなりのモラハラ気質です。距離をとって、最低限の付き合いにした方が良いでしょう。
モラハラ男の特徴4個[性格]
■1. プライドが高い
モラハラ男の最たる性格的特徴は、プライドの高さです。子供のころから親にほとんど注意されずに育ったモラハラ男は、助言やアドバイスですら、「自分のプライドを傷つけられた!」と、敏感に反応してしまうのです。異常にプライドが高く、自分は特別な存在だという思いが根底にあるため、人からの指摘を基本的に拒否します。
モラハラ行為に及ぶのも、プライドの高さが原因です。日頃抑圧されているため、自分のプライドを守ろうと、弱者をいじめて発散します。自分より不幸な相手の上に立つことで、プライドを満たそうと必死なのです。
■2. コンプレックスが強い
プライドの高さに反して、コンプレックスが強いのもモラハラ男の特徴です。小さな指摘に反応してしまうのは、自信のなさの表れなのです。自分に自信がないから異常なまでに世間体を気にして、その歪みをモラハラで晴らそうとします。
しかも、モラハラ男はプライドが高いので、コンプレックスを努力で克服することができません。強いコンプレックスを持ちながら、「自分は素晴らしい存在だ」と思い込もうとするため、弱点を決して認めないので、成長もできないのです。
■3. 嫉妬深い
モラハラ男は非常に嫉妬深い性格をしています。自分より恵まれている人の裏の努力が想像できないので、ちょっとでも自分より恵まれた人を見ると、「ずるい」「なぜあいつばかりが」と、嫉妬せずにはおれません。
嫉妬深い性格や、恋愛や友人関係にも表れます。自分以外の人と仲良くすると不機嫌になったり、相手の悪口を言って親しくならないように妨害行動に出たりします。
■4. 他罰的
モラハラ男は他罰的思考の持ち主です。自分の非を決して認めず、責任転嫁します。「自分がこんなことをしたのは、周りが悪いんだ」という思考です。そのため、反省もできなければ成長もできません。
他罰的思考は、そのままモラハラ行為に表れます。「おまえが悪いんだろう」は、モラハラ男の常套句です。自分が悪くても謝らず、人のせいにして攻撃をしかけます。
モラハラ男の特徴7個[言動]
モラハラ男の自分勝手な思考は、隠そうとしても隠しきれるものではありません。よく観察すると、モラハラの傾向は言動に表れます。言動に注目するのは、モラハラ男の見抜き方の重要ポイントです。
これから解説するモラハラ男の特徴に当てはまる項目が多いなら、その人はモラハラ男の可能性が高まります。
■1. 外面が良い
モラハラ男は外面が良いのが特徴です。モラハラは限定されたターゲットのみに行われ、それ以外の人に対しては、穏やかで親切に接します。礼儀正しくマナーを守り、自分から挨拶をするなど社交的な様子も見せるので、モラハラ男は評判が良いケースが少なくありません。
外面良くモラハラ男が振る舞うのは、自分が攻撃されない防御法です。普段から敵を作らないように、信頼してもらえるよう行動します。万が一モラハラがバレても、「まさか彼がそんなことするはずない」と、周囲を騙して誤魔化そうと画策しているのです。
■2. 自分が客になると横柄
モラハラ男は強者に弱く、弱者に強いのが特徴です。その傾向が顕著に表れるのが、レストランやショップなどの店舗です。自分が客になると、モラハラ男はとたんに横暴になります。例えば、次のような行動があるなら、モラハラ男の可能性はかなり高まります。
・店員に笑顔を向けない
・店員に敬語を使わない
・店員にエラそうに命令する
・不備があると強い口調で店員を責める
・すぐに責任者を呼ぼうとする
モラハラ男はクレーマーになりやすいのも特徴です。どうでも良い矛盾を指摘して、嬉々としてクレームを入れるようなら、かなりモラハラ気質が高いでしょう。
■3. 親しくなると強気になる
初対面のときはとても丁寧で親切だったのに、親しくなって距離が縮まると強気な言動が増えるのも、モラハラ男の特徴です。誰に対しても強気になるわけではなく、「こいつは自分より弱い」「利用価値がある」「従わせることが可能」と判断した相手に対してのみ強気な態度に出ます。
強気な態度を優しく受け入れ続けると、徐々に行為はエスカレートし、モラハラに発展していきます。モラハラ男はモラハラ行為が周知されないよう、慎重に様子を見ながら行動しているのです。
■4. 批判やダメ出しが多い
モラハラ男はストレスに抑圧されていて、発散する場を求めています。口が達者なので、言葉での攻撃が得意です。本性を見せていない相手の前でも、粗を見つけるとつい批判やダメ出しをしてしまいます。
・ニュースや芸能情報などを語るとき、批判が多い
・仲間内の行動を指摘して非難することがある
・正論を振りかざして相手を傷つける
・悪口陰口を言う時に目が生き生きしている
このような様子が見られるなら、モラハラ男の可能性はかなり高いです。ターゲットに対しては、かなり辛らつな暴言を吐くタイプでしょう。
■5. 感情の波が大きく情緒不安定
外向きの顔は穏やかで落ち着いていますが、モラハラ男の本性は怒りの沸点が低く、ちょっとしたことで感情が大きく変化するため、非常に情緒不安定です。
人の目が多い場所では、何を言われてもクールに接しますが、仲間内になった時に、突然怒ったり悲しんだり、急に陽気になったりと、感情が目まぐるしく変わります。普段抑圧されているため、気が緩むと感情がコントロールできなくなるのです。
■6. 機嫌が悪いと無視する
機嫌が悪くなると無口になって、何を話しかけても無視するのも、モラハラ男の特徴です。そもそも、無視はモラハラ行為に含まれます。小さなことでヘソを曲げ、周囲が一生懸命ご機嫌をとってもしばらく無視し、それでも優しくしてもらって、ようやく機嫌を直すようなところがあります。
モラハラ男の精神年齢は幼いのです。自分が無視すれば、周囲の関心を集められると思っています。そして、無視するモラハラ男を構ってくれる優しい人にターゲットを絞るのです。
■7. 言い訳が多い
モラハラ男は弱い立場の人には強く出ますが、自分より強い相手には逆らえません。判断を誤って、自分より強い人に歯向かってしまったり、自分の作戦が失敗して思惑通りに行かなかったりすると、必死の言い訳が始まります。
自己愛が強いモラハラ男は、保身しか考えていません。自分が悪者になりたくないので、言い訳して逃れようとします。
モラハラ男の特徴5個[職場]
モラハラ男が職場にいた場合、虎視眈々とターゲットの女性を探しています。自分が餌食にならないよう、モラハラ男の職場での特徴を把握しておきましょう。
■1. 礼儀正しい
職場でのモラハラ男は、外面の良さ全開中です。自分の弱点を見せないよう、礼儀正しく振る舞って、鉄壁のガードをしています。誰に対しても丁寧に挨拶をし、言葉遣いも綺麗です。緩むことなく徹底的に礼儀正しく振る舞います。
礼儀正しい男=モラハラ男ではありませんが、完璧すぎる礼儀正しさは、返って不自然さを伴います。モラハラ気質な部分がないか、注意深く観察した方が良いでしょう。
■2. 仕事には真面目に取り組む
モラハラ男は評価をとても気にするので、仕事には真面目に取り組みます。チームの輪を乱さず、納期はきちんと守り、丁寧に仕上げるのが特徴です。外では全力で努力するため、職場で結果を出し、仕事の評価が高いモラハラ男は多いです。
■3. 上司には逆らわない
モラハラ男は上下関係には非常に敏感で、上司には決して逆らいません。職場における上司の力の大きさを理解し、自分の評価を高めるため、下手に目を付けられないために、逆らわず柔順に従います。どんな無謀な案件も、上司の目入れならば二つ返事で受け入れるのが、モラハラ男の特徴です。
■4. 後輩や部下に対して言葉が荒い
上司には逆らわない一方、後輩や部下に対して言葉が荒くなるのがモラハラ男の特徴です。「上司を敬い逆らわない」を自ら実践しているので、当然のように後輩や部下にそれを求めます。
自分の方が立場は上という安心感から、強気な態度をとってしまいます。モラハラ男は相手によって態度をコロコロ変えるのです。
■5. 実は大きなストレスを抱えている
職場ではにこやかに振る舞いますが、本性を抑え込んでいるため、実は大きなストレスを抱えています。必要性を感じて上司には媚びへつらいますが、本当は心の中で毒を吐きまくっているし、思い通りに動かない周囲の人には強い不満を感じているのです。
外面を良くすればするほど、モラハラ男は大きなストレスを心の奥底に沈殿させていきます。そして、ターゲットに向けて思い切りぶつけることで発散するのです。
モラハラ男の見た目は?モテる?
モラハラ男は世間体を気にするので、自分の身なりにも気を遣います。そのため、小綺麗でセンスが良く、外見では女性から嫌われる要素はほとんどありません。その上、表面上はとても優しく穏やかなので、女性からの評価は高くなります。社交性が高いモラハラ男はモテるタイプが多いです。
また、モラハラ男は「自分がモテる存在でありたい」という気持ちが強いです。多くの女性からチヤホヤされたいので、自分を偽ってでもモテようとします。
しかし、実際に付き合う女性は吟味に吟味を重ね、モラハラが成立する受け身で支配しやすいタイプを選びます。周囲から、「なんでこんな地味な女性と付き合っているんだろう?」と思われているケースは少なくありません。
モラハラ男がモテる男を目指すのは、手中に収めた女性を逃さない作戦でもあります。彼女に選ばれた女性は、「恐れ多い。自己主張なんて以ての外」という心理になるので、支配しやすいのです。
モラハラ男の弱点
世間体を気にするところが、モラハラ男の弱点になります。ターゲットにはとことん強気ですが、本当はコンプレックスがあり、「周囲から認められたい」という気持ちが強いのです。
そのため、外では必死に自分を取り繕い、高い評価を得て外堀を固めようとします。「自分は周囲から信頼されている」という環境にあるから、モラハラがバレない自信につながるのです。
モラハラ男を撃退するには、その行為を周知することです。モラハラ男はあの手この手でターゲットを支配しようとしますが、屈服せず「自分はこんなに酷い仕打ちを受けている」と声を上げることが重要になります。黙って耐えたら相手の思うツボです。
モラハラ男が苦手な女性は、社交的でおしゃべりなタイプです。根回しが上手でバックに強い味方が多い女性は、下手に手を出すと返り討ちに合うので、モラハラ男は避けて通ります。
モラハラ男を引き寄せる女性の特徴は?相性?
モラハラ男は自分の思い通りにできる女性を求めています。自分を敬い、どんなことにも従い、決して自分に攻撃を仕掛けてこない女性です。そのため、次のような女性はモラハラ男を引き寄せやすくなります。
・身長が低く華奢
・人当たりが良く優しい
・争い事が嫌い
・自己主張が弱く流されやすい
・友達が少ない
・1人暮らしで親との関係が希薄
・自信がなく自己肯定感が弱い
・孤独に弱く依存しやすい
要は、自分に力がなく、しかも守ってくれる人が少ない防御力も攻撃力も弱い女性がモラハラ男を引き寄せるのです。
特に、孤独は重要事項になります。女性に味方が多いと、抱え込もうとしても周囲に阻まれてしまいます。だから、モラハラ男は恋人を激しく束縛し、人との交流を遮断して自分だけの世界に閉じ込めようとするのです。
モラハラ男の対処方法5個
身近にモラハラ男がいた場合、あるいはモラハラ男のターゲットにされそうな場合、どうすれば良いのでしょうか。モラハラ男の対処方法を伝授します。
■1. 可能な限り関わらない
モラハラ男が身近にいたら、可能な限り関わらないのが基本の対処方法です。モラハラ男は外面が良いので、にこやかに近づいてくるでしょう。本性を見せない内は、付かず離れず普通に接していれば良いのですが、少しでもモラハラな言動が見られたら、速やかに距離をとりましょう。
特に、2人きりにならないようにするのがポイントです。人目が多い場所では、モラハラ男はモラハラ行為ができません。どんどん離れて、モラハラ男があなたにモラハラができない状況にしてしまえば良いのです。
■2. 嫌なことは明確に拒否する
モラハラに気付かず、既にある程度近しい距離になってしまった場合は、嫌なことは明確に拒否する態度を貫くことが重要になります。
嫌なことは声を大にして「嫌!」と拒否できる女性は、モラハラ男と深い関係に陥る前にターゲットから外されます。なぜならば、モラハラ男は女性と争いたいのではなく、一方的に服従させたいからです。
嫌なことを明確に拒否する姿勢は、あなたの芯の強さをモラハラ男に感じさせます。優しいあなたに一度は狙いを定めたモラハラ男は、譲らないところは絶対に譲らない強さを感じると、思い通りにならないと察して諦めてくれるでしょう。
■3. 無視する
モラハラ男は本領発揮する前に、少しモラハラな態度を見せて「この女性は自分のモラハラに対して厳しいか甘いか」を試します。自分の強気な態度に合わせて受け入れてくれる女性を探しているのです。
逆に、自分の言動に厳しい女性、全く相手にしてくれない女性は、深追いすると自分の立場を悪くするリスクがあるので、モラハラ男は自ら離れていきます。
いちいち小さなモラハラ行為に反応して厳しく指摘するのも疲れるので、モラハラ男は華麗にスルーしましょう。無視することで「私はあなたに関わりません」という姿勢を見せつけてやるのです。強固な無視は、モラハラ男に「この女は自分の思い通りにできない」と悟らせます。
■4. 証拠を残す
粘着質なモラハラ男は、一度ターゲットと認識すると執拗に関わってきます。もしも、拒否や無視で撃退できないなら、細かく証拠を残していきましょう。モラハラされた内容と日時を明確に記録したり、音声や動画を録画したりするのです。
こっそり記録していざという時の武器にする手もありますが、証拠を残す行為そのものがモラハラ男への警告にもなります。「あなたにされたことは決して忘れない」「いつでも相談に動く準備はできている」というポーズを見せるだけで、モラハラ男は世間体を気にして、あなたから距離をとってくれるかもしれません。
■5. 強い味方をつける
どうにもならないモラハラ男は、1人で対処してはいけません。強い味方をできるだけ増やして、1対大勢で挑みましょう。モラハラの事実を隠さず、いろいろな人に相談すると良いでしょう。この時、あなたが記録した証拠が役に立ちます。相談相手は家族、友達、会社の上司など、信頼できる相手なら多ければ多いほど良いでしょう。
モラハラ男の本質は、コンプレックスの塊で小心者です。あなたにたくさんの味方がつけば、「自分の思い通りにできる女」という認識が間違っていたことに気付き、自分の身を守るために撤退してくれるでしょう。
モラハラ男は浮気する?
モラハラ男は高確率で浮気をします。恋人を蔑ろにして、それを受け入れてもらうことで自分のプライドを満たすのが、モラハラ男の思考回路です。そのため、大して隠そうともせず、軽い気持ちで浮気をします。「バレたってかまわない。むしろ、バレて苦しませたい」という冷たい悪魔のような心理があるのです。
浮気がバレたモラハラ男の大半は、逆ギレで応戦します。「オレが浮気をした原因はおまえにある」と、自分の浮気を正当化しようと試みます。既にモラハラを受けている女性は、そう言われると「自分が悪い」と思い込み、それ以上責められません。
モラハラ男のマインドコントロールを抜け出し、「浮気は許さない!別れる!」と強気に出ると、今度は手のひらを返してきます。「オレが悪かった」と急に腰が低くなり、「捨てないでくれ」と縋ります。泣き落として別れを逃れることで、「やはり自分の思い通りにできる女」という認識を強めていくのです。
モラハラ男は結婚して大丈夫?
モラハラ男の思考と心理は、幼少期から長い月日を経て積み重ねられたもので、簡単には治りません。「いつかきっと変わってくれる」という希望を持って、モラハラ男と結婚するのは非常に危険な行為になります。
モラハラ男は結婚願望が強いです。結婚すれば妻にストレスをぶつけて発散できるからです。自分の欲求を満たす女性を逃さないために、言葉巧みに結婚へと誘導します。「結婚したら、もう君に酷いことは言わない」「心を入れ替える」など、自分の目的を果たすためなら、平気でウソをつけるのがモラハラ男です。中には結婚するまでモラハラな部分を隠し通すケースもあります。
だからこそ、モラハラ男の本性を見抜いて、結婚を回避することが、自分の幸せを守るために必要です。今どき積極的にプロポーズしてくれる男性は少ないため、ついポジティブに考えてしまいますが、モラハラ男との未来は悲観的に考えた方が良いでしょう。
しつこいモラハラ男との別れ方
不幸にも付き合った彼氏がモラハラ男だった場合、一刻も早く別れるのがあなたのためです。しかし、モラハラ男は一度掴まえた女性を簡単には手放してくれません。言葉巧みに別れを回避しようと、あなたを説得したり脅したりするでしょう。
しつこいモラハラ男とキッパリ別れるには、強い意志と作戦が必要です。具体的には、次のようにして、別れるしかない状況を作っていくと良いでしょう。
・別れ話をする前に、モラハラ男が嫌がる行為(下品な行為、勝手な行動)をする
・別れ話をする前に、立ち会ってくれるあなたの味方を探す
・別れ話をする際は、必ず立会人に同席してもらう
・モラハラ男がしつこい場合は、複数の人に協力を求めて別れを説得してもらう
・時にはモラハラ男が逆らえない強い立場の人を引っ張り出す
「味方が多く、自分では太刀打ちできない」とモラハラ男に悟らせるのが、きれいに別れるポイントになります。
まとめ
本当に軽いモラハラ行為、例えばちょっと友達をからかったり、怒って強い口調で言い返したりは、誰もが経験したことがあるでしょう。しかし、「これ以上は相手を傷つける」という心理的ブレーキが働き、普通は輪を乱さないよう軌道修正するものです。
しかし、モラハラ男は強気な態度を見せたときに相手がひるんだり従ったりすると、行動をエスカレートさせていきます。日頃溜まったうっぷんを、モラハラして発散しようとするのです。そこに相手への思いやりはありません。
目の前にいる男性が、モラハラなのか、それともちょっと羽目を外しただけなのかは、客観的に観察できれば見抜くことができるでしょう。相手の機嫌をとることばかりに専念せず、どのような人なのか本質に注目して、モラハラ男には近づかないようにしましょう。