風邪で会社を休むことは誰にでもありますよね。しかし1日で風邪が治るとは限らず、2日、3日と風邪が長引いてしまうこともあります。
体調が悪い状態で仕事に行っても、まともに仕事をすることはできませんし、周囲の人にも風邪をうつしてしまうかもしれません。それを考えれば、できれば会社を休みたいものです。
しかしなかには、風邪くらいで会社を2日も休むのは甘いと考える人もいます。そのような人が上司であれば、なかなか休みにくいですよね。
そこで今回は、風邪で会社を2日休むときの理由や注意点などについて解説していきます。
風邪で会社や仕事を2日休むのは甘い?
風邪を引いてしまうと体もダルくなってしまいますし、ぼーっとしてしまい仕事に集中することができません。それを考えれば、風邪であっても2日以上は会社を休み、早く治したほうが得策ですよね。
しかし世の中はそう甘くありません。風邪くらいで2日も会社を休むのは甘いと考える上司も存在します。
インフルエンザであれば2日以上休んでも良いが、風邪の場合は1日までと勝手に自分の中に境界線を引いている上司が存在するものです。しかしそうは言っても、その考えの通り会社には行く気にはなれないでしょう。
風邪が完全に治っていないのに会社に行ってしまえば、周囲の人にも風邪をうつしてしまいます。それを考えれば2日目も会社を休みたいものですが、いったいどうすれば良いのでしょうか。
2日連続で休むときに伝える理由4個
風邪とはいえ、体調が優れず、2日連続で会社を休みたいということもあるでしょう。では、そのようなときどのような理由で会社を休めば良いのでしょうか。
■1. 熱があると伝える
2日連続で仕事を休むときの理由として、一番簡単なのは熱があると伝えるというものです。
「熱が38℃あるので」と言えば、それだけであなたの風邪が重い症状であることや、仕事をできる状況でないということが伝わります。体温は簡単に病状を伝えられる手段ですので、ある程度高ければ文句も言われません。
しかし37℃台前半しか体温がないと、会社によっては出社しろと言われてしまうこともあります。また、自分から体温を伝えなくても、上司などから体温は何℃あるのか尋ねられることも多いため、注意しておきましょう。
■2. 仕事ができない理由となる症状を伝える
仕事ができない理由となり得る症状を伝えるというのも、会社を2日休むときに使える理由です。
例えば下痢がひどかったり、起き上がってはいられないような状態であったりした場合、職場に行ってもまともに仕事ができないですよね。熱が高くなくても、そのような症状が出てしまうことも実際にあります。
会社に行っても何もできないことがわかれば、上司も納得してくれるでしょう。そのため、あなたが今どのような症状で苦しんでいることをしっかり伝えることで、会社を休むことができるのです。
■3. 病院に行ったことを伝える
風邪で会社を2日連続休むときは、病院に行ったことを伝えても良いです。病院に行ったということは、それだけで症状がひどいということです。そしてそれが相手にも伝わります。
会社を休むときに疑われるのは、やはり仮病です。しかし病院に行ったことがわかれば、仮病ではないということを証明できるでしょう。
あなたが風邪で苦しんでいるということに信憑性が出てくるため、これを休む理由として伝えてみてください。
■4. 昨日よりも悪化したことを伝える
昨日よりも病状が悪化したから休むというのも、会社を休むときの理由として使えます。
まず1日目にあなたは風邪で休んでいます。そのときよりも病状が改善していれば、多少体調が悪くても会社に行くという選択肢が出てくるでしょう。しかし昨日よりも体調が悪いということであれば、昨日も休んでいるのですから、2日目も休んで当然です。
昨日休んだことにより、どの線引きで休むかという線引きがそこでできているため、昨日よりも体調が悪いことを理由にすれば、案外簡単に休める場合もあるのです。
2日目の連絡方法は電話?メール?
2日目に会社を休むときも、必ず連絡はしましょう。前日の段階で「明日も無理かもしれない」と伝えていたとしても、必ず電話してください。
メールで伝えるという手段もありますが、できるだけ電話で伝えてください。これが社会人としてのマナーです。メールのほうが楽ですが、それだと上司に怒られてしまう可能性もありますし、結局電話がかかってくることもあります。
電話をするタイミングは1日目の就業時間内、もしくは2日目の朝にすると良いです。会社としては早く連絡をもらえたほうが調整しやすいため、無理だと思ったら1日目に連絡しておきましょう。
ただし、上司や会社によっては1日目に電話した上で、2日目の朝にも電話しなければいけない場合もあります。
かなり面倒ではありますが、基本的には上司や会社の指示に従うのが得策です。ここで連絡を怠けてしまうと、仮病を疑われる可能性もあるため注意しておきましょう。
2日連続で休むときの注意点4個
2日連続で会社を休むときには、注意しておかなければ後から困ってしまうこともたくさんあります。そこでここからは、2日連続で会社を休むときの注意点を紹介していきましょう。
■1. 嘘はつかない
2日連続で会社を休むときには、嘘はつかないように注意しておきましょう。仮病を使って会社を休もうとする人もいれば、なかなかOKをもらえなそうだから症状を過大申告しようとしている人もいるでしょう。
しかしこのようなことをすると、嘘がバレてしまったとき大変です。上司にかなり怒られることになりますし、次本当に病気で休むときも疑われてしまいます。
実際に嘘をついてしまったことでバレてしまい、説教されてしまったという人は少なくありません。診断書を持っていかなければいけない場合もあるため、できるだけ嘘はつかないようにしましょう。
■2. 本当に風邪なのか確認する
2日連続で風邪で休むという場合、普通の風邪にしては症状が重いです。それを考えれば、それは風邪ではなく、インフルエンザや新型コロナウイルスという場合もあります。
もしもそのような感染力の強い病気の場合、3日目に出社してしまえば会社に大きな迷惑をかけてしまうことになるでしょう。そのため、本当に風邪なのかどうかをしっかり判断する必要があるのです。
インフルエンザや新型コロナウイルスであれば、2日どころかもっと長い期間、会社を休む必要があります。そのため、しっかり病院に行って自分が何の病気なのか確認しておきましょう。
■3. 出社したときは謝罪をしっかりする
出社したときにしっかり謝罪をするというのも、風邪で2日休んだときの大切なことです。
体調が悪かったのですから仕方のないことなのですが、あなたが休んだことで周りに迷惑をかけたことは紛れもない事実でしょう。それにより予定を変更せざるを得なかった人もいるかもしれません。
そのため、3日目に会社に出社したら、上司に「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪し、仕事をカバーしてもらった先輩や同僚などにも謝罪と感謝を伝えておいてください。
こうすることが社会人としてのマナーですし、今後の付き合いでも大切なことです。しっかり謝罪するようにしましょう。
■4. 上司の指示に従う
上司の指示に従うということも、会社を2日休むときには大切なことです。診断書の提出や連絡の頻度など、どうするべきかということは会社によって違います。
「普通の会社ではこんなことしない」と思うこともあるかもしれませんが、だからといって反発しても何も意味はありません。そのため、そこはおとなしく会社の指示に従いましょう。
そうしないと会社を風邪で休んだだけなのに、人間関係が悪くなってしまうこともあるため、注意しておいてください。
風邪で会社を休むときに診断書が必要な場合
風邪で会社を休むときに診断書が必要となるのは、就業規則によって決められています。3日以上という場合もあれば、4日以上という場合もあり、会社によって日数は違います。
労働契約を結んでいる以上、会社には社員の健康を守らなければなりません。数日間風邪で仕事ができない状態であるのなら、大きな病気の可能性もあるため、医師に診断してもらう必要があるのです。
そのため、診断書は何も上司が嫌がらせでもらってこいと言っているのではありません。そのような決まりが会社によってはあるのです。
また、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、他の社員に感染させないために診断書を提出させることがあります。
就業規則でそのような内容が定められていないのであれば、基本的に提出の義務はありません。しかしそれでも、上司から指示されることがあるため、その場合はやはり診断書を提出する必要があります。
風邪で会社を3日休むことはできる?NG?
風邪で会社を休む場合、ほとんどは1~2日程度となります。しかしどのくらいの期間で治るのかということは個人差があるものです。そのため、3日休むこともNGということはありません。
実際に体調が悪かったのであれば仕方ありませんし、会社に行くことはできないでしょう。1~2日目の症状がかなり重かったのであれば、上司も納得してくれるはずです。
ただし、3日目も体調が悪く、治る兆しがないのであれば、他の病気が疑われます。上司もそれを疑うはずですので、病院には一度行ったほうが良いです。
風邪で会社を4日休むことはできる?NG?
風邪で会社を4日休むこともできなくはありませんが、かなり例外的です。長くても3日ですので、4日目となると上司も様々な対応をすることになるでしょう。
病院に行って診断書をもらってこいという指示は、ほとんどの場合で受けることになりますし、他の病気を疑われることもあります。
もしも一度病院に行って風邪と言われていたとしても、もう一度行ってこいという指示を受けるかもしれません。
インフルエンザなどの他の病気が疑われる状態ですので、4日休むときは会社への対応が面倒なことになってしまうこともあるのです。
まとめ
風邪で会社を2日休むのは、それほど不思議なことではありません。甘いと言う人もいますが、体調が悪いのですからしっかり休みましょう。
大切なのは休むことをしっかり報告するということと、休み明けにしっかりフォローするということです。
これがしっかりできないと、後々面倒なことになってしまうため、その2つだけはしっかり守った上で会社を休むようにしましょう。