伊勢神宮の観光おすすめパワースポット10ヶ所〜内宮・外宮〜

伊勢神宮は、三重県の伊勢市にあり、全国各地から多くの観光客が訪れる有名な場所です。神宮の近くには駅があり、電車で行くのもおすすめのスポットです。そんな伊勢神宮は行くだけでも十分にパワーをもらえる伊勢神宮ですが、さらに神宮の敷地内には特別なパワースポットがあるとされています。

今回は、恋愛成就によく効くと評判の伊勢神宮において、知る人ぞ知るパワースポットについてお伝えしていきます。ぜひ観光などで伊勢神宮を訪れた際には、パワースポットめぐりをしてみてはいかがでしょうか。

伊勢神宮はとても広く、初めて訪れる方は道案内があっても、あまりの広さに迷ってしまう、途中で回ることを諦めてしまうといったことがあるかもしれません。その前にきちんと行きたい場所をピックアップしておきましょう。伊勢神宮のHPには、ダウンロードできるイラストマップなどが掲載されています。ぜひ活用して、特にまわりたい場所をしっかりとまわれるよう準備しておくことが大切です。

内宮のイラストマップ：http://www.isejingu.or.jp/visit/map/pdf/map_naiku.pdf
外宮のイラストマップ：http://www.isejingu.or.jp/visit/map/pdf/map_geku.pdf

伊勢神宮は120以上もの社を総称した言い方となります。そんな数ある社の中でも有名なのが「内宮（ないくう）」と「外宮（げくう）」です。内宮には多くの神々の中でも名高い「総氏神」と呼ばれるアマテラスオオミカミが、外宮には五穀を司るトヨウケノオオミカミが祭られています。

伊勢神宮はとても広く、参拝客の中にも「内宮だけ」「外宮だけ」といった片宮のみお参りする方は少なくありません。けれども、伊勢神宮に古くから伝わる習わしとしては、外宮←内宮の順番でお参りするのが望ましいとされています。

せっかく願いを神様に伝えても、片方しかお参りしていなかったり、また順番が逆になっていたりするのも良くありません。せっかくお参りに来たのであれば、叶えられるべき願いの力も存分に強めたいものです。

「外宮→内宮の順番でお参りする」を意識し、さらに「外宮＝左側通行」「内宮＝右側通行」となります。神様が通る道をふさいでしまわないよう、伊勢神宮ならではのルールをしっかりと守ることがより幸福な未来をつかむきっかけとなるでしょう。

通常、内宮のみの片宮参拝の方が多いとされる伊勢神宮ですが、外宮は伊勢神宮におけるパワースポットの一つです。

自然の恵みをじっくりと感じられる外宮から時間をかけてお参りすることによって、「ならわし」に沿った正しいお参りとなり、また神聖なパワーを存分に授かることができるとされています。

それでは、伊勢神宮内のおすすめパワースポット10ヶ所を紹介しましょう。

外宮・正宮前にあるご神木は、伊勢神宮の中でも壮大な景観で見るからにパワーがみなぎっているのを感じることができるでしょう。ご神木で注意したいのが「触れない」ということです。立派なご神木ですから、ありがたいものだとベタベタ手で触る、木の表面を剥がして持ち帰ろうという人も、残念ながら少なくないようです。こうした行為はご神木が傷んでしまう原因になり、また実際に傷んでしまった部分もありますのでやめましょう。

ご神木を傷つけてしまうことは、ご自身の運気をよどませることにもなりかねません。ご神木のそばにいるだけでも、その力を感じ、受け取ることは不可能ではありませんから、ご神木に触れるなどといったことはせず、ただその目で見て、そばに近寄って、その存在を感じてみてください。少し左側に偏っていますが、だからこそ感じるパワーや存在感も圧倒的なものです。

月夜見宮は、外宮から歩いて10分ほどの場所にある、女性と非常に縁の深いパワースポットです。街の中にありながらもとても静かな場所で、その空気に触れるだけで気分がリフレッシュできることでしょう。月夜見宮は、名前がとてもロマンチックですが、実際に女性の「もっと美しくなりたい」という気持ちを支え、高めて成就へと導いてくれるありがたいスポットです。ぜひ外宮を訪れた際に立ち寄りましょう。

ちなみに、伊勢神宮の内宮には月読宮（つきよみのみや）という感じは違うものの、全く同じ語呂の社があります。月読の宮には、アマテラスオオミカミの弟神が祭られています。この弟神は、月夜見宮の祭神と同じで、それぞれ全く別の建物ですが、このように絶妙にリンクしているのです。ぜひ二か所ともいっておきたいパワースポットであることは間違いありません。ちなみに弟神は、「月読宮」という名前の通り、月の満ち欠けを通じて人々に暦を教える役目の神だそうです。

外宮には、石にまつわる3つの有名なパワースポットがあります。外宮を見て回る際に、ぜひ訪れておきましょう。

まず1つ目が、三ツ石。外宮から別の宮への道中にある「川原祓所」にあり、しめ縄で括られています。川原祓所がある場所には、元々は宮川という川がありましたが、1498年の大地震に関連する津波によって、川はその姿を瞬く間に変えてしまったという話が残されています。

そんな川原祓所に祭られている「三ツ石」。式年遷宮（しきねんせんぐう）という、伊勢神宮で20年ごとに行われる社殿の造り変え（遷宮）の際にはお祓いを行う場所として知られています。式年遷宮は、2016年現在で60回以上、およそ1200年以上にわたって行われています。三ツ石は、石の上に手をかざすことで暖かさを感じられると評判のパワースポットです。多くの神々のありがたい力が、あなたの願いの成就のために、その手に宿されていくことでしょう。

外宮近くの石にまつわるパワースポット2つ目は、三ツ石のすぐ近くにある「亀石」です。具体的には、外宮の正殿前から別宮へ向かう途中の水路に架かっている石橋のことを言います。石橋の形が、頭を突き出した亀のようだからと、亀石という名前がつきました。石橋のため平べったく、そのまま亀の姿をイメージしていると、気付かないうちに通り過ぎてしまう可能性もあります。

亀石に手で触れるとご利益があるとされています。横から見てみると、より亀のように見えるかもしれません。

石にまつわる3つ目のパワースポットは「地蔵石」です。その名の通り、お地蔵さんの姿そっくりの石で、多賀宮を参拝する道の端っこにさりげなくできています。石のお地蔵さんというと、立体的な姿を想像するかもしれませんが、伊勢神宮の地蔵石は平べったい形をしています。亀井氏と同じように、地面をよく見てみると見つかるかもしれません。

道の端っこから、一つだけちょっと突き出した医師があれば、地蔵石である可能性が高いと言えるでしょう。遊園地などにいる「隠れキャラクター」に近いイメージで、見つけられると幸福になれると言われています。手で触れるのも効果的です。

外宮や外宮近くの別宮もしっかりと回ったら、次はいよいよ内宮へと行きましょう。外宮から内宮へはおよそ4km離れており、徒歩でも行きつくことができますが、バスを利用する方が多いようです。バスは外宮から直通のものが出ていますので、外宮から内宮への移動はそれほど大変ではないのでご安心ください。

内宮でぜひ訪れていただきたい場所の一つが「五十鈴川」です。五十鈴川は、かつて第11代垂仁天皇の皇女・ヤマトヒメノミコトが汚れた御裳（みも）を濯いだという言い伝えから、別名「御裳濯川（みもすそがわ）」とも呼ばれています。内宮には五十鈴川の御手洗場もあり、手洗いだけでなく口を濯ぐのも公式サイトなどで推奨されています。

清く美しい川ですので、口を濯いでもOKなのだそうです。癒しの水辺のパワースポットとして人気があります。

四至神は、神楽殿のその先、五丈殿付近にあるパワースポットです。石がいくつも積み重ねられている場所で、高さがあるわけでもないので、ともすると見落とされてしまうことも多くあります。見つけられたらその時点でラッキーかもしれませんね。

四至神とは、伊勢神宮の正殿や宮域を悪者から守る守護神のことです。伊勢神宮の「心臓」とも呼ばれており、小さいながらも社の一つとして数えられています。限られたスペースの中に凝縮されたパワーの力は凄まじく、四至神の前に立つだけで良い運気のめぐりを得られるとも言われるほどです。ぜひ見つけることができたら、手を合わせて祈りましょう。他のパワースポットのように、「石に手をかざす」といった行為はかえって失礼にあたるので、四至神においては、手を合わせて祈るのが正解です。

伊勢神宮には120以上もの神社やありますが、その中でも愛の成就や子宝や安産祈願有名なのが「子安神社」です。子安神社は、神宮司庁の近くにあります。実際に子宝を祈願したところ、本当に子どもを授かったという方や、出産を何事もなく終えられた方など、これまでに多くの人々が参拝し、その効果は確かなものと言えるでしょう。子供のことに限らず、恋愛全般のお願いごとにも強いですから、片思いのお相手と結ばれたい場合や、運命の人との出会いを望む方にとってもぜひ訪れておきたいパワースポットです。

また、子安神社は「ならでは」の参拝方法があります。それは、神社で売られている小さな鳥居に願い事や名前を書き入れて奉納と御礼をするというものです。絵馬に願い事を書いて飾るのと似たようなイメージを持っていただければ大丈夫です。ペンは貸してくれますので、体一つで訪れても問題ありません。女性の願いに特化した神社ということもあり、女性やご夫婦で訪れる方の多い神社です。

内宮を代表するパワースポットの一つ、風日祈宮。神楽殿の前から風日祈宮橋を渡り、島路川を越えた先にあります。毎年5月と8月には、天災がないように、また作物が豊かに実るようにと「風日祈祭」が行われ、その開催場所となっています。風日祈宮では、壮大な木々からたくさんのパワーをもらうことができるでしょう。雄々しく育った木々たちは、これまであらゆる雨風、そして嵐に耐えてきました。

そんな強さを持つ木々のパワーを間近で感じることができるのです。自分自身が一回りも二回りも強く美しくなったことを感じられるかもしれません。

荒祭宮では、アマテラスオオミカミの荒御魂（あらみたま）が祭られています。荒御魂は、神様の中でも「動」、行動的・活動的な一面を象徴しているのです。また、人々が困難に陥った時に手を差し伸べてくれる、また、長生きができるとして人気のパワースポットです。ぜひご家族の健康や長寿をお祈りしたい時に訪れたいですね。内宮の正宮からすぐですので、ぜひ正宮を訪れたついでに立ち寄りたい場所です。

パワースポットめぐりで神宮内を歩いていると、放し飼いの鶏に遭遇することがあるかもしれません。「なぜ鶏？」と思うかもしれませんが、実は鶏はアマテラスオオミカミの伝説において、朝を告げる「長鳴鶏（ながなきとり）」として書かれています。太陽を司るアマテラスオオミカミが天の岩戸にこもってしまった時に活躍したということで、伊勢神宮において鶏は極めて神聖な生き物とされています。ヒーローと言っても過言ではないでしょう。

そんな神鶏は、内宮において放し飼いされています。伊勢神宮に限らず、大きめの神社ではお伝えした伝説を由来として、鶏を放し飼いにする神社もあるのだとか。伊勢神宮で日々神々しいパワーを吸収している神鶏たちに出会えるだけでも、そのパワーを分けてもらえそうですね。

ここまで、伊勢神宮内のパワースポット10か所をお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか。伊勢神宮は、緑豊かな木々や川のある、非常に見どころが盛りだくさんのスポットです。お願い事をするのはもちろん、その風景を眺め、楽しむだけでも十分にご自身の心に光を取り入れられるはずですよ。本来持っていたはずの心の輝きを、伊勢神宮の神聖な空間の中で取り戻しましょう。

心の光はご自身の魅力の高まりにもつながりますから、恋愛面において思いを寄せる人と発展しやすくなったり、運命の人を引き寄せやすくなったりするのを感じられるはずです。