パワースポットに導かれて
ある人はいいました。「不思議な縁に導かれて、行けるはずがないと思っていた海外のパワースポットに行けた」と。その訪問がきっかけとなり、自分の運命が変わることになったのだと。夢を叶えるためにしていたことは、いつか訪れたいと強く願っていたことだけ。
海外のパワースポットへのドアは開いています。あとは、ほんの少しの勇気があれば、いつだってあなたを出迎えてくれますよ。きっと。
1.マチュピチュ
マチュピチュは、ウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にある、古代インカ時代の遺跡です。考古学上では1430年に建設が始まったとされています。マチュピチュは、建設当時から神聖な場所として考えられていました。ひと目につきにくい場所にあるため、「空中都市」と呼ばれています。
インカの人々にとっての神は、太陽とともに月も挙げられ、多くの遺跡には太陽神殿と月の神殿が対で祭られている。マチュ・ピチュの太陽神殿に対しては、ワイナ・ピチュ(「若い峰」という意味で、マチュ・ピチュの背後にある尖った山)の裏手に、月の神殿が洞窟に作られている。
スペイ人から逃れるためという説、宗教儀式のためという説、などマチュピチュの建設された理由は未だ解明されていません。マチュピチュには、まだまだ多くの謎が残っているのです。2007年には新世界7不思議に選ばれています。
■基本情報
【所在地】
ペルー、ウルバンバ谷
【観光時期】
6月〜9月
【HP】
http://www.peru-japan.org/Smachupicchu.html
2.ナスカの地上絵
何故、描かれたのか、どうやって描かれたのか、すべてが謎のナスカの地上絵。あまりにも巨大なため、上空から見ないとその全容を見ることができません。1994年には世界遺産に登録されています。
近年、自動車の侵入による破壊が著しく、消滅の危機にある。また、地上絵のあるエリアは保護のため許可なしには立ち入れず、許可があっても専用の靴を履かされる。
近年に入り、新しい地上絵が次々に発見されています。さらに、今後の研究で、新しい発見がもたらされるかもしれません。大切な遺産を後世に残していくためにも、マナーを守りたいものですね。
■基本情報
【所在地】
ペルー、ナスカ砂漠
【観光時期】
通年
【HP】
http://www.peru-japan.org/Snasca.html
3.モアイ像
モアイは、チリのイースター島にある石像のことです。ほとんどのモアイ像は、海を背にして、住居跡を囲むような形で建てられています。石像が建てられた理由、どうやってその場所に運ばれたのか、まだまだ解明されていな謎がたくさんあります。水中にもモアイ像が存在しています。
アフに建てられたことのあるモアイには頭と胴体があり、後期の特に大きなモアイにはプカオと呼ばれる赤い石を頭上に乗せ、一部のモアイには目が入っていた。
日本にもモアイ像がありますが、実はモアイのレプリカです。その中でも、宮崎県にあるモアイ像は、世界で唯一イースター島の長老が認めたものになります。
■基本情報
【所在地】
太平洋南東部、イースター島
【観光時期】
通年
【HP】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%82%A4
4.アフロディシアス
アフロディシアスは、トルコにある古代ギリシャ、ローマ時代の遺跡です。初めは、アフロディーテを祀っていましたが、後にアフロディーテとつながりのある、ヴィーナスを祀るようになりました。どちらも愛と豊穣の女神様です。近年、神殿を修復する工事があり、当時の姿を知ることができます。
美の女神アフロディーテにささげられた街。アゴラや円形劇場、スタジアム等、保存状態の良さは秀逸。トルコを含む地中海沿岸の西アジア地域で、私が訪れた中でもおそらく最高レヴェルの遺跡。
歴代のローマ皇帝に愛された、アフロディシアス。彼らはアフロディーテを崇拝し、それに伴いアフロディシアスは隆盛を極めました。崇拝は、キリスト教がローマの主な宗教になるまで続いたといわれています。
■基本情報
【所在地】
トルコ、アフロディシアス
【関係する神】
アフロディテ
【HP】
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1918711-d526413-Reviews-Aphrodisias-Geyre_Turkish_Aegean_Coast.html
【出典】
Rainbow Aphrodite by Michael Homan
https://www.flickr.com/photos/mhoman/24839712789/in/photostream/
5.ロスリン礼拝堂
ロスリン礼拝堂は、聖マタイの共同教会でした。伝説や歴史上の人物が刻まれた彫刻の素晴らしさで知られています。現在は、その彫刻よりも、映画にもなった「ダ・ヴィンチ・コード」に登場する教会として有名です。
もっとも美しいとされている石の彫刻が「使途の柱」です。彫り込まれたドラゴンや、ニヴルヘイムが荘厳な印象を与えます。キリス教の生命の樹とイグドラシルが融合した、石柱の傑作です。その他、数々の彫刻が、信仰へのイメージを壮麗なものにしています。
■基本情報
【所在地】
スコットランド、ロスリン
【宗教】
キリスト教
【HP】
https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g551764-d213666-r85512058-Rosslyn_Chapel-Roslin_Midlothian_Scotland.html
【出典】
Rosslyn Chapel by IMBiblio
https://www.flickr.com/photos/33750036@N05/14809706502/
6.ブハラ
ウズベキスタンに位置するブハラは、サンスクリット語で『修道院』という意味を持つ、宗教的な建造物が集まった都市です。写真の建物は、ミル・アラブ・マドラサ。青い建物が少ないブハラには珍しい、青い屋根が印象的な建造物です。現在でも神学校として使われています。
イスラム王朝の庇護の元、優秀な宗教家や科学者が集まって、一大都市を形成しました。
しかし、1220年のチンギス・ハーンの来襲でほぼ壊滅してしまいました。
その後、16世紀のシャイバニ朝の時代にブハラは復興し、再び多くのモスクやマドラサが建築されました。
ブハラの旧市街は、2000年にユネスコの世界遺産に登録されています。ブラハの街に壊滅的な被害を与えたチンギス・ハーンが残した塔、カラーン・ミナレットは登ることが可能です。真っ暗な急勾配を登り、頂上からブハラの街を一望できる絶景スポットでもあります。
■基本情報
【所在地】
ウズベキスタン、ブハラ州
【宗教】
イスラム教
【HP】
http://illumination.web.fc2.com/bukhoro/bukhoro_1.htm
7.ティエンムー寺
ティエンムーの建造には、伝説が残っています。フエの領主であるグエン・ホアンが歩いていると、不思議な老婦人が現れたのだそうです。老婦人は「偉大なる主が人々の幸福のために重要なパコダを建てる」と予言をしました。そこで、ホアンは寺院を建てたのだとか。
ちなみに、ティエンムーとは予言をした老婦人の名前です。
ティエンムー寺は世界遺産に登録されたフエのお寺。 中国の影響を受けた八角形の塔がシンボル。 市内を流れるフォーン川沿いにあり、とても雰囲気の良いお寺です。 夜は綺麗にライトアップされます。 1601年建立のお寺です。
お寺は今でも利用され、由緒正しい僧侶が住んでいます。そんな僧侶たちの日常を見ることができます。参拝者が後をたたない、人気のあるスポットです。
【出典】
Thien Mu Pagoda, Huế by Chris Sammis
https://www.flickr.com/photos/csammis/15442390009/
■基本情報
【所在地】
ヴェトナム、フェ
【宗教】
仏教
【HP】
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g293926-d451126-Reviews-Thien_Mu_Pagoda-Hue_Thua_Thien_Hue_Province.html
【出典】
Hue - Pagoda Thien Mu by Guerretto
https://www.flickr.com/photos/guerretto/14955381668/
8.モントリオール・ノートルダム聖堂
モントリオール・ノートルダム聖堂は、新ゴシック様式の美しい建造物です。聖堂の素晴らしさは、世界的にも群を抜いています。外観はいうまでもなく、中に一歩足を踏み入れると荘厳な彩色に息をのみます。この大聖堂より、色鮮やかで精巧な内装の建物はアメリカ大陸には無いと称されるほどです。
きらびやかに装飾された祭壇からは橙 (だいだい) 色の光が降り注ぎ、大きなアーチ型の天井を見上げると、うっとりするほど美しい青の中で無数の金色の星が控えめに瞬いています。
ノートルダムと名の付く聖堂は、三箇所あります。ひとつは、ここカナダのモントリオール・ノートルダム聖堂。そして、アミアンのノートルダム聖堂、パリのノートルダム聖堂です。この中でも、パリのノートルダム聖堂は、ヴィクトル・ユーゴーの代表作「ノートルダム・ド・パリ(邦題:ノートルダムのせむし男)」の舞台になっていることで有名な聖堂です。
■基本情報
【所在地】
カナダ、モントリオール
【宗教】
キリスト教
【HP】
https://www.expedia.co.jp/Notre-Dame-Basilica-Montreal.d501879.Place-To-Visit
9.ソルトレイク教会
ソルトレイク教会は、120年以上前より、モルモン教信仰の中心的役割を果たす重要な建物です。エルサレムのソロモン教会をイメージして建造されています。世界中のモルモン教徒が、このソルトレイク教会を訪れる至聖の地です。
1847年、ソルトレイク シティがまだメキシコ領だった頃、初めてモルモン教の宣教師たちがこの地に到着。彼らの信仰にとって、立派な神殿を築くことは肝要なことでした。キャニオンから建設現場まで、巨大な御影石を運ぶ馬車の列が続き、1858年のユタ戦争をはじめ、建設中には幾度かの障害もありました。そんな中でも1892年、ついに神殿が完成し、翌年献堂式が行われました。
モルモン教の信者、もしくは紹介をうけた人以外は入場することができません。ただし、庭園の中は自由に散策することができます。また、每日開いているサウス ビジター センターには、ソルトレイク神殿内部の写真や建築に関する情報があります。
【出典】
Salt Lake Utah Temple, Color by Altus Photo Design
https://www.flickr.com/photos/31543164@N08/3041606303/
■基本情報
【所在地】
米国、ソルトレイクシティ
【宗教】
キリスト教(モルモン教)
【HP】
https://www.expedia.co.jp/Salt-Lake-Temple-Salt-Lake-City.d6068199.Place-To-Visit
【出典】
ic1148.JPG by Sangre-La.com
https://www.flickr.com/photos/sangre-la/2451820843/
10.カオダイ寺院
ヴェトナムの首都ホーチミンから北西に進むこと約96キロ、カラフルなデザインのカオダイ寺院があります。道教、仏教、儒教、イスラム教、キリスト教を融合した、カオダイ教が信仰の柱となっています。
崇めるべき神様は釈迦やキリスト、ムハンマド。また、小説家のユーゴーや哲学者のソクラテスなども同様に祀っています。インドシナ戦争中には独自の軍隊を持っていました。これは宗教ではカオダイ教のみ。戦争から非難する人にとっては駆け込み寺としても機能していたようです。
カオダイ寺院では常に礼拝がとりおこなわれています。誰でも参拝が可能となっていますが、膝が隠れる服装をして、靴を脱ぐ決まりがあります。また、写真撮影は許可されています。
【出典】
カオダイ教寺院 by nyanchew
https://www.flickr.com/photos/monchan/5820785292/
■基本情報
【所在地】
ヴェトナム、タイニン省
【流れを組む宗教】
道教、仏教、儒教、イスラム教、キリスト教
【HP】
http://vietnam.navi.com/miru/238/
【出典】
Cao Dai カオダイ教寺院 by nyanchew
https://www.flickr.com/photos/monchan/2725120234/
11.コナーラクの太陽寺院
別名黒いパゴダと呼ばれているコナーラクの太陽寺院は、インドでも有数の美しい寺院です。ヒンドゥー教の太陽神であるスーリヤに捧げるために建造されました。初めは大きな黒いドームが設置されていましたが、ドームが磁石のように船を引き寄せ、岸にぶつかる事故が多発したため、外されてしまいました。
さまざまな伝説に彩られたこの装飾豊かな寺院が建立されたのは 13世紀前半のことであったが、寺院が完成していたのかどうかについては議論が分かれるところである。後世に残るようにと己の姿を石に彫らせた王の、これは最後の寄進であるとみられる。
観光のベストシーズンは、10月から4月です。毎年、12月1日から5日の間には、コナーラクの舞踊祭があります。
【出典】
View of the Sun Temple by Proxy Indian
https://www.flickr.com/photos/proxyindian/5171653814/
■基本情報
【所在地】
インド、オリッサ州
【宗教】
ヒンドゥー教
【関係する神】
スーリヤ
【HP】
http://www.kamit.jp/02_unesco/09_konarak/konarak.htm
12.シオンのマリア教会
シオンのマリア教会は、エチオピアの歴史で重要な意味を持っています。この教会で王位についたものだけが、皇帝である「アセ」という称号を与えられるからです。その歴史は古く何世紀もの昔から続いている伝統もあります。また、聖書に登場する遺物、アークがある教会として有名です。
アークは、旧約聖書に登場する、モーセの十戒が刻まれた石盤を納めたとされる箱で、「契約の箱」や「聖櫃(せいひつ)」などとも呼ばれています。かつてアークは聖地エルサレムのソロモン王の宮殿にあったとされていますが、ある時を境に歴史からアークは姿を消しました。そのため、「失われたアーク」といったように言われるのです。
ただし、シオンのマリア教会に女性は入れません。ですが、二番目の教会である、石坂の礼拝堂には男女を問わず入ることができます。そして、アークは「アークの番人」に守られているため、普段は見ることができません。年に1度のお祭りの日だけその姿を見ることができるのです。
【出典】
Church of the Dormition / Dormition Abbey by Jorge Lascar
https://www.flickr.com/photos/jlascar/10804792194/
■基本情報
【所在地】
エチオピア、アスクム
【宗教】
エチオピア正教会
【HP】
http://www.tbs.co.jp/heritage/feature/2011/201105_02.html
【出典】
Church of the Dormition / Dormition Abbey by Jorge Lascar
https://www.flickr.com/photos/jlascar/10804935133/
13.セドナ
太古の歴史より、ネイティブアメリカンの人々が、儀式をおこなう場所として選ばれていたセドナ。スピリチュアルに傾倒している人なら、誰もが知っている有名なパワースポットです。神聖なる土地であるセドナには、4箇所のエネルギーが集中している場所があり、「四大ボルテックス」と呼ばれています。
ボルテックスのエネルギーに関しては、男性的、女性的エネルギー、電気的、磁気的エネルギー、プラス、マイナスのエネルギー、外向き、内向きのエネルギーなど、様々な形で表現されます。
セドナには、四大ボルテックス以外でも、たくさんのパワーを感じることができます。それぞれに違ったエネルギーが流れているので、自分にあったスポットを探すのも楽しみ方の一つです。まさに、街全体が大きなパワースポットになっている、特別な土地でもあります。
■基本情報
【所在地】
米国、アリゾナ州
【関係する人々】
ネイティブアメリカン
【HP】
http://visitsedona.com/japanese/
14.カセドラル洞窟
カセドラル洞窟は、何千年もの絶え間ない波の浸食によって作られました。訪問時間が定められており、干潮時の前後2時間のみです。これは、訪れる観光客の安全を守るための決まりです。アボリジニの手によると思われる、見事なアートを見ることができます。描かれた神聖なアートの美しさは、まさに圧巻です。
見所となる2つの洞窟は、同じ断崖に形成されており、内部でつながっています。一方の洞窟は天井まで30mと高く、内部の音響効果は抜群です。ぜひ歌声を試してみてください。
雨季には近づくことができませんが、それ以外なら見ることが可能です。ですが、当日の天候や海の状況により変更となることがあります。また、私有地を通るため、若干の通行料金が発生します。
【出典】
Cathedral cave by denAsuncioner
https://www.flickr.com/photos/asimulator/4290204803/
■基本情報
【所在地】
オーストラリア、クイーンズランド州
【関係する人々】
アボリジニ
【HP】
http://4travel.jp/overseas/area/oceania_micronesia/new_zealand/coromandel_peninsula/kankospot/10383419/
【出典】
Cathedral cave by agent_mikejohnson
https://www.flickr.com/photos/amoebaswarm/9519483316/
15.ポタラ宮殿
ポタラ宮殿は、チベットのマルポリ丘に建っている、神聖な建造物です。伝説では、マルポリ丘の洞窟に観音菩薩が住んでいるとされています。この観音菩薩は、チベット仏教の中で最高の守護神です。現ダライ・ラマは、観音菩薩の化身であると考えられています。
海抜はおよそ3700メートル、チベット仏教の信者は一生に一度はここを訪れます。この天に近い街の美しい建物にはそれだけの価値があると、信者ではない人でも感じざるを得ないでしょう。
チベット仏教では、輪廻転生が信じられています。ダライ・ラマが崩御されると、その時期に生まれた赤ちゃんが集められ、テストを受けさせます。ダライ・ラマが生前使っていた道具を選ばさせ、すべて当てられた赤ちゃんこそ、ダライ・ラマの生まれ変わりとされるのです。つまり、同じダライ・ラマが、転生を繰り返しながらも、ずっと君臨していることになります。
参拝のために、前日までに中国政府からチケットを買う必要があります。
■基本情報
【所在地】
中国、チベット
【宗教】
チベット仏教
【HP】
http://www.jtb.cn/heritage/lasa.html
16.ストーンヘンジ
ストーンヘンジは、平原に立つ古代に建てられたといわれているストーンサークルです。その建造の理由、建てられた経緯など不明な点も多く、謎に包まれています。近年では、コンピュータを用いた解析が進んでいます。
高さ4メートルを越す巨大な石柱は、一見無造作に立てられているように見えるが、調査の結果、これらの石柱の群れは恐るべき緻密な計算の上に配列されていることが判明した。
多くの観光客が、ストーンヘンジを訪れています。まだまだ、わからない謎が解明される時が来ても、ストーンヘンジは人々を魅了し続けるのでしょうね。
現代のドルイド教の信者は、ストーンヘンジを巡礼の土地として捉えています。そのため、許可を得た上で、祭儀をおこなっています。
■基本情報
【所在地】
イングランド、ウィルトシャー州
【関係する神】
不明、ドルドイ教の多神教とする説があります
【HP】
http://www.cosmos.zaq.jp/t_rex/fusigi_2/works_2/works_14_z.html
17.クレーターレイク
クレーターレイクは、クレーターレイク国立公園にあります。透明度と深い青さは、思わず息をのむほどの素晴らしさです。まるで、一枚の絵画のような風景は訪れる人に深い感銘を与えます。人工的な美しさとは違い、自然の造形美がみるものの心に迫ります。
噴火により膨大な溶岩が噴出した事により山頂部が陥没し、陥没した部分に巨大なカルデラが形成された。カルデラからは入り込む川も無ければ流れ出る川も無いため、その後6千年以上の年月を経て雪解け水、雨水等が底に溜まり、現在のクレーター湖となった。
昔からクレーターレイクは、クラマス族にとって聖地でした。冷たい水の中を泳ぐことがありますが、それは呪術的な力を得るためといわれています。アクセスが良くないため、日本人観光客はほとんど訪れません。人々を魅了する神秘的な湖は、穴場的スポットといえるでしょう。
【出典】
Crater Lake by Jonathan Miske
https://www.flickr.com/photos/jmiske/14974154681/
■基本情報
【所在地】
米国、オレゴン州
【関係する人々】
アメリカ先住民クラマス族
【HP】
http://www.gousa.jp/usa/experiences/o/oregon/crater-lake.aspx
【出典】
Crater Lake National Park by m01229
https://www.flickr.com/photos/39908901@N06/22617519801/
18.オリンポス山
ギリシャにあるオリンポス山は、オリンポスの12神が住んでいたとされる山です。洞窟や岩場の斜面には、特別なパワーがあると考えた隠者が住居をかまえていました。
オリンポス山に登るには東側の山麓の町リトホロ(Λιτόχωρο、標高293m)から登る。リトホロはこの山に登るルート上にあることから、「神の街」と呼ばれている。
キリスト教が勢力を増していくのに対し、オリンポス山の信仰は薄れていきました。隠者は去り、古代秘教信者が集い祭儀をすることもなくなってしまいました。ですが、近年、再び人気を集め始めています。
■基本情報
【所在地】
マケドニア国境近く
【関係する神】
オリンポスの12神
【HP】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B9%E5%B1%B1
【出典】
Greece, Mount Olympus by cod_gabriel
https://www.flickr.com/photos/cod_gabriel/1488889470/
19.モン・サン・ミッシェル
モン・サン・ミッシェルは、周囲を海に囲まれた小さな島です。キリスト教の伝説によると、708年に司教であるオベールの元に大天使ミカエルが降臨したのだそうです。ミカエルはオベールにモン・サン・ミッシェルに教会を建てるように訓示をしました。それに従わないでいたところ、ミカエルはオベールの頭に穴を開けてしまったのだとか。自分の間違いに気がついたオベールは、大慌てで教会を建立したそうです。
修道院が頂上にそびえる島内は、木組みの家々、塔、城壁や石畳の路地といった中世の面影を残しています。世界的にその価値を認められたモン・サン・ミッシェルは1979年、ユネスコ世界遺産に登録され、毎年300万人もの観光客や巡礼者が訪れる、フランス国内最大の観光メッカとなっています。
これまで、満潮になると島への道が無くなり、渡ることができませんでした。干潮を狙って徒歩で渡る信者もいたのですが、突然潮が満ち溺れて、命を落とす人が後を絶ちませんでした。その満潮の差は、ヨーロッパ最大と称されます。
1879年、本土を結ぶ橋が結ばれ、いつでも訪れることが可能です。
■基本情報
【所在地】
フランス、ノルマンディー地方
【宗教】
キリスト教
【関係する神】
大天使ミカエル
【HP】
http://jp.france.fr/ja/discover/47655
20.アンコールワット
アンコールワットは、カンボジアにある複合寺院の一部です。世界的にも高い評価を得ている建造物です。ヒンドゥー神話に由来するモチーフを使った印象的なデザインをしています。壁面には守護神やヒンドゥー神話の場面が彫られています。最も有名な彫刻は、創世神話である「乳海撹拌」の場面をモチーフにしたものです。
アンコール遺跡入場券として1日券、3日券、7日券とありますが3日券は40US$。チケット売り場で写真撮影し待つこと数分でパスポート完成。1回目はガイドさんの説明を聞きながら見学し、2回目に個人で訪れてたっぷり見るのもいいと思います。
1992年には、世界遺産に登録されています。12月から1月のモンスーンが過ぎて、酷暑の季節になる前が観光のベストシーズンです。アンコールワットの道は、急勾配になっているため、サンダルよりもスニーカーがオススメです。
■基本情報
【所在地】
カンボジア、アンコール
【宗教】
ヒンドゥー教、仏教
【関係する神】
ヴィシュヌ、菩薩観音
【HP】
http://angkorwat.jp/
世界のパワースポット巡りは不思議と出会う旅
いかがでしたか。20箇所のパワースポットを紹介しました。気になるパワースポットは、あったでしょうか?
まだまだ、謎の多い場所がほとんどです。全容解明にはまだまだ時間が必要かもしれません。ですが、その片鱗に触れるだけで、新しい力と長い歴史を感じとることができそうですね。
そこにパワースポットがあるかぎり人は真実を追い求めるもの、なのでしょうね。