世の中には,意外にも多くの人が霊感を身につけたいと思っているようです。
将来が楽観的に思えず、アイデアも浮かばず、学習能力が衰え、体調も良くなく、頭痛や肩こりなどの症状に日替わりで悩まされるなどの不調が続くと、「生まれ変わりたい」と誰でも思ってしまいます。
実は、こんなときこそ霊感を鍛えるチャンスなのです。
雑多な日々を生きる私たちは、まだまだ未知なるものを自分の味方につけていません。少しの努力で霊感を鍛えることができ、より自分らしく生きていくことができます。
霊感とは?
霊感とは、生まれながらに持っている生命エネルギーのことを言います。
人は、あらゆる自然界からさまざまなエネルギーを受けて生きていますが、霊感の強い人は、宇宙から受けるエネルギーも大きいようです。
一般的に、霊的なものを直感的に見抜く力のある人のことを、霊能力があるといわれています。普通の人でも直観力のある人は、ある意味霊感があるといえますが、例えばその人を見て一瞬で過去や現在、未来が分かってしまうほどの力を持っている人が,本当に霊感があると言えます。
さらに、霊能者と呼ばれる一部の人については、霊界とコンタクトを取ることもでき、相談者についている背後霊や守護霊と会話できる人もいます。
ひと口に霊感があるといっても、霊的な感性が優れていて、相手が考えていることが手に取るように分かってしまうタイプから、幽霊などとよく遭遇してしまうタイプ、霊界と意思の疎通ができるタイプなどがあります。
■霊感を味方につけることができる人
霊感を味方につけるには強い精神力のある人でないと、霊力に負けてしまいます。
霊力のある人はどちらかといえば哲学的な考えを持ち、あっけらかんとした人よりは何事も深く考えてしまう人が多いため、ネガティブな思考に傾く傾向があり、霊感があっても霊力をうまく活かせない人もいます。
強靭な精神力の持ち主でないと、霊力を鍛えることが幸せにつながるとは言えません。「知らぬが仏」「さわらぬ神にたたりなし」とも言うように、自分の心が弱いと思う人は、霊感を鍛えても低級霊にとりつかれ、現在の状況よりもっと苦しむ場合もあります。
霊力を正当な方法で鍛えるには、心が強く、常に心を清浄に保つことができる人であることが最低の条件なのです。
■科学者や文学者のひらめきと霊感について
研究と実験を繰り返すことで真実を得られるといわれている科学の分野でも、一瞬のひらめきで、ノーベル賞ものの答えを得たりする場合があるそうです。
このような科学者のひらめきも、霊感の部類といえるようです。
その他には、文学者にも霊感的なひらめきがあるようで、何かが乗り移ったように筆が進み、あっという間に作品を書き上げた作家もいるようです。
霊感は、形こそ違え多かれ少なかれ誰もが持っているエネルギーながら、よい方に発揮できるかどうかは分からないものなのです。
霊感を鍛えることはできる?
霊感は、良い方向に開花できるように鍛えることができます。ほとんどの人が直観的に感じるのが第六感や霊感ですが、ひらめきやインスピレーションも霊感といえます。
霊感を鍛えるにあたっては、自分はどうありたいか、何のために鍛えたいのかをはっきりさせてから鍛えるようにしましょう。
霊感の強い人は波乱万丈の人生を歩んできたり、これからも順風満帆の人生が送れるとは言い切れない面もあります。なぜなら、本気で霊感と向き合うと他者と寄り添い的確なアドバイスを送るという使命感にかられて、他者の悩み事まで引き寄せてしまうことがあるからです。
カリスマ性のある一握りの精神的に強い霊能者は、自分と他者を混同することなくあらゆる問題を解決し、受ける負のエネルギーを好転させる力を持っています。たとえ自分が霊力を持っていたとしても、人の悩みを聞いてひどく疲れたり、頭痛がおきたり、体調を損ねる場合は、無理に霊力を鍛えない方がよいかも知れません。
しかし、他者とのかかわりのために霊感を鍛えるのではなく、自分の心を強く清浄に保つためになら、霊感を鍛えるのも悪くはありません。何といっても、いつの世も感性の強い繊細な心の持ち主は、常に魅力的です。
霊感を磨き鍛える方法7つ
■1. 月を眺める瞑想法
毎晩同じ場所から月を眺めます。
満月を眺めると、特に強烈なパワーをいただくことができます。満月は太陽のエネルギーを月が受けて反射した強烈な光のエネルギーです。満月のパワーを体に取り入れると、高級な霊感が身につき、よいひらめきが浮かぶようになります。
やり方は、背筋を伸ばして満月の光を体全体で浴びるようにし、特に頭のてっぺんの百会からエネルギーを身体中に受けるようにして、そのエネルギーを全身に行き渡らせます。邪念は捨てて、ただ満月と一体になることだけを考えるようにしましょう。
■2. パワーストーンを拝む瞑想法
パワーストーンには、空間を浄化するパワーがあります。
まわりを清潔な状態にして、水晶やラピスラズリ、アメジスト、ムーンストーン、クリスタルなどを眺めます。パワーストーンといわれる石は、自分の好きな石や誕生石など自分の心が落ち着く石ならどんな石でも効果を得ることができます。
石を見つめエネルギーを体に取り入れることによって、ストレスが取り去られ心が清浄化されます。シャワーや入浴後、体を清めた後におこなうと、より効果的に石のパワーを受けることができます。
■3. 呼吸法による瞑想法
あぐらをかいて座り、へその下の丹田に力をこめ、鼻から息をゆっくり吸い、その倍の時間をかけて息を吐きます。
10分から15分程度の呼吸による瞑想を就寝前におこなうと、身体中の悪い気や二酸化炭素が排出され、脳もクリアになり良質な睡眠を得られるとともに睡眠中に肌や髪の毛のターンオーバーがスムーズに行われるだけでなく、イライラやモヤモヤ感も取り去ることができ、心のターンオーバーもできます。
クリアな心と頭に、第六感や直感力が宿ります。
<第三の目チャクラを開く>
呼吸がうまくできるようになったらとは、眉間と眉間の間の、第三の目チャクラに意識を集中し、あぐらなどを組んで座り、腹式呼吸をくり返すと、より神経が研ぎ澄まされ、直観力が働くようになります。
■4. 霊感の強い人から霊力を得る
霊感の強い人は良い守護霊に見守られており、人格的にもゆったりとした穏やかな人が多く見られます。
そのため包容力もあり、霊感力のある人のそばに寄りそうことで霊力がつくこともありますが、霊的な力というのは、ある程度人生経験を積んだ人の方が、熟成された高度な霊感力を持つ人が多いようです。
19歳ごろが一番霊感が強い時期と言われていますが、あまり若いうちから自分の霊能力を過剰に評価し、霊力のある人と行動を共にするのは、早いうちに神経をすり減らしてしまう恐れもあり、後半の人生が危ぶまれます。
霊能力のある人から霊能力を受け継ぐ以前に、その人の全体を信頼し、生き方のお手本になるような人かどうかを見極めることも大切です。
■5. 大地からのエネルギーをキャッチする
大地からの生命エネルギーの恩恵を受けると、免疫力や基礎代謝力が働き、病気になりにくいといわれます。寝室が、良い生命エネルギーをキャッチしやすい位置にあると、寝ている間に健康な気を体内に取り入れることができます。
一方、生命エネルギーを阻害する位置に寝ていると心や体が休まらず、霊感力を鍛えらるどころか、心も体も弱っていきます。朝目覚めてもスッキリしなかったり、肩や腰が年中痛いなどの症状がある場合は、寝室の位置を変えてみるとよいでしょう。
大地のエネルギーをキャッチする力を身に付けると、自然に霊感力もつくようになります。
■6. 断食、お籠りなどの修行をする
過食状態で肥満だと、霊的な意識はなくなります。
やはり、体もスリムな方が霊感が育ちやすくなります。
とはいえ極端な断食などは、体によくありません。最近ダイエットなどにもとり上げられている、プチ断食のファスティングなどが霊感を高めるのにおすすめです。
■7. 内観方法で自分を知る
自分で自分の心のうちを覗いてみると、本来の自分に出会うことができます。日々の生活が知らず知らずのうちに流れ作業のようになっていたら、反省してみましょう。
自然界には、第六感を鍛える場所があふれています。海や山や公園などにできる範囲ででかけ、自分の内なる声に耳を傾けることが大事です。内なる声に耳を傾けることができるようになると、人をうらやんだり、自分の運命をつまらなく思ったりしなくなります。
霊感を鍛えた後に起きる変化5つ
霊感を磨き鍛えると、次の様な変化が起きると言われています。
■1. 自然体で生きていけるようになる
守護霊からのメッセージが的確に受信でき、自分の生き方の軸がぶれないようになります。霊感を磨くことで自分が何のために生まれてきて、今後どうやって生きていくことがより良いのか分かり、自然体で生きていけるようになります。
■2. 心が磨かれる
霊感を磨く行為は、静かな時間を作り自分を見つめ直す修行とも言えますが、日常生活の中に、この静かな時を組み込むことによって心が清浄になります。
何かにつけてバタバタとした日常生活を送っていたのでは、心のゆとりがなくなります。1日のうちの数分を「間」として取り入れることで、霊感だけでなく心も磨かれます。
■3. ひらめきや直感を感じられるようになる
霊感を磨き鍛えると、シンプルに生きることの心地よさが分かってきます。持ち物や人間関係も思い切って断捨離することができます。
もともと断捨離とは、入ってくる余計なものを断って、要らないものは捨てて、こだわりから離れることを言いますが、シンプルに暮らすことによって、物や人に執着することがなくなり、その分ひらめきや直感を感じることができます。
■4. 感覚が研ぎ澄まされる
霊感を鍛える一つの方法に断食がありますが、食事をシンプルにすることで胃腸の調子が整い、考え方もシンプルになります。
食品添加物や甘いものを控えるだけでも、あらゆる感覚が研ぎ澄まされてきます。飲み物をさ湯にしたり、食事は薄味にするなど少しの切り替えでも断食に近い効果が得られます。
■5. 感謝の気持ちが生まれる
霊感を鍛えると、ささいなことにも感謝できるようになります。たとえ好ましくないことが起きたとしても、この程度のことで済んで良かったと思うことができます。
日々の生活になるべく多く「ありがとう」の言葉を加えて、まわりの人に対する感謝を口に出して伝えることが、言霊を育てることになり、高級霊がつくきっかけになります。
霊感を鍛えるときの注意点
人に対しても作法があるように、霊に対しても作法を守ることが大事です。霊を刺激するような行為は、自分を痛めつける行為にもなりかねません。霊感を鍛えるにあたっては、あくまでも「無」になることです。
本来、優れた霊感を持ち合わせていないにもかかわらず、「霊感を鍛える」という目的で、修業をした場合に、体や心が非常に疲れてしまうことがあります。一歩離れてこだわりを捨てて「無になる」ことを目標にすると、自然に直観力や予知能力がつきます。
霊に嫌われないためにも、次のような作法は守るようにしましょう。
・どんな時も平常心を持つようにしましょう。
・霊能力が育つと、心霊スポットなどに出かけたくなるかも知れませんが、事故や火事などの現場には成仏できない下流霊が多くいるので、とりつかれてしまう可能性があるので行かない方がよいでしょう。
・自分の霊力を過信するのは止めましょう。
・不吉なところや鬼門などに盛り塩をしがちですが、霊の通り道を開けておくことも必要です。家の周りを盛り塩で囲むようなことは、よくない霊まで閉じ込めてしまうことになりかねません。
・こっくりさんやひとりかくれんぼは、低級霊を引き寄せる手段になってしまいます。これらは、交霊術といって、霊を呼び寄せる方法ですが、呼び寄せた霊を退散させる方法を知らずにおこなってしまうと、いつまでも下級霊にとりつかれてしまう恐れがあります。
・生まれつき霊感がある優れた霊能者は、霊的なエネルギーを肉体に流すことができますが、鍛えることで育った霊的エネルギーは、肉体を滅ぼすことにもなりかねません。断食や断睡などの体を使っての極端な修行の上得られた霊感は、霊感を使うたびに心身共に極端な疲れを感じてしまいます。
霊感を高めるパワーストーン5個
人は、誰もが第六感という感覚器を持って生まれてきたとされています。しかし、日常的に使わなくなったことで、第六感を防いで生活しているそうです。そこで、あなたの中にある第六感を呼び覚ますのに有効とされるのが、パワーストーンです。なかでも、霊感を強めるためのパワーストーンについてまとめたので参考にしてください。
■①アメジスト
アメジストには霊感を高める作用が非常強いので、霊力が強い人には向いていません。鈍感な人や霊力を身につけたい方は、霊的なパワーが強いのでおすすめします。アメジストを持っていることで、日常生活の中でこれまで感じたことがない感覚に遭遇することが、考えられるのでさまざまなことに想定しておくことも必要となってきます。
■②ラピスラズリ
霊力の向上や、魔除けに強く作用するのがラピスラズリと言われていますが、この石は安易に効果が出るものとは違い、学びになる試練を与えてくれるパワーストーンでもあります。非常に奥深くラピスラズリ生きる意味や使命への導きをしてくれ、本来持つ自身の能力を強めてくれる効果が期待できます。
ラピスラズリは、身につけているだけ普段とは違う感覚を呼び覚まし霊力を開花させてくれます。ラピスラズリは、一緒に持つ石によっては、弾けるので自身の相性と合う石を身に付けるようにしましょう。
■③ホワイトファントム
霊力との繋がりが強いホワイトファントムは、瞑想状態へ誘う効果が期待できます。外に意識を向けていた行動パターンも、ホワイトファントムのパワーで、突き動かされるものがあると思います。それが、実力以上を発揮できるといわれています。自分でも気づかないほどの集中力を発揮するので、霊的な力による引き寄せにつながるとされています。
■④ラブラドライト
眺めているだけで、神経が研ぎ澄まされて、直感力・洞察力・創造力・予知といった霊的な波動を非常に強く感じることができます。
これまで眠っていた意識に作用し、魂に響くバイブレーションを感じることができるラブラドライトを持つことで、これまで感じたことがない感覚を経験することになるでしょう。そして、苦難を乗り越えた先には「スピリチュアルな法則」に導かれることになるといわれています。
■⑤タンザナイト
身につけた瞬間、魔法をかけられたように直感力が養われるので、はじめは戸惑いを感じることでしょう。次第に研ぎ澄まされた感覚に慣れてきます。強い霊力が備わっているタンザナイトは、一瞬にしてオーラが浄化し、視界変える作用があるといわれています。
エキゾチックな風格と気品で、見ているだけでも霊力がありそうなタンザナイトは、次元を超越した高貴な自然からのギフトといえるでしょう。直接的にオーラに関わる石、それこそがこのタンザナイトの大きな魅力です。
まとめ
霊感を鍛えるためには、やはり瞑想や精神統一による訓練がよいようですが、人を幸せに導くような高級霊は、鍛えたからといって、そう誰にでも授かることができるものではありません。
常に心を平静で清浄に保つことを意識して、穏やかな日々を過ごすことが、人にも自分にもプラスになる霊力を身につけることになります。