大切な人が亡くなって形見をもらうことがあります。また、親族が亡くなって遺品をどうするか悩む人もあるでしょう。実は、亡くなった人の物には、スピリチュアルな意味があります。
こちらの記事では、亡くなった人の物を使う意味や効果について解説します。
遺品や形見のスピリチュアルな意味は?
風水では全ての物に「気」が宿ると言われています。そのため、自宅にある物によって家全体の「気」が変わり、暮らしている人にも影響を与えるでしょう。
亡くなった人が使っていた遺品や形見は、風水的な観点から見ると「生きている物」としてみられなくなります。いわゆる「陰」の「気」を持っている物として扱われるためです。
遺品を見て悲しみや嫌な気持ちを感じるときは、「気」が下がっているといっても過言ではありません。反対に、身に着けることでいいことが起きたり、亡くなった人が守ってくれるような感覚を得ることもあります。
このように、亡くなった人が生前大切にしてきたものは、家族や親しい人が手元に置いておくとよいでしょう。
亡くなった人の物を使うスピリチュアル効果
家族や身近な人が亡くなった場合、その人が願っているのは、遺された人の幸せでしょう。そのため、亡くなった人の物を使うことで、身につけている人を守ってくれるスピリチュアル効果があります。
例えば、亡くなった人が使っていた物を身につけて出かける時は、必ず天気が良い気がするという話はよくあることです。
身につけたり飾ることで、自分や家族が晴れやかな気持ちになるのであれば、故人が見守ってくれているといえます。
自分が大切にしていたものを、家族も大切にしてくれれば、故人も喜ぶでしょう。それは、供養にもつながり、スピリチュアル効果もアップします。
形見の指輪のスピリチュアルな意味
形見として譲り受けるアイテムの中でも、多く見られるのが指輪です。おばあちゃんが使っていた指輪を孫がもらうケースもよくあるでしょう。ヒスイやエメラルドなど、綺麗な宝石が施されたタイプも少なくありません。
風水的に見ると、日頃から身につけていたアイテムには、故人の想念が残っている可能性があります。特に、宝石類には想念が残りやすいため、身につけた時にあまりいい印象を受けなかった時は、一度磨いたりリメイクしてみると良いでしょう。残っていた想念がクリアになり、身につけている人を守ってくれる存在に変わります。
ただし、事故や自殺で亡くなった場合、マイナスなエネルギーが影響してしまうため、一緒にお墓に入れてあげるとよいでしょう。
亡くなった人の物で捨てるべきもの
遺品や形見といっても、亡くなった人が使っていた物は一つや二つではありません。たくさんある遺品の全てを使うことは難しいでしょう。そのため、亡くなった人が遺した物は、使えるものと捨てるべきものに分ける必要があります。
捨てるべきものとして挙げられるのが、目にすると悲しみを感じたり辛い気持ちになるアイテムです。なんとなくモヤモヤした気持ちを感じる場合も、処分することをおすすめします。
とはいえ、故人が大切にしていたものを捨てるのは気が引ける人も多いでしょう。しかし、スピリチュアル的な視点から見ても、しっかりと故人を敬った上で処分することは、問題ありません。遺された家族や親しい人たちが、この先も前向きに生きていくために欠かせない作業です。
処分方法には、買取依頼や寄付など様々な方法があります。
参考:亡くなった人の衣類の処分方法
亡くなった人の物で残すもの
遺品の中でも、残しておきたいものを形見といいます。
数ある遺品の中から、感謝の気持ちが湧き出るアイテムや、楽しかった日々を思い出して暖かい気持ちになるアイテムアは、ぜひ手元に残しておきましょう。身につけたり見えるところに飾ることで、故人がサポートしてくれる存在となります。
そもそも、亡くなった人も大切な人の幸せを願っているものです。そのため、遺品整理をする際も、遺された家族の気持ちをバロメーターにして選ぶことをおすすめします。結果的に、選ばれた形見は、お守りとして役立つでしょう。
亡くなった人の物の浄化方法
いくら形見として使うとはいえ、なんとなく亡くなった人の物を使うのには抵抗があるものです。安心して使うためには、新しい「気」を取り入れる必要があるでしょう。
そこでおすすめなのが太陽の力を借りる方法です。晴れた日の午前中に、形見を用意して日の光を浴びさせましょう。室内でも構わないので、数時間程度日光浴をさせてあげる用にしてください。
こうすることで、これまで亡くなった人の「気」が宿っていたアイテムに、新たなエネルギーが入ります。まだ気になる時は、白い布か紙で包んで、その上にお米と天然塩を混ぜたものを乗せて一晩置く方法もおすすめです。
まとめ
大切な人が亡くなるのはとても悲しいことです。しかし、形見を身につけることで、楽しかった思い出と共に生きていくことができます。
身につけていて心地よいものであれば、遺族を守ってくれるアイテムになるでしょう。亡くなった人の物を使う時は、大切に使うように心がけましょう。