最近、何をしてもうまくいかない人は、先祖の因縁が関係している可能性があります。人生を好転させるためには、先祖の因縁を断ち切らなければなりません。
今回は、先祖の因縁を断ち切る方法と合わせて、家系因縁の現れ方や浄化方法も解説します。
先祖の因縁とは?
私たちは、誰でも遡るとたくさんの先祖がいます。現代と同じく、どんな時代の人でも個性を持っており、中には苦しみや迷いを持ったまま亡くなった人もいるでしょう。また、誰かに対して恨みを恨んだ状態で亡くなったケースも考えられます。
こうした先祖の無念が、現世の子孫に対して現れることがあり、これが先祖の因縁です。
特に、現世に影響しているのは、3代・7代・12代前の先祖だといわれています。先祖から受ける因縁には、パターンがあり「霊的」「肉体的」「精神的」に分類されるのが一般的です。
先祖の因縁のスピリチュアルな意味
先祖の因縁が最も影響を与えるのがスピリチュアル面です。スピリチュアル的には、子孫の運命が先祖によって決められるといった側面があります。
実際、スピリチュアルの世界には、原因と結果という法則があり、先祖の因縁もこうした法則の一つです。つまり、先祖の因縁は「因果応報」であり、カルマともいわれます。
また、運気は波動によって引き寄せられるため、先祖の因縁が現れるタイプの人は、低いエネルギーを放っている可能性が高いでしょう。
先祖の因縁が引き起こすリスク
先祖の因縁は、様々なリスクを引き起こします。最も辛いリスクは、病気や災害、事故により亡くなるケースです。そのほかにも、肉親同士の争いや家系の衰退なども先祖の因縁が影響しているケースが多いでしょう。
また、男性に多いリスクが、あらゆる場面で挫折を経験することです。例えば、仕事が軌道に乗りかけた途端に頓挫したり、結婚前に別れたりというケースが考えられます。
男女間の問題に悩みが絶えない人も先祖の因縁が関わっている可能性が高いため要注意です。不倫や浮気のほか、夫婦仲が悪くなり結婚生活に支障が出ることがあります。人間関係だけではなく、お金の問題も出てくるでしょう。
なかなかお金が貯まらない人や、溜め込んでいたのに破綻してしまうケースも少なくありません。
先祖の因縁の調べ方
先祖の因縁を調べるためには、2つの手段があります。それぞれの手段について詳しく見ていきましょう。
■家系図作成
先祖の因縁は、3代前、7代前、12代前の影響が強いといわれるように規則性があります。そのため、先祖の因縁を感じた時は、家系図を作成してみると、その原因が見えてくるでしょう。
一般的に、祖父母の代までは知っているけれど、曽祖父や曽祖母以上になると、どんな人だったかわからないものです。さらに上になれば、親ですら会ったことがないケースがほとんどでしょう。
しかし、家系図を作ってみると、先祖の人となりが大体見えてきます。例えば、7代前の先祖の夫婦仲が悪かったら、現世に影響を与える可能性が考えられるでしょう。一代ずつ遡りながら、自分のルーツを探ってみることをおすすめします。
■自分の状況を確認
人生がうまく回らないときは、先祖の影響だけとは限りません。まずは、自分の状況を確認することも大切です。
例えば、ネガティブな考え方ばかりするようになったら、マイナスなエネルギーを発してしまい、良くないことを引き寄せやすくなります。
また、仕事がうまくいかないと思っている人は、ほかに考え事をしている可能性もあるでしょう。先祖の因縁の可能性も踏まえながら、現実的な原因をチェックすると案外簡単に解決するケースも少なくありません。
先祖の因縁を断ち切る方法7個
■1. お祓いを受ける
先祖の因縁による霊障に悩む人は、お祓いを受けてみましょう。霊障は、自分一人ではなかなか解決できません。
神社に行って、専門の神職にお祓いをしてもらうと、霧が晴れるように楽になる可能性があります。お祓いをする時は、感謝の気持ちを神様に伝えることが大切です。
また、お祓いをした結果、霊障が消え快適な生活が戻った場合、再び神社に訪れてお礼を伝えることも欠かせません。
■2. 除霊をしてもらう
占い師や祈祷師に依頼して、除霊をしてもらうのも一つの方法です。特に、強い恨みを抱えたまま亡くなった先祖がいる場合、除霊は大変助かる手段といえるでしょう。
除霊をすると、先祖の因縁が断ち切られますが、先祖との縁が切れるわけではありません。良くないエネルギーだけを断ち切り、先祖に対する感謝は忘れないように心がけましょう。除霊によって、自分だけではなく先祖も健やかになります。
■3. 先祖供養をする
先祖供養を怠っている人の多くは、先祖の因縁に悩まされています。思い当たる節がある人は、すぐに先祖供養をしてください。
難しい御経をあげたり作法を気にしたりしなくても問題ありません。毎日、仏壇にお線香をあげてお花を備えるだけで、先祖供養になります。
時には、ゆっくりとお墓参りするのもおすすめです。大切なのは気持ちであり、先祖がいたから今の自分が存在していることに感謝をしましょう。
■4. 徳を積む行為をする
先祖の因縁を断ち切るには、自分自身のエネルギーを高めることも大切です。そのためには、日々徳を積む行為をしてみましょう。
無理をして大きな徳を積む必要はありません。ゴミを拾ったり困っている人を助けたりと、小さな徳をコツコツと積むことが大切です。
ただし、小さな徳を一つ積んだからといって、すぐに先祖の因縁から解放されるわけではありません。日々の積み重ねが因縁を断ち切ってくれます。
■5. 日頃から感謝の気持ちを大切にする
先祖の因縁を断ち切る以前に、日頃から感謝の気持ちを大切にしている人は、悩まされることが少ない傾向にあります。なぜなら、感謝の気持ちを持つと、先祖が守ってくれるためです。
また、他人や先祖に感謝することで、自分自身の心にもゆとりが生まれます。心のゆとりは、先祖の因縁を断ち切るために大切なポイントです。
■6. 考え方を変える
先祖の因縁に悩まされる人の多くは、マイナス思考になっています。すぐに先祖の因縁を断ち切りたい時は、考え方を変えるように心がけましょう。
例えば、困難が訪れたとしても、ステップアップするタイミングだと捉えると前向きな気持ちになれます。ここで、不安な気持ちに苛まれてしまうと、すぐに先祖の因縁につけ込まれてしまうので要注意です。
■7. 自分の運命を知る
自分がどんな運命を背負っているかを知るのも、先祖の因縁を断ち切る方法の一つです。とはいえ、多くの人は自分の運命を知らずに生きています。
そのため、気がつけば先祖の因縁に悩まされてしまう状況に陥りがちです。信頼できる鑑定士に依頼して、ホロスコープや四柱推命などで鑑定してもらいましょう。自分の宿命や運命を客観的に見ることで、先祖の因縁に捉われにくくなります。
まとめ
先祖の因縁は、長く続く念の塊です。今回紹介した手段を使って、速やかに断ち切るように心がけましょう。あなたが幸せになれば、先祖の因縁も解消され、先祖自体も安らかになります。