過去に戻ってやり直したい!…と思ったことはありませんか?修正したい事、消したい事を全て元に戻し、知らなかった事を知ることも…。とはいえ、映画やドラマの架空の話じゃありません。タイムリープ”なんて出来るわけない!
いえ、実はいるのです。タイムリープを経験した人が…もしかすると、あなたにもそんなチャンスが巡ってくるかもしれません。
タイムリープの意味とは?
タイムリープ(TIME LEAP)とは過去の自分に戻ることです。同様に未来の自分に飛ぶことも出来るといいます。ただ、そこにも自分がいます。すると…その時代に自分がもう1人?ではありません。過去や未来の自分に今の自分の意識が入るので自分は常に1人、その時の自分に今の自分が存在するのです。
タイムリープは自分が生まれて(過去)から死ぬまで(未来)の間。自分の存在がない“時”には移動は出来ません。時を超えて自分に依存する、幽霊でたとえるなら自分で自分に憑依するようなもの。
今の経験と知識をもったまま入り込むので、過去の過ちや辛い出来事を客観的に体験し、場合によっては修正する事もあるでしょう。未来の自分に入り込めば将来の自分の姿やどんな人生を送ったか知ることが出来るというわけです。
タイムリープとタイムスリップの違い
タイムリープは自分の意識が過去や未来の自分に入り込むこと。タイムスリップは全く違った時代や自分の存在しない過去や未来に自分が時空を超えて行くことです。
わかりやすい例で言えば映画「時をかける少女」はタイムリープ。映画「テルマエロマエ」「バックトゥザフューチャー」はタイムスリップです。
「時をかける少女」のようにタームリープは比較的短い時間の中で過去や未来の自分に入り込み過去を修正し事件を未然に防ぐなど未来予知のようなことも出来るわけです。その“時”を生きる自分は既に存在しているので意識だけが時空を移動します。
タイムスリップは全く自分のいない時空や世界を渡ります。「テルマエロマエ」の映画でもわかるように、紀元前に存在した外国人が突然21世紀の日本(しかも銭湯に)に現れます。そこには自分は存在しないため元いた時代の風貌のまま、全く別の時代で見たこともない人種と出逢うわけです。
どちらも自分は1人きりですが、自分の知る自分の中に意識がある場合と、突然全く違う知らない時代に飛ばされ存在する。本人の興味はさておき、まず、対処や身の振り方はタイムスリップの方が苦労するかもしれません。
タイムリープした人の特徴
実際タイムリープの経験がある人には同じような前兆や特徴があるといいます。リアルが夢を見て「あれ?どっちが夢だっけ?」と感じたり、映画やドラマ、小説やマンガなど結末を知っていたり、頻繁にデジャヴを感じたり…これは本人が気づいていないだけでタイムリープを経験している場合があります。
また、他人から見ればいつもと変わらず普通に行動をしているにも関わらず、本人は記憶が曖昧だったり一部分の記憶がない、知らない事を口にしたりする事もあるようです。
こんな事が続くと家族も心配し脳外科の検査を受けさせますが、何の異常もないという事がほとんど。全てがタイムリープとは限りませんが、意識が別の次元に行っているため、自分には覚えのないことが起こっているのでしょう。
スピリチュアルの世界では次元はいくつも重なっていて、フィルター1枚のような世界で繋がっているため、同じような風景で同じような人々が存在しているとも言われています。
タイムリープの効果
タイムリープは過去の自分に戻れるので、やり直したい事、消してしまいたい事を修正し本来の自分(現実の自分)にとって都合の良い状態に変える事が出来ます。
一説には未来へはタイムリーフ出来ないとも言われますが、現時点の自分にとってまだ見ぬ未来を想像するよりも記憶に残る経験と想いがある過去の方が繋がりやすいのかもしれません。
タイムリープを望むのは修正したい過去があるから。未来は修正する対象が掴めないから出来ないと言われるのではないでしょうか?
ただし、過去にタイムリープしたからと言って必ず思い通りになるとは限りません。たとえ修正出来ても、よくあるフィクションのように現時点に戻った自分の状況は多かれ少なかれ影響はあります。過去を変えれば未来は変わる、果たして修正して良いものなのか?難しいところです。
タイムリープの成功条件
先に紹介したタイムリープをした人の特徴にもあるように、リアルな夢をみる、まだ知らないはずの物語の結末を知っている、デジャヴをよく経験するという人はまず、怖がらす素直にその状況を冷静に受け入れる事が大切です。
夢の中の出来事に嫌悪感や拒否、否定はしないこと。それは別の次元の世界で今、自分が生きる世界とは少し違います。
特に「これは夢」と認識している非常にリアルな夢を“明晰夢”といいます。明晰夢を見ている脳波とタイムリープしている時の脳波(一説ではγ波)はほぼ同様といいます。
タイムリープには脳波をこの状態に保てるように自分でコントロール出来るようにしなくてはなりません。それには心身のバランスを整え心をニュートラルにすることが第一歩です。
そして、明晰夢をみても慌てず夢の状況を観察しましょう。夢をみている間は現実との境界線はなくなりますが、夢から覚めれば夢と現実をハッキリ認識できるようになります。
タイムリープする方法6個
■1. いつの自分に戻りたいか明確にする
いつ、どんな時の自分に戻りたいのか?明確にしておくことは大切です。タイムリープに余程慣れていない限り“何処へ”は意識の道標になります。
せっかくタイムリープのチャンスが巡って来たのに「さっき」だったなどではあまり意味がないという場合もあるはずです。タイムリープしたいと思うからにはその理由があるはずです。しっかりとして意識の道標を持つ方が良いといえます。
■2. 心身のバランスを整えリラックス
まずは心身のバランスを整えリラックスして就寝するようにしましょう。何か問題や悩みで眠る直前までアレコレ考えている時は脳は常に活動していてリラックス状態にはなっていません。
ニュートラルな精神状態でないとタイムリープは出来ない事はもちろん、タイムリープしている間も脳はずっと活動し続けているため緊張状態が続きます。
脳が休んでいないので起床時も心身共に疲れているはずです。このような状態は肉体的にもマイナスです。なるべくリラックス状態で就寝するように心がけましょう。
■3. 瞑想
瞑想は脳や心身をニュートラルにするにはとても良い方法です。瞑想も意識を解き放つため、次元を超えるために重要です。
しかし、自由に瞑想時間をキープできる人はそれなりの鍛錬で瞑想を習得出来ている人だけ。ヨガなどでも教えてもらえますが、最初はなかなか難しく瞑想しているつもりでも、必ずといっていいほど何か考えているものです。
これでは瞑想とは言えません。正しく瞑想ができるようになるには少々時間がかかりますので焦らず少しずつ修練していくと良いでしょう。
■4. 夢をみたら意識を集中する
夢の中で「あ、これは夢!」と思ったら、客観的でなくその夢のストーリーにシンクロするようにしましょう。夢の物語と一体化します。
現実世界の出来事と同様に目覚めるまであなたが夢の中の完全な登場人物となります。ドラマでいえば役者となりその役に入り込むような状態です。
楽しい夢でも哀しい夢でも夢の中の出来事と真剣に向き合って下さい。夢と現実の境目を失くす、これもタイムリープには重要なポイントとなります。
■5. 空気のような存在感になる
時空を超えるには現実世界の物事への執着は妨げになりがちです。特に自己顕示欲が強く様々な面で欲や執着が強いと現実の世界に囚われ意識を飛ばすことは難しいかもしれません。
人間ですから食欲はもちろん、物欲も金銭欲があって当然でなければ生きていけません。けれど何かに囚われていると意識は常に己の中から出ようとはしません。
せめて、あまり物事に執着せず自己主張を最低限にとどめ、穏やかな空気のような存在感になることが大切です。心が解放されストレスを受けにくい精神は時空を超えるための強い味方です。
■6. 夢日記をつける
夢日記はタイムリープのためだけに関わらず、夢からのメッセージを受け取るために、自分の心の動きを知るためにも大切です。
寝る前はどんな状況で気分はどうだったか?そこで見た夢は?起きた時の気分は?わかる範囲で書き留めておくと、もしタイムリープが起こった時、どんな状況かがわかります。
どんなリアルな夢でも時が経てば忘れてしまうものです。夢日記を作って枕元に置き寝る前と起きた直後、今日の夢をメモしておくと便利です。
過去にタイムリープする方法は?
タイムリープをしてみたいと思うならば、自分の歴史のいつ、どの時に戻りたいのか決めておくことが大切です。何が一番印象的だったか?心残りや間違った行いを修正したい、真実を知りたいという“時”をピンポイントで出来るだけ詳しく思い起こしてみましょう。
当時の状況や関わった人物、話した言葉や内容、傷ついた、傷つけたと思われる瞬間など当時の出来事を録画を再生するように映像として常に心に留めておきましょう。
古い記憶であればあるほど曖昧になりがちな記憶かもしれませんが思い出せるだけ思い出し、ここをしっかり心に刻むことが重要です。
タイムリープは基本的に過去が多いと言われます。中には未来の自分にタイムリープしたという人もいますが、過去の方がイメージの方が脳が再生しやすいということもあるのでしょう。
まとめ
タイムリープしたい、それはきっと今までの人生の中でやり残した事や後悔、改めたい事があるのでしょう。もしもタイムリープに成功し目的を達成し現実の自分に戻った時、目に見える風景や大切な人々はどのように見えるのでしょう?
見違えるように清々しい世界になっているといいのですが…失敗も後悔も今の自分を作る大切な経験であることも忘れないように。