真っ白で雪のような白猫を見たことはありますか?一見白猫でもよく見れば模様があったりブチ猫だったりすることが多く、飼い猫ではなく正真正銘の白猫と出逢える事は稀です。
白猫を見ると幸運が訪れるといいます。いつ、どんな時に?白猫を見た時の状況でその意味を探ってみましょう。
白猫とは?神の使い?
白猫は神の使いだと言われています。猫に限らず、白蛇、白イルカ、白狸、など日本人は白い動物を神聖なものと結びつけます。
特に猫は人には見えないものを察知する感性が強いことや、昔は家や貯えを襲い役病を持ち込むネズミを退治する動物であったため、“人を災いから護る”と信じられていました。希少な白猫が神聖化するのも不思議ではありません。
遺伝子学的には白猫は2種類存在します。他の動物にもあるように色素を持たない突然変異である“アルビノ”。そして“白色遺伝子”か“白斑遺伝子”と呼ばれる遺伝子を持つ猫です。
猫全体からみても白い猫は数が少なく、白の遺伝子を持つ猫からしか白猫は誕生しません。災いを排除する猫の中でも稀少な“真っ白”という2つの要因が重なり、“神様の使い説”が広まったのでしょう。実際、白猫には様々な幸運のジンクスがあります。それは日本だけでなく世界各地で“白猫は幸運に繋がる”と信じられています。
白猫のスピリチュアルな意味は?幸運の前兆?
白猫を見かけると幸運が訪れる予兆か、もしくはトラブルを事前に報せ注意を促すサインとも言われています。神聖な場所で白猫を見かけると神のご加護があるともいいます。
また、白猫の中でも左右眼の色が違うオッドアイはさらに貴重で大きな幸運を招きます。実際に遭遇出来なくても、夢に白猫が現れると恋愛運や金運が上がると信じられ白猫と幸運は深いとの繋がりがあるようです。
それが“白猫が幸運を呼び寄せる”と言われる理由です。もしも、神社でオッドアイの白猫を見たら、もうラッキー間違いなしですね。
誰でも知っている“招き猫”も白猫です。今では色のバリエーションも豊富ですが、やはり代表的な招き猫といえば白です。白の招き猫は商売繁盛を含め開運招福。商売をやっている、いないに関わらず、家族に健康と幸運を招くと信じられているため、開店祝いの贈り物や縁起物として家に飾る人が多いようです。
白猫が来る家の運気は?
白猫が家の庭やベランダにやって来た!それは白猫が幸運を運んで来た証拠です。家族の健康、金運や財運、家内安全の印。近いうちに家族全体の運がUPする兆しです。
また猫は霊感が強く邪気が入るのを見張っているともいいます。そんな白猫を常に身近に置きたいと白猫を飼っている家庭や飼えない家庭でも、白い招き猫や置物を飾っている家庭もあります。
開運招福という白猫のジンクスは日本だけではありません。イギリスでは白猫は幸運を呼び、黒猫は魔除けとされるため、白と黒双方を飼うことでその家は安泰といわれています。
昔、タイの王宮では白猫は繁栄の守り神と大事にされて、特に目の色が違う希少なオッドアイの生まれる確率の高い“カオマニー”種はさらに特別に扱われたようです。白猫やその血統がペット市場に流出したのは20世紀末からです。とはいえ稀少なだけにまだまだ少なくペットショップでも見かけたら超ラッキーです。
白猫の恋愛運
白猫は恋愛運も上げると言われています。特に女性は満月の夜に白猫と遭遇すると近々プロポーズされたり、幸せな結婚のサイン。
また、実際に遭遇しなくても白猫の夢を見ると運命の人に出逢える、恋人ができる、既にパートナーがいる人は絆が深まるとも言われています。
白猫の夢は幸運の印。恋愛運UPと夢を見た人の魅力もUPしているようです。また夢に子猫が出てきたらそれは子宝に恵まれる暗示。子猫の数が多ければ多いほど子宝のチャンスは強くなるといいます。白猫グッズも恋愛運UPに繋がるといいます。白猫グッズを集めてみると良いかもしれません。
白猫が横切るスピリチュアルな意味
白猫は恋愛運に限らず金運や家庭運、仕事運など幸せに繋がるものを運んでくれます。自分の前を白猫が横切ったり通り過ぎたりするのを見かけると、幸運が3日は続くと言われています。
白猫は幸運の宅配便屋さんです。たまたま白猫と出逢ったその時、今はまだ気が付かない幸運が届けられたのかもしれません。
猫は警戒心が強く人に媚びる事はせずパーソナルスペースをとても大事にします。野生の猫は特に人には近づきません。元々単独行動で狩りをしていた先祖の習性なのでしょう。けれど心を許せばとても従順で相手の心を読める生き物です。ある意味、人間と似た性質があると言えます。
白猫と目が合うスピリチュアルな意味
基本的に猫は人と目を合わすことを嫌います。同じネコ科のライオンやトラに間違って出くわしても、けっして目を逸らしてはならないとも言いますよね?ネコ科の動物にとって目を合わせることは対峙と威嚇、目を逸らすことは拒否や恐怖を意味しています。
自分の飼い猫である場合はまた少し別の意味がありますが、偶然白猫と出逢って、ふと目が合い逸らさないでずっと見つめて来たとき、猫は何かを感じているはずです。第六感の強い猫は目があった人の霊視や透視をしている状態なのかもしれません。
白猫のメッセージを読むことはなかなか難しいですが、今の自分の状況やこれから起こることを客観的に見るチャンスなのかもしれません。
神社の白猫のスピリチュアルな意味
神社に白猫がいたら、それはまさに神がかりな猫、神の使いかもしれません。神社にいる白猫は神様の代わりに「よく来たね」「頑張っているようだね?」と歓迎してくれているのでしょう。
しかも、その白猫が近づいて来たり逃げずに撫でさせてくれたら…運気が良くなる、運が良い方向に転換する兆しと思われます。
基本的に猫は飼い主や心を許した人間にしか近寄ることを許しません。そんな猫がたった今、出逢ったばかりの見知らぬ人間とコミュニケーションをとるならば、その人に対し好意的で特別な何かを感じているからではないでしょうか。猫は人間に見えないモノを見る能力があるため、きっと猫にだけに感じる“何か”があるのです。
白猫を夜に見るスピリチュアルな意味
満月に白猫と遭遇するのは幸運や恋愛運UPとされる一方で、満月は特別。それ以外の夜に白猫を見るのはあまりラッキーではないという話もあります。
イギリスでは白くぼんやり歩く白猫は幽霊を彷彿させ、人の死や不運、不吉を意味するとも言われています。世界共通、夜はあの世や魔の世界と繋がる時間です。
白猫の不思議な力は幸運を運ぶこともあれば、魔と深く繋がる夜には一層邪気を感知し危険を知らせる力を発揮していると考えられているからかもしてません。
もし夜に白猫に遭遇したら、焦らず状況をよく確認しましょう。暫くは注意して行動し、もしその時、月が出ているなら月を見つめて自分を浄化すると良いでしょう。
まとめ
白猫には不思議な力が備わっています。幸運を呼び人には見えないものを察知し災いを跳ね除ける力があります。もし、白猫と偶然出会ったら、それは白猫からの幸運のお届け物かもしれません。