大切な人が亡くなった後で、ふと近くにその人の存在を感じることがあります。しかし存在を感じても「亡くなっているから気のせいだろう」と思ってしまう場合が多いでしょう。
実際に自分の目で存在を確認することができませんから、気のせいだと思ってしまうのは無理もありませんが、亡くなった人が近くにいるという場合もあるのです。
そこで今回は、亡くなった人が近くにいるときに発せられているサインについて触れていきます。
亡くなった人の魂の行方
肉体から離れた魂は一定の期間をこの世で過ごした後で、あの世と呼ばれている世界へと旅立っていき、再びこの世に生まれてきます。魂の修行をしてレベルアップをするために生まれ変わる必要があり、これを一般的には「輪廻転生」と捉えていますよね。
死を迎えてから1日ほどは肉体の中に留まっており、肉体を離れた後1週間ほどの時間をかけて、少しずつ自分の死を受け入れるのです。
そして自分の死を受け入れた後でこの世との別れをするために、1ヶ月ほどの時間をかけて、親しい人達に別れを告げにいく・傷ついた魂の修復をするといわれています。
この世との別れが済んだらあの世に旅立っていくのですが、中にはこの世に未練が残っていたり恨みの念などが強い場合には、旅立たずに留まり続けてしまう場合もあるでしょう。
またあの世に旅立った後は今世での行いなどによって、天国と地獄に行き先が分かれるともいわれています。
亡くなった人は見守ってくれる?
亡くなった人との縁がある場合には、あの世に旅立った後でも見守り続けてくれます。残された人の行く末が気になったり心配をする気持ちというのは、生きている時でも亡くなった後でも変わりません。
親子・夫婦・兄妹などといった家族であれば、なおさらその思いは強くなるでしょう。そして友人や恋人といった関係の人でも生前の関わりが強ければ、家族と同じくらい強い思いを抱くのです。
自分が見守っている人に危険が迫ったり、間違った道に進もうとしている場合には、あの世から何かしらの形でメッセージを伝えてくれることもありますね。
亡くなった後でも生前と変わらずに見守ってくれますから、心配をかけることがないように生きて行きましょう。
亡くなった人が近くにいるときのサイン10個
■1. 夢で姿を見せる
何か伝えたいメッセージがある時には、夢の中で直接伝えてくれることがあります。亡くなった人が夢に現れるのは、記憶を再現している・自分の潜在意識が見せているという場合も多いですが、中には本当に近くにいて現れてくれる場合もあるのです。
また夢の中でなく夢うつつの状態で姿を確認できる場合もあり、夢の中なのか現実なのかの区別がつかない場合もあるでしょう。
■2. 匂いがする
匂いがするはずがない状況で線香の匂いがしたり、亡くなった人が使っていた香水や体臭といった匂いを感じたら、近くにいることを教えてくれています。
姿を見せるだけの力がない場合や、見れるだけの力がない場合でも、匂いなら誰もが感じ取れる感覚ですよね。匂いを嗅いで亡くなった人のことが浮かぶように、分かりやすい形で近くにいることを教えてくれているのでしょう。
■3. 何もないのに物が動く
地震などで物理的な力が働いていないのに、亡くなった人の愛用品や自分の近くにある物が動いた時には、近くにいることを教えてくれています。
一斉に複数の物が動くのではなく、1つだけ場所が変わっている・向きが変わっている時には、亡くなった人が動かしているのです。
存在を教えている場合もあれば、動いた物自体に伝えたいメッセージが込められている場合もありますから、注意してください。
■4. 呼ばれた気がする
亡くなった人の声で名前を呼ばれる・呼ばれた気がしたということがあり、その場合には実際に話しかけられているのです。近くにいると存在をアピールしている場合もあれば、伝えたいことがある・お別れを告げにきたという場合もあるでしょう。
亡くなった直後に呼ばれた場合には、お別れを告げにきた可能性が高くなりますね。しかしある程度の期間が過ぎていれば、近くで見守っていることを教えてくれているのです。
■5. 触れた感覚を覚える
亡くなった人の姿が見えないとしても、頭を撫でられたり肩を叩いて存在を知らせてくれることがあります。大切な人を失った悲しみから立ち直れていない時には、慰めてくれている・悲しんでくれたことに感謝をしてくれていると捉えることができるでしょう。
また、早く立ち直って元気になって欲しいという励ましの意味が込められている場合もあるのです。そして時には、悲しみから立ち直れるように支えてくれるといった場合もありますね。
■6. 脳裏に浮かぶ
実際に見えるのではなく、頭の中に亡くなった人の姿が浮かぶ時には、近くにいて存在を教えてくれています。存在を教えている場合もありますが、忘れないで欲しい・思い出して欲しいといった意味が含まれている場合もあるのです。
また悲しんでいる場合にも自分の姿を浮かばせることで、悲しみが和らぐといった優しさの場合もあるでしょう。いつまでも側で見守っていると伝えるために、頭の中に姿を見せてくれることがありますね。
■7. 関係が深い数字が目につく
亡くなった人と関係が深い数字が視界に入るときには、近くにいて存在を教えてくれています。亡くなった人の誕生日や命日といった日にちに関係が深い数字や、生前好きだった数字などを見せることで、思い出して欲しいと伝えているのです。
数字自体に意味があるというよりは、数字で存在を連想して欲しいと捉えるべきですね。親しい関係の人であれば誕生日や命日を忘れることはありませんし、覚えておいて欲しいという意味もあるでしょう。
■8. 偶然が重なる
何度も偶然が重なる時には、亡くなった人が存在を教えると共に人生の転機が訪れていることを告げてくれています。大きな決断をする時期が近いことを、偶然を起こすことで意識させているのです。
またその後の人生に必要となる人との出会いをもたらしてくれる場合もありますから、何度も偶然が続く時には見逃さないように注意してください。
■9. 耳鳴りがする
何かしらのメッセージがある時には亡くなった人が高周波を出すといわれており、その高周波が原因で耳鳴りを感じることがあります。
耳に異常がないのに耳鳴りを頻繁に感じる場合には、近いうちに不運が起きることを教えてくれていますから注意が必要です。
耳鳴りの回数が1回なら単純に存在を教えてくれているだけですが、何回も続く場合やずっと耳鳴りがしている場合には、緊急性が高いといえるでしょう。
■10. 食の好みが変わる
急に食の好みが変わった場合には、亡くなった人からのメッセージが込められています。自分のことを忘れないで欲しい・一緒に食べようといったメッセージを送っていますから、亡くなった人が好きだった食べ物が欲しくなるのです。
元から食の好みが全て一致している人は少ないですから、亡くなった人の存在を1番感じやすいかもしれませんね。
まとめ
亡くなっても1ヶ月ほどは、魂となってこの世に留まっています。そしてあの世に旅立った後でも、お盆や命日にはこの世に戻ってくることもありますし、あの世から見守ってくれているのです。
近くで見守ってくれている時には色んな形で教えてくれていますから、それに気がついたら思い出して懐かしむ気持ちを持つことで、亡くなった人も喜んでくれるでしょう。