子どもの頃、「背後霊がいるよ」と言われると、無条件に怖いと思った経験はないですか。それは、子どもだから怖いと思うではなく、未知な事への恐怖に過ぎません。年齢を重ねるごとに、未知なものが少なくなり、経験することが増えてきます。また、知識も増えてきます。
そこで、一度は聞いたことがある背後霊についてまとめたのでチェックしてくださいね。
背後霊の意味とは?
背後霊とは、字のごとく自分の背後にいる霊のことです。背後に付、あなたを応援する霊のことです。「背中を押す」とか、「あなたの背中を応援する」と言った言葉で、人を送り出した経験がある方もいるでしょう。見ず知らずの人でも、応援してあげようと賛同する霊のことです。
守るというよりは、その人の思考や行動を応援したい霊であり、共感した霊が憑くのが、背後霊と言います。「取り憑かれたような」という表現をされるのを聞いたことがあると思います。
自分の心にあることがネガティブな事や「悪」抱けば、低級霊や動物霊、地縛霊などのような醜い感情を持った霊たちが、背後霊になり、高い目標を持ち努力する人に対しては、応援しようと沢山の背後霊が憑きます。
背後霊と守護霊の違い
■守護霊とは
守護霊がいないのではないかと心配しなくても大丈夫です。誰にでも必ず1体以上の守護霊がついています。世話好きな親戚のおばちゃんやおじちゃん、などのようなイメージを持つと解りやすいと思います。
守護霊は、あなたを導き守ってくれる存在です。また、常に心配をしてくれる存在でもあり、何となく感じることは、守護霊からのお知らせや危険を知らせるサインでもあります。守護霊も最低2体はいます。そして更に1体は主護神として、高貴な霊、つまり格式の高い霊がいます。
守護霊は、基本その人を守ってくれますが、時として、その人の魂の成長の為に、しんどう体験もさせます。辛いことが続くと大抵の人は、自分は守ってもらえていないと思いますが、あなたの成長のために見守ってくれているのです。
■背後霊とは
背後霊は、あなたに賛同する霊のことを言います。そのため、1体であるのか無数のものかは、その人の思考や行動次第で変わります。
人間界でいう、ファンのようなもので、私たち人間が使命を果たすために援助や、救いをするために霊界からやってくる、いわばボランティアのような仕事をしてくれます。そのため、見返りを求めず無償で応援してくれます。
しかし、守護霊や主護神と違い、その人の思考や行動で背後霊の質も変わってくるということがあります。なので、良い質の背後霊か、悪い質の背後霊がつくのかは、その人の人となりということなのです。
背後霊が見える人の特徴4個
誰もが目にするものではありませんが、視えることで、迷う人を導くガイド役になる人もこの世には存在しています。そこで、背後霊が視える人の特徴をまとめたのでチェックしてくださいね。
■1. 遺伝性のもの
隔世遺伝のように、祖母や祖父が霊感の強い人で、その血を受け継ぐ人もいます。また、親の影響で視える人もいます。子どもの頃は、何でも視えてしまうことに驚き、時には怯えることもあったと聞きます。遺伝なので、避けては通れないですよね。信仰心が強い家計では、過去をさかのぼると知らなかった事実が解るかもしれませんね。
■2. 敏感で感じやすい人
何に対しても疑うことなく、心が研ぎ澄まされていると人は、何事にも敏感で人の感情だけでなく、場の空気や違和感を察知することができるので、背後霊を見ることもできるでしょう。普段から、霊体を信じています。自然界の霊や、物に対する考え方など、配慮や謙虚な人には見えることもあります。
■3. 信仰心の強い人
どの宗教を信仰していても、信仰心の強い人には感じやすい一面があります。常に修行を重ねている中で、背後霊が視えてしまうこともあるでしょう。それは、とても自然の流れからきます。「見たい」と思い修行をしていても見えることはなく、信仰心を持ち、心が清廉潔白な状態になると、より鮮明に見えることもあるでしょう。
■4. 暗示にかかりやすい人
騙されやすいとは別ですが、物事に流されやすい人や、暗示にかかってしまう人は、自分を暗示にかけてしまう癖があり、周囲のちょっとした違和感が、霊感へと繋がっていると思う人もいます。中には、実際に霊体をみえてしまうこともあるようで、常に霊体に怖がっている人もいます。
背後霊がいるかどうかのチェック方法5個
視えないモノへの興味や好奇心は誰もが持っているでしょう。そこで、自分に憑いている背後霊はどんな霊体なのか、また、そもそも背後霊がいるのかどうかをチェックする方法をまとめてみたので、チェックしてくださいね。
■1. アカシックレコード
懐かしい感じや、なんとなく遠い昔の記憶を思い返す経験はありますか。例えば、香りや街の風景、時代の背景にある衣装や食べ物など、何となく好きだと感じることや、懐かしく思う感情は、前世の記憶でもあるのです。女性に多いのは、花を見て懐かしく思う人もいるでしょう。心理学で言うは「集合的無意識」を生年月日から割り出したのがアカシックレコードというものです。
■2. 霊能者の鑑定
こちらの鑑定料はさまざまですが、霊体を視ることができる人に鑑定してもらいます。人に視てもらうというのが、一番スタンダードな方法ですが、きちんとした霊能者で出会うには、難しいこともあります。霊能者は、人の悩みを聞き、問題の解決に守護霊の言葉や背後霊のサポート状況などを診断してもらうことで、方向性を変え問題解決される人もいるようです。
■3. 心理テストもちろん
心理学や統計学から読み解くテストなどのことです。自身の背後霊を調べることもできます。ちょっとしたお遊びのような感覚ですが、これで十分満足できる人もいるのです。あくまでも目に見るものではなく、感覚を知るための身近なテストのことです。
■4. 自分が変わる?
「最近、ガラリと変わったよね」と言われる方もいると思います。それは、見た目が変わるというものではなく、考え方や行動が、全然違うという人もいます。趣味嗜好が変わることもあり、周囲だけでなく自分が一番変わったと思うのではないでしょうか。
■5. 直感が鋭くなった
本当に些細なことにでも、気づく力が優れます。エネルギーは思考に従うことを理解し、何かを選択する時の直感が鋭くなることもあります。今まで気づかなかったことや、ちょっとした変化にも敏感に察知することができるので、周囲からも驚かれることがあるでしょう。
背後霊に取り憑かれていた場合の対処方法6個
背後霊は、良い質のものだけでなく、悪いものも中には多く存在します。それは、未熟な考えを持ち、どうでもいいことに執着していることで、悪いものが憑くのです。例えば、地縛霊や、動物霊、低級霊と言った、身分の低いものが憑くと、災いに繋がることも多くあります。誰もが未熟なものに憑いて欲しくないと考えますよね。
そこで、質の悪い背後霊が憑かないための対処法をまとめたので、参考程度にチェックしてくださいね。
■1. 比べない
妬み、恨み、嫉妬、などと言った感情は、自分を破滅させるので、余計な感情だと思い、捨てることをお勧めします。つまり、他者と自身を比べないことです。他者の成功を妬み、嫉妬すると質の悪いものが寄ってきます。人の成功は、自分の成功だと思い、他者を受け入れ、自身を同じことのように喜べる者は、自然と良い流れが起こります。
全ては、必ず見合った結果がでてくると言う事です。人間世界では、とても難しいことですが、醜くい感情は捨てましょう。物質に囚われてしまう世の中なので、色々な感情が出るのは、まだまだ、魂の上で成長の段階だということです。他者と比べるのではなく、他者を受け入れ、比べないことを意識してください。
■2. 奉仕の心を持つ
人は、人の為に生まれてきたと言われています。家族の為なのか、パートナー、子ども、友人、さまざまな場面でその人の存在に感謝することは、誰にでも経験がありますよね。
自分にできる範囲のことで構いません。目立つ大きなことではなくても、コツコツと細く長く続けられることをすることをお勧めします。人と人が繋がると自然と笑顔になる空間は沢山あります。笑顔である空間を作ってくださいね。
良い行いをすると、感謝を伝えられます。感謝をされると嬉しいと思うのが、人間ではないでしょうか。人に喜ばれることを考えて行動できるのは、とても素晴らしいことですよね。奉仕の心を持ち、人に必要とされる、人に大切にされる行動を心がけてください。
■3. 心霊スポットへは行かないこと
面白半分で、心霊スポットへ行かれる方は多くいます。人間界でも同じで、自分の敷地や家へ勝手に入られるのは「空き巣」や「泥棒」などという犯罪と同じレベルなのです。霊界や人間界のテリトリーは必ずあります。お互いのテリトリーへ勝手に出入りしないことです。
どうしても立ち入らなくてはいけない状況の時は、それなりの礼儀をわきまえることです。例えば、ボール遊びをしていて、となりの敷地にボールが入ってしまった時、そのお家の人の、ボールを返して頂く許可を頂きますよね。無断で入れば腹を立ちますよね。視えない世界のことだからと言わずに、私たちは色々なものと共存していることをお忘れのないように。
■4. 認めること
自信がないように振舞う人を良く見かけますが、それは違います。出来なかったための保険として、「できない自分を演じる」人が多いように感じます。しかし、それは違います。自分を卑下しないでください。
守護霊や主護神というのは、誰にも憑いており、位の高い高貴な存在の魂を持っています。本来誰もが持っている質が良く、高貴な魂を持っているのにも関わらず、自分自身はできないと思いこんでいる人が多いのです。
これは、謙虚を通り越して、やらなくてもいい方向へともっていくようにしていますが、違いますよね。本来は、魂の世界では、位の高い位置にいることを誇りに持ち、日々過ごすことをお勧めします。
■5. 整理整頓と謙虚
身の周りの整理整頓は常に心がけてください。神聖なエリアが足の踏み場がないほど、汚れているなど言語道断です。神聖なエリアというのは、自分の家や部屋、自分が使う場所のことです。トイレやお風呂などの水を使うエリアなども綺麗にしておくことをお勧めします。
また、どんな人に対しても謙虚であることを心がけてください。我を通して悪さをすると、待っていましたと言わんばかりに、質の悪いものが寄ってきます。質が良い者は、謙虚で威張りません。相手が威張っているからと言って、同じ目線になるのもいけません。誰に対しても謙虚であることを心がけ、身の周りの整理整頓を心がけてください。
■6. 視えないモノも敬う
視えないモノを敬うというのは、とても大変なことだと思いますが、視えないことや小さなこと、と言うのは、誰もが意識しないといけないことなのです。例えば、太陽。当たり前にある太陽ですが、太陽の光があることで、食物は育ち、私たちの体は作られます。
この流れを意識しないと理解しようと思いませんよね。それが、当たり前だから。しかし、当たり前である自然というのは、当たり前でないこともあるのです。人間の都合で変えてきた事も沢山あります。その積み重ねで、自然は、時に猛威を振るうこともあります。自然は、豊かさも与えてくれるし、試練を与えるものでもあります。視えない力を敬うことで、横柄にならないと思うので、意識してみくださいね。
まとめ
「類は友を呼ぶ」といいますが、人間だけでなく、霊体も引き寄せてしまうということが、お分かり頂けたのではないでしょうか。常に心をクリアに、身の周りを整えておくことで、導かれる者と、そうでない者との差が生じてきます。視えない者に怯えるより、自身の心が映し出されるのが、視えている世界だと思い、行動や思考には気をつけていきたいですよね。
意識することで、色々なことに気づいてきます。誰もが視えるものではない存在だからこそ、興味を持つ人が多いと思います。そして、誰もが特別でありたいと思うでしょう。自分だけに与えられた使命を思い出して、過ごしていきましょうね。