「こっくりさん」という言葉を聞いたことがありますか。「こっくりさん」とは何をするものなのか、経験をしたことがない人は分からないですよね。占いなのか、降霊術なのか、子どもの頃、放課後の教室で試したことがある人もいるのではないでしょうか。子どもの頃、流行っていたので試していましたが、正しいやり方を知らなかったのも事実です。
そこで、これから「こっくりさん」を行おうとする人のために、「こっくりさん」についてまとめたので、参考にチェックしてくださいね。
こっくりさんとは?こっくりさんは嘘?本当?
そもそも、「こっくりさん」とは、狐やたぬき、犬などの動物の低級霊を呼び寄せるものとして知られています。呼び寄せた低級霊から、相談者が聞きたいことの答えを教えてもらう手法として、「こっくりさん」が知られてきました。
しかし、この低級霊を呼び寄せるというのは、とても危険な遊びだということを、あまり知られていないかもしれません。霊感がない人にとって、「こっくりさん」が降りてきたのか、浮遊している低級霊が憑いたのかを知らずに進めてしまうものですが、答えが正しいかどうかというより、「こっくりさん」を降霊させることで体調不良になった人がいるのは事実です。
「こっくりさん」という呼び名が時代によって変化するところはありますが、この降霊術があるというのは、事実ですね。
■嘘か本当か見極めたい時は、、、
数人で「こっくりさん」を行うとき、誰かが意図ときに動かしているのではないかと疑うこともありますよね。そこで、質問をする前にいくつかの自分にしか分からない質問を全員が行うことで、本当に降霊術が成功したかどうかを確認することが出来るでしょう。
一説では、自己暗示にかかっているという人もいますし、幽霊のせいだという人もいます。不確定なものであり、肉眼で誰もが確認できるものではないが、説明のつかない不思議な力が働くことだけは確かなようですね。
こっくりさんのやり方6ステップ
こっくりさんを行うときは、参加者全員がやり方の手順を知っていることが必要となります。どのような質問をするのか、こっくりさんに降りてきてもらうときの呪文を誰が唱えるのかを予め決めておく必要があります。詳しくは、まとめたのでチェックして、やり方を抑えておいてくださいね。
(1)まず、用意するものがあります。
・真っ白な紙(画用紙などもで良い)
・10円玉
・ボールペンまたは、サインペン
・机、またはテーブル
・こっくりさんへの質問
(2)真っ白な紙に「あ~ん」までの、ひらがなと「はい」と「いいえ」と書きます。はいといいえの間に鳥居を書きます。下に数字を記入します。紙をテーブルや机に置きその周りを参加で囲みます。
(3)参加者の一人が「こっくりさん、こっくりさん、どうぞ、おいでください。もし、おいでになられたら、「はい」へお進みください」と唱えます。10円玉が「はい」へ動いたら、降霊が成功したことになります。10円玉が「はい」へ進むまで、何度も、唱えます。
(4)質問をする場合、一人ひとり順番に行うようにしてください。この時、予め質問内容を決めておくとスムーズに進めることができるので、予め質問を準備しておくと良いでしょう。
(5)質問ごとに鳥居に戻ってもらうようにしてください。鳥居からスタートする感じで、必要なメッセージや質問の答えを頂くようにしてください。
(6)質問をすべて終了させ、「こっくりさん」にお礼を伝え、鳥居に戻ったら、10円玉から一斉に人差し指を外し終了させます。この時、「お帰りください」と伝えても帰らない場合があるので、何度か「お帰りください」と伝えてください。そして、10円玉が鳥居に戻ったことを確認してから人差し指を離すようにしましょう。
こっくりさんのやり方を説明する動画
はじめしゃちょーさんなど有名Youtuberの方がこっくりさんを行った動画を紹介しました。
実際にこっくりさんを行った人の様子を見たい人は参考に見てみてください。
こっくりさん1人でやると危険!? 注意点7つ
まず、「こっくりさん」を一人で行うことは、危険だとされています。何度もいいますが、「こっくりさん」は降霊術なので、一人で行うことはとても危険です。暴走したときに冷静な判断が取れなくなってしまうこともあるので、一人で降霊術である「こっくりさん」を行うことはおすすめしません。他にも、「こっくりさん」をおこなう上で、注意点があるので、まとめてみました。参考にチェックしてくださいね。
■1. 質問の途中で10円玉から指を離してはいけない
質問の途中で10円玉から指を離してはいけないと言われています。質問の最後に、10円玉を鳥居に戻して低級霊が居なくなってから、10円玉から指を外すというルールがあります。降りてきた低級霊が元の場所へ戻らず彷徨い、危害を加えられてしまうことも考えられます。「こっくりさん」を行うときは、最後のお礼を伝えて鳥居に戻ってもらうまで、10円玉から人差し指を話してはいけません。
■2. 鳥居に戻るまで根気強く!
降霊させる準備が整い、手順が間違っていなくても、「こっくりさん」が動かない場合があります。3回ほど呼び出しても、降霊しない場合は、無理やり呼び寄せようとせずに、その日は、「こっくりさん」を行いわない方がいいですね。しつこく呼び寄せる呪文を言って、浮遊霊や低級霊が呼び寄せられてしまうことを避けるためにも、次回試みるようにしてくださいね。
■4. 文字盤と10円玉の処理方法について
真っ白な紙に書いた文字盤は、「こっくりさん」を終えた時、シュレッターにかけるか、ビリビリに細かく刻んで破棄するようにしましょう。また、「こっくりさん」で使用した10円玉を3日以内には、使用するようにしてください。いつまでもご自身の手元に置いておかないようにしてください。お金は循環しておかないと、念が溜まるとも言われています。なるべく手元に置いておかないようにしましょう。
■5. 恐怖心と不安な気持ちを抱えてはいけません
「こっくりさん」を行う前の注意点やルールを承知した上で、行うのは良いのですが、万が一、恐怖心を抱いてしまったり、不安な気持ちのまま「こっくりさん」に手を出してしまうと、その弱みに付けこむ低級霊が呼び寄せられることも考えられるので、少しでも不安な気持ちがあったら、「こっくりさん」を行わないほうが良いでしょう。
■6. 西か北の窓を開けて換気する
「こっくりさん」を行うときは、窓を開けて換気しながら行うようにしてください。降霊術を素人が行うので、良い霊なのか悪い霊が集まっているのか、まったくわかりません。多くの低級霊が部屋に集まってしまうことより、風の流れを部屋に通るだけでも風意気も異なり、深呼吸をすることも難しくなく行うことが出来るでしょう。低級霊が集まってしまうと、呼吸が苦しくなる場合もあり、気分が悪く吐き気を催す時があります。窓のある部屋で換気を心がけてください。
■7. ふざけ半分で行わない
冷やかしやおふざけで行うことは辞めた方がいいでしょう。心霊スポットのツアーなども同じですが、遊び半分や冷やかしで行くと、大変なことになります。自らが進んで危ない道、危険な道を通ろうとせずに、本気で知りたいことの為に、参加者の気持ちをひとつにトライするように心がけてくださいね。この時、本当に答えを求めている感じで進めるようにしてください。
こっくりさんで聞いてはいけないこと
「こっくりさん」に質問してはいけないことがあります。それは、「あなたはだれですか?」という質問と「あなたの好きなモノはなんですか?」という「こっくりさん」の情報について聞くことで怪奇現象が起きたことが過去にあります。それがきっかけで、このような質問をしてはいけないとされてきました。
これは「こっくりさん」の降霊術を行う上で押さえておきたいことでもあります。この質問を過去にしてきた人の話を次の怖い話と事件にまとめてあるので、どのようなことがあったのか、チェックしてみてくださいね。
こっくりさんの怖い話と事件
「こっくりさん」は15世紀の中世ヨーロッパでも知られていたことであり、現在も名前を変えては降霊術を行う人も多いですね。しかし1970年代に「こっくりさん」が小・中学生の間で広まり学校で「こっくりさん」を行わないように注意を呼びかける地域もありました。それは実際、「こっくりさん」をおこなったことで事件があったからなのです。そんな事件についてご紹介しますね。
■①あなたの好きなモノは何ですか?
「こっくりさん」を降霊させた学生3人組が、「こっくりさん」に質問しました。すると、「こっくりさん」は“こども“と伝えたそうです。3人の学生は、どういうこと何だろう?と首をかしげていると、質問をしていないのに、”こどもほしい“と文字の上を10円玉が動きだし、3人の中の一人が怖くなって、手を離してしまったそうです。すると、10円玉が”しねしねしねしねしね“と連続に動きだし、”ささげろ“”こどもくれ“と動く10円玉に、手を離せずにいた2人が、何度も「帰ってください、帰ってください」と必死に唱えて、暫くして帰ってもらったそうです。翌日から、3人組の一人(途中で手を離してしまった子)が、学校へくることは無かったそうです。自宅に行っても会うこともできずに、どうなったのか、風の便りを聞くこともなかったそうです。これをきっかけに、学校では「こっくりさん禁止令」が出て、学校で、「こっくりさん」をする人がいなくなったそうです。
■②あなたは誰ですか?
放課後、2人の女子学生が「こっくりさん」を始めました。最初のうちは年頃の女性の質問の内容で、好きな人のことや、彼氏ができるかなんていう他愛もない質問を繰り返していました。質問を重ねるごとに、「こっくりさん」を行う2人の様子は他の生徒も集まってきたそうです。そして、質問してはいけないことをしてしまった後から異変が起き始めました。
10円玉がゆっくりと動きだし“カワ”と文字の上を10円玉が動いた後、めちゃくちゃに10円玉が動き始めて、周囲で見ていた他の生徒が、「もう帰ってもらいなよ!」と助言するものの、怖くなった女子生徒が、10円玉から指を離してしまったのです。もう一人の女子生徒が「話しちゃダメだよ!」と大声で言った途端、10円玉が落ち着き“カワヘイケ”との指示で、勇気のあるもう一人の女子生徒が、川へ10円玉を持ち向かうことに決めました。心配になった他の生徒達も数人でついていくことに。川の近くまで来ると、10円玉を持った女子生徒がもの凄い勢いで、川へ引きずられるように見えていた別の生徒が、10円玉を持つ女子生徒に声をかけました。すると、「分からないけど、引っ張られる、、、助けて、、、」と言うので、後をついて行った生徒たち数人で彼女を岸側へ引っ張ることにしました。
10円玉を離すように誰か伝えても、指が開かないと訴えているので、別の男性生とが力いっぱい指を開き、10円玉を川へ投げました。すると、勢いよく川へ引きずられそうになった女子生徒と、その生徒を助けようと引っ張っていた他の生徒が、引きずられなくなり、その場に止まりました。川までの距離は、あとわずかだったこともあり、安堵した様子と共に、髪の毛はボサボサになり、制服も乱れてその場にいた生徒たちは何が起きたのか、分からずに暫くボーっとしたそうです。数日後に、霊能者に見てもらった時、川で亡くなった霊がこの世へ未練を持ち、川へ引きずりこもうとしたと、言われたそうです。「こっくりさん」を行うと、このように近くにいる低級霊が、憑く場合があります。これをきっかけに、その学校では「こっくりさん」をする人がいなくなったそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「こっくりさん」は今では「エンジェルさま」や「キラキラさま」などと言われて名称が変わってきそうですが、降霊術を試みようとすることには、変わりありません。
もし、あなたが降霊術である「こっくりさん」をやろうとするなら、行う前の注意点を守れることやリスクを考えた上で実行してみてくださいね。やるもやらぬも、決めるのはあなたですが、責任は一切取りませんのご注意してくださいね。