運命の赤い糸、あなたは信じますか? もしあるとするのなら、いつの日かきっと巡りあうはず…。それなのに、まったく音沙汰もなくって、がっかりしています。そんな女子のためにも、恋愛成就&縁結びに効果がある神社を訪れてみませんか?
今回は、愛知、静岡、岐阜、三重の東海地方の神社を中心に紹介します。
きっと、運命の人と巡りあう日が来る、と信じましょうね。
1.椿大神社(つばきおおかみやしろ)
主祭神として、猿田彦大神(サルタヒコノオオミカミ)を祀っています。
猿田彦大神は、みちびきの神です。迷っていることがあるのなら、正しい道を指し示してくれるといわれています。
別宮の別宮・椿岸神社/扇塚を合わせてお参りしましょう。猿田彦大神の妻神が主祭神として祀られているため、縁結びの神様として人気があります。
また、椿岸神社と茶室・鈴松庵の間には、かなえ滝が流れています。上流に流れている、金龍明神の滝と同じ水源です。かなえ滝は見るだけで悪運から開放され、恋愛運を向上させるご利益があるといわれています。すべての望みが叶うともされているので、恋をしている人にとって協力なパワースポットとなっています。
2.熱田神宮(あつたじんぐう)
御祭神として、熱田大神(アツタノオオミカミ)が祀られています。相殿神には、天照大神(アマテラスオオミカミ)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)、日本武尊(ヤマトタケル)、宮簀媛命(ミヤズヒメ)、建稲種命(タケイナダネノミコト)を祀っています。
三種の神器である「天叢雲剣」が御神体となっています。
織田信長が、桶狭間の戦いの前に熱田神宮を訪れ祈願したことにより、勝利をおさめることができたといわれています。
授与所のお守りには、大切な人との縁を結び、人生の出会いをそっと応援してくれる、結守があります。他にも、振れば福が舞い降りるとされている、しあわせ福槌や、愛を育む二人にピッタリな白鳥(しろとり)守があります。いずれも午前7時から日没まで授与していただけます。
例え、お参りができなくても、心のなかで熱田神宮の神様に願いを捧げるだけで、霊気を払ってくれる、ありがたい神社です。
3.久能山東照宮(くのざんとうしょうぐう)
御祭神として、徳川家康公(東照公)を祀っています。
家康が亡くなる直前に「遺骸は久能山に埋葬すること」を家臣たちに遺言として託しました。二代将軍徳川秀忠公はすぐ実行に移し、久能山に家康公を祀る神社を建立する発令を出したそうです。
徳川家康はこの地を墓所に指定したのですが、「繰り返し」のパワーが強いため、再び戦乱の世にならないよう願いを込めて、遺体は日光に改葬されました。
西向きに建てられている本殿の背後にある墓所は、「太陽の道」を意識したもので、家康が太陽が昇るように、神として蘇るための秘儀であるとの説があります。
やる気を引き出し、勝負運を上げて、恋のライバルに勝利するご利益をいただけるかもしれません。
4.白濱神社(しらはまじんじゃ)
御祭神として、伊古奈比咩命(イコナヒメノミコト)、三嶋大明神(ミシマダイミョウジン)、見目(ミメ)弁財天、若宮(ワカミヤ)、剣の御子(ツルギノミコ)を祀っています。白濱神社の正式名称は、伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)といいます。
伊豆で一番古い神社といわれており、2400年もの歴史があります。神社の裏側には、白濱海岸があります。文字通りに白い砂浜が印象的な海岸です。
伊古奈比咩命と見目弁財天は、縁結びと子育ての神様です。特に、主祭神である伊古奈比咩命は、三嶋大明神の妻といわれています。三嶋大明神は、商業や漁業の神様です。商業神と縁結びの神様が、夫婦揃って祀られているため、それだけでもご利益がいただけそうですね。
5.伊奈波神社(いなばじんじゃ)
御祭神として、五十瓊敷入彦命(イニシキイリヒコノミコト)を祀っています。垂仁天皇の第一皇子です。勅命によって河内、大和、摂津、美濃など諸国の池溝を開拓しました。その数なんと800にも及ぶといわれています。
古来より、洪水に悩まされ、洪水から土地を守ることが土地を収めるものの努めでした。「水を制するものは金を以って当てる」という陰陽五行の信仰もあり、伊奈波神社は水を崇める神社として、現在も多くの参拝者を集めています。
6.南宮大社(なんぐうたいしゃ)
主祭神として、金山彦命(カナヤマヒコ)が祀られています。伊勢神宮の天昭大神(アマテラスオオミカミ)の兄神に当らせられる大神様であります。全国の鉱山、金属業の総本宮として、人気を集めています。
一度、建物は関が原の戦いで焼けてしまいました。そのため、春日局の願いにより、再建されたといわれています。
南宮大社には、たくさんの宝物がありますが、中でも刀剣が豊富で、文化財にも指定されている名刀が数多く奉納されています。日本に5本しか残っていない、平安時代の「三条」がそのままの姿で残っています。これは、極めてまれなことです。
毎年、十一月三日(文化の日)に宝物が公開されます。最近、話題になっている刀女子なら、見逃せませんね。
7.伊豆山神社(いずさんじんじゃ)
御祭神として、伊邪那岐命(イザナギノミコト)、伊邪那美命(イザナミノミコト)、火牟須比命(ホムスビノミコト)を祀っています。伊邪那岐命と伊邪那美命は、日本をお作りになられた神様とされています。国を次々に産み落としたのです。さらに、国の次には神様をお産みになられました。
伊邪那美命が、火牟須比命をお産みになられたとき、陰部をやけどしてしまい、それが元で亡くなってしまいます。火牟須比命は火の神様で、伊邪那美命が産んだ最後の神様といわれています。
恋愛成就、縁結びを願う女子に人気の高い神社です。どうしても会わなければいけない運命の人に、巡り会えるというご利益が期待できます。
境内にあるナギの葉をポーチにしまっておくと、良縁に恵まれるそうです。
※縁結びの御神木であるナギの葉は、以前は社務所で購入可能でしたが、御神木保護のため現在このお守りは販売されていないようです。
北条政子は葉を鏡の下に敷き、每日祈りを捧げました。ナギの葉をお守りにしていたからこそ、源頼朝と結ばれたのかもしれません。
8.来宮神社(きのみやじんじゃ)
御祭神として、日本武尊(ヤマトタケル)、五十猛命(イソタケル)、大巳貴命(オオナムチノミコト)を祀っています。
今から1300年前、漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物が網にかかりました。なんだろうと、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』と告げられたのだそうです。村人たちの見つけ出した場所が、熱海だったといわれています。
樹齢2000年以上と言われる御神木「大楠」は、強力なパワースポットで、好きな相手の髪の毛などを手に挟んで、木をさすりながら願掛けをすると、願いが叶うといわれています。
境内にある北宮弁財天は、強大な気を放っています。気の充電にピッタリな場所です。ただし、同時にマイナスの気も強くしてしまうため、落ち込んでいるときに訪れてしまうと、さらに気分が滅入ってしまうことになりそうです。
9.事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)
御主神として、己等乃麻知比売命(コトノマチヒメノミコト)を祀っています。他にも、八幡大神として、誉田別命(ホンダワケノミコト)/応神天皇、息長帯比売命(オキナガタラシヒメノミコト)/神功皇后、玉依比売命(タマヨリヒメノミコト)が祀られています。
作られた時代は不明ですが、807年に現在の場所に遷座されたとされており、歴史のある古い神社です。最初は、主祭神のみが祀られていましたが、武士の世になり八幡大神が祀られるようになりました。
また、平安時代の清少納言が書いた「枕草子」の中に「ことのまま明神いとたのもし」と書かれた箇所があります。平安時代には、「ことのままの神」が都にまで伝わっていたことがわかります。ことのままの神は、「願い事のままにかなえてくださる神」として伝わっていたようです。
主祭神である己等乃麻知比売命は、言葉で真実を結びつける神様です。「ことのまま」という社名から、言霊の神社として親しまれてきました。
お願いごとをするときには、自分の思いを口に出すと良いとされています。そうすることで、本来自分がやらなければいけないことに、気が付くのだそうです。
10.富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
主祭神として、木花之佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメノミコト)が祀られています。別名を浅間大神(アサマノオオカミ)といいます。相殿神として、瓊々杵尊(ニニギノミコト)、大山祇神(オオヤマヅミノカミ)を祀っています。
全国にある浅間神社の総本宮です。
第7代孝霊天皇の御代に、富士山が大噴火しました。人々は地を離れ、荒れ果てた土地になってしまったのです。見かねた、第11代垂仁天皇が山足の地に浅間大神を祀ったことで、山霊が鎮まりした。これが富士山本宮浅間大社の起源です。
愛情豊かな満ち足りた生活を送りたいと望む女子にオススメのスポットです。ただし、場所との相性があります。気が合えば、強いパワーをいただけます。ですが、相性が合わないと感じても、何度か通い続けることによって、土地との波長があってくるので大丈夫です。
美人になれる、人に喜ばれる存在になれる、など女子の幸せを最大級に引き出してくれそうです。
11.三嶋大社(みしまたいしゃ)
御祭神として、御祭神は、大山祇命(オオヤマズミノミコト)、積羽八重事代主神(ツミハヤエコトシロヌシノカミ)を祀っています。
源頼朝が再興を祈願すると、神様の助けを得ることができ成功を治めることができたとされています。そのため、武将から崇拝されるようになりました。
手にしたものをおめでたい喜びに変える力があるといわれています。努力しているのになかなか報われない、そんな哀しい思いをしている人に、功徳を与えてくれるのだとか。
これまでの努力が実り、成果が現れるそうです。お参りをするときには、ゆっくりと歩き、そのパワーを全身に受け止めましょうね。
12.大瀬神社(おおせじんじゃ)
大瀬神社は、正式名称を引手力命神社(ひきてちからのみことじんじゃ、ひきたぢからのみことじんじゃ)いいます。御祭神として、祭神は引手力命(ヒキタヂカラノミコト)を祀っています。ですが、この引手力命を祀っている神社は、全国にありません。
境内地にある神池は、伊豆の七不思議の一つとされています。これは、海から近いにもかかわらず、真水がふきだしており、鯉やナマズ、フナなどの淡水魚が生息するためです。
岬からは富士山を拝むことができます。明るい気に満ちた場所です。目標の達成や、夢に向かって頑張っているときに運を授けてくれるといわれています。
13.真清田神社(ますみだじんじゃ)
御祭神として天火明命(アマノホアカリノミコト)を祀っています。
境内に、服織神社、三八稲荷社、神水舎、神池、須佐之男社・愛宕社・秋葉社、八龍神社、神楽殿、などがあります。この中でも、訪れたほうがよい場所があります。それは、服織神社と神水舎です。
服織神社には、御祭神として萬幡豊秋津師比賣命(ヨロズハタトヨアキシツヒメノミコト)が祀られており、縁結びの神様として人気を集めています。また、服織神社の付近が一番強力なパワースポットになっています。
神水舎では、おいしい霊水をいただいてみましょう。
物事が良い方向に進み、忍耐強くなるといわれています。これまで何をやっても中途半端で終わってしまった人にこそ、訪れていただきたい神社です。何事においても、最後までやり遂げる意思や判断力が授かるそうです。
14.岩津天神(いわづてんじん)
御祭神として、菅原道真公を祀っています。
岩津の里の山にある古墳は、古代の人々にとって聖なる場所でした。死者は、里を守る霊となるという考えがあったのです。その古墳がある山に菅原道真公の御神霊が降臨しました。里を守る霊と菅原道真公の出会いにより、現在の霊験あらたかな天神山となったのです。
社殿の前に「撫で牛」があります。この牛を撫でると、願い事を叶えてくれるといわれています。頭が良くなりたいと願うのなら牛の頭を、美人になりたいのなら顔を撫でてみましょう。そのときに、願い事を唱えることを忘れたりしませんように。
気持ちが落ち着いて、感性が豊かになるといわれています。
境内と周辺にある、1月下旬から咲き誇る約400本の梅の花が見事です。
15.津島神社(つしまじんじゃ)
御祭神として、建速須佐之男命(タケハヤスサノオミコト)、大穴牟遅命(オオアナムヂ)を祀っています。全国にある津島神社の総本山になります。
織田信長、豊臣秀吉、尾張徳川家に厚い信仰をうけ、崇敬を集めてきました。
後に武塔神は蘇民将来の為に報いるため、すべての悪役を退治しました。その際、「自分は速須佐能雄能神です。茅の輪を腰の上に著ければ家人は厄疫から免れることができる」と言い残しました。
この伝説により、大願成就、奇跡を起こす、厄病から逃れられるなどのご利益がいただけるといわれるようになりました。
16.花窟神社(はなのいわやじんじゃ)
御祭神として、伊弉冊尊(イザナミノミコト)、軻遇突智尊(カグツチノミコト)を祀っています。伊弉冊尊のお墓だといわれています。
元来、社殿がありませんでした。高さが約70mの巨大な石が、ご神体とされていました。明治に入ってから、石の前に遥拝所が作られ、神社の形式になったのです。
日本最古の神社といわれています。
訪れる人のネガティブな感情を拭い去り、本来その人が持っている生命力をアップするご利益があるそうです。神話では、日本を産んだとされる伊弉冉尊の母なる力を感じることができそうです。産んだこで命を落とすきっかけとなった、軻遇突智尊とともに日本の未来を見つめていることでしょう。人を思う、大切な気持ちに気がつくことができる場所でもあります。
17.瀧原宮(たきはらのみや)
瀧原宮は、伊勢神宮内宮の別宮です。御祭神として、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祀っています。別宮の中でも、かなり強い力を感じることができるパワースポットです。
この神社のおすすめは、若干へんぴな場所にあるため、訪れる人が少ないこと。たくさんの人がいると気が散ってしまう、人混みが苦手で…、という、女子にピッタリな神社です。ゆっくりのんびりできるので、思う存分参拝ができます。
その人が本来進むべき道を教えてくれるので、恋愛に迷いがあるのなら訪れてみませんか。
18.倭姫宮(やまとひめのみや)
御祭神として、倭姫命(ヤマトノヒメノミコト)を祀っています。こちらも、瀧原宮と同じように伊勢神宮内宮の別宮です。天照大神(アマテラスオオミカミ)を伊勢の地にお連れし、長い間お仕えしていたとされています。
倭姫命から後、未婚の皇女が天照大神をご奉仕するようになりました。彼女のような皇女のことを斎王(イツキノミコ)と呼びます。
倭姫命がお残しになられた御教があります。
125ある伊勢神宮の中で、最も新しい神社です。新しいといっても、建立されたのは大正時代です。
今、自分が生かされていることへの感謝が生まれ、悩みが解決するといわれています。自分だけのためではなく、誰か他の人のために力になれる、パワーをいただけそうです。
19.伊雑宮(いざわのみや)
瀧原宮、倭姫宮とともに、伊勢神宮内宮の別宮です。御祭神として、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祀っています。実は、伊勢神宮本宮(内宮)よりも、格が上であるとの文献が残っています。本当の伊勢神宮は、伊雑宮であるとの説があるほどです。
残念ながら、伊雑宮は伊勢神宮内宮としても、あまり扱いがよくありません。なぜ、格下になってしまったのか、本当の理由はわかっていません。謎の多い神社です。
それでも、縁結びや生きていくために必要なパワーをいただけるスポットとして人気があります。
20.富士山(ふじさん)
最後に、神社ではありませんが、日本の象徴とも呼べる最大のパワースポットである、富士山を紹介します。場所も、東海地方の静岡と中部地方の山梨県にまたがっていますが、あえて東海地方としました。静岡県民と山梨県民の間では、どちらの県から見る富士山が見事か競っているという、テレビ番組がありましたが、そこから離れた県に住んでいても晴れた日に富士山が見えるだけで、特別な気分になります。
日本の中心でもあり、三代霊山のひとつです。昔は、富士山に祀られている女神様の嫉妬を防ぐ目的で、女性は2合目までしか登ることができませんでした。中世まで、富士山の守護神は、かぐや姫でした。その後、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)が守護神になったのです。
富士山に登頂をしてご来光を浴びると、復活、再生などのご利益がいただけるといわれています。
また、昔から縁起物として赤富士の絵を西の方角に飾ると、運気があがるとされています。抱えていた悩みを吹き飛ばすパワーがあるので、今の悩みなんて小さなことだと気付かされるかもしれません。
恋愛の神様、私の味方になって
あの人に振り向いて欲しい! 恋する乙女の願いが、笑顔で終わるように、恋愛成就にご利益のあるパワースポットを訪れて、力を借りてみませんか。また、好きな人も見つからないし、まったく縁もない、そんな女子でも縁結びの神様が応援してくれるはずです。両思いのカップルには、二人の絆を強くする力を授けてくれるかもしれません。
素敵な笑顔で每日を過ごせるように、神様の後押しをお願いしてみましょうね。
東海地方で有名な縁結び神社について詳しく知りたい方はこちら!