顔占いで額は対人関係や才能などが主に読み取れるとされています。額は顔パーツの中で、面積が広く、形も人それぞれ違いがあります。古くから、意味などが詳しく分析されてきています。
額の特徴はそこに現れる横線や色ツヤなどでも分類されます。特に額のほくろは結構目立つので、その人の外見的な特徴を説明する際に、良く用いられるものでもあります。
この顔占いの要素を多く含んでいるほくろ占いでは、どちらかというと恋愛や愛情といった面が主だった意味合いを示すようです。額のほくろは、面積が広い分、その現れている位置によって、幅広い解釈ができるようです。
おでこ(額)のほくろの意味とは?
おでこ(額)の範囲は、髪の生え際から眉までの部分を指し、顔占いでは上停とも呼ばれている部分です。基本的にこのおでこ(額)にほくろがある場合、恋愛運や愛情運が高まっていることになります。出会いのチャンスに恵まれ、愛情に包まれることが考えられます。
おでこでほくろが現れている位置にもよりますが、結婚運も上昇しているので、結婚の時期が一般の人よりも早めになるとされています。女性の場合は結婚運と職業運となり、男性の場合は、職業運が主体となるようです。
また顔占いでは、生来のものや若年期の運勢を表しているので、ほくろ占いでも、前半生の運勢や性格的な部分も知ることができます。さらに男女とも、何かと訴訟沙汰に巻き込まれやすいとも言われています。この場合、活きぼくろなら解決が比較的スムーズになるとされています。
それでは、このおでこ(額)のほくろの意味などをパターン別に解説していきます。
①眉間の上方で生え際近く(天中)のほくろ
眉間の上方で生え際近くにほくろが現れていることがあります。ここは顔占いで「天中」と呼ばれている部分を指します。
この場合、目的や夢の達成するにあたり、周りの人の協力が得られるとされます。何らかの問題に遭遇したり、人手が必要な時に援助の手が差し伸べられます。どちらかというと幼少期に恵まれない家庭で育った人が多いようです。母親との関係で苦労が多く、それを乗り越えることで忍耐力が養われるとされています。
また天中のほくろには、守護霊が舞い降りるとされ、スピリチュアルな才能があることもあります。このほくろが痒くなると危険の知らせとされています。ツヤと形が良い活きぼくろの場合、強力な助っ人が現れます。一方、ツヤや形が悪い死にぼくろの場合、目上に逆らいやすく、助力が得られないこともあります。
②眉間の上方で額の上下左右どこから見ても中央(司空)のほくろ
眉間の上方で上下左右どこから見ても中央にほくろが現れていることがあります。顔占いでは「司空」と呼ばれている部分を指します。
この場合、安定よりも変化を求める傾向にあり、交際相手や職業を次々に変えていくとされます。個性が強く周囲を驚かせる言動をしたり、大胆な行動を取る面もあります。社会運や家庭運に影響力が強く、人によっては対人関係が良くも悪くもなるようです。周りを振り回すことが多く、それが愛嬌と見られるか嫌悪されるかで人の接し方が違ってきます。
人生は乱高下することが多く、幸せが落ち着かないとされます。活きぼくろの場合、その人の持つ特質が良い方向に働き、死にぼくろだと、数々のトラブルを呼び込むことになります。
③眉間の上方で生え際から少し離れた部分(天庭)のほくろ
眉間の上方で生え際から少し離れた部分にほくろが現れていることがあります。顔占いでは「天中」と「司空」の間で「天庭」と呼ばれている部分を指します。
この場合、先祖との縁が深く、予期せぬ出来事を事前に察知できるとされます。30代ぐらいまでは運気が強めなのですが、それ以降は運勢に身を委ねた方が何かとスムーズに行くようです。幼少期の逆境が自立心を芽生えさせているとも言われています。幼少期に恵まれた環境にあると、成人後に何かと反抗的な態度を取りやすくなるようです。
組織にいるよりも独立した方が力が発揮できるとされます。活きぼくろの場合、予期せぬ幸運な出来事が多くなり、死にぼくろだと、結婚相手に恵まれないことがあります。
④額の右半分で中央寄り(日角)のほくろ
額の右半分で中央寄りにほくろが現れていることがあります。顔占いでは「天庭」と「司空」に寄っている辺りで、第三者が正面から見て右側となり「日角」と呼ばれている部分をを指します。
この場合、恋愛運や結婚運に優れているとされます。運命の出会いがあったり、最高の結婚ができると言われています。しかし運命の相手に出会うまでは、なかなか楽しい恋愛にはならないようです。
性格的に荒々しさがあるものの、一度この人と決めた運命の相手には優しく接するとされます。一人の相手と生涯連れ添うことになり、不倫や離婚はまずありえないはずです。活きぼくろの場合、意味合いがより一層強まり、死にぼくろだと、性格が裏目に出ることがあります。
⑤額の左半分で中央寄り(月角)のほくろ
額の左半分で中央寄りにほくろが現れていることがあります。顔占いでは「天庭」と「司空」に寄っている辺りで、第三者が正面から見て左側となり「月角」と呼ばれている部分をを指します。
この場合、金運や仕事運が強まっていることを示します。お金の巡りが良く、あまりお金に困ることはないはずです。仕事では、高い業績が上げられ、収入アップにつながります。性格的には、常に欲求を満たさないと気が済まない傾向にあります。物欲が強く、衝動買いすることも多いはずです。
また勝負運が強く、ここ一番で力を発揮することができます。ギャンブルでも勝つことが多くなります。活きぼくろの場合、格段に金運が高まり、死にぼくろだと、浪費が多くなるとされます。
⑥額下部の中央(印堂)のほくろ
額下部の中央にほくろが現れていることがあります。眉間の辺りで額下部の中央にあたり、顔占いでは「印堂」と呼ばれている部分を指します。
この場合、強運に恵まれ、社会で大成功するとされます。聡明な人が多く、人生を通じて縁起の良さがあり、先を見通す力を持つとも言われています。その場に応じた的確な判断ができるので、何事も成功につながりやすくなります。恋愛・結婚面では、衝動的に早く結婚すると長続きしないことが多くなります。一方で先が見えてしまう分、相手を慎重に見極めることが多く、晩婚になりやすいとされます。
活きぼくろの場合、より強運に恵まれ人生が絶好調となり、死にぼくろだと、調子に乗り過ぎて大失敗する可能性が高くなります。
⑦左右の額で少し下めの辺り(遷移)のほくろ
左右の額で少し下めの辺りにほくろが現れていることがあります。眉の少し上方で側面生え際からもほぼ等間隔で離れている辺りで、顔占いでは「遷移」「遷移宮」と呼ばれている部分を指します。
この場合、人生に置いて移動する機会が増えるとされます。引越や旅行、出張や転勤などが多くなります。性格的にも、じっとしているよりも、動いていることを好む人が多いようです。移動することで幸運がつかみやすくなる面もあります。何かと活動の幅が広く、様々な人脈が築け、見識も広くなります。
恋愛面では、良くも悪くも経験が豊富となり、その分、恋愛トラブルを引き起こしやすくなるようです。活きぼくろの場合、移動先でのハプニングが福となり、死にぼくろだと、移動での悩みが多くなるとされます。
⑧眉中央のすぐ上(福堂)のほくろ
眉中央のすぐ上にほくろが現れていることがあります。眉中央の上の辺りで顔占いでは「福堂」と呼ばれている部分を指します。
この場合、親族などの身内からの助力が得られるとされます。仕事や生活において、何らかの問題が生じた際には、必ず親族の手助けがあります。親の財産などを元手に新しくビジネスを始めて成功する場合もあるようです。店を引き継ぐことで、大繁盛に導くこともあります。
特に一番身近な兄弟姉妹の協力が得られ、長期間にわたり助けられることも考えられます。あまり助力をあてにしていると、思わぬしっぺ返しになる場合があります。
活きぼくろの場合、親族の力によって大きな発展が遂げられます。一方、死にぼくろだと、親族にわだかまりをもたらすことがあります。
⑨眉頭のすぐ上(交友)のほくろ
眉頭のすぐ上にほくろが現れていることがあります。眉頭の上辺りで顔占いでは「交友」と呼ばれている部分を指します。この場合、困っている際には、必ず助ける友人が現れるとされます。
こちらの場合、親族ではなく血のつながりがない友人が手を差し伸べてくれることになります。性格的に明るさがあり、人に好かれる人が多いようです。対人関係が良好で、人と協調して大きな業績が残せるとされます。友人と共同経営者となって成功することも考えられます。幅広い人脈を持つので、成功する可能性は高くなります。
活きぼくろの場合、何事も大成功しやすくなり、死にぼくろだと、友人から迷惑を被ることがあるようです。
⑩眉尻のすぐ上(天倉)のほくろ
眉尻のすぐ上にほくろが現れていることがあります。眉尻の上辺りに位置し、顔占いでは「天倉」や「福徳」と呼ばれている部分を指します。
この場合、金運が高まっていて、人徳が備わっているとされます。お金は入って来るものの、あるだけ使い切ってしまう傾向にあります。蓄財は苦手なようです。普通の人以上に出費が多くなりますが、お金に困ることはないとされます。
ギャンブル好きで浪費家の人が多いようです。しかし奉仕の心を持ち、悪事に手を染めたり、悪辣な手腕を振るうことはありません。
活きぼくろの場合、より一層意味合いが強まり、死にぼくろだと浪費が致命的な結果を招くこともあります。
⑪第三者から見て額の左側の生え際のほくろ
第三者から見て額の左側の生え際にほくろが現れていることがあります。ここは顔占いで「天中」のすぐ左側の「天墓」を除いた生え際で側頭の「辺地」までの部分を指します。
この場合、恋愛運に優れるとされます。特にモテ運に恵まれるようです。出会いのチャンスが多く、恋愛経験は豊富となります。性格的には明るく活発な面があり、自己主張も強めとされます。自分の魅力を際立たせることに長け、異性を惹きつけるようです。異性同性を問わず、ざっくばらんに話しができるので、人から好かれやすくなります。
活きぼくろの場合、恋愛の進展が早まり、死にぼくろだと、予期せぬ恋愛トラブルに遭うかもしれません。
⑫第三者から見て額の右側の生え際のほくろ
第三者から見て額の右側の生え際にほくろが現れていることがあります。ここは顔占いで「天中」のすぐ右側の「天墓」を除いた生え際で側頭の「辺地」までの部分を指します。
この場合、金運があるものの、家庭内に問題を抱えやすいとされます。お金に困るようなことはなく、着実に財が築けます。しかしギャンブル運はないので、賭け事での一獲千金は狙わない方が良さそうです。家族の行き違いや家庭内不和が考えられます。対人関係が思うようにならない人が多いようです。
活きぼくろの場合、やることなすことが全てお金につながり、死にぼくろだと、ムダ遣いをし過ぎるとされます。
⑬左右の生え際で耳に近い辺り(駅馬)のほくろ
左右の生え際で耳に近い辺りにほくろが現れていることがあります。ここは顔占いで「駅馬」と呼ばれている部分になります。
この場合、周りの環境が変化することで幸運がもたらされるとされます。環境の変化がないと、運気が低迷するようです。引越しや旅によって運気がリフレッシュされます。生まれ育った土地を離れることで幸運がつかめるとも言われています。日本ではほとんど活躍できない人が、外国に行って大活躍しているといった例が数多く知られています。
活きぼくろの場合、より大きな成功がつかめ、死にぼくろだと、環境の変化や旅行先で災いに巻き込まれやすくなります。
⑭生え際中央の両脇の辺りのほくろ
生え際中央の両脇の辺りにほくろが現れていることがあります。顔占いでは「天中」の両脇にあたり「天墓」や「不時宮」と呼ばれている部分を指します。
この場合、良くも悪くも対人関係に左右されやすいとされます。どちらかというと、良い面よりも不運やトラブルに巻き込まれやすいようです。短気な面があり、思わぬトラブルを自ら引き起こすことあります。何らかのこだわりを持っているのですが、周りの人や環境に流されやすいようです。
活きぼくろの場合、精神的な面を重視する宗教家、哲学者などで力が発揮でき、死にぼくろだと、情の弱さが裏目に出るとされます。
おでこ(額)にほくろがある芸能人・有名人15人
<男性芸能人>
村野武憲、大塚範一(フリーアナウンサー)、千昌夫、大野智、菅直人、羽生結弦、小池徹平など。
<女性芸能人>
永作博美、新垣結衣、アンジェリーナ・ジョリー、吉澤ひとみ、潮田玲子、門脇麦、小松菜奈、松岡菜摘(HKT48)など。
まとめ:額は細かく分類できる
おでこ(額)は、顔のパーツの中でも面積が広い領域で、目立つ部分です。上は髪の生え際から、下は眉までの部分を指し、生え際が後退している場合、シワがよる部分を額としています。女性の場合、前髪で隠れていることが多く、そこに現れているほくろは意外に気付かないこともあります。
ほくろ占いで、額に現れているほくろは、基本的に恋愛や愛情といった面を読み取ることができます。
さらに額のほくろはその現れている位置によって、いろいろな面もわかります。額を細かく分類する際は、顔占いの呼び方を用いることが多くなっています。「天中」と呼ばれる眉間の上方で生え際近くにあるほくろは、周囲の協力が得られます。「天中」の下の「天庭」では、予期せぬ出来事が事前に察知でき、その下の「司空」では、個性が強くなります。この他、生え際部分も細かく分類され、それぞれ意味を持つことがわかります。
自分や周りの人の額のほくろを見て、その意味合いを参考にすれば、何事もスムーズになるはずです。