中指は5本の指の中で一番長い指ですが、指と指の間に隠れがちで、指の中ではあまり目立たない方になるかもしれません。ここに指輪をはめる場合、一度終わってしまったことを復活させる力があると言われています。
中指には神秘的な面もあるようです。このところ話題になっているほくろ占いは手相の一種でもあります。ほくろはシミと違って日に当たらなくても、現れる時は現れるもので体中の至る所に現れます。中指にも当然現れることがあります。
一般的に指のほくろを見る場合、性格などを知ることができます。その中で中指のほくろは、精神面や才能に関わるものが主に読み取れます。
中指のほくろでは、第一関節より上、第二関節により上、第三関節より上、指の付け根などに分けることで違った意味合いを持ちます。
中指のほくろの意味とは?
中指にほくろが現れている場合、基本的に神経質で短気な面があるとされています。細かいことが気になりやすく、一度気になりだすと、苛立つことが多くなるようです。
何事も深く考えずに、すぐに行動に移るとも言われています。真面目なのですが、考えが浅く、思わぬ失敗を重ねることもあります。一つの分野に長期間に渡って集中することは苦手とされます。熱しやすく冷めやすい面があり、何事も長続きしにくくなります。
恋愛も同様で、頻繁に相手を変えることが考えられます。警戒心が強いので、人とはなかなか打ち解けれないようです。時間をかけて打ち解けていく分、深い付き合いになることが多くなります。幅広い人脈を作ることは苦手なのですが、狭く深く交流することになります。
以上が大まかな意味合いですが、これに加えて位置によって、少しずつ異なる解釈ができます。それでは、この中指のほくろの意味についてパターン別に解説していきます。
①中指の手の甲のほくろ
これは左右の中指の手の甲側全体を指し、第一関節・第二関節・第三関節に分けない読み取り方です。この領域にほくろが現れている場合、何事も器用にこなすことができ、人から信頼されるとされます。
どんな仕事に就いても、そこそこの業績を上げることができるようです。精神的に強いので、ストレスは感じても、ダメージとなることはありません。トラブルや問題に直面しても、精神力で乗り切れます。人をまとめることに優れ、リーダー的存在になりやすいと言えます。人に対する理解力もあり、対人関係の調停役に向いています。
また勝負運に優れているので、ここ一番の際に力が発揮できます。勝負強さも突出しているので、ギャンブルでも勝ちが多くなります。
②中指の手の平のほくろ
手の平側を表と呼ぶこともありますが、これは左右の中指の手の平側全体を指し、第一関節・第二関節・第三関節に分けない読み取り方です。この領域にほくろが現れている場合、現実的に物事を考えるとされます。
何事にも冷静で思慮深いのですが、想像力に乏しいかもしれません。壮大な夢を描くよりも、一週間の予定をどうするかに気持ちが行ってしまうようです。
恋愛相手は、ロマンチストよりも現実を直視する人を好みます。若干社会のルールなどにルーズな面があり、災いに巻き込まれることがあるようです。不倫や浮気はそれほど気にしないようです。礼儀やマナーに気を配ると難が防げると言われています。人に対して辛辣な態度を取ることもあり、対人関係は安定しないとされます。
③右手中指の付け根(土星丘)のほくろ
右手の中指の付け根(土星丘)付近にほくろが現れていることがあります。この場合、人生を積み重ねていくうちに、徐々に性格が大らかになったとされます。精神が安定していて感情の起伏は穏やかになります。
細かいことを気にせず、概略をつかむことに優れています。繊細さがない分、芸術的な感性は乏しいようです。人のあらを探すことは苦手で、悪口は少なくなります。悪口が巡り巡って自分の元に返って来ることも知っているはずです。
仕事では文字校正やプログラムのデバグのようなことには向いていません。人気運を持っているので周りの人から好かれます。人気を必要とする客商売や芸能界に向いています。恋愛では優しく包容力があるのでモテるはずです。結婚すれば、幸せに包まれ家庭円満が長続きします。
④左手中指の付け根(土星丘)のほくろ
左手の中指の付け根(土星丘)付近にほくろが現れていることがあります。この場合、生まれ持っての性質として何事にも寛容さがあるとされます。
人の好き嫌いの許容範囲が広く、コミュニケーション能力にも優れているので、人脈は幅広くなります。些細なことを気にせずに、本質を見抜くことに優れています。人を外見で判断せず、内面を重視する傾向にあります。
感情を顕わにすることが少なく、穏やかな性格なので人から好かれます。特に意識をしていなくても、人気を得やすいようです。この生来の特質は客商売などで力を発揮します。
また神経を集中させて文字校正などをしても、どこか見落とすことがあります。細かい作業を無理してやるよりは、全体を俯瞰してやる作業に向いています。
⑤中指の内側のほくろ
中指の側面で薬指寄りを内側としています。ここにほくろが現れている場合、性格的に真面目で警戒心が強いとされます。チャレンジ精神はほとんどなく、チャンスを逃すことが多いようです。神経質で繊細な面が際立ち傷つきやすくなります。
人付き合いは苦手で、交際範囲は限られたものになります。思い通りにならないと苛立ち、周囲に八つ当たりすることもあるようです。人やモノに執着しやすく収集癖があり、いろいろな分野のコレクターであることが考えられます。
恋愛では、好きになった相手に振られたとしても、いつまでもつきまとうようなことがあります。諦めたり執着心を失くすことが必要かもしれません。
⑥中指の外側のほくろ
中指の側面で人差し指寄りを外側としています。ここにほくろが現れている場合、落ち着きがなく、考え方が浅い面が際立ちます。表面的な面ばかり見て判断することが多く、本質を見抜くことが苦手なようです。対人関係は浅い接し方になります。
恋愛では見た目を重視する傾向にあり、自分が思い込んでいた人と違った場合、急に興味が失せるとされます。精神的に追い込まれると自分の殻に閉じこもりがちで、感情的にもなりやすいとされます。考え方がブレやすく、当初の意見を覆すことが多いので、人からあまり信頼されないようです。
またお金に対する執着が強く、シビアで値引き交渉などではギリギリのラインまで引き出さないと気が済まないとされます。
⑦右手中指の第一関節より上のほくろ
右手の中指の第一関節より上で指先までの領域にほくろが現れていることがあります。この場合、人生経験を積むうちに、だんだん物事を深く考えずに行動する傾向が際立ってきたとされます。
おっちょこちょいな事をしでかすことが多く、時にはそれが大きなミスにつながることもあるようです。思い立ったらすぐに行動に移るので、チャンスは逃しにくいのですが、その分、失敗も多くなります。一旦思いとどまって深呼吸などをしてから行動するように心がけると吉になります。計画をしっかりと立てて慎重に行動をすることで、モノの見方が変わってきます。
人付き合いが苦手な面があり、思い込みが激しいとも言われています。人を第一印象で判断しやすく、相手の良さを見落とすこともあります。恋愛も同様で第一印象に左右されがちで、一目惚れのようなことが多いようです。
⑧左手中指の第一関節より上のほくろ
左手の中指の第一関節より上で指先までの領域にほくろが現れていることがあります。この場合、生まれ持っての素質として考え方が浅いとされます。何事もじっくりと考えることはせず、すぐに行動に移る性分のようです。
すぐに行動に移れない人を見ると苛立つこともあります。幼少期から早合点して、失敗することが多いのですが、なかなか改めることができないようです。あれやこれや考えても何の結論にも結びつくことはなく、実際に動いているうちに考えが浮かぶこともあります。何か重要な行動を起こす際は、信頼できる人に相談などをすると吉になります。
神経質な面が際立ち、人と打ち解けることが苦手とされます。警戒心も強いので、交際範囲は狭いはずです。恋愛面では納得のいく相手になかなか出会えず、出会えても進展が遅いされます。婚期は遅めになります。
⑨右手中指の第二関節より上のほくろ
右手の中指の第二関節より上で第一関節よりも下の領域にほくろが現れていることがあります。この場合、後天的に警戒心が強くなり、何事も慎重になったとされます。物事は慎重に進めるので失敗は少なくなります。仕事面で成功する可能性が高いようです。
大きな失敗はないのですが、チャンスが巡ってきても躊躇しがちなので、大きくステップアップするようなことは少なくなります。責任感が強いため、何か事を動かそうとする際、思い切りが悪くなるようです。冒険心やチャレンジ精神に乏しいので、革新的なこと苦手とされます。
熱しやすく冷めやすいという面が際立つこともあります。懸命に携わっていた仕事に飽きてしまい、投げ出すことも考えられます。恋愛でも、相手に夢中になることがあっても、急に熱が冷めてしまい、音信不通のようなことになるケースもあるようです。
⑩左手中指の第二関節より上のほくろ
左手の中指の第二関節より上で第一関節よりも下の領域にほくろが現れていることがあります。この場合、生来、何をやるにしても慎重とされます。特に意識しているわけでもないのですが、物事を慎重に進めるので、失敗やミスは少なくなります。
確実性を重んじているので冒険することがなく、賭けのようなチャンスは見送るとされます。警戒心が強く、人を簡単に信じることはほとんどありません。騙されにくいのですが、おいしい話に乗り遅れることもあるようです。
本人が気づいていなくても潔癖症な面があり、曲がったことや嘘が嫌いです。どんな状況でも正義を貫こうとします。恋愛でも二股や不倫などには抵抗感があり、そのような関係になることはありません。
⑪右手中指の第三関節より上のほくろ
右手の中指の第三関節より上で第二関節よりも下の領域にほくろが現れていることがあります。この場合、物欲の強さが長年の間に培われてきたとされます。
モノやお金に対する執着心もかなり強く、常に損得勘定を気にしている人が多いようです。ひとたび財を手にしても、もっと上の財を手にしたいと強欲さがどんどん募ることもあります。計算高く何事も打算的になりがちとされます。お金に執着している分、倹約家の人が多くなります。
性格的には生真面目で、自分の殻に閉じこもりやすい面があります。神経質で人付き合いは得意でないはずです。人が持っているものが良く見えてしまい、あれもこれも欲しくなることがあります。恋愛では愛情の見返りを気にしないようになれば、愛情運が上昇するとされています。
⑫左手中指の第三関節より上のほくろ
左手の中指の第三関節より上で第二関節よりも下の領域にほくろが現れていることがあります。この場合、生まれ持って物欲が強いことになります。
心がけているわけでもなく自然にモノやお金を大事に扱います。何事にも執着心が強く、一度手にしたものは絶対に手離さないようです。お金が全てという面が所々に見え隠れし、打算的な人と見られます。幼少期には人のおもちゃを何でも欲しがり、物欲の強さが垣間見られたはずです。
物事は損得勘定で動くことが多く、タダ働きのようなことはまずしません。不真面目なことをしようとしても馴染めず、真面目にしている方が、何かとしっくりとするはずです。
恋愛も損得が優先し、結婚の際は相手の収入などを考えるので、婚期はどうしても遅くなりがちです。
中指にほくろが急に突然できたら?
指と指の間に挟まれていて気づき難い中指。そこにほくろを発見することがあるかもしれません。中指に突如としてほくろが現れるような場合、精神的な繊細さなどに関わる何らかのメッセージや、医学的な危険サインの場合があります。
成人ではほくろがどんどん増えることは少ないのですが、未成年では増えることもあるようです。ほくろと思われるものが現れていて、それが日増しに大きくなるとしたらメラノーマという腫瘍の可能性があります。これはほくろと似ていますが、境界線がギザギザでいびつな形をしているものです。メラノーマは毛穴を破壊するので、毛が生えていたら違います。また中指のほくろが病気を示唆する場合もあり、心臓、血管、肝臓などの循環器系の疾病の可能性もあります。
まとめ:内面をより深く知ることができる
中指のほくろは、第一関節より上、第二関節より上、第三関節より上、指の付け根、指の側面などで読み取ることができます。
基本的に中指にほくろが現れている場合、精神的な面や警戒心などに強い影響力を持つことが知られています。執着心の強さも現れています。性格的に真面目で、何事も熱しやすく冷めやすく、飽きっぽいととされます。人とはなかなか打ち解けにくい面もあります。恋愛に愛情の見返りを求めることもあるようです。
これに加えて右手や左手、現れている位置によって意味合いが少しずつ変わってきます。手の甲側では、精神的な強さがあり、何事も器用にこなすとされます。手の平側では現実的な考えをし、中指の付け根辺りでは大らかな性格となるようです。精神的な面が主体と言えども、様々な意味合いになることがわかります。また急にほくろが現れた場合は、メラノーマや循環器系の病気の可能性もあります。中指でほくろを見つけた際は、その意味合いを理解して暮らしに活かしたいものです。