甲斐性なし男性の特徴33個！年収・別れる・結婚後の離婚

「甲斐性なしとは付き合いたくない。ましてや結婚なんて絶対イヤ」と、普通は思いますよね。だけど、甲斐性なしは一見穏やかで優しげなので、本性に気付けないケースがあるのです。

そこで今回は、甲斐性なしの男性の特徴や共通点を徹底解説！甲斐性なしとの結婚についてと、甲斐性なしを甲斐性ありにする方法も紹介します。

甲斐性なしとは、文字通り甲斐性がない様子を意味します。甲斐性とは、物事をやり遂げる能力、根性があり頼もしい様子で、主に生活力や経済力を指します。甲斐性なしとは、頼りがいがなく、自活する力や経済力がないという意味です。

甲斐性の語源は、「やり甲斐」「不甲斐ない」に使われる「甲斐」からきています。由来は諸説ありますが、戦国時代の武将、武田信玄が九州地方で甲斐の国として勢力を伸ばしていた様子からきているという説が有力です。

甲斐性なしと思う金額は人によってバラバラです。その人の考え方やこれまでの価値観、地域によっても変わってくるでしょう。

目安の年収の金額としては、平均年収あたりの400万円がひとつの基準になります。相手に甲斐性なしと思われたくないのであれば、金額は多いにこしたことはありませんが、平均年収より上、そして相手の異性の年収よりも上の金額がよいでしょう。

甲斐性なし男性が一見優しく穏やかに見えるのは、甲斐性なしの性格が原因です。甲斐性なしがどんな性格をしているのかを理解し、彼らの優しさに惑わされないようにしましょう。

甲斐性なしには計画性がありません。やることなすこと、行き当たりばったり。とりあえず目の前にある課題をこなすだけで、仕事の緻密な計画や、将来に向けての大きな計画などありません。計画性がないから、人の意見にすぐ流されます。

行き当たりばったりの甲斐性なしは、継続性もありません。根気がなく、努力が苦手です。計画性がないので、何かを成し遂げるためにコツコツと積み上げるという発想がないのです。そのため、「自分はこれができる」という強みもありません。

甲斐性なしが計画性も継続性もないのは、目標がないからです。無気力で向上心がないのです。だから、甲斐性なしには「こうなりたい」という自分の目標が一切なく、ただ与えられた課題をこなすだけで、いつまで経っても成長できません。

無気力に与えられた課題をこなすのが甲斐性なしですが、根性がないため、課題に対して自分の力量不足を感じると、すぐに諦めてしまいます。逆境やトラブルに弱く、壁にぶつかると、即逃げる選択を選ぶのが、甲斐性なしの特徴です。

自分に与えられた課題を投げ出すと、周囲に迷惑をかけてしまいます。しかし、甲斐性なしは責任感もないため、「自分のせいで人に迷惑をかけたら申し訳ない」という気持ちがありません。「どうせオレはダメなやつなんですよ」と卑屈になるか、「最初に無理って言ったじゃないっすか」と責任転嫁をして、さっさと逃げ出してしまいます。

ダメな甲斐性なしに周囲が手を差し伸べてきたからこそ、なんとかここまできているのに、それがわかってないのが甲斐性なしの特徴です。人への恩をすぐに忘れて、常に自分のことばかり考えています。甲斐性なしは義理人情もないので、どんなに目と手をかけても、自分の都合が悪くなれば、背を向けてどこかに行ってしまいます。

甲斐性なしの性格を総合すると、その場しのぎで学習能力ゼロ、人徳ゼロの薄情者となります。経験を積んで自分の糧にする発想がないため、問題解決力もゼロ。だからこそ、甲斐性なしは人に合わせて流されるのが得意です。自分で決められないから、周囲の流れに身を任せた方が楽なのです。

甲斐性なしが一見優しく穏やかに見えるのは、この流されやすい性格からきています。「合わせた方が楽」と思っている内は、甲斐性なしは相手に合わせて行動します。それが、「いつも私を優先してくれる」という誤解を呼ぶのです。

甲斐性なし男性のダメダメな性格は、当然態度や行動に表れます。そのため、観察するだけで、ある程度甲斐性なしかどうかを見分けられるのです。

甲斐性なしは整理整頓ができません。甲斐性なしは計画性がないので、使ったらそれを積み上げていくだけ。何を捨てたら良いのか、どうしたら活動しやすくなるのかも考えないため、不用品やゴミがどんどんたまっていきます。会社のデスクやロッカーは、常に散らかっているし、もちろん、自宅の部屋も散らかり放題です。

甲斐性なしは計算もできません。お金、時間、人間関係、行動、持ち物など、全てにおいてどんぶり勘定です。何も考えずに、ただ生きているだけ。だから、効率が悪いし学習もできず、いつまでも同じ間違いを繰り返します。「どうすれば上手くいくか」を計算して考えられないどころか、「なぜ、上手くいかないのか」という疑問すら思わないのが、甲斐性なしの特徴です。

甲斐性なしは時間にルーズ。計算できないので、「どうすればこの時間に間に合うか」が考えられません。甲斐性なしの時間概念は超適当。

・遅刻常習犯
・ドタキャン常習犯
・「ちょっと待って」と平気で1時間以上待たせる
・約束の期日を守れない
・締め切りを聞くと「なる早」と答える

長期短期問わず、時間の読みが甘すぎるのが甲斐性なしの特徴です。普通は時間にルーズで人に迷惑をかけると反省し、何とかしようと気をつけるのですが、甲斐性なしは責任感も義理人情もないため、いつまで経っても時間にルーズで、人に迷惑をかけまくります。

甲斐性なしが必ずしもギャンブルをやるわけではありません。しかし、甲斐性なしがギャンブルに手を出すと、高確率でギャンブル狂になります。常識で考えれば、ギャンブルで勝つ確率がどれだけ低いかわかりますが、甲斐性なしは計算できないため、「負けたら取り返せば良い」と安易に考えてしまいます。そして「負け分を取り返す」と、簡単に借金地獄に落ちていくのです。

甲斐性なしは決断できません。大小問わず、決断が大の苦手です。例えば、「今日はここまでやる」という小さな決断ができず、仕事や生活がダラダラしたものになります。また、大きな決断も苦手なので、仕事でもプライベートでも全く頼りになりません。しかも、決断せず人に合わせているだけなのに、自分が上手くいかなくなると、すぐに人のせいにして言い逃れしようとします。

甲斐性なしは根性がないので、努力ができません。例えば仕事で大きなトラブルがあり、皆で一致団結して頑張っている時でも、努力が大の苦手な甲斐性なしは、「体調不良なので…」と平気で休みをとります。プライベートの人間関係も同じで、厄介事が起こるとすぐに背を向け、我関せずを決め込みます。

その場しのぎで薄情な甲斐性なしは、当然友達がいません。人数合わせのために呼ばれたり、所属しているから声がかかったりする付き合いはあっても、長い付き合いでお互い信頼し合っている友達がいません。良い友達関係を続ける努力ができないため、深い付き合いにならないのです。

実力がなく、努力もしないのに、甲斐性なしは見栄を張りたがります。「何もできない自分」「ひとりぼっちの自分」を認めたくないのです。日頃の行いについてツッコミが入ると、虚勢を張り「好きでそうしているんだ」と開き直ります。態度や行動だけではなく、衣服や持ち物でも見栄を張るケースもあります。

甲斐性なしは能力が低いのに、それを認めず見栄を張り、努力を怠る根性なしです。反省ができないので、学習もできず、同じ失敗を何度も繰り返します。人から注意を受けると謝りますが、その場を早くやり過ごしたいだけで、「どうすれば同じ失敗をしないで済むのか」は考えません。そして、考えずに行動しては、エンドレスに同じ失敗を繰り返します。

無気力系の甲斐性なしは、口数が少なく、あなたが話しかけても「そうですね」「どうですかね」と、適当にあいづちを打つだけで会話が盛り上がらないので、とてもわかりやすいです。

厄介なのは、おしゃべりで見栄っ張りな甲斐性なし。自分を良く見せようと、ペラペラと良くしゃべってくれるので、会話が盛り上がってしまうことがあります。だけど、会話の内容を良く聞けば、甲斐性なしかどうかを見分けることが可能です。

甲斐性なしには中身がありません。目標がなく、その場しのぎで、努力も大嫌いなので、実績もありません。だから、人に語る程の経験がないため、会話の内容は「〇〇したら」「〇〇ならば」という仮定の話が多くなります。甲斐性なしは空想の話でしか盛り上がれないのです。特に、「オレが本気出したら、すごいんだぜ」的な会話内容をする男性がいたら要注意！高確率で甲斐性なしです。

甲斐性なしは能力が低いため、自分の自尊心を満たすためには、人を貶めるという方法しかありません。だから、甲斐性なしは悪口が大好きです。自分のことを棚に上げて、相手のちょっとしたミスを陰でつついて笑い者にします。

また、人の悪口を聞くのも大好きです。誰かが悪口を言っていたら、喜んで会話に参加します。それは相手の異性に及ぶことも。モラハラ発言がある男性は要注意です。

実力がない甲斐性なしですが、稀に自慢できるようなことがあると、喜んで俺自慢をします。周囲が仕方なく合わせて聞いてくれているのに気付かず、気分良く「オレってすごいだろ？」と同意を求めることもあります。しかも、自慢できるような経験が極度に少ないので、同じ俺自慢を何度も話します。自慢話に過去の栄光話が多いのも、わかりやすい甲斐性なしの特徴です。

甲斐性なしは失敗が多いですが、全てに対して言い訳ばかりです。自分の非を認めず、責任を周囲に押し付けようとします。また、正論を言われるのも大嫌いで、どんなに相手が正しい発言をしても、「オレはそうとは思わない」「ちゃんとやってるけど」「あんたとオレは違う」と、決して受け入れません。

自分の責任かどうかに関わらず、甲斐性なしはすぐに「オレは悪くない」と言います。とにかく、不利な立場になりたくないのです。自分が責任を取る立場でも、「いや、俺は悪くない。おまえのせいだ」と、責任をなすりつけようとします。また、自分が関係ないことでも「俺は悪くない」と、自分に非がないとアピールせずにはいられません。

言い訳や責任転嫁が通じないとわかると、甲斐性なしの会話は一気に卑屈な発言が増えます。

・どうせ最初から無理だったんだ
・オレなんかダメなやつだ
・みんな迷惑だと思ってるんだろ
・オレに構わないでくれよ

必死で張っていた虚勢が崩れ、ネガティブオーラ全開です。だけど、本気の発言ではなく、「そんなことないよ」「手伝うよ」「大丈夫だよ」という言葉が欲しくての発言です。甲斐性なしは構って君なのです。ちなみに、卑屈な発言を周囲が肯定して責めると、その場を逃げ出し、場合によっては二度と戻ってこなくなります。恐ろしいほどの責任感のなさです。

「甲斐性なし＝無職」とは限りません。仕事をしているからと言って、安心してはいけないのです。そこで、仕事における甲斐性なしの特徴と共通点を紹介します。

甲斐性なしは口だけで実力がないため、仕事ができません。だから、同じ職場ならば密かに「あいつできない」と悪い評判が広がっているはずです。あなたの耳に入らなくても、以下の様子が見られるなら、仕事ができない甲斐性なしの可能性が高まります。

・仕事中ボーっとしていることが多い
・用もないのに良く席を外す
・電話をとるのが遅い
・周囲に人が全然集まらない
・一緒に仕事を組むのを嫌がられている
・仕事を干され気味

仕事ができない甲斐性なしに仕事を頼むと、返ってトラブルになり、二度手間三度手間で時間と労力がかかります。だから、大っぴらに責められたり避けられたりしていなくても、皆さり気なく仕事での距離をとっているのです。

甲斐性なしの計画性のなさは、仕事では要領の悪さに直結します。ルーティンワークを効率化できないし、学習能力がないので、似たような案件でも初めてと同じくらい時間がかかります。デスクの上も散らかっているので、1つの作業をするにも場所がなく、物が見つからないので、人より異常に時間がかかります。甲斐性なしは総じて仕事が遅いのです。

甲斐性なしの要領の悪さは、作業に限った話ではありません。仕事における人間関係も容量が悪く、ホウレンソウ（報告・連絡・相談）を怠るので、情報共有ができません。見栄っ張りなので、ミスもギリギリまで隠し通し、結局大きなミスに発展して周囲に大迷惑を与えます。

また、相手からのホウレンソウも整理できません。確かに伝達した内容も、すぐに忘れてしまいます。それどころか「聞いていない」と嘘を言います。そのため、職場にいる甲斐性なしへの連絡手段は、皆メールやLINEなどで文字に残し、CCで情報共有して自衛します。「この人の仕事って、なぜか皆メールで内容を送るよね」と思う人がいたなら、甲斐性なしの可能性大です。

甲斐性なしは時間がルーズなので、仕事はギリギリにならないと手をつけません。いよいよ間に合わないというタイミングで、やっと取りかかります。だから、甲斐性なしの仕事はいつだってギリギリアウト。やっぱり周囲は大迷惑です。

また、回覧資料で印を押すだけなど、5秒で終わるような仕事もすぐにやりません。回覧資料の流れを止める男性は、甲斐性なしの特性ありです。

常に「忙しい」と口癖のように言うのが、甲斐性なしの特徴です。能力が低く要領が悪いので、大した仕事量じゃなくても、甲斐性なしにとっては大きな負担なのです。自分の能力の低さには気付かず、「オレって誰よりも大変で忙しい」と本気で思っています。仕事を干されている甲斐性なしもいますが、この場合は見栄を張って「忙しい」と言い張ります。

甲斐性なしは職場以外でも「仕事が忙しい」と口癖のように言います。もちろん、本気で慢性的繁忙期な職場もありますが、甲斐性なしの「仕事が忙しい」は見栄なので、どのように忙しいのか、今何をしているのか根掘り葉掘り聞けば必ず矛盾点が出ます。

アルバイトを含め、転職を繰り返して職歴が非常に長くなっているなら、ほぼ100％甲斐性なしです。職場でちょっと嫌なことがあるだけで、簡単に仕事を辞めてしまいます。次の仕事が見つかっているのは褒める点かもしれませんが、転職を繰り返せば繰り返す程、どんどん仕事の条件は悪くなり、最終的には底辺に落ちるのがパターンです。

転職は悪ではありませんが、安易に仕事を決めては辞めるを繰り返すのは、堪え性と計画性がなく、自分の人生を真剣に考えていない証拠です。若くして正社員の転職を3回以上している場合、甲斐性なしの可能性が高くなります。

甲斐性なしにも色々なタイプがいますが、絶対に結婚してはいけないのが、お金に対して甲斐性がない男性です。甲斐性なしの金銭感覚にはわかりやすい特徴があるので、しっかり覚えておきましょう。

金遣いの荒い甲斐性なしは、自分が欲しいものがあると我慢できません。手元にお金がなければ、クレジットカード限度額ギリギリまで使って手に入れようとします。見栄っ張りな甲斐性なしは、特に身につける物にお金を使うので、推定収入と比較して高価な持ち物が多いなら、警戒した方が良いでしょう。

普通の金銭感覚ならば、クレジットカード限度額まで使っての買い物はためらいますよね。だけど、甲斐性なしはお構いなし。「払えなかったらどうしよう」とは考えません。なぜならば、甲斐性なしは借金への罪悪感がないからです。「お金がなければ借りれば良い」「返せなかったら仕方がない」という、とんでもない考え方をしています。だから、甲斐性なしにお金を貸すなら、あげるつもりで貸さなければなりません。それが嫌なら貸さないことです。

お金に甲斐性がない男性にはギャンブル狂が多く、一攫千金を本気で信じています。「お金がないのは今だけだ」と、根拠なく思っていて、借金は未来への先行投資だと考えているのです。だから、借金しても危機感がありません。

お金への甲斐性がない男性は、当然貯金ができません。「あればあるだけ使う」が、甲斐性なしの特徴です。しかし、貯金ゼロの事実を隠すのも甲斐性なしです。見栄っ張りなのでお金を持っている風を装います。

自分に対してお金を惜しまないのに、他者に対してとことんケチなのが甲斐性なしの特徴です。最初は見栄を張って、食事をごちそうしてくれるかもしれません。だけど、釣った魚にエサをあげないケチな男なので、距離が近づくと態度は豹変します。

最初は金払いが良かったのに、「ごめん！今持ち合わせがないから代わりに払って」など、あなたのお金を当てにする発言が出たら、ヒモ系甲斐性なしかもしれません。例え小銭でも、女性にお金を借りようとする男性には、近づかない方が良いでしょう。

甲斐性なしの男性と別れるべきかどうかですが、男性の性格や女性側の考え方にもよります。例えば、男性が今はお金がなくても努力をしている人だったり女性を力強く支えてくれたりする場合は、今後甲斐性ありの男性に変わる可能性も高いでしょう。また何かトラブルなどがあっても、サポートしてくれるはずです。

また、女性側ができるだけ金銭的には頼りたい、自分はあまり協力したくないと考えている場合には、できるだけ年収の高い人を選んだほうがいいでしょう。ただ、容姿や年収・性格などすべてを求めると完璧な男性はいないので、沼にハマりがちです。何が大切なのか、優先順位は何なのかを考えておきましょう。

共働きはしたくない、専業主婦でいたい、という女性にとっては共働きを求める男性を甲斐性なしと考える人もいます。ただ、男性だけの収入でマイホームや車、旅行などを十分にしようと思うのであれば、相当の年収が必要になります。

例えば東京都内では男性側の年収が1000万円でも専業主婦＋子ども2人がいれば、生活はかなり苦しくなります。そして会社が傾いて年収が下がったりすれば生活が立ち行かなくなることも。マンションや一軒家のローンがあれば、自己破産の可能性だってあります。

そのため共働きを望む男性は多いです。それを踏まえた上で、女性側は共働きするかどうかを決めていきましょう。

甲斐性なしの特徴にたくさんの項目が当てはまるような人であれば、結婚後に苦労することは目に見えています。甲斐性なし男性と結婚した女性の典型的な末路は、以下の通りです。

（1）旦那の稼ぎが少なく生活が立ち行かない
（2）生活のために共働き
（3）経済力だけではなく生活力もない旦那は家事育児ができない
（4）結局、家事・育児・仕事全てを自分一人で背負い込む羽目になる
（5）忙し過ぎて慢性疲労＆心がすさむ
（6）このままではいけないと、旦那を教育しようとするが、覚えが悪く余計にストレスがかかる
（7）旦那への期待がゼロになり、愛が冷める
（8）それでも離婚しなければ、将来旦那の両親のワンオペ介護が待っている

あなたがリーダーシップをとって、積極的に結婚に動けば、甲斐性なし男性は案外応じてくれるかもしれません。自分が何もしないのに、結婚という社会的地位を獲得できるなら、甲斐性なし男性にとってこれほど楽なことはないのですから。

しかし、甲斐性なし男性には責任感がありません。結婚したら変わるだろうという見込みで結婚すると、とんでもない目に遭います。結婚は難しくないけど、幸せな結婚生活を続けるのはかなり難しいのです。

何をしても変わらない甲斐性なしの旦那と離婚したいなら、引き取り手である旦那の両親が健在の内に動くのが賢明です。離婚した後に旦那の行き場がないと、生きるためにあなたに寄生し続けようと、離婚を拒むリスクが高まるからです。

離婚する決意をしたら、まずは協議離婚を提案してみましょう。甲斐性なしは無気力なので、あなたが熱意を持って離婚を提案すれば、案外流されて応じてくれるかもしれません。何度か反対されても、甲斐性なしは根気も根性もないので、あなたが諦めず長期戦で挑めば、離婚を受け入れてくれる可能性はあります。

しかし、旦那が離婚を頑なに拒否した場合は、然るべき準備をして、離婚調停の申し入れを視野に入れましょう。あなたが有利になるよう、働かず家事育児もしないといった情報は、細かくメモを残すと良いでしょう。お金の出入りや、あなたがどんなに大変な生活を送っているのかも記録しましょう。

離婚問題が長引くなら、場合によっては財産分与や慰謝料を考える必要があります。まとまったお金を渡すことで、甲斐性なし旦那の金銭的不安を払しょくするのです。苦労した上にお金を払うのは理不尽ですが、必要経費だと思って諦めましょう。

甲斐性なしには心根が優しい男性も多いので、「もっと甲斐性があれば無敵なのに」と思うかもしれません。ならば、あなたが育てて甲斐性なしを甲斐性ありにすれば良いのです。真面目で気弱な甲斐性なしなら、変わる可能性は大いにあります。どうすれば良いのかを、解説していきましょう。

まず、財布の紐はあなたが握りましょう。甲斐性なしが旦那なら、通帳からカードまで、あなたが管理すべきです。甲斐性なしが彼氏なら、デートの経費は「自分のものは自分が出す」という基本を崩さず、会計は別々にしましょう。決して甲斐性なしの分まで、あなたの財布からお金を出してはいけません。

甲斐性なしが甲斐性ないまま大人になったのは、周囲があれこれと手助けをしてきたからです。甲斐性なしの周囲は、過保護で過干渉な人ばかりで、散々甘やかされてここまできてしまい、他力本願が染みついています。

だから、あなたはギリギリまで手助けをしてはいけません。フォローは必要最低限にとどめ、甲斐性なしが自力で成し遂げるのを、忍耐強く見守ってください。達成できた喜びを実感した時、甲斐性なしは努力の素晴らしさを知るのです。

甲斐性なしと一緒にいるあなたは、きっと面倒見が良い姉後肌で、人に物事を頼むよりも、自分でやりたいタイプなのでしょう。だけど、あえて甲斐性なしに課題を与えてください。甲斐性なしに頼んだ方が時間がかかるかもしれませんが、目的は効率ではなく甲斐性なしを育てることです。

最初はちょっとしたこと、例えば「あれを取って」といった超簡単な頼みごとから始めましょう。応じてくれたら「ありがとう」と笑顔でお礼を言ってください。

1.課題を課せられる
2.クリアする
3.感謝される
4.役に立ったと実感できる
5.「自分もやればできる」と、万能感が育つ
6.やる気が出る

このループをさせていくのです。課題は徐々に難しくして、甲斐性なし男性がより大きな達成感を持てるように、あなたが上手にリードしてください。

甲斐性なしに与える課題がレベルアップすると、「あなたが教えないとできない」という壁にぶつかります。この時、あなたが女優となって、幼児に教える母親を演じて、優しく褒めながら丁寧にやり方を教えてあげましょう。

・すごい！1回でできた！
・とっても上手でびっくりしちゃった
・飲み込みが早いね！私は覚えるまですごく時間がかかったんだよ

女性から褒められて、嬉しくない男性はいません。甲斐性なしは今まで褒められる機会が少なかったからこそ、褒める効果は絶大です。たくさん褒めて、グングン伸ばしてあげてください。

甲斐性なしを解消ありにする方法の基本は、あなたが彼を頼って甘えることです。どんな男性でも「好きな女性に頼りにされたい」「好きな女性には自分に甘えて欲しい」という気持ちが少なからずあります。そして、頼りにされると応えたくなるのが男性心理です。

甲斐性なしが何もしないのは、あなたが「どうせできないんだから」と決めつけ、世話を焼き過ぎているから。あなたが可愛い彼女になって、嘘でも「どうしよう」「私できない」というポーズで彼を頼って甘えるのが、甲斐性なしを甲斐性ありに育てる近道なのです。

甲斐性なしもタイプは様々です。何をしてもダメな甲斐性なしもいれば、あなた次第で変わる甲斐性なしもいます。だけど、「私が彼を変えて見せる！」と意気込むのは、おすすめできません。それは、相手にとって重荷になります。強過ぎる想いは、甲斐性なし男性の人格否定につながりかねないからです。

愛した男性がたまたま甲斐性なしだった場合、あなたは人より苦労が増えると思います。だけど、「それでも、彼は彼のままでいて欲しい」と思えるくらい好きならば、その愛を全うするのも良いでしょう。愛の形は人それぞれです。でも、一緒にいる幸せより苦しさが上回ったら、頑張るのをやめてもいいのです。あなたの人生はあなたのものだと、忘れないでくださいね。