手相占いで生命線の意味とは?
手相の生命線とは、親指と人差し指の付け根の間辺りを始点とし、手首方向に向かい弧を描いて伸びる線を指します。弧が直線的な場合もありますが、だいたい親指の付け根の領域の金星丘を取り囲むようになります。
生命線は、 その人の健康状態を読み取ったり、気力や体力、物事に対する積極性、健康に関わる生活環境、開運の時期などがわかります。生命線の現れ方では、長さや濃さ、弧を描く張り出し具合、枝分かれや途切れ、始点の位置などでさまざまな解釈ができるのです。
生命線の長さや濃さはすぐに見分けられますが、生命線の枝分かれは、他の何らかの掌線が接しているのか、生命線の枝線なのか見分けにくい場合もあります。生命線が枝分かれした線の中には、手相名があり、別個の手相として分類されているものもあります。
【画像付き】手相の生命線の枝分かれの意味と見方 16選
手相占いにおける枝分かれした生命線は、それぞれどんな意味や見方があるのでしょうか。16個の枝分かれ方を、パターンごとに解説します。
■1. 生命線の枝分かれが二本ある手相
手相の生命線の枝分かれが二本あることがあります。基本的に、濃く二本に分かれている場合、 生命力が強まるとされます。病気やケガをすることはほとんどないはずです。何事にも積極性があるので、成功がつかみやすくなります。精神的に強くなり、忍耐強い面もあります。
一方で、生命線の枝分かれが薄く二本に枝分かれしている場合、 生命力が弱まり、病気などをする可能性が高くなります。これらの時期は生命線が二本に枝分かれしている位置で分かり、人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。
■2. 生命線が月丘方向に枝分かれしている手相
生命線上から月丘方向に斜めに短く枝分かれしている手相の場合、 旅行線となります。月丘は小指の下方で手首寄りの領域です。
旅行選は短いものが多いのですが、大きく枝分かれしても旅行線と見なします。この場合、 旅行や移動をすることで運気が高まるとされます。生まれ育った地域を離れることで活躍が期待できます。
■3. 生命線の枝分かれが三本ある手相
生命線の枝分かれが三本ある手相があります。生命線の真ん中辺りで大きく三本に分かれ濃い場合、 好奇心が旺盛で、幅広い分野に関心を持つとされます。複数のことを同時にこなすことに長けている面もあります。何事もコツをつかむのが早いようです。
一方で、生命線の枝分かれが薄く弱々しく三本に分かれている場合、迷いごとが多くなるとされます。決断力に乏しく、考え方がブレやすいので、あまり信頼されないようです。これらの状況になる時期は三本に分かれる位置でわかり、人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。
また生命線の終点付近が三又に分かれている場合、気力や体力に乏しく、疲れやすい傾向にあるとされます。
■4. 生命線の枝分かれ線に島がある手相
生命線が枝分かれしている先に島が現れていることがあります。これは生命線上、枝線上どちらでも島があるものを指します。 生命力が一時的に弱まり、病気やケガが多くなるとされます。いつものように気力や体力が続かず、無理ができなくなります。
積極性が乏しくなり、どちらかと言うと内向的な考え方になるはずです。精神的にも弱くなり、ストレスなどを溜め込みやすくなります。健康運はもちろんのこと、様々な運気が低迷しているので、新たに何か始めるのは避けた方が良いと言えます。
このようになる時期は、生命線上の島の位置か、シマを持つ枝線が分岐している位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。
■5. 生命線から枝分かれした線が運命線に接している手相
生命線の枝分かれした枝線が運命線に接していることがあります。これは接して突き抜けているものも含めます。
このような生命線の場合、 積み重ねてきた努力などが大きく実を結ぶとされます。価値観や生活環境が変わり、新たな運勢が始まる場合もあります。トラブルや困難などが乗り越えられ、次の段階に進めるはずです。健康面で運命的なことが起こることも考えられます。
この生命線が濃い場合、すこぶる健康になり、薄い場合は大病する可能性があります。このようになる時期は、生命線の枝線が運命線と接している位置で知ることができます。運命線は知能線と交差する辺りを35~40才とするのが目安です。知能線の位置によっては、掌の真ん中辺りを35~40才としても差し支えありません。
■6. 生命線から上向きに枝分かれした線がある手相
生命線上から上向きに枝分かれした枝線が伸びていることがあります。このような生命線の場合、 いろいろな運気が上昇し、努力が報われるとされます。望んでいた幸運が舞い込んでくるはずです。独立することで成功するとされます。
合格、就職、転職と言った願いが叶う時期が来ていることを示す場合もあります。特に「開運線」と呼ばれることもあり、運勢が新たに切り開けるはずです。この開運の時期は、上向きの枝線が伸びている位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。
また生命線から上向きの枝線が複数伸びている場合、粘り強さと根性を持つとされます。トラブルなどに遭遇しても途中で投げ出すことはしないはずです。何事も最後までやり遂げる力を持っています。さらに生命線から人差し指方向に向かう枝線は向上線となります。常に向上心を持って目標に向かって努力をするとされます。
■7. 生命線から下向きに枝分かれした線がある手相
生命線上から下向きに枝分かれした枝線が伸びていることがあります。このような生命線の場合、 繊細な神経を持ち、些細なことでも不安が募るとされます。心配性な面があり、何かと気苦労が多くなるようです。
精神的な弱さがあり、ストレスを溜めやすく、それが原因で健康を害することもあります。体力的にも弱さがあり、疲れを感じやすいとされます。何らかのストレス解消法を見つけておいた方が良さそうです。
生命線から大きく分岐した枝線が下向きの場合、人生が不遇になる可能性が高くなります。このような状況になる時期は、下向きの枝線が伸びる位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を20才とするのが目安です。また生命線から複数の下向きの枝線が伸びている場合、取り越し苦労が多くなるとされます。
■8. 生命線から枝分かれした線が親指側に向かっている手相
生命線から枝分かれして伸びた枝線が親指側に向かっていることがあります。生命線の真ん中辺りで枝分かれするものが多いようです。このような生命線の場合、 生まれ育った地域に縁があるとされます。
生命線が大きく枝分かれした枝線の場合、生まれ育った場所への縁が非常に深くなるとされます。その場所に残ることで、いろいろな運気が高まり成功が手にできるようです。生まれ育った地域を離れると、自分の能力が思うように発揮できないこともあります。
一時的に親元や地元を離れ、人脈などを築いてから戻ると、大きく開運するとされます。親指側に向かって伸びる枝線が薄かったり、弱々しい場合、健康を損ねる可能性があります。健康管理に注意が必要かもしれません。
■9. 生命線が枝分かれした枝線が内側に伸びている手相
生命線が枝分かれした枝線が内側に伸びていることがあります。このような生命線は、 近い将来、著しく体力が低下することを示すとされます。肉体的な疲れ、精神的に多くのストレスを抱えていることも考えられます。
一方で生命線から出ている影響線にもなります。この観点から見ると、人生に大きな影響力を持つ異性との出会いがある可能性もあります。交際中の異性がいる場合、結婚の好機が訪れているかもしれません。
このような状況になる時期は、内側に枝線が伸びている位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。他の手相との関わりもあり、どう捉えるかは微妙な面があります。
■10. 生命線が枝分かれした枝線が外側に伸びている手相
生命線が枝分かれした枝線が外側に伸びていることがあります。このような生命線の場合、 まもなく生命力が強まることを示します。気力や体力が復活する予兆にもなるようです。長い闘病生活に終止符が打てるかもしれません。
精神的に強くなれるので、ストレスなどはあまり感じなくなるはずです。何事も粘り強く携わることができるので、今まで成し得なかったことが実現する可能性が高くなります。体力が向上するので、無理が利くようになるはずです。女性の場合、妊娠しやすくなることが考えられます。
このような状況になる時期は、外側に枝線が伸びている位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。
■11. 生命線が枝分かれした先にスター線がある手相
生命線が枝分かれした先にスター線が現れていることがあります。これは生命線上、枝線上どちらでもスター線があるものを指します。スター線は星紋とも呼ばれ、短い3~4本の線が交差して星のような形になっているものです。
このスター線がある場合、 生命力に関わることで何らかの幸運がもたらされるとされます。生活環境に幸運が訪れる可能性もあります。
この幸運などがもたらされる時期は、生命線上のスター線の位置か、スター線を持つ枝線が分岐している位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を二十歳とするのが目安です。
■12. 生命線が枝分かれした先にフィッシュがある手相
生命線が枝分かれした先にフィッシュが現れていることがあります。これは生命線上、枝線上どちらでもフィッシュがあるものを指します。フィッシュは魚紋とも呼ばれ、魚のような形に囲まれた線です。
このフィッシュがある場合、生命力に関わることはもちろんのこと、 さまざまな運気が高まり、予期せぬ幸運がもたらされるとされます。健康に優れ、持病の完治なども考えられます。
この予期せぬ幸運などが訪れる時期は、生命線上のフィッシュの位置か、フィッシュを持つ枝線が分岐している位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を20才とするのが目安です。
■13. 生命線が枝分かれした末端がほうき状になっている手相
生命線が枝分かれした末端の終点が房状(ほうき状)に細かく枝分かれしていることがあります。このような生命線の場合、非常に疲れが溜まっていることを示します。この房が多い程、 心身共に極度の疲労に陥っていることになります。
房に弱々しい印象が見られる場合も、同様とされます。体力の衰えや生命力が弱まることも示します。疲れを取るために心身共に休養が必要です。外見上、年齢以上に見られることが多くなるとされます。現在の年齢での疲労度を示しますが、この他、60代後半から70代以降急速に生命力が弱まるとされます。
またこの房が濃くハッキリと現れている場合、判断力が鈍りツキに見放されている面があります。濃い間は、株や仮想通貨の投資、ギャンブルは控えた方が良さそうです。
■14. 生命線から枝分かれして下向きに入り乱れて伸びている手相
生命線から枝分かれして上向きの枝線と下向きの枝線の両方が伸びていることがあります。短い枝線が複数現れていることが多いようです。このような生命線の場合、 生命力が不安定になっているとされます。
生命力が旺盛で、非常に健康的な時があっても、しばらくすると病気がちになるといった形になるようです。積極性ややる気を持って取り組み始めたものが、途中で急にやる気などがなくなることもあります。
この前は頑張れたのに、今度は無理ができないなどか多くなります。安定したパフォーマンスが出せないので、人からの評価は低くなります。健康を管理し体力などを付けると上向きの枝線ばかりになるはずです。
■15. 生命線から枝分かれした枝線と知能線がつながっている手相
生命線と知能線が枝線でつながっていることがあります。このような生命線の場合、 豊かな想像力を持つとされます。生命線と知能線の始点近くにある短い枝線でつながっている場合、「独創線」と呼ばれ、独自性が高いアイデアが閃きやすいとされます。
これは線の濃さが生命線や知能線と同等でないと独創線とは見なさないようです。これがあると創造性が高く、独特の感性を持ちクリエイティブな分野で活躍が期待できます。組織などに所属するよりも、自由で縛られない環境で力が発揮できます。
この独創線と似たものに「努力線」と呼ばれている線があります。生命線上から各指方向に向かって伸びる枝線を指します。必ずしも知能線とつなぐだけではなく、知能線を突き抜けて伸びる場合もあります。
この努力線があると非常に努力家で努力を惜しまないとされます。努力線が複数出ている場合は昇り龍線と呼ばれます。いずれにしましても様々な分野で努力することで成功が期待できます。
■16. 生命線が枝分かれした先に四角紋がある手相
枝分かれしている生命線に四角紋が現れていることがあります。これは生命線上、枝線上どちらでも四角紋があるものを指します。四角紋はスクエアとも呼ばれ、井の字のように囲まれた線です。
この四角紋がある場合、生命力に関わることはもちろんのこと、 いろいろな苦難などを乗り越えることができるとされます。積み重ねてきた努力などが大きく報われる可能性が高まります。しかし四角紋を過信し過ぎて努力などを怠ると、その通りにならないようです。
また健康面での不運を幸運に変える力が強いとされます。重い病気やケガが完治し、それをきっかけに幸せが手にできるかもしれません。
この努力などが報われる時期は、生命線上に四角紋が現れている位置か、四角紋がある枝線が分岐する位置で知ることができます。人差し指と中指の間から垂線を下して生命線と交わる点を20才とするのが目安です。
左手の生命線が枝分かれしている手相の意味
日本人は一般的に右利きの人が多いので、右手を利き手と見なしていることが多くなります。手相では利き手で現在から未来にかけての運勢を、利き手でない手で生来のものを読み取ります。
ここから左手では、生来のものや過去のことが現れているとされます。左手の生命線が枝分かれしている場合、 先天的に見た生命力や生活環境の転機、運勢の変わり目などを良くも悪くも示すことになります。
これらは生来のものなので、成長していくにあたり変化していきます。生命力が強い傾向にあっても、その後の生活環境などで弱まることもあります。転機の時期がズレることも考えられるわけです。右手の生命線の枝分かれなどと考え合わせ判断する必要があります。
右手の生命線が枝分かれしている手相の意味
日本人は一般的に右利きの人が多いので、右手を利き手と見なすことが多くなります。手相では利き手で現在から未来にかけての運勢を、利き手でない手で生来のものを読み取ります。
ここから右手では、 これからの運勢などが現れているとされます。右手の生命線が枝分かれしている場合、年齢を重ねていくうちに培われた生命力や生命力の転機がわかるとされます。今までの生活習慣の結果、獲得した健康状態や積極性などになるわけです。
これからこうなるであろう運勢の転機にもなります。後天的に体力などをつけて転機の時期が変えられた証とも言えます。良い結果なら問題はありませんが、悪い結果の場合、変化が表れる前に改善策を考えた方が良さそうです。
手相の生命線の枝分かれで健康運がわかる?
手相の生命線の枝分かれは、生命力に関する何らかの分岐的になります。枝分かれ線の意味合いが良ければ、生命力が増して、健康的になれ行動に積極性が増す転換点となるわけです。
一方、枝分かれ線の意味合いが悪いものであれば、生命力が弱まり、病気がちになり何かと消極的になります。かなりの部分、枝分かれで健康運を読み取ることができます。しかし人の生命力や健康運は、生命線のみで推し量ることはできないので、他の手相と考え合わせる必要があります。
生命線を指針として健康運を見ても片手落ちと言うことになります。健康運ばかりでなく、努力や創造性といったものも読み取れるのが生命線です。確かに疲れなどを示しますが、生命線で一喜一憂する必要はないと言えます。
手相の生命線の枝分かれでその人の根幹が分かる!
生命線はきれいなカーブを描いて濃く現れていると良いとされますが、枝分かれをしていることがあります。生命線の枝分かれに対する一般的なイメージは、良い悪いが半々に分かれるようです。
生命線の枝分かれは、濃く枝分かれしていれば、生命線を補強する意味合いが出てきて、生命力などは強まることになります。しかし、薄く弱々しく枝分かれしていれば、生命力を弱め、病気やケガ多くなるとされます。
そのため、生命線の枝分かれについては、意味合いを詳しく把握していないと手相の読み取りが曖昧になります。
生命線は、枝分かれした枝線が上向きか下向きか?どの線に枝線が接しているか?などで、さまざまな意味合いがあります。手相の生命線は健康のみならず、その人の人生の根幹を知ることができるものなのかもしれません。
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