「玄関が北側にあるから運気が悪い・・・」と思ってしまってはいませんか?
北側に玄関がある場合でも、工夫次第で十分に良い運気を呼び込むことができるのです。
今回は、北側に玄関がある場合の対策や、幸運を引き寄せるインテリアについてお伝えしていきます。玄関が北側にあることでお悩みでしたら、ぜひこの記事でご自宅の玄関のレイアウトについて、見直してみてください。
なぜ玄関が北にあると「凶」なのか
風水に関する本や雑誌の特集などを見ていると「玄関は南東にあるのが良い」「北側の玄関は凶」などと書かれているものがあるかもしれません。けれども、なぜ玄関が北側にあるのは良くないとされているのでしょうか。
諸説ありますが、その一つに「北=冷える場所、寒くてジメジメしている」というイメージから「日当たりが悪く、暗くてジメジメした雰囲気の玄関には良い運気が入って来ず、良くない運気が滞留してしまう」というものがあります。北という方角へのイメージから来ているようです。
■風水で北は「水」を表す方角
北側の玄関が風水的に良くないと言われる理由には「北の方角=水の気」を示すというものもあります。水は良い運気やご縁までも流してしまう、また「冷たい」といったイメージがあるため良くないと言われているようです。
北は「金運」を司る方角でもあり、北の方角にお財布を置いておくとお金が貯まりやすいなど良い面もあります。ただし玄関という場所に関して言えば、こうした様々な視点から良くないと言われてしまっているのも事実です。
これからお家を建てる方へ「どうしても玄関が北側に来てしまうとき」
現在マイホームの建設を予定している中で、どうしても玄関が北の方角になってしまいそうだとお悩みの方もいるかもしれません。その場合は「北=日当たりが悪い」というのを払拭するために、玄関に明るく開放感のある「吹き抜け」を作ると良いでしょう。
玄関を明るく見せることで、良い運気を呼び込みやすくなります。見た目にも美しいのでおすすめです。
すでに玄関が北側にある場合はどうすればいい?
部屋の方角とは、一度決まっているとなかなか変えるのが難しいものです。そのため「うちは北側に玄関があるから運が入って来ない」などと考えがちですが、一概にそうとは言い切れません。「北側に玄関があるご家庭すべての運気が良くない」ということはないのです。
玄関が北にあるご家庭は、全国にごまんといるはずですが、そのすべてが悪いということはありません。これからお伝えしていくインテリアや対策次第で、いかようにも変えていくことができるのです。
北側玄関の対策①:照明で玄関を明るく保つ
玄関は、あらゆる運気の出入り口としてとても重要な場所です。こと「金運」に関しては、太陽のある場所を好みます。そのため、北側の玄関で、日当たりが悪く雰囲気が薄暗いと感じたら、照明グッズを使うのがおすすめです。間接照明やスタンドライトなど、明るさを感じられるものがあればOKですが、できれば「太陽光」など自然の明るさに近いものが望ましいでしょう。
■「明るさ」と「輝き」を大切に
照明を選ぶポイントで、明るさと同じくらい重要なのが「輝き」です。より輝度の高い照明を用いるようにしましょう。イメージは「昼間の明るさ」。LEDを使った照明グッズなどが特におすすめです。
また、玄関の電気をつけっぱなしにするというのも「明るく保つ」ことになり、北側玄関対策のひとつです。これらの方法によって、お家全体の運気の流れ、特に金運に良い影響を与えることができます。
北側玄関の対策②:玄関マットは「良くない運気を取り払う」
特に一人暮らしの方は、玄関マットを敷いていないという方も多いのではないでしょうか。玄関マットは風水において「良い運気を招き、悪い運気を取り払う」役目を持っています。「運気のフィルター」のようなもので、できればあった方が望ましいでしょう。また、見た目にも美しくなるためインテリアとしても効果的です。
■玄関マットを選ぶ基準
まず、玄関マットの素材について。できるだけふわふわとした高級感のあるものを選ぶのがおすすめです。せっかくの良い運気は、高級感のある綺麗なマットで迎え入れたいものです。特に北の方角は「冷え」のイメージがありますので、ふわふわしたマットで温かみを演出すると良いでしょう。
また、実際に来客やご自身が帰宅した際も、肌触りの良いマットだと気持ちが高まります。風水という視点以外から見ても、「肌触りの良いふかふかした素材マット」がおすすめです。なかなか見つからないという場合は「天然素材」でできたものでも良いでしょう。色は、アイボリーや黄色、オレンジ、ピンクなど明るい色がおすすめです。
北側玄関の対策③:寒さに強い観葉植物を置いて運気UP
植物は、風水において「場所のエネルギーを整えてくれる力がある」と言われています。特に「凶」とされている場所に置くことで、良くない運気を調整してくれるのです。そのため、北側の玄関に観葉植物を置くことは、良くない流れを調整し、良い運気を呼び込んだり、また悪い運気をうまく循環させてくれたりといった効果が期待できます。
■北側玄関のインテリアに適した観葉植物
北にある玄関は、日当たりも悪く寒いため、植物が育つのに決して良い環境とは言えません。選ぶとすれば、寒さや日陰に強い植物がおすすめです。北側玄関によく置かれる植物として、まずは引っ越し祝いなどでおなじみの「万年青(おもと)」があります。
万年青には、邪気を払いのける力があると言われており、玄関または玄関の外に置くのが効果的です。置き方としては、まず「鬼門」と呼ばれる北東にいったん置いてから、そのあと玄関に置くようにしましょう。ご家庭を脅かす悪い運気を振り払う効果があります。
そのほか、金運アップが期待できる「モンステラ」、幸福を呼び寄せる「ガジュマル」、対人運や人気度を高める効果のある「セントポーリア」がおすすめです。葉っぱの形については、丸みを帯びた葉はリラックス効果があるため目に入りやすい玄関の内側、葉先がとがっているものは悪い運気を追い払う効果があるため、玄関の外側に置くのが効果的です。
北側玄関の対策④:北側玄関におすすめの色、避けたほうが良い色
北の方角は、暗く冷え切った空間を連想させやすいため、淡く明るい色を用いるのがベストです。ピンク色やベージュ、アイボリー、薄い黄色やクリーム色などを使ってインテリアするとよいでしょう。
一方で、あまり良くないとされているのが黒、グレー、水色、赤。黒とグレーは北の方角の冷たいイメージを増長させてしまいます。さらに水の気と暗い色が掛け合わされると、健康運を悪化させやすい「陰気」を呼び込みやすくなってしまうので注意が必要です。
水色は、北の方角が持つ「水の気」をより強くしてしまうので避けた方が良いです。また「火」を連想させる赤は、水と相性が悪いのでこちらも北側玄関には使用しないのがベターです。位置よりもある種大切になってくるのが「色」との関係。北側玄関に適した淡く明るい色合いで、運気を好循環させていきましょう。
北側玄関の対策⑤:こまめな湿気とりでジメジメした雰囲気を払拭
冷たく暗い場所には湿気が溜まりがちです。湿気でジメジメすることにより、さらに良い運気が入ってきにくくなり、悪い運気を呼び寄せてしまう可能性があります。
こまめな湿気取りや、どうしてもジメジメした空気が気になるという場合は、除湿器を使うのもおすすめです。日々のお掃除で、太陽のようにカラッとした明るさと湿度を保つようにしましょう。
北側玄関の対策⑥:靴や傘は出しっぱなしにしない
訪れる運気をしっかりと取り入れるためにも、玄関はこまめに掃除し、常に必要なものだけを出しておくような状態にしましょう。特に散らかりがちな「靴」や「傘」も、たくさん出ていると、せっかくの運気が入って来られなくなってしまうかもしれません。
「運気の通り道」として、靴は次に外出するときに必要な分だけ出しておくようにしましょう。傘も同じです。傘立てには良くない運気を防ぐ力もあります。見た目にも美しくなって、運気も人も通りやすい玄関になります。
北側玄関の対策⑦:北側玄関に置くとNGなもの、OKなもの
置物でも、運気の流れを変えることができます。まず、実際に行っていたとしたらやめた方が良い「NGなもの」として「ぬいぐるみ」「ドライフラワー」「剥製」「スポーツなど趣味で使う道具」です。ぬいぐるみには風水において「運気を分け合う」とされています。玄関から入ってきた良い運気も、運気が分散されて本来の力を発揮できないなどの懸念がありますので、避けた方が良いでしょう。
「ドライフラワー」や「剥製」は、風水において「陰気」を発するものと言われています。人間の体に毒になってしまうことがあるので、避けた方がベターです。また、良い運気を打ち消してしまうおそれもあります。
さらに「野球のバット」「ゴルフクラブ」など趣味に関するものを玄関に置いておくと、生活が「遊び優先」になってしまいがちです。また、玄関が散らかる原因にもなりますので、片付ける場所をきちんと作って収納するようにしましょう。
北側玄関であることのメリット
北側玄関は「凶」と言われていますが、実はリビングなどのお部屋が日当たりの良い南側になるなど良い点もあります。自室やリビングは、玄関よりも長時間過ごす場所になるので、こうしたお部屋の日当たりを重視したほうが、生活しやすいとも感じます。さらに日当たりや玄関の雰囲気に気を付けることで、運気の巡りは良くしていくことが可能です。
一番良くないのは「運気が悪い」と気にしすぎること
いかがでしたでしょうか。北の方角にある玄関も、工夫次第で良い運気を招きやすくなり、良くない運気から守ることができます。
一番良くないのは、北側の玄関であることを気にしすぎて、気持ちが落ち込んでしまうことです。今回お話しした対策で、少しずつ玄関を理想の空間へと仕上げていきましょう。対策を講じていくうちに、心も晴れやかな笑顔あふれる生活を送っているかもしれません。