ゆっくりとリラックスできる寝室は心身の疲れを取ることができ、次の日にはスッキリと目覚めることができます。睡眠の質を高めるためには、風水でもさまざまなことをして調整していくことができます。
寝る方角によっても寝付きが異なり、リラックス度合いが変わってきます。寝る方角は比較的簡単に取り入れられるのではないでしょうか。八方位のそれぞれの寝る方角についてご紹介していきます。
寝る方角と風水の関係
寝る時の方角によって、心身のリラックス度合いが異なり、睡眠の質も異なります。風水では各方位によって健康運、恋愛運、仕事運、金運、出世運などを高めてくれます。
自分が高めたい運気の方向に向かって寝ることで、そのエネルギーを取り入れていくことができます。また寝る方角によって睡眠の質が影響していきます。同じ部屋に寝ていても、枕の向きを変えただけで、睡眠の質が大きく変わることがあります。
磁場は北から南に流れているので、その流れに沿って寝ることで、疲れがとれやすくなります。寝つきが悪くて悩んでいる人や、睡眠していても夜中に何度も目が覚める人、睡眠時間は確保しているけれど、疲れがとれた気がしないという人は、枕の向きを変えてみましょう。
頭を向けて寝てはいけない方角は?

「北枕の縁起が悪い」という言葉を言われることがありますが、お釈迦様が入滅の時に頭を北に向けて横になったと言われています。北を枕にして寝ていると、お釈迦様の死を連想してしまうことから北枕は縁起が悪いと言われるようになりました。
お葬式では亡くなった方を安置する際に、頭が北側になるようにします。亡くなった時にお釈迦様と同じように極楽浄土に行けるようにとの願いが込められています。通常は北枕にすると亡くなった人というあまりよくないイメージからも、北枕にすると縁起が悪いと言われています。
ただ風水では北枕は良いと言われています。風水では、逆に頭を南向きに寝るのはおすすめしません。南は火の気になり、トラブルや災難、また運気を寝ている間に燃やしてしまうと言われています。
玄関ドアに頭を向けて寝るのは?
玄関ドアや部屋のドアに頭を向けて寝るのはNGです。玄関やドアからは良い気も悪い気も入ってきて、直接的にエネルギーを受けてしまいます。
ワンルームマンションなどでどうしてもベッドの位置が変えにくい場合は、棚を置いたり、パーテーションやカーテンなどで仕切りをつくりましょう。玄関の扉を開けたときに、直接頭にエネルギーがいかないようにすることが大切です。
また、窓際もエネルギーが不安定な場所になります。窓際に頭を向けて寝ないようにしましょう。どうしても窓際にしか向けることができない場合は、厚手の遮光カーテンをしておきましょう。寝ている間は無防備な状態なので、良いエネルギーが抜けてしまうのを厚手の遮光カーテンで防ぎます。
寝る方角が北向きの意味
北側は健康や財運と関係している方位です。北半球では磁場は北から南に流れています。磁場に逆らわずに頭を北に向けて寝るのがベストです。
北枕で寝ると頭から足の方に流れができます。寝ている間に気の流れや血流が整い、睡眠中に疲れをとることができます。北の方角は水の気を持ちますので、頭を冷やし、足を温める効果があります。頭寒足熱の効果で、寝ていることで疲労回復していくでしょう。
北側のラッキーカラーはホワイトとピンクです。ラッキーカラーを取り入れることで、更に良い気をチャージしていきましょう。
寝る方角が北東向きの意味
北東は、鬼門になり変化の多い場です。鬼門は邪気が出入りすることで、エネルギーが安定しません。北東は干支に当てはめると丑寅(うしとら)に当たり、丑には角が生え、虎には牙があるため鬼がいると考えられていました。相続運や不動産運と関係しています。
この方位はエネルギー的に不安定なため、頭を向けて寝るのはおすすめできません。また逆向きの南西も裏鬼門になるので、その他の方角に頭を向けれるように工夫しましょう。
窓際が北東向きで頭の方向を変えることができない場合は、寝付きを良くするためにも、遮光カーテンをしておくと良いでしょう。
北東のラッキーカラーは、ホワイト、アイボリーです。ラッキーカラーの遮光カーテンを取り入れて、気の流れを調整していきましょう。
寝る方角が東向きの意味
東の方角は、健康運や発展運と関係しています。良い情報が入ってくる方角です。東は太陽が登る方向でもあり、エネルギーをチャージすることができる方角です。
忙しくてパワーダウンしているときや、何となく元気がないときにはこの方位を頭にして寝ることで、東のパワーを取り入れていきます。逆にゆっくりと休みたいという場合は、エネルギーが強くなるので別の方角に頭を向けた方がよいかもしれません。
東のラッキーカラーはブルーとレッドになるので、ベッドカーバーやパジャマなどに取り入れると良いでしょう。レッドは活性化作用があるので、多様し過ぎると交感神経を刺激して眠れなくなる可能性もあります。ブルーは副交感神経を刺激しリラックス効果のあるカラーです。薄めのブルーを取り入れていきましょう。
寝る方角が南東向きの意味
南東の方角は、人間関係や恋愛運、結婚運を高めてくれます。人との関係が良くない場合は、南東向きで寝てみましょう。また素敵な出会いを求めている人は恋愛運を高めるために、ピンクのベットカバーやパジャマを取り入れてみると良いでしょう。
人との関係が良くなることで、さまざまな情報が入ってきたり、チャンスにも恵まれていきます。南東のラッキーカラーは、ピンク、ミントグリーン、ベージュです。
寝る方角が南向きの意味
南は美容運、人気運、才能運、美的センスなどを高めてくれる方角です。自分の才能を開花したい場合は、南枕で寝ることで潜在的才能を発揮していくことができる可能性があります。
ただ、北から南に流れているので、南枕で寝ると逆向きになってしまいます。健康を考えると北枕の方が良いでしょう。ゆっくりと疲れをとりたい方にとっては不向きの方角になります。
南のラッキーカラーは、ライトグリーン、ベージュ、オレンジです。ラッキーカラーを取り入れて、方位のもつエネルギーを高めていきましょう。
寝る方角が南西向きの意味
南西は、裏鬼門(うらきもん)と呼ばれ、エネルギー的に不安定な方角になります。裏鬼門も鬼門と同様、不吉な方位とされてきました。
あまり寝るにはおすすめできない方角ですが、どうしてもこの位置でしか寝ることができない場合は、ラッキーカラーを取り入れて、場のエネルギーを調整しましょう。
南西は家庭円満、安定と関係している方角です。南西のラッキーカラーは、ペールグリーン、ペールイエローです。
寝る方角が西向きの意味
西は金運や遊び、恋愛運と関係しています。西は日が沈んでいく方角であるので、ゆっくりとしたエネルギーになります。落ち着いて眠ることができます。休みの日でゆっくりと眠りたいという場合にはおすすめです。
金運は西からやってくると言われているので、金運アップのエネルギーをチャージしたい方は西枕を試してみましょう。
西のラッキーカラーは、イエロー、レモン、ピンクです。金運を高めたい場合はイエロー系を、恋愛運を高めたい場合はピンク系のベットカバーやカーテンなど面積の大きいものにラッキーカラーを取り入れてみましょう。
寝る方角が北西向きの意味
北西は、出世運や勝負運、仕事運と関係している方角になります。主人の方位とも言われており、仕事運や出世運を高めるために北西枕にしてみると良いでしょう。協力者を得ることによって運気が高められていく方角なので、人との関係でチャンスを掴みやすくなるでしょう。
北西のラッキーカラーは、アイボリー、ベージュ、ピンクです。特に部屋が北西の場合は、ラッキーカラーとの相性が良くなります。
まとめ
何気ない枕の向きによって、寝ている間に取り入れているエネルギーが異なります。寝ているときは無防備になっているので良くも悪くも場のエネルギーをチャージすると言われています。
どんなエネルギーを取り入れたいのかを意識して、枕の方角を決めると良いでしょう。同じ部屋に寝ていても枕の向きによって疲れの取れ方が異なったりしますので、自分に合った方角を見つけてみましょう。