「眼は心の窓」とはよく言ったものです。人相を判断するうえで、眼は6~7割の割合で重要な位置を占めます。眼は、その人の本心が垣間見られる部位です。
「ただ今、恋愛中?」「誰か付き合っている人がいるの?」「私のこと好き?」そういうことも眼を見れば意外に分かるものです。
その人の本質をみたいのなら、まず眼をみましょう。その次に重要となってくるのは眉間、瞳光、眉毛、鼻、口です。順次見ていきましょう。
「交わりを結ぶは目にあり」といわれるように、付き合うのなら、まずはいい眼の人を選んで人生を素晴らしいものにしていきましょう。凶相の人相の人を選んでしまっては、将来にわたって、不運の連続です。さまざまな場面で嘆かわしい事態となってしまいます。
では、凶相の人相とは一体どういう顔なのでしょうか。
眼の凶相12パターン
■眼の凶相①「三白眼」
凶相の眼でよく聞く三白眼とは、本当に凶相なのでしょうか?
三白眼とは、眼を開けた状態で、黒目の部分がやや小さく、黒目の外側の三方が白目になり、白目の面積が多い眼をいいます。
上目よりの黒目下三方が白目(下三白眼)、下目よりの黒目上三方が白目(上三白眼)などあります。
三白眼は、実は強運で集中力に長けた眼なのです。三白眼を持ったスポーツ選手や有名人もたくさんいます。体力と精神力に勝り、勝ち気で、仕事を成し遂げる力が強い人です。
では、どうして凶相といわれるのでしょう?
それは、感情が冷静で一点集中の力が強いので、その方向を間違った場合、ストーカーや執念深い犯罪に走る傾向があるからです。蛇眼といわれる下三白眼では、ずる賢く、悪知恵を働かせて盗癖を持つ人もいます。三白眼が吉と出るか、凶と出るか?その人次第といえるでしょう。
■眼の凶相②「四白眼」
三白眼より怖いのは、四白眼です。
四白眼は、黒目の四方が白目で、鬼気迫るものがあります。いわゆる鬼の形相です。仁王が、白目をむいて睨んでいるような恐ろしい眼です。眼をむいて話す人は、白目の中に黒目が浮きます。こういう人は、いとも簡単に人を裏切ります。
その中でも、黒目がゆらゆら動いて定まらない眼の持ち主は、車輪目といいます。喧嘩っ早く、争い事を好む悪人の相として忌み嫌われます。こういう眼の人とつきあっていると、分けもわからず突然怒鳴られるということもあるかもしれません。冷酷残忍なことが簡単にできる人です。
黒目だけが妙に出っ張っている人は、攻撃的な一面があります。中年までは運がいいのですが、それ以降は急降下で病気がちになります。
■眼の凶相③「三角眼」
上まぶたの形がへの字になって、三角の眼をした人を三角眼といいます。
若い人には少ないですが、年を取るとまぶたが垂れ下がりシワがへの字になっている人をよく見かけます。
厭世的で批評家の人が多く皮肉屋です。人の欠点を鋭く指摘し嫌がられます。他人を攻撃の的にして非難します。心がすさんでいるのですね。ひどい人生を歩んできたのでしょう。
■眼の凶相④「四角眼」(角眼)
三角眼よりも悪い相は、四角眼(角眼)です。
四角眼(角眼)は、上まぶたのシワが一直線になって、眼の形が四角に見えます。損得感情が優先し、人を人とも思わないようなことを平気でします。お金や物だけに価値を置いて計算高い利己的考えで物事を決めます。ゆえに周囲とのいざこざも多く、すぐにケンカ腰になります。
■眼の凶相⑤「黒目と白目」
黒目の部分は、自分を意味します。白目の内側部分(眼頭の方向)は、身内を現します。
眼頭方向の白目が充血すると、身内内からのトラブルが予想されます。白目の外側部分(目じりの方向)は、世間を現します。目尻方向の白目が充血すると、世間とのトラブルを警戒してください。黒目の縁が曖昧なのは、自分の存在が曖昧ではっきりしない人が多いです。黒目の輪郭は、くっきりした方が吉相です。
■眼の凶相⑥「白目の色」
眼の血管が浮き出て充血している人がいます。赤い眼は凶相です。パソコンなどの作業をしている人は、眼が疲れて常に充血してしまいます。運命を上げたいのなら眼を休めるようにしましょう。
眼相としては、充血がなく白目がきれいな人が心もきれいだとされます。白目が黄色い人は肝臓や胆嚢が悪いです。白目が青く透き通っている人は、今波に乗っている時期です。
白目が黒ずんでいる人は、腎臓機能が低下して生命力が尽きそうです。白目が血走っている人は、アドレナリン全開です。危機に瀕している人もいます。恋に盲目となっている人もいます。心臓機能が亢進して心臓病の可能性もあります。眼頭から目尻まで、血脈が黒目を貫いている場合は、死の危険があります。
■眼の凶相⑦「眼の周りのシワ」
眼の上のシワが三重四重にも重なっている眼の人は、小鳥眼といいます。疲れがたまって精力が衰えてしまっています。性に翻弄されている人もいます。浮気性なところがあります。つまり、一人の人に集中できないのです。体力的にも根気が続きません。
眼の下のシワがたくさんある人も、疲労困憊しています。眼の下の涙袋は、ホルモン袋といって、性愛の大きさを表しています。愛情豊かでモテモテです。逆に、ホルモン袋がシワシワで、黒っぽく色づいていると、体力気力が消耗していることを現します。しっかり栄養と睡眠をとって、体力を回復しましょう。
■眼の凶相⑧「眼の周囲のトラブル」
眼の周囲に現れるデキモノ・ニキビ・斑点は、これから起こるトラブルを現します。目の周りにできる位置によりトラブルの種類を判別します。
眼頭に現れるトラブルは、肉体関係や夫婦のもめごとを意味します。目尻に現れるトラブルは、恋人や周囲の人から迷惑をかけられることもあるでしょう。眼の上に現れるトラブルは、目上の人から持ち込まれるトラブルとなるでしょう。眼の下に現れるトラブルは、年下の人や子どもが何かしらの問題を抱えていることもあります。
■眼の凶相⑨「乾いた眼」
潤んでいる眼は恋をしている証拠です。瞳孔が開いてキラキラ輝いてきます。吉相です。ホルモン袋(涙袋)も膨らんできます。恋をすると、肌も艶々してきます。天然の美容液で顔全体を潤すのですね。
乾いた眼の人は、危険信号です。中年期になるとドライアイの人が多くなります。長期間パソコンをする人は気を付けてください。若くして眼が乾燥しているというのは、感受性が鈍っています。恋愛から遠ざかっているのかもしれませんね。また、何かしらのストレスが溜まっていて長い間ストレスを発散できていない人が多いようです。
■眼の凶相⑩「濁った眼」
特に充血したり、黄ばんだりしているのでなく、どことなく濁っているといった印象を与える人がいます。濁った眼は凶相となります。川の水が淀んだように濁っている眼の人は、運勢もあまりよくないとされています。
性格的にもハッキリとしない面があり、決断力に乏しいので、人から信頼されなくなります。しかし加齢によって濁った感じになる場合は、凶相の要素は、ある程度軽減されることもあるようです。具体的にどの機能が低下して、どこが病気という示唆はないのですが、眼が疲れやすい人がなりやすいことが知られています。
■眼の凶相⑪「覇気がない眼」
人を威圧するのも良くないのですが、どことなく眼に覇気が感じられないといった人がいます。弱々しい眼は凶相です。目は心の窓とも言われているので、そこに意思の強さなどが表れていないのは、心が内向きになっていることを示します。
この眼は生命力が弱っていることも示す場合があり、不安定な精神状態になっていることも考えられます。人に騙されて災いの渦中に巻き込まれやすく、予期せぬ不運に見舞われる可能性が髙くなります。ストレスはもちろんのこと、精神的に鬱屈した問題を抱えていることもあります。
■眼の凶相⑫「車輪眼」
輝いた目玉が車輪のようにグルグル回っているような印象が強い人がいます。このような眼は凶相となります。これは人相学で言うところの「車輪眼」で、アニメなどに出て来る「写輪眼」とは違います。周囲を警戒してキョロキョロとしていたり、眼に落ち着きのないものを指します。
瞳や眼全体の輝きが極端にぎらぎらしていることが多く、ケンカや争いを好むとされます。悪事に手を染めて、欲望を満たそうとするところがあります。特にこの車輪眼で光彩が茶色の場合は、残忍性までも合わせ持つとされています。集中力に欠け、成功がなかなか手にできないようです。
眉間の凶相4パターン
■眉間の凶相①「眉間に傷」
眉間に傷があるのは凶相です。眉間は、印堂・命宮といって運命を予測する大切な部分です。そこに傷があるということは、運命に傷がついたということです。今現在の状況を現しています。
深い傷なら致命的ですが、浅い傷でしばらくすると消えるのでしたら、将来までその傷が影響することはありません。それでもどうしても傷が消えない場合は、女性でしたらファンデーションなどで傷を目立たなくしてカバーしましょう。
■眉間の凶相②「眉間にシワ」
眉間の場所は、現在の運気を現します。眉間にシワができるのも凶相です。眉間に縦シワがある場合は、現在うまくいっていないことがあるか、または、悩みを抱えています。苦しい時期を生きていますので、自然に眉間が寄ってシワになってしまします。
眉間は現在の状況を現すので、そのシワが長くおでこまでつながっている場合は、その障害が将来にまで及ぶということになります。短いシワだと一時的な障害でいずれ克服できるでしょう。
眉間の横のシワは、現在すべてのことをストップしなければならない事態に直面していることを現します。万事休すの状態です。しばらく何も考えずに運が開けてくるまでは、できるだけじっとしていましょう。横ジワが消えた頃に、活動を再開すれば新しい展開が望めるでしょう。このように運勢が滞った時期には、動かないことが肝心です。
■眉間の凶相③「眉間が赤い」
眉間の色合いが赤っぽくなっているのは凶相です。ここが特に何もしていないのに赤い印象が感じられると、ケンカや口論が絶えないことになります。対人関係でトラブルが頻発する可能性が髙いので、態度や言葉遣いに慎重さが必要でしょう。
人の癇に障るちょっとした態度にも寛容な心を持って接すると、災いが回避できるはずです。対人関係ばかりでなく、法に触れることにも注意が必要かもしれません。予期せぬ落とし穴に落ちないよう細心の注意が必要です。またいつもなら、大目に見られていることが取り締まりの対象になることもあります。女性の場合、ファンデーションなどで、色合いを薄めたり、隠すようにして乗り切る方法もあります。
■眉間の凶相④「眉間が黒い」
眉間の色合いが黒っぽくなっているのは凶相です。汚れだと思って洗顔しても、どことなく黒っぽい印象があると、様々な運気が低迷もしくは、底をついていることになります。無理な行動は控えた方が良さそうです。
外出には予期せぬアクシデントに遭遇する可能性が髙くなります。何事も嫌なことが続きやすく、精神面でも疲れを感じるはずです。運気の良い人と一緒に行動すると凶相は軽減されるでしょう。複数の人と一緒にいる方が何かと吉となることが多いようです。女性の場合、ファンデーションなどで、色合いを薄めたり、隠すようにすれば、その間だけ運気が向上するでしょう。
瞳孔の凶相5パターン
瞳は黒目の中心部分です。瞳は生命を現します。
生命力が尽きそうになると、瞳に力がなくなります。瞳孔の凶相パターンを見ていきましょう。
■瞳孔の凶相①「瞳に力がない」
「魚の腐ったような眼」「死んだ魚の眼」と表現されるような人は、瞳に力がないです。まさしく死んだような眼です。魚は死んだ瞬間、みるみる眼に光がなくなります。死んで時間がたてばたつほど、眼が白く濁っていきます。
■瞳孔の凶相②「瞳が暗く、眼の奥に光がない」
瞳が暗く、眼の奥に光がない場合「心亡の相」といいます。眼がうつろで、気力がなく、生きているか死んでいるかわからないような眼で、凶相です。
眼の形や大きさを見るより一番見てほしいものは、眼に光があるかどうかです。人相学では眼光の方を重要視します。眼光のある人は、精神力があり、信念が強く、気力も充実しています。眼がキラキラしている人は、イキイキしてすべてがうまくいっています。
■瞳孔の凶相③「眼に殺気がある」
眼に光がある人でも、殺気や剣があったりすると、よからぬことを考えていたりします。悪巧みを企てている人は、眼がやたらとギラギラしていることがありますね。要注意です。
■瞳孔の凶相④「瞳に獣の気配がある」
その人の瞳を見つめてみると、人にはないような獣のような野性味があるものを指します。本能的で残忍な性格を宿していることが多く凶相です。人間味が薄く冷酷さがあり、見つめられると時として寒気が感じられる場合もあります。
■瞳孔の凶相⑤「瞳の虹彩が不気味な模様がある」
特にカラーコンタクトをしているわけでもないのに、虹彩に不気味な輝きがあったり、模様のようなものが見えるのは凶相です。遠目から見ても、不気味な印象が拭い去れない雰囲気が漂います。精神的な不安定さなどがなくなると、虹彩がきれいに整うはずです。
眉毛の凶相5パターン
細く短い眉毛の持ち主は、凶相です。眉毛の手入れをしてわざわざ短く細くしている人がいますが、運が悪くなります。もったいないですね。
眉毛は、長くしっかりした太さで程よい曲線を描くのがいい眉毛です。また、濃さと長さのバランスがちょうどいい眉毛が吉相です。
■眉毛の凶相①「眉毛が短く、切れ目があったり乱れたりしている」
眉毛が短くて、切れ目が入ったり乱れていたりする人は凶相です。眉毛に傷がある場合も同様です。トラブルメーカーの場合もあります。つまづきの多い人生になります。傷がある場合は、できるだけ目立たないようにカバーしましょう。
■眉毛の凶相②「毛並みが乱れている」
毛並みが乱れている眉毛の場合は、気分にむらがあり衝動的で、感情の起伏が激しく、大事な場面で、せっかくのチャンスを逃すことになります。人生の波乱を予感させます。
■眉毛の凶相③「眉毛が極端に垂れていたり、極端に上がり眉だったりする」
眉毛が極端に垂れていたり、極端に上がり眉だったりするのも考え物です。性格の片寄りがあり、それを活かす長所があればカバーできます。
■眉毛の凶相④「眉毛が渦を巻いている」
眉毛が部分的にうねっていたり、渦を巻いているものは凶相です。心のバランスを失いやすく、感情にムラがあることになります。常識外れの人に多く見られる眉毛として知られています。比較的短気で、口よりも手が先に出やすいようです。
■眉毛の凶相⑤「眉毛が波を打っている」
眉毛の幅が一定でなかったり、上下に蛇行し波を打っているものは凶相です。何かと自分本位で行動をするので、対人関係はあまり良くありません。良い運気も引き寄せにくく、運勢は低迷します。人格的に問題があり、災いを引き起こすとされます。良き理解者の忠告が必要かもしれません。
鼻の凶相4パターン
鼻の形状は、自分自身を現しますので、良くも悪くも特徴として捉えたらいいと思います。しかし、鼻の上にオデキや赤点、吹き出物ができたら注意が必要です。
■鼻の凶相①「鼻に茶色いシミがある」
鼻に茶色いシミなどができた時は凶相です。
■鼻の凶相②「鼻が曲がっている」
鼻の曲がっている人は、何かがずれています。必ず背骨も曲がっています。運勢がよくなったら、曲がりも少なくなります。
■鼻の凶相③「鼻梁が赤いか青い」
鼻梁(はなみね)は、鼻筋のことです。鼻筋が赤みを帯びていると、法的なトラブルに遭遇する可能性が髙くなります。青みを帯びている場合、約束事が帳消しになる可能性が高いとされます。いずれも凶相と言えます。
■鼻の凶相④「鼻の頭が赤い」
鼻の頭が酒を飲んでいるわけでもないのに、赤味を帯びているのは凶相です。交渉事がうまく行かず、破談になったり、平行線をたどることになります。また損失を被る可能性も高くなります。
口の凶相6パターン
■口の凶相①「曲がった口」
口の形状での凶相は、曲がってしまった口です。心にわだかまりがあり、それがずっと続いているために、とうとう歪みが出てしまいました。
■口の凶相②「への字の口」
口がへの字になっている人は、不平不満が板についています。文句の多い人で凶相です。
■口の凶相③「口を閉じても歯が出ている口」
口を閉じても唇から歯がはみ出したままの人は、性根が悪いです。
■口の凶相④「歯を見せずに話す口」
歯を見せずに話す人も注意が必要です。何か隠し事があります。
■口の凶相⑤「尖った口」
口笛を吹いているように尖った印象がある口は凶相です。周囲から孤立しやすくなり、人の助力が得られないとされます。人との協調性を大切にすると運気が上昇します。
■口の凶相⑥「就寝時に開く口」
寝ている時に開いている口や、起きている時でも半開きの口は、凶相となります。体内にある良い運気が、寝ている間などに流失して運勢を低迷させます。口を閉じるように心がける必要があります。
まとめ
凶相の顔相はいかがでしたか?周囲を見回して、凶相の人はいませんでしたか?福縁は、福縁を呼び込みます。良い人相の人は、よい人相の人を招きます。人は、よい人間関係によって成長します。
「福禄寿」といって、人はこの三拍子さえそろえば幸せになれるといわれています。「福」は良い人間関係、「禄」はお金、「寿」は健康です。まずは、よい人間関係をつくり、よい人生の土台を作ってくださいね。