毒親のタイプ・特徴23個!診断チェックと対策・離れる絶縁方法

毒親のタイプ・特徴23個!診断チェックと対策・離れる絶縁方法

毒親と呼ばれる親がいます。毒親とはどのような意味なのでしょうか。毒親のタイプ・特徴を説明するとともに、毒親の対策や離れる方法なども説明します。毒親で悩んでいる方はご参考にしてください。


子供にとって親は世界そのものです。そのため、家庭内に問題があっても、気付かずに大人になってしまうケースは少なくありません。

あなたが今、「もしかして、自分の親は毒親なのでは…?」という疑問を抱いたなら、逃げずに向き合って考えた方が良いでしょう。毒親から逃げることで、あなたの世界がガラリと変わるかもしれません。

今回は、毒親について徹底解説し、あなたがとるべき対策や絶縁方法を伝授します。

毒親の意味・定義とは?

毒親とは、子供にとって毒となる存在の親を意味します。親が子供に与える影響は甚大ですが、子供の人生に多大な悪影響を与えるのが毒親の定義です。

厄介なのは、毒親ほど自分が子供にとって毒になっている自覚がない点です。毒親ほど、「あなたを愛しているから」「どれほどあなたのために自分を犠牲にしているか」と、自分の言動の根底に、子供への愛があると主張します。

幼少期から毒親に苛まれると、ある意味洗脳状態になります。外の世界に出たときに、「うちの親は普通じゃない」と気付いても、長い年月によって植え付けられた「子供は親に従順であるべき」という価値観を払しょくできず、逃げたいのに逃げられなくなってしまうのです。

何年にもわたる精神的支配は、親子関係だからこそ成せる業。だからこそ、毒親の問題は非常に根深く、1人だけで解決しようとしても抜け出せない難しい問題です。

毒親のタイプ4種類

毒親も十人十色ですが、大きく4タイプに分けられます。

・過干渉タイプ
・支配型タイプ
・無関心タイプ
・虐待タイプ

それぞれのタイプによって、毒親の性格や子供が感じる辛さは変わってきます。そこで、タイプ別に毒親の特徴を解説していきましょう。

毒親の特徴7個[過干渉タイプ]

過干渉タイプの毒親は、その名の通り子供にとにかく干渉してくるのが特徴です。厄介なのは、過干渉タイプは決して愛情がないわけではなく、むしろ深すぎるため、自分の毒親加減に気付きにくいところです。

子供が大切で、子供の幸せを願ってやまないのに、自ら子供の人生に悪影響を与えてしまう過干渉タイプの毒親には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

1. 心配性

過干渉タイプの毒親は、とても心配性です。子供のちょっとした怪我や病気でも、「もし悪化したらどうしよう」と心配でたまりません。体調以外でも子供への心配は尽きず、もしもの事態を考えては、まず起こりえないトラブルに対して過剰に心配します。心配するあまり、子供から目も手も離せなくなってしまうのです。

2. 失敗を極度に恐れる

心配性なので、過干渉タイプの毒親は失敗を極度に恐れます。自分の育児に失敗がないよう、とても勉強熱心です。過干渉タイプの毒親は、インターネットの育児情報や育児書を読み漁り、育児の知識を溜め込んでいきます。

努力家なのは素晴らしいですが、臨機応変な対応が苦手なのが、過干渉タイプの毒親の致命的な欠点です。我が子が自分の知っている情報通りの道を辿らないと、不安に襲われてしまいます。

3. 先回りして子供のリスクを徹底的に取り除く

過干渉タイプの毒親が失敗を極度に恐れるのは、子供に対しても同じです。失敗の経験で子供の心が折れないよう、挫折をさせないように常に先回りしてしまいます。転ばなければ、子供は受け身の取り方や立ち上がり方を学べないのに、痛い思いをさせたくなくて、足元の石を先に取り除くような育児をするのが特徴です。

4. 子供のプライバシーに平気で侵入する

「心配だから」を理由に、子供のプライバシーに平気で侵入してくるのも、過干渉タイプの毒親の特徴です。子供が自分の手を離れて集団行動に入ると、心配性の本領を発揮します。子供に園や学校で何をしたか、どんなことが起こったか根掘り葉掘り聞きだし、我が子に害を与える存在がないか、常にアンテナを張るのです。

「あの子と遊んではいけません」という言葉は、過干渉タイプの毒親が良く発するフレーズです。子供から情報を聞き出しては、自分の判断で善悪を決めつけ強く干渉し、子供の判断力や決断力の成長を阻害します。

5. 子供の評価=親の評価だと思っている

過干渉タイプの毒親の根底にあるのは、子供への深い愛情です。「子供に素晴らしい人生を送ってほしい」と、心から願っています。そのためには、どんな努力も惜しみません。子供に多くの習い事をさせ、子供を脅かすと認識した存在を遠のけ、子供の評価を高めようと必死になります。

ここで問題なのが、過干渉タイプの毒親の「子供の評価=親の評価」という考え方です。「まだ経験の浅い子供が、自分の考えだけで正しい道を選べるはずがない」と思い、自分の経験や知識を惜しむことなく子供に与えて導くのが当然と考えています。子供の人生が幸せか否かは、親の行動で変わると思っているのです。

そのため、子供の評価が低くなるような出来事が起こると、自分を責めてしまいます。「このままではいけない」と自分を追い詰め、子供を成長させようと必死になるあまり、子供が負担に感じていることに気付けません。だから「あなたのためを思っているのに、なぜわかってくれないの?」という発言につながるのです。

6. 実は子供を信用していない

過干渉タイプの毒親は、子供への深い愛情を持ちながら、実は子供を全く信用していません。子供よりも自分の知識と経験を信じているのです。

子供に期待をかけつつも、「子供の思うようにさせて失敗したら大変だ」と考えます。そのため、子供の意見を聞きつつも、過干渉によって結局自分の思うように子供を導こうとします。

7. 子離れできない

過干渉タイプの毒親は、子供がいくつになっても心配でたまりません。「うちの子ならきっと大丈夫」という信頼感がないため、いつまでも子供を守ろうとし、結果全く子離れできない親になります。

子供が受動的で親への信頼感が厚いと、共依存という形で良好な関係を築きます。しかし、子供が自立心を持った場合、過干渉タイプの毒親は子離れできず、子供の足を引っ張る存在になってしまうのです。

毒親の特徴5個[支配型タイプ]

支配型タイプの毒親は、過干渉タイプの毒親のパワーアップ版のような存在です。

過干渉タイプが優しく深い愛情を持って、子供を包み込むように干渉するのとは違い、支配型タイプの毒親は「親は無条件に偉い」「子供は親に従順であるべきだ」という考えが根本にあります。なぜ、そのような思考になるのでしょうか。支配型タイプの毒親の特徴を解説します。

1. 自分に自信があり子供の反論を許さない

支配型タイプの毒親は、自分に自信があるのが特徴です。努力家で思慮深く、「今の人生は自分の手で勝ち取った」という自信があります。

だから、子供に対しても「親の言うことを聞いていれば間違いない」と、絶対的高圧的態度に出られるのです。子供が反論しても、自分の考えが正しいという自信があるので、聞く耳を持ちません。

2. 自分の価値観を子供に押し付ける

支配型タイプの毒親は、経験と自信を根拠に、自分の価値観を子供に押し付けるのが特徴です。もちろん、子供のためを思ってのことで、支配型タイプの毒親にも愛情はあります。

しかし、子供にとっては自分の考えを一切認めてもらえず、親の価値観を一方的に押し付けられるのは、苦痛でしかありません。

3. 高学歴で教育熱心

高学歴が多いのも、支配型タイプの毒親の特徴です。「学歴は人生を豊かにする」という信念があり、非常に教育熱心な親になります。普通の教育熱心な親と毒親の違いは、子供の好き嫌い、得意不得意を考慮せず、自分のやり方を通していれば、子供の人生は豊かになるのだと信じて、子供に様々な課題を強要する点です。「自分だってできたのだから、我が子にもできるはず」と、融通の利かない思考を持っています。

毒親の教育熱心さは、教育虐待につながりやすいのも特徴です。支配型タイプの毒親は自分が与えた課題を子供がクリアできないと、激しく罵倒したり、睡眠時間を削って長時間勉強させたりします。子供が学歴とは関係ない職業になりたいと思っても、支配型タイプの毒親は一切認めません。

4. 子供に求めるハードルが高い

支配型タイプの毒親は、すべて自分を基準に物事を考えます。努力できる量や能力には個人差があるのに、「やればできる」の信念の元、子供に求めるハードルは果てしなく高くなります。

支配型タイプの毒親にとって、全国平均や一般論は価値がありません。自分のものさしで子供を評価し、高いハードルを越えるまで何度でも子供に努力を強要します。

5. 子供をコントロールしようとする

子供が少しでも自分が用意したハードルを飛べないと、「やり方が悪いんだ」と決めつけるのも、支配型タイプの毒親の特徴です。自分の理想通りの結果を出すために、子供の行動の一挙一動を指示し、細かくタイムスケジュールを作って支配します。

支配型タイプの毒親のコントロールは、子供の行動だけにとどまりません。小さなころから自分の価値観を何度も子供に説明し、思考や思想までコントロールしようとします。

毒親の特徴5個[無関心タイプ]

子供の健やかな成長には、親子の間に適度な距離感が必要ですが、無関心タイプの毒親は子供を完全放置状態にするのが特徴です。子供との関わりが極度に少なくなるため、無関心タイプの毒親の子供は「親から愛されていない」という空虚感、孤独感を抱いたまま大人になってしまいます。

1. スマホ依存

無関心タイプの毒親の多くは、スマホ依存と言っても過言ではありません。本来我が子に見せるべき眼差しは、常にスマホに向けられています。子供がスマホの邪魔をすると怒るため、子供は次第に親とのコミュニケーションをあきらめるようになります。

2. ズボラ過ぎる

無関心タイプの毒親は、ズボラ過ぎる性格をしています。家事や育児も最小限以下しかせず、半ネグレクト状態です。子供の栄養状態への関心もなく、とりあえず食べられるものを与えていれば良いと考えています。

そのため、無関心タイプの毒親の子供は虫歯率が非常に高く、痩せすぎや太りすぎなど、健康面での問題を抱えています。

3. 自分の欲求を最優先する

無関心タイプの毒親が子供に手をかけないのは、自分の欲求を最優先しているからです。欲求をがまんできないタイプで、「子供のために我慢しよう」という思考がありません。

そのため、平気で子供を放置します。子供の人生よりも、今の自分がどのように過ごすかが、無関心タイプの毒親には大切なのです。

4. ドケチ

金銭的にも精神的にも、無関心タイプの毒親はドケチです。お金も時間も、子供ではなく自分のために使いたいと思っています。「まだ子供だから」という理由で、子供には何も与えず、自分だけが贅沢をします。自分は高級な服、子供はお古やリサイクルというケースも多いです。

「誰よりも得をしたい」というドケチ根性があるため、無関心タイプの毒親は子供だけが得をする状況には非常に敏感です。普段子供には無関心なのに、ちょっとしたラッキーな出来事が子供に起こると、「なぜ子供だけに」と激しく嫉妬します。

5. 条件付きの愛情を示す

無関心タイプの毒親でも、子供に愛情を示すときもあります。しかし、愛情は条件付きであり、自分の都合が良いときだけ示すのが特徴です。

例えば、自分がいい思いをするために、子供に「〇〇してくれたら、ご褒美をあげよう」といった愛情の示し方をします。もちろん、子供が自分の期待を裏切れば、ご褒美はありません。それどころか「自分に恥をかかせたな!」と、子供に激怒します。結局、どこまでも自分優先なのが、無関心タイプの毒親なのです。

毒親の特徴6個[虐待タイプ]

虐待タイプはもっともわかりやすい毒親です。精神的肉体的に子供を傷つけ、恐怖心で屈服させようとします。

恐ろしいのは、幼少期から虐待をうけていると、それが日常となり「逃げる」という発想ができなくなる点です。死に至る虐待ではなくても、長く続く精神的肉体的暴力は、確実に子供の心と体にダメージを与えていきます。

1. 情緒不安定でキレやすい

虐待タイプの毒親は、情緒不安定で切れやすいのが特徴です。機嫌が良いと思いきや、突如キレてしまいます。キレるのに法則性はなく、何となく虫の居所が悪いというだけで、子供に暴言や暴力をふるいます。そうすることで、ストレスを発散しているのです。

2. 無責任ですぐ人のせいにする

虐待タイプの毒親は、考えが浅く無責任。すぐ人のせいにします。家庭内では、特に子供に責任を押し付け、「おまえが悪いからこうなるんだ」と、全く論理的ではない理由で子供を虐待します。しかし、子供にとって親の存在は絶大なため、「自分が悪いから、親から暴言や暴力を受けるのだ」と、親ではなく自分を責めてしまいます。

3. 子供を誉めない

特に暴言の多い虐待タイプの毒親は、子供を一切誉めません。基本的に注意、ダメ出しばかりで、人前では「うちの子、本当にデキが悪くて」と、笑顔で子供を侮辱する発言をします。子供が良い結果を出しても決して誉めず、「いい気になるな」と嫌味を言っては、子供のやる気をどんどん削いでいくのが特徴です。

4. すぐ手が出る

虐待タイプの毒親は、当然のようにすぐ手が出ます。怒りの感情をコントロールできず、感情のままに子供に手を上げるのが特徴です。また、毒親自身が親から暴力を受けていたケースも多く、「子供を怒るとき親が手を出すのは当たり前」という固定概念を持っています。

5. 子供の失敗にペナルティを与える

陰険な虐待タイプの毒親は、子供の失敗にペナルティを与えるのが特徴です。「〇〇できなかったら、夕飯は抜きだよ」と、親が勝手に作った課題を子供に与えて、クリアできなければペナルティを決行します。

子供が泣いて謝っても、「最初に約束しただろう」と、絶対に譲りません。あえて失敗に対してペナルティという形で虐待することで、子供に罪悪感を持たせる魂胆があります。

6. 子供を家政婦のように使う

虐待タイプの毒親にとって、子供は自分に対する慰み者のようなもの。気分のままに暴言暴力をふるい、それ以外の時には「家のために働け」と、子供を家政婦のように使います。反抗すれば、当然のように暴言暴力です。

子供が成長すると、虐待タイプの毒親は金銭的支配をしようと画策するのが特徴です。子供のころから精神的に支配し、大人になって力で敵わなくなっても、子供が逆らえないように時間をかけて準備します。そして、子供が稼いだお金を我が物にし、子供に我慢を強いて自分だけが美味しい思いをしようと考えています。

毒親になってしまう理由

毒親は毒親に育てられているケースが多いです。自分の親が行った育児方法が、自分の育児指針に無意識になっているのです。育児という未知の世界を、全くのオリジナルで開拓するのは難しく、自分の経験、すなわち毒親の育児方法に倣ってしまい、毒親の連鎖が発生してしまいます。

毒親に育てられた大人は、健やかな愛情表現がわからないのです。父親か母親どちらかが、まっすぐな愛情を受けて健全な精神で育っていて、かつ育児に積極的に参加してくれれば、簡単には毒親の連鎖に陥りません。しかし、夫婦仲に問題があると、精神的に不安定になり、すがれるのは自分の記憶のみ。毒親的な言動を子供にとってしまいます。

毒親のタイプはさまざまですが、孤独感が強いのが特徴です。毒親と子供の関係が良好なはずはなく、親も苦しんでいます。だけど、誰も助けてくれない孤独感から、共依存のような関係に発展してしまうのです。

毒親の診断チェックリスト

あなたの親は毒親?次の問いに「はい」か「いいえ」でお答えください。「はい」が多いほど毒親度は高まります。

・「あなたのため」と良く言われた
・「口答えするな」とよく言われた
・一方的に叱られることが多かった
・周囲と良く比較されてはダメな子呼ばわりされた
・友達関係に度々口出しされた

・自分の意見は常に否定された
・褒められた記憶がほとんどない
・何をしてもダメ出しばかりされた
・親から勉強をノルマとして課せられていた
・自分の進路なのに親が勝手に決めた

・恋愛に対してのチェックが厳しく恋人の存在を隠さなければならなかった
・無断でスマホチェックを何度もされた
・必要最低限のものも買い与えられなかった
・親は自分に無関心だった
・親が情緒不安定で、家庭内では常に気を遣わなければならなかった

・親にすがられ、自分の予定を何度もキャンセルした
・親からの暴言は日常的だった
・親から暴力を何度も受けた

毒親への対策・対処方法5個

あなたの親が毒親だった場合、今のままだと一生自分の親にあなたの人生を毒されてしまいます。そうならないためにも、一刻も早く対策すべきです。準備も含めて、今からあなたができる対処方法を紹介します。

1. 物理的に距離をとる

毒親への対策は、とにかく逃げるのが基本です。毒親と向かい合って親子関係を良くしようと思ってはいけません。どんな形であれ、毒親と関われば関わるほど、あなたは一方的に傷つけられてしまいます。

ですので、まずあなたがやるべきは、毒親と物理的に距離をとることです。最も手っ取り早いのは、毒親が簡単には訪れることができない遠方への引っ越しです。しかし、仕事や経済的理由で、いきなり引っ越しが難しい場合もあるでしょう。

今は同じ家に住むしかない状況ならば、生活リズムをずらしたり、自分の部屋の環境を整えたりして、可能な限り顔を合わせないようにしましょう。外に出る予定を入れて、家そのものにいる時間を減らすのも大切です。

2. 経済的自立をする

毒親から物理的距離をとるには、経済的自立が不可欠です。現在の仕事の収入が低いならば、転職も視野に入れましょう。ただし、いきあたりばったりでは転職に失敗するリスクがあります。どのようなスキルを持てば、どんな職業に就けるのかを調べ、確実にレベルアップできる転職を目指してしっかり準備していきましょう。あなたがまだ学生でも同じです。

この時、自分の状況を毒親に悟られてはいけません。毒親はあなたを家に縛り付けるために、あらゆる手を使って進路のコントロールを計ります。毒親への相談はご法度。事後報告を基本としましょう。

3. 自分の情報を親に渡さない

毒親はあらゆる手段を使って子供とつながろうとします。無関心タイプの毒親でも、経済的支援を子供から得るために、放任にはなりません。自分のために子供の情報を把握し、都合よくコントロールしようと画策します。

そのため、あなたは毒親に対して秘密主義に徹するべきです。自分の情報は可能な限り親に渡さないようにしましょう。子供のころから親の指示に従うよう育てられているため、質問には反射的に答えそうになるかもしれません。だけど、情報を渡せばあなたは毒親の支配から逃げられなくなります。

強い意志を持って、毒親の質問をはぐらかしてください。別々に暮らしているなら、「忙しいから」と理由をつけて、連絡があってもすぐに切ってしまいましょう。一緒に暮らしているなら、その場を立ち去り自室か家の外に出るのが良いでしょう。

4. 「愛」という言葉に惑わされない

毒親はしきりに「愛」という言葉で、子供の罪悪感を刺激して支配しようと企てます。だけど、毒親の語る「愛」とは、自己愛そのものです。自分のために子供を愛しているつもりになっているだけ。子供の自由を尊重できない理由を「愛」にすり替えているだけなのです。

子供は無条件に親からの愛情を欲します。だから、あなたも「愛」という言葉を出されると、毒親でも無下にできない気持ちになるでしょう。また、「本当に自分を愛してくれるかも」というわずかな希望にすがり、毒親の要求に応えたくなるかもしれません。

しかし、毒親が簡単に変われないのは、経験からあなたも熟知しているはずです。今まで毒親がどのように「愛」を語ったのか、よく思い出してください。そして、もう二度とその言葉に惑わされないようにしましょう。

5. 「自由で良いのだ」と自分を認める

毒親は子供の自由を認めません。子供の人生は自分のためにあるのだと思っています。そして、あなたがまだ小さなころから、長い時間をかけて、この価値観を植え付けるのが毒親です。あなたはどこかで、自分の人生を自由に生きることに、罪悪感を持っていますよね。これこそが、毒親の呪縛です。

毒親への対処法は、あなたが自分で呪縛から抜け出すことです。容易ではありませんが、まずは「自由で良いのだ」と、無条件に自分を認めてあげましょう。普通の家庭で育った人には、ごく自然な感覚です。あなたの人生は毒親のためにあるのではなく、あなたのために存在しているのです。

毒親から離れる絶縁方法5個

物理的な距離をとるのは、外せない毒親への対処法です。物理的、精神的に距離をとる、すなわち絶縁が、あなたを毒親から解き放つ方法になります。

しかし、毒親は子供を手放そうとしません。あなたが自分の利益になるよう、今までコントロールしてきたのですから、簡単に絶縁できるはずがないのです。それでも毒親から逃げて幸せを手に入れるために、毒親から離れて絶縁する方法を解説します。

1. 経済的に自立して遠くへ引っ越しをする

まずあなたがやるべきは、経済的自立をして毒親から遠く離れた地へ引っ越しすることです。毒親と一緒に過ごしたとはいえ、生まれ育った町には愛着があるかもしれません。だけど、近くに住めば毒親は何かと理由をつけては、あなたの人生へ干渉し続けるでしょう。

働きながら需要の高い資格を手に入れるなどして、どこに行っても経済的に困らないように対策をとりましょう。そして、タイミングを見て遠くへ引っ越ししてしまうのです。できれば、車だけでは簡単に行き来できない場所が理想的です。もちろん、引っ越しの準備を毒親に感づかれないよう、細心の注意を払いましょう。

2. 罪悪感を消し幸せになることを決意して絶縁宣言する

引っ越しの準備が整ったら、家を出る直前に毒親に絶縁宣言をしましょう。書置きでも良いでしょう。無言で家を出ると、毒親が捜索願を出すかもしれません。形の残る方法で、簡潔に「絶縁したいから家を出る」というあなたの意思を毒親に伝えてください。

当然毒親はすがってきます。「愛」という言葉を出してあなたの罪悪感を刺激し、思いとどまらせようとするでしょう。また、絶縁宣言をなかったことにして、何食わぬ顔で捜索願を出すことも考えられます。その対策として、その他複数人に、あなたが毒親から離れるために引っ越しすることを伝えておきましょう。

3. 親に連絡先を教えない

当然ですが、引っ越しの際には毒親に連絡先を教えてはいけません。あなたの連絡先は、本当に信頼できる人で、かつ毒親が連絡をとれない人だけに、可能な限りすべきです。また、引っ越し先の住所は、誰にも教えないのが理想です。

4. 自分の住民票と戸籍に閲覧制限をかける

毒親があなたに老後の面倒を見させようと考えていた場合、あるいは金づるだと思っていた場合、あらゆる手段であなたの引っ越し先を探そうとします。探偵や興信所を利用する可能性も高いです。

毒親に居場所を知られないようにする対策として、引っ越し先の住民票と戸籍に閲覧制限をかけましょう。総務省ではDV等支援措置として、以下のような対策をしています。

以下法務省公式ホームページから引用
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1 DV等支援措置の目的
DV等被害者の方を保護するため、住民基本台帳の一部の写しの閲覧(住民基本台帳法(以下「法」といいます。)第11条、第11条の2)、住民票の写し等の交付(法第12条、第12条の2、第12条の3)及び戸籍の附票の写しの交付(法第20条)について、不当な目的により利用されることを防止します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
参照:法務省公式ホームページ

申請は、住民票のある役所に「住民基本台帳事務における支援措置申」提出にて行います。1年間の期間が定められていますが、申請すれば延長が可能です。

5. 金銭援助をしないと決意する

毒親との絶縁方法を解説していますが、民法第877条では、親子、兄弟姉妹はお互いに扶養することが義務付けられています。

以下民法から引用
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第八百七十七条 直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。
2 家庭裁判所は、特別の事情があるときは、前項に規定する場合のほか、三親等内の親族間においても扶養の義務を負わせることができる。
3 前項の規定による審判があった後事情に変更を生じたときは、家庭裁判所は、その審判を取り消すことができる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

残念ながら、法的に毒親と絶縁する方法はありません。あなたが毒親から遠く離れても、経済的に毒親が困窮すれば、あなたのところに扶養義務の連絡が入るかもしれません。

しかし、扶養は努力義務であり、放棄しても罰則はありません。毒親から心理的に完全絶縁するために、金銭的援助を一切しないと決意しましょう。毒親はどこまでも付け上がります。あなたがお金を出すことがわかれば、再びあなたの人生を脅かすでしょう。

毒親への復讐は心が救われる?

あなたの親が毒親だと気付き、自分の人生をダメにされたと感じたとき、強い憤りと憎しみを感じるかもしれません。場合によっては、「今まで自分を苦しめた復讐をしてやりたい!」という気持ちになるでしょう。

しかし、毒親への復讐を果たしたとしても、あなたの心は救われません。なぜならば、あなたが本当に望んでいるのは、親からの真っ当の愛だからです。毒親があなたの理想の親となる可能性は限りなく低く、復讐を果たしても、本当に欲しい愛情は決して手に入れられないことがわかるでしょう。復讐への執念を燃やしているときは、それが生きるパワーになりますが、目的を果たした後に残るのはむなしさです。

あなたの心を救うには、一刻も早く毒親から離れて、自分の人生を自由に生きること。親から得られなかった親愛と信頼の関係を、別の誰かと築けば良いのです。

縁切りされた毒親の末路

毒親と絶縁して連絡を絶てば、その後の末路はわからなくなります。あなたとしては、「少しは自分の行いを反省しているだろうか」「落胆しているだろうか」と思いたいところでしょう。

しかし、毒親ほど子供への愛情を盾に取ることを忘れてはいけません。一方的に我が子から絶縁された毒親は、悲劇のヒロイン状態に陥ります。「私の愛がわかってもらえなかった」と、自分の不幸に対して感情を高ぶらせ、周囲からの同情をひこうとします。あなたからの経済的援助を必要としない場合、「一生懸命育てたのに、なんて親不孝な」と、絶縁後もあなたを責め続けるでしょう。

あなたに経済的負担をかけていた毒親の場合はどうでしょうか。この手の毒親はとにかくしぶといのが特徴です。金づるであるあなたを失った後は、さまざまな方法で自分の生活を保とうと必死になるでしょう。当てがなければ生活保護コース一直線です。場合によっては、野垂れ死にするかもしれません。

毒親のエピソードあるあるまとめ

毒親が子供に対して行うあるあるエピソードをまとめました。思い当たる節があるなら、あなたの親も毒親要素ありかもしれません。

◯他人から子供を誉められると、過剰なほど子供にサゲ発言して謙虚な親を装う。そのため、子供は自分に自信を失い、何をしてもダメなんだと思い込む。更には、ちょっとした発言も自慢になるのではと過剰反応し、自分を卑下するようになる。

◯毒親から常に「おまえが悪い」と言われ続けたため、自分が悪くなくても、すぐに自分から謝るクセがつく。過剰に空気を読んでは、「自分さえ我慢すれば良いのだ」と、自己犠牲の精神が身についてしまう。

◯半ネグレクトの親に育てられ、高い生活能力が身についたが、仕事に就いたとたんに親に執着され、どこまでもお金を引っ張られる。振り切りたくても、「それでも自分に関心を向けている」と嬉しい気持ちがわずかにあり、どうしてもお金を渡してしまう。

毒親で悩む人におすすめの本

毒親の呪縛から少しでも逃れられるように、あなたにおすすめの本を紹介します。

・不幸にする親 人生を奪われる子供(著書:ダン・ニューハース)
・親毒:なぜこんなに生きづらいのか(著者:kokko)
・親に壊された心の治し方「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本(著者:藤木美奈子)
・気づけない毒親(著者:高橋リエ)
・子どもを攻撃せずにはいられない親(著者:片田珠美)
・毒親サバイバル(著者:菊池真理子)
・「毒親」の正体:精神科医の診察室から(著者:水島広子)
・毒親の棄て方:娘のための自信回復マニュアル(著者:スーザン・フォワード)
・毒になる親:一生苦しむ子供(著者:スーザン・フォワード)
・母がしんどい(著者:田房永子)
・ワタシの母は、毒親でした。(著者:加藤なほ)

不幸にする親 人生を奪われる子供

※高評価レビュー多数

まとめ

親子関係は複雑で根深いです。2016年に警視庁が行った調査では、殺人事件の実に約半数が、親族間の間で起きています。毒親とあなたの問題が、どれだけ難しいかがわかる数字です。

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