「玄関の正面に階段がある家は、風水的に良くないってホント?」
「どうしたら運気アップできるの?」
とお思いではありませんか。
「良くない」と聞くと不安を感じてしまうかもしれませんが、ご安心ください。運気を高めるための対処法は、どんなに「凶」とされる方位や配置にも存在するのです。
今回は、玄関を開けて正面に階段のあるお家の、運気アップのための対処法について解説いたします。ぜひ参考にしてみてください。
風水における「階段」の意味とは
そもそも「階段」とは、風水においてどのような意味を持つのでしょうか。風水では「玄関」「キッチン」「リビング」など、お部屋や場所ごとの運気をアップの方法を取り上げることが多くあります。
確かに各スペースのインテリアを良い運気を呼び込むものにするのはとても大切なことですが、さらに運気をアップするためには「家全体の気の流れ」にも注目する必要があります。
階段は、言わば「運気の通り道」。階段を設置することによって、2階など高い場所の部屋にも、玄関から入ってきた良い運気が流れ込みやすくなるのです。階段を設置する場所や形状によってもその効果に違いが現れますので、気を使っておきたいポイントです。
なぜ玄関の正面に階段があると良くないの?
階段が玄関の正面にある場合、玄関から入ってきた「気」が二階へとすぐに上がってしまいます。つまり、一階の気の循環が行われずに、気が淀んでしまうことにつながるのです。特に直線の階段が持つ「気の流れを取り込む力」は強く、家庭全体の気のバランスが崩れてしまうことになりかねません。
■健康運や家族のコミュニケーションにもヒビが?
階段は「健康運」と深く結び付いていると言われていて、強い気を持つ直線の階段が玄関の正面にあることで、ご家族の健康にも影響を及ぼしやすいとされています。
また、子供部屋などが2階にある場合、お子さんが帰宅されてもすぐ2階の自室に籠ってしまい、家族の時間が少なくなり、結果としてコミュニケーションが希薄になってしまう心配もあるのです。玄関の正面に階段があることは、運気のみならずご家庭での生活にもこのような影響を及ぼします。
アパートやマンション選びの際にも気を付けたい「階段」
よく、アパートやマンションなどで玄関の正面に階段が設置されているお部屋がありますが、一軒家か集合住宅かによらず、玄関の正面に階段があるのは風水的に良くないとされています。
できるだけリビングなどに階段が設置されているお部屋を選ぶようにしましょう。また、階段は幅にゆとりがあり、日差しが入りやすいなど明るい場所に設置されているのがおすすめです。
対処法①鏡を置いて悪い気を寄せ付けない
玄関の正面に階段がある場合、鏡を置いて対処するという方法があります。鏡は風水において幸運気を呼び込みやすいアイテムとされており、使い方さえ心得ておけば、運気アップのための心強い味方になるのです。
正面に玄関がある場合も、鏡を玄関に置くことで運気の流れを整えることができます。悪い運気は寄せ付けず、良い運気をしっかりと喜屋武地してくれるのです。
■鏡を置く際のNG事項
ただし、鏡の置き方には注意が必要です。鏡を置く位置にも理由があり、玄関の左側に置けば「金運」「対人運」アップにつながります。やってはいけないのは「玄関の正面」に鏡を置くこと。せっかく入り込んできた運気を跳ね返してしまうことになるので、おすすめできません。
また、玄関の左右両側に置く「合わせ鏡」も、良い運気がご家庭に巡りにくくなるため避けた方がベターです。
対処法②のれんで階段を見えにくくする
正面に階段がある場合、のれんをかけて仕切りをつくるのもおすすめです。2階に流れがちな気とのれんがぶつかり、気の調整することができます。1階にも良い運気が回り込み、ご家庭全体で良い運気の循環を生み出すことができるのです。
対処法③サンキャッチャーで光を取り入れる
特に北側玄関の場合、冬場は冷え込みやすいものです。その冷え込んだ空気が2階にまで流れ込み、健康運にも影響が及ぼすと考えられています。サンキャッチャーで温かい空気を取り込み、冷たい空気が流れ込むのを防ぐことで、ご家族の健康運が守られ、元気に暮らしていくことができるとされています。
サンキャッチャーはなるべく明るい色合いのものを選ぶのがベストです。玄関周りは、明るい印象でまとめるようにしましょう。
対処法④階段には照明を取り入れて明るさキープ
薄暗い階段は滑りや転倒の原因となるだけでなく、良い運気を寄せ付けにくくなってしまいます。そのため、階段はできるだけ明るく保つのがおすすめです。適度に間接照明を取り入れるのも良いでしょう。
対処法⑤観葉植物を飾って良くない運気を遮断
観葉植物には「気を浄化する」といった意味が込められています。悪い運気が入ってきたときも、植物の力で綺麗な運気に整えることができるのです。観葉植物を、階段の目隠しとして使うのも効果的で、のれんと同様、1階にも運気を巡りやすくしてくれます。
■玄関に置くならこんな観葉植物がおすすめ
玄関に置く観葉植物は、「葉っぱが細く、尖っているもの」が良いでしょう。風水において、細く鋭い葉っぱは「陽」の気質を持ち、人の持つエネルギーを高めてくれると言われています。普段から幸運が巡りやすくなるため、運気の出入り口である玄関におすすめです。玄関に置く際は、日当たりと水分に注意して、枯れさせないようにしましょう。
■玄関に置く観葉植物、これはNG
玄関に置くのであれば、サボテンは避けたいところです。サボテンのトゲは「運気を寄せ付けない」効果を持っているため、吉凶どちらの運気も入り込みにくくなってしまいます。耕運気も流れ込みやすい玄関ですから、良い運気までもシャットダウンしてしまうのは非常にもったいないです。
また、ドライフラワーやフェイクグリーンなどもNG。生きた状態や本物の観葉植物を置くようにしましょう。
対処法⑥階段近くの窓にはカーテンを設置する
階段の近くに窓がある場合、窓から運気が逃げてしまうと言われています。せっかく取り込んだ良い運気をご家庭で循環させるためにも、運気が逃げないようにカーテンを設置するようにするのがおすすめです。見た目にも美しくなり、特に西日のあたる階段は「お金が流れてしまう」と言われているので効果的です。
対処法⑦木製の手すりをつけよう
手すりのない階段は危険ですし、風水的にも良くありません。手すりを付けるのであれば、木製のものをつけるようにしましょう。金属製の手すりは、体から良い運気が逃げてしまうため避けたほうがおすすめです。
対処法⑧「天然の素材」を使用した滑り止めマットを敷こう
階段は本来、絨毯張りにするのがおすすめです。風水的に、運気の流れを整え、穏やかな家庭が築けるとされているためです。絨毯張りでない場合も、天然素材でできた滑り止めマットを敷くことで、同様の効果を得られることができます。転倒防止にもなり、ご家族の安全や健康も守られるので一石二鳥です。
■階段の絨毯やマットで気を付けたいこと
「赤い絨毯」は、高級感があるように見えますが、風水において良くない運気を呼び込みやすいとされているため、使用は避けたほうがおすすめです。
対処法⑨玄関マットで悪い運気を寄せ付けない
玄関マットは、風水において「悪い運気を取り払う」効果があるとされています。外から帰ってきたときに、家の中にまで良くない運気を持ち込まないように、玄関マットが悪い運気を振り払ってくれるイメージです。玄関マットは、ふかふかで肌触りの良いものを選ぶようにしましょう。アニマル柄など、派手な色よりも明るい単色使いのものを選ぶのがおすすめです。
■玄関マットの形でアップしやすい運気も異なる
玄関マットの形にもそれぞれ意味があります。円形なら良縁を呼び寄せる、楕円形のマットなら金運アップ、長方形のものなら家庭円満といった意味が込められているのです。長方形のものは、現在の家庭の状態が続くようにという意味合いもあります。マットは汚れが目立たないよう掃除をこまめに行うようにしましょう。
階段が持つ強い運気のパワーを使いこなそう!
ここまで、階段が玄関の正面にある場合の対処法についてお伝えしていきました。風水的には良くないとされている間取りですが、階段そのものの持つパワーはとても強力で、味方につけると非常に心強く、ご家庭に幸運を呼び込んでくれることにつながります。玄関の正面に階段がある場合も、対策を講じることでいかようにも運気を高めることができるのです。
階段は、一度設置されてしまうと移動することが難しく、諦めてしまう人も多いかもしれません。特にアパートやマンションなどの場合はリフォームも不可能です。けれども、今すぐにできる対処法はたくさんあります。
まずはご自宅の玄関周りのインテリアを確認して「ドライフラワーを置いていないか」「赤い絨毯を敷いていないか」など「NG事項」を洗い出してみると良いでしょう。どんなに風水的に良いとされているものを取り入れても、それ以上に良くない運気を呼び込む要素があれば、せっかくの対処法も効果が薄れてしまうためです。
風水においてNGとされているものの洗い出しが終わったら対策を講じ、いったん森塩で清めます。運気のリセットをすることで、これまで運気の循環が滞りがちだったご家庭に、良い運気の巡りが訪れやすくなるのです。玄関を清めた後は、この記事を参考にインテリアを見直す、変えるなど行ってみてください。運気逃れが変わるその瞬間を、肌で感じ取ることができるかもしれません。