圧倒的な存在感がありブレない自分を持っている人は、どんな業界にもいます。じっとしているだけでも仰ぎ見たくなる何かがオーラのように感じられます。このような人の掌には、カリスマ線が現れていることが多いとされます。生まれ持って現れている人もいますが、何らかの努力の結果、現れるようになった人が多いようです。
そんなカリスマ線の意味や見方と、似ている陰徳線との違いなどについて詳しく解説していきます。
手相占いでカリスマ線の意味と見方とは?
カリスマ線は、金星丘下部に縦に伸びる2~3本の濃いめの短い線のことを意味します。どちらかというと比較的現れやすい手相で、2本で現れることが多いとされます。金星丘は親指の付け根の領域です。
これが現れていると仕事でもプライベートでも、人を惹きつける圧倒的な存在感が漂い、人間的な魅力にあふれているとされます。人をまとめる素質に秀で、自分の価値観や考えにブレがなく周囲に流されることもないようです。
自分の実力を控えめに見ることはなく、常に自信持っているものの、威張り散らすのではなく、思いやりがあり感情的にはならない面があります。
頼りがいがあるリーダーや管理職などに向いています。自らが掲げる目標や行動のスケールが格段に大きいとされます。抱いている意識や常日頃の行動に影響されやすく、存在感や管理能力が衰えるとカリスマ線も消えやすいと言えます。
カリスマ線と陰徳線の違い
カリスマ線は金星丘下部に伸びる2~3本の短い縦線ですが、これが伸びて長い縦線になるか長い縦線が現れると「陰徳線」になります。
カリスマ線が現れている人が、人知れず徳を積むことで生命線近くまで伸びると陰徳線になることもあるわけです。
比較的濃くハッキリと現れ、陰徳線は本数に関わりなく複数現れることもあります。本数が多い程、自己犠牲を惜しまないとされるので、本数が多過ぎると人に尽くし過ぎて自分を見失うこともあります。
女性の場合、家庭にいて母親に徹していると出やすいようです。男女共に家庭や家族に尽くし、懸命に働くとされます。より思いやりにあふれ、人だけでなく動物にも優しく接します。
人や社会のために貢献できることに喜びを感じます。人に自慢することなく善行ができる人格者となります。慈善事業やボランティアに進んで参加し、仕事面では秘書やマネージャーなどのサポート役で力が発揮できます。
このあとは、カリスマ線の現れている状況別にどのように意味が異なるのか詳しく見ていきましょう。
1. 右手にカリスマ線がある
手相は利き手に後天的なものが現れるとされています。日本人では右手が利き手の人が多いので、右手では一般的に後天的なものが読み取れます。
そこからカリスマ線が右手に現れている場合、人生を積み重ねてきた中で、カリスマ性を獲得したとされます。考え方にブレがなく、人に左右されることはありません。
圧倒的な存在感が漂い、人から羨望の眼差しで見られ、頼りにされるはずです。失敗や経験を積むうちに、その人なりの自信や揺るぎない実力を持っているとされます。
人をまとめて率いるリーダーシップに優れています。組織やチームを引っ張っていき、大きな業績が残せるはずです。手にしたカリスマ性や管理能力は簡単に失うことはないとされます。
2. 左手にカリスマ線がある
手相は利き手でない手に先天的なものが現れるとされます。日本では右手が利き手の人が多いので、左手で先天的なものが読み取れます。
カリスマ線が左手に現れている場合、生まれつき人を惹きつける存在感や魅力を持っているとされます。特に意識をしていなくても、自然にカリスマ性が漂い、人を魅了するようです。
幼少期から頼りにされたり、憧れの的になっていたことが考えられます。何らかの形で、リーダーシップを発揮することが多いとされます。
しかし人生経験を積んでいくうちに、これらの特質が薄れて行く可能性があります。左手の場合は、生来のカリスマ性に甘んじていると思わぬしっぺ返しにあったり、人から反感を買うこともあるはずです。
3. 3本のカリスマ線がある
カリスマ線は金星丘に刻まれた短い縦線なのですが、2本と3本では若干捉え方が違ってきます。短い縦線が複数あるとカリスマ線にはなりませんし、縦線が複数あっても長くなければ、陰徳線にはなりません。3本のカリスマ線はどちらかというと稀少な手相と言えます。
カリスマ線が3本ある場合、カリスマ性がより一層高くなる傾向にあります。考え方にブレがない点では、ほとんど人の意見に耳を貸さないとされます。その分、頑固者と見なされがちになります。
人をまとめる統率力があるのですが、若干強権的な面が垣間見られるかもしれません。それでもカリスマ性の要素の一つとして受け入れられるようです。強い結束力が必要な組織において、力が存分に発揮できます。
4. 両手にカリスマ線がある
手相は利き手で後天的なもの、利き手でない手で先天的なものを読み取ります。
そこから両手にカリスマ線が現れている場合、どちらが利き手であるかに関わらず、生涯を通じてカリスマ性に恵まれているとされます。幼少期から人を魅了させる何らかのオーラが漂っているはずです。
人を圧倒させる能力を秘め、誰もが認めます。組織やチームなどでは、自然にリーダー的な存在になります。人を率いることに手慣れている面があります。その上で人生経験を積み、より磨きがかかったカリスマ性を手にしているとされます。
揺るぎない自信があり、少々のことには動じないはずです。男女を問わず幅広い年齢層から支持される魅力にあふれているとされます。人の面倒見も良いはずです。
5. カリスマ線が多い・たくさんある
カリスマ線は2~3本の短い縦線ですので、それ以上で複数ある場合はカリスマ線にはならないことになります。
しかしカリスマ的な要素が全くないわけではなく、普通の人よりは、注目されやすい面はあります。人を魅了させる実力などを身に着けると、比較的早くカリスマ線が現れる傾向にあるようです。
一方でもし長さがあれば、陰徳線や一億紋になります。ただこの長さに何ミリ以下が短いとか長いという明確な数値的なデータはなく、あくまでも見た目の印象での縦線となります。
陰徳線と認められる長い縦線は、先端が生命線にかなり接近している印象があるようです。またカリスマ線は若干親指寄りのことが多く、陰徳線は生命線寄りに現れることが多いとされます。
6. カリスマ線が薄い
金星丘に現れる2~3本の短い縦線が薄い場合、カリスマ線とは見なされません。薄い濃いの基準はあくまでも見た目の印象となります。
濃いとされる運命線や知能線、生命線や感情線といった4大基本線並みの濃さがあれば、文句なく濃いことになります。いずれにしましても濃い印象がないとカリスマ線にはならないわけです。
それでもある程度の濃さがあるものの、部分的に薄かったりすることはあります。薄い要素が見られるものでも、人から注目されやすい面はある程度はあるようです。
また現状薄くても、能力を高めたり、存在感が増すような行動を取っていれば、すぐに濃い縦線とにるはずです。普通の人よりもカリスマ線になりやすいとも言えます。
7. カリスマ線が濃い
カリスマ線は金星丘で濃く現れる2~3本の短い縦線なので、濃いのは当然ですが、より一層濃い印象があることがあります。
よりハッキリと濃く現れている場合、人を惹きつける独特な雰囲気が大いに漂っているとされます。一度会っただけでも強い印象が残り、インパクトのある存在として認識されます。
自分の考えなどにブレが全くなく、明確に自己主張ができるはずです。不測の事態の際に人から頼りにされます。人の意見に左右されることがない分、自分が間違っていた際の修正が利かない面があります。
組織や集団の中心人物になりやすく、人を率いることに優れています。類まれなリーダーシップを発揮して、数多くの成功へと導くとされます。大きな業績が残せる資質を持っています。
カリスマ線を持つ芸能人・有名人
カリスマ線を持つ芸能人などには次の方々が挙げられます。
松田翔太、小栗旬、矢沢永吉、大野智(嵐)、バラク・オバマ(前アメリカ大統領)、尾畠春夫(スーパーボランティア)などです。
手相占いの一億紋とは?
金星丘に現れる濃い縦線が長く6本以上あると、陰徳線ではなく一億紋と呼ばれる大吉相になります。この縦線は、生命線に並ぶような形で現われることが多いようです。
その名が示す通り、億万を越える大財を築くことができるとされます。億万のお金が稼げる能力を持っていたり、その機会に恵まれます。人によっては既に億万の富を手にしている証として現れていることもあります。
また情に厚い面があり、人の面倒見が良いとされます。カリスマ線と同様に人を惹きつけるような魅力を持っています。陰徳線と同様の黙々と徳を積み重ねることにも優れています。その上で大きな富がつかめるので、満ち足りた人生になることは間違いありません。
金星丘の下部から伸びる縦線は、長さや濃さ、本数によってカリスマ線、陰徳線、一億紋と変化していきますが、最終的にたどり着く一億紋は、全ての要素を併せ持ちます。
カリスマ性を持つ手相5個
■1. 覇王線
覇王線は三奇紋とも呼ばれ、掌のほぼ真ん中辺りで太陽線、財運線、運命線が交わり一本にまとまり熊手のような形になっている手相を指します。
これが現れていると、かなりの努力家となり努力を惜しまず、成功や出世を必ずするとされます。優れた精神力と忍耐力を持ち、揺るぎない自信を持ちカリスマ性が漂います。
いろいろな面での才能や能力に秀で、財運や成功運を手にしているとされます。逆境にあっても最後まで諦めない力を持つので最終的に大きな成果がつかみやすいと言えます。
カリスマ線よりも幅広く運気を高め、特に金運に強く働きかけますが、そこにカリスマ性を伴うことになります。
■2. 聖職紋
聖職紋はボランティア線と呼ばれ、木星丘に現れる「井」や「♯」のような形をした紋を指します。木星丘は人差し指の付け根の領域です。
これが現れていると、人に物事などを教え導く才能に長けているとされます。人に教えたい気持ちが強く、人の面倒見も良いようです。親切な人が多く洞察力があり、人を適材適所で活用することに優れています。
人に献身的に尽くすことができます。男女共に母性があり、愛と精神性を大切にし共感能力や霊感などもあります。聖職紋は人をサポートする面が強いものの、俗世を離れたカリスマ性も漂うことになります。
■3. ソロモンの環
ソロモンの環は木星環とも呼ばれ、人差し指のつけ根辺りで、人差し指を半円状に囲む線を指します。1本の線で現れたり、二重三重になって現れることもあります。
これが現れていると、優れた指導者としての才能と高いカリスマ性を併せ持っているとされます。周囲の人を引っ張って行く力があり、人を惹きつける魅力を持っています。強運を持ち、神秘的な力に長けスピリチュアルな分野に造詣が深いとされます。
何らかの野心を抱き、独立心や上昇志向がきわめて強くなります。志が高く人から信頼され、富と名声が手にできます。しかし独善的だったり自信過剰になって、失敗をする可能性もあります。
■4. マスカケ線
マスカケ線は、基本的に知能線と感情線が一つにつながり、真っ直ぐ掌を横切る線を指します。一度つかんだ運は絶対に手放さない大変縁起の良い手相として知られています。
これが現れていると、強運に恵まれ優れたリーダーシップが発揮できるとされます。凡人には生み出せない天才的なアイデアが浮かびます。ずば抜けた集中力があり、コミュニケーション能力にも長けています。
これらの要素が人を惹き付ける魅力となり、カリスマ性までも漂わせることになります。性格的にはカリスマ線と同様の頑固さがあり、こだわりが強い面があります。人生の浮き沈みが激しい面もあります。
■5. 太陽線
太陽線は始点に関わりなく、太陽丘と呼ばれる薬指のつけ根の領域に向かって伸びる線を指します。30才を過ぎてから現れることが多いようです。
これが現れていると、人気や名声、金運や幸福が得られるとされます。名声を得て政界に進出することも考えられます。人気が得られる何らかの魅力を持ち、カリスマ的な存在になるようです。芸能界など人気を必要とする分野で成功する可能性が高くなります。
お金に恵まれ、お金の苦労がなく、大きな財が築けるとされます。幸せが集まりやすい面もあります。人気運や金運が高められる上に、カリスマ性が伴う手相と言えます。
まとめ:カリスマ性を養えば現れる
カリスマ線は圧倒的な存在感を持つ人や、揺るぎない自信を持つている人に現れていることが多いとされています。先天的に現れている人よりも、何らかの努力の結果、現れるようになる人が多いようです。
このカリスマ線は金星丘下部に伸びる2~3本の濃い短い縦線を指しますが、その長さや本数によって陰徳線、一億紋と変化していく特徴もあります。カリスマ線があると、人を惹きつける人間的な魅力にあふれ、人を率いる素質に秀でることがわかります。
価値観や考えにブレがなく、周りに流されることはほとんどありません。常に自信を持ち思いやりがあり、感情的にならないので頼りがいがあるリーダーとなります。
カリスマ性を持つ手相には、覇王線、聖職紋、ソロモンの環などがあります。魅力を磨いたりカリスマ性を養えば、現れるとされるカリスマ線を手にしたいものです。