どんな困難が立て続けに遭ったとしても、めげることがない精神的に強い人がいます。我慢強く困難を乗り切る人がいる一方で、我慢が苦手な人も多いようです。
また正義感が強く、人の不正に強い憤りを感じる人もいます。外見ではわからない人の特質というものは意外に多いと言えます。
この精神的な強さや我慢強さなどを読み取ることができるのが、第二火星丘です。
第一火星丘もある上に第二火星丘となると、位置などを混同しやすく、手相にある程度関心がないと意味合いなどが、あやふやになっているかもしれません。しかしこれを明確に知っていると、人生で役立つ機会が結構あったりします。
それでは、この第二火星丘の意味などについて詳しく解説していきます。
手相占いで第二火星丘の場所と意味とは?
第二火星丘は小指の下方で感情線のすぐ下に位置し、水星丘(小指の付け根の領域)と月丘(小指の下方で手首寄りの領域)の間を指します。
正義感の丘とも呼ばれ、内面的な精神力などと関わりが深い場所として知られています。消極性や自制心にも関わりがあります。
この第二火星丘にツヤや膨らみがあり発達している場合、自分を律する力に優れ、困難に屈しないとされます。忍耐強さがあり、一度始めたことは何があってもやり遂げる根性があります。目的意識がしっかりとし、誘惑などに負けない強い心を持ちます。
一方発達していない場合、我慢することが苦手で、問題が生じると何事も諦めやすいとされます。考え方や気持ちを簡単に変えてしまうので、人から信頼され難くなります。
第二火星丘に縦線がある
第二火星丘に縦線が見られることがあります。縦線と言っても縦向きの斜め線として伸びることが多いようです。
これが現れている場合は「忍耐線」となり、人一倍の我慢強さがあり、自分をしっかりと持って人に振り回されることはないとされます。しかし我慢強い分、DV被害などでなかなか人に相談できない面があります。
かなりの困難にも臆することがなく、何らかの形で必ず乗り越えられるとされます。掲げた目標に向かってコツコツ努力を積み重ねることができ、運勢を切り開くことができます。高めの目標を掲げ努力をすれば、より大きな成功がつかめます。
第二火星丘に横線がある
第二火星丘に横線が見られることがあります。感情線の下方で、ほぼ真横に伸びる短い線として現れることが多いようです。
これが現れている場合は「反抗線」となり、何事にもガッツを持って取り組むとされます。「反抗」の名を冠しているのですが、反抗的な態度を取るのとは違った意味になります。
自己主張が非常に強く、蹴落とされると果敢に立ち向かう力を発揮して必ず這い上がって来るとされます。意地を張って頑張り抜くことができます。
一方で自分がやりたくないことに対しては、頑固に拒む面があります。気が強い分、人から指示されることを好まず、対人関係を悪化させることもあるようです。
第二火星丘にほくろがある
第二火星丘にほくろが見られることがあります。この場合、我慢強さや忍耐力がなくなり、何事も物事を最後までやり遂げる力も弱まるとされます。
人や物事に対する情熱や行動力が失われ、消極的になりがちになります。無理をして何かを前に進めようとしても、上手く行かないことが多くなるようです。注意深く少しずつ前に進むしかないかもしれません。
人から評価されることがなく、頼りない存在と見なされがちです。人に嫌われやすい面もあるので、言動は慎重にする必要があります。また感情的になりやすいので、感情を上手にコントロールすることが大切です。
第二火星丘から伸びる運命線
運命線が第二火星丘から伸びていることがあります。この場合、積み重ねてきた今までの努力が報われるとされます。うちに秘めた負けん気と忍耐力が実を結び、大きな成果がつかめるはずです。近い将来、頑張り抜いてきた分野で注目され、望む成功が手にできるとされます。
この手相が現れている限り、現状が下積みだとしても、このままで終わることはないはずです。しかし手相を過信して努力を怠ると、手相が変化し努力が報われないこともあり得ます。
またこの運命線が濃い程、より大きな成果につながるとされます。薄い場合は、忍耐力が不足気味になるようです。
第二火星丘から伸びる太陽線
太陽線が第二火星丘から伸びていることがあります。もともとあった忍耐線が伸びて、太陽丘に達するといった形が多いようです。
この太陽線の場合、積み重ねてきた努力が実を結び成功や大金をもたらすとされます。我慢強く取り組んできたものが、脚光を浴びて高く評価されることも考えられます。
第二火星丘が発達していない場合でも太陽線がそこから伸びていると、正義感が増して精神力が強くなり、自分を律することに優れ、困難に屈しないとされます。それらがきっかけで大金や成功がつかめます。特に自制心に優れ誠実なので周りの人から信頼されます。
第二火星丘から水星丘(小指下)に伸びる財運線
財運線が第二火星丘から伸びていることがあります。この場合、積み重ねた努力が報われ、財産が築けるとされます。何事も信念を持って誠実に取り組むので、人から信頼されて財をつかむようです。
派手に稼ぐというよりは、着実に安定した稼ぎが積み重なるとされます。すぐに大きな成果にならなくても、小さな成果が積み重なって大きな業績になります。
人生で最終的にお金持ちになれる可能性が高まります。いろいろな面で忍耐強く頑張れるので、かなり難しいことも叶えられるはずです。
この財運線が濃いとより大きな成果につながりますが、薄くても意味合いが若干弱まるだけで、お金には困らないとされます。
第二火星丘にスター線(星紋)がある
第二火星丘にスター線が見られることがあります。スター線は星紋とも呼ばれ、短い3本~4本の線が星のように交差するものを指し、スター性や幸福を呼ぶ吉相です。
これが現れている場合、今まで辛抱強く続けてきた努力などが実を結ぶとされます。望んでいた大きな幸せがもたらされたり、人気などが得られるはずです。何事も粘り強く取り組んだことが功を奏するとされます。
困難やトラブルに遭遇しても、必ず乗り越えられる力を持ちます。情に流されたり、誘惑に負けることはほとんどないとされます。自分を上手にコントロールし、どんな状況にも冷静に対処できます。
第二火星丘にスクエア(四角紋)がある
第二火星丘にスクエアが見られることがあります。スクエアは四角紋とも呼ばれ#や井、四角形などを短い線で囲むものを指します。幸運の証としても知られています。
これが現れている場合、トラブルなどから身が守られ、幸運や強運を引き寄せる力が強まり運勢が開けます。仕事や家庭において問題が発生しても、大事に至ることはないようです。今までの状況が一発逆転し、望む幸せに手が届くことも考えられます。
仕事運や恋愛運が低迷している人には、形勢逆転のチャンスが訪れるとされます。失敗なども一気に挽回できるので、積極的な行動が功を奏します。
第二火星丘にフィッシュ(魚紋)がある
第二火星丘にフィッシュが見られることがあります。フィッシュは魚紋とも呼ばれ、魚のような形で囲む線を指し、尾ひれが付いている点が島と違います。このフィッシュは珍しい手相の一つで、現れやすく消えやすい吉相となります。
これが現れている場合、積み重ねてきた努力が認められ、幸運がもたらされるとされます。無駄な努力は一切なくなるはずです。
ライバルなどに打ち勝つことができ、望む成果が次々に手にできるとされます。積極性や行動力が増して、数多くの幸せに手が届きます。逆境にも強くなり、果敢に這い上がる力を持ちます。
第二火星丘に三角紋(トライアングル)がある
第二火星丘に三角紋が見られることがあります。三角紋はトライアングルとも呼ばれ、三角形で囲まれた線を指し、現れる場所によっては障害線になったり、運勢を強調したりします。
これが現れている場合、正義感が強いものの、感情を抑えて冷静な判断ができるとされます。忍耐力が強まっているので、何事も頑張り抜くことができます。的を射た言動ができ、社会的に高く評価される面もあります。
自制心が強く、自分の欠点を見つめ直すことができます。三角紋が現れている間に、今後の行く先を左右する重要な決定をすると良いと言えます。それが賢明な判断になるはずです。
第二火星丘にクロス(十字紋)がある
第二火星丘にクロスが見られることがあります。クロスは十字紋とも呼ばれ、短い2本の線が交差して×印や十字になっているものを指します。
これが現れている場合、何事に対しても積極性が薄れ、ネガティブに捉えやすくなるとされます。何か新しいことを始めようと思っても、些細な問題があるだけで諦めてしまう傾向にあります。失敗ばかりを気にして行動力が乏しくなるようです。感情的になりやすく、自分本位な言動が目立つようになります。
このクロスが小さかったり薄い場合、気にする程の悪影響はないとされます。しかし大きかったり、濃くハッキリとした場合は、深刻な影響を及ぼす可能性があるので、現状の考え方や生活態度などを改める必要があります。
第二火星丘に斜めの線がある
第二火星丘に斜めに伸びる線が見られることがあります。この場合、人による何らかの妨害により、自分の運気が低迷するとされます。
仕事や恋愛におけるライバルから妨害を受け、成功や幸せがつかめなくなるかもしれません。商売敵が繁盛することで、赤字経営に陥ることも考えられます。他人のいろいろな心無い行動によって、ストレスを抱えることにつながります。
これらの妨害などに対して感情的になりがちですが、そこを抑えると運勢が良い方向に向かうとされます。自分の考えなどを否定されても、やたらに反発するのではなく冷静に対処することが大切です。
第二火星丘に五芒星がある
第二火星丘に五芒星が見られることがあります。短い5本線で形作られた星が、五芒星になっているものを指します。5本の線が交差しその真ん中に五角形を作っているのが特徴的です。非常に珍しい手相で大吉相として知られています。
これが現れている場合、今までの努力が高く評価され、格段に大きな成功や幸せがつかめるとされます。思いもかけない大きな幸運が訪れることもあります。不意に望んでいた幸せがつかめるかもしれません。
人生を大きく左右するような幸運に恵まれます。近い将来、大きなチャンスが巡って来るので、逃さないように気を配ることが大切です。
左手の第二火星丘の意味
手相は利き手でない手に先天的なものが現れるとされます。日本では右利きが多いので、一般的に左手では先天的なものや過去を読み取ります。
この左手の第二火星丘が発達していると、生まれながらに自分を律することに優れ、困難に屈しない力を持つとされます。幼少期から何事にも忍耐強さがあり、一度始めたことは何があってもやり遂げようとします。人生の早い段階から目的意識が明確で、進路などもブレることがないようです。
一方発達していない場合は、生来我慢することが苦手で、何事も問題があるとすぐに諦めてしまうとされます。心変りが多く、人から信頼され難くなります。
右手の第二火星丘の意味
手相では利き手に現在から将来のことが現れるとされます。日本では右利きの人が多いため、一般的に右手で後天的なものや将来を読み取ります。
この右手の第二火星丘が発達していると、人生でいろいろと培われてきた中で、自分を律することができ、困難に屈しないようになったとされます。後天的に忍耐強くなり最後までやり遂げようとするので、努力が報われやすくなります。最終的に大きな成功が手にできます。
まだ成果などを手にしていなくても、まもなく努力が実を結ぶはずです。自ら獲得したこれらの特質は簡単には失われないとされます。
まとめ:正義感や忍耐強さなどの度合いがわかる
第二火星丘は水星丘と月丘の間を指し、第一火星丘と対称的な位置にあります。正義感や精神力の強さ、自制心や忍耐強さなどと関わり深い場所です。
ここが発達していると、自分を律する力を持ち、困難に屈さず忍耐強さがあるとされます。何事も最後までやり遂げる根性を持ちます。
しかし発達していないと、我慢が苦手で、何事も些細な事で諦めやすいとされます。第二火星丘に縦線があると忍耐線となり人一倍の我慢強くなり、横線があると反抗線となり何事にもガッツを持ち取り組むことがわかります。
第二火星丘にほくろがあると、我慢強さや忍耐力に欠け、斜め線があると人の妨害により運気が低迷するとされます。これらの正義感や忍耐強さなどの度合いを知って、上手く活用したいものです。