手のひらにはいろいろな線や紋が現れます。運命線などの4大基本線は良く知られていますが、丸い跡のようなものが見られることもあります。サインペンのキャップを強く押し当てたような形になるかもしれません。
必ずしも真円とは限らず、一見すると島のような形で、島と見分けに難い面があります。丸い印象があり丸と認識できれば丸紋となります。島が変化して丸紋になったり、フィッシュが徐々に丸みを帯びて丸紋になることもあります。
この丸紋は現れる場所によっては、良く知られている手相になることがあります。丸紋は指の付け根の辺りを囲むように現れると~環といったものになります。それでは、この丸印や丸紋などの意味について詳しく解説していきます。
手相占いで丸紋・円紋(サークル)の意味とは?
手相占いで丸紋はサークルとも呼ばれ、輪っかやリング状になっている線を意味します。
必ずしもきれいな真円になるとは限らず、多少歪んでいることもあります。しかし丸いという印象がある手相になります。島との見極めには、慣れが必要かもしれません。
この丸紋は、太陽丘に現れたり、指の付け根を囲むものを除いて、手のひらのどこに現れてもネガティブな意味を持つとされます。
濃くハッキリと刻まれているもの程、近い将来にトラブルや不運を招くとされます。丸紋の数が多くても、ほぼ似た傾向にあるようです。
一方で薄く現れていたり、切れ切れになっている場合は、不運が訪れる可能性は低くなるとされます。もしくは、トラブルなどが起きても大事には至らないとされます。
手相に大きな円・きれいな丸が現れることはある?
丸紋が大きな円として掌に刻まれていたり、きれいな真円を描いていることがあります。このようなことはあまりないのですが、男女によって意味合いが変わります。
男性の場合は大きくても丸くてもただの丸紋になり、トラブルや不運を呼び込みやすくなります。
一方女性の場合、大きな円になっていたり、真円になっていると幸運を呼び寄せるとされます。女性に限り吉相となり、いろいろな運気が上昇するとされます。何事もスムーズになるようです。しかし楕円になっていると、不運などを呼び込みやすくなります。
この真円と楕円の違いを読み取るには慣れが必要とされます。また真円だったものが楕円に変化することもあるので、注意して見ておく必要があるかもしれません。
手相占いで環紋(リング)の意味は?
丸紋は主にネガティブな要素のあるものを指し、環紋(リング)は主にポジティブな要素のものを指すようです。丸もしくは半円でポジティブな要素のものなら、~環や環紋としています。
環紋に分類される主なものには、人差し指の付け根を囲むソロモンの環、中指の付け根を囲む土星環、薬指の付け根を囲む太陽環、親指の付け根を鎖状に囲むファミリーリングなどがあります。
また太陽丘に現れる丸紋も環紋となり幸運の証となります。薬指の付け根を囲むのではなく、太陽丘上で小さめの円を描いているものを指します。
これが現れていると、芸術的なセンスに優れ、金運が高まり、名声を手にするとされます。直感が鋭く閃きに優れ、独創的なアイデアが生み出せます。特に太陽線上にこの環紋が現れている場合、より一層の成功や大金につながるとされます。
1. ファミリーリングの意味
ファミリーリングは、親指の付け根の筋が鎖状になっているものを指します。鎖状の部分は丸紋が連なっているように見えるので、丸紋の一種と捉えることもあるようです。
これが現れていると、家庭運に恵まれ、家族中心の満ち足りた家庭が築けるとされます。家族思いで優しい人が多く、何よりも家族との時間を大切にするようです。結婚生活も円満となり、充実した人生となります。
鎖の輪が多い程、男女共に情に流されやすく、詐欺などに遭う可能性が高いとされます。甘い言葉で近づく人には注意が必要なようです。女性の場合は妊娠に強い影響力を持つ面があります。
鎖の輪の数は通常3つ程度なのですが、4つ以上と多い程、妊娠する可能性が高くなるとされます。このファミリーリングがきれいに刻まれている程、より一層の家庭運に包まれるとされます。
2. ソロモンの環の意味
ソロモンの環は、人差し指の付け根を半円状に囲む線を指します。人差し指のつけ根の領域は木星丘となるので、木星環とも呼ばれています。1本の線で囲むとは限らず、二重三重になって囲んでいることもあります。手相名はソロモン王が偉大な支配者だったことに由来しています。
これが現れていると、優秀な指導者になる才能と高いカリスマ性を持っているとされます。人をまとめたり、引っ張って行く力があり、人を惹きつける魅力も持っています。向上心や独立心が強いとされます。プライドが高く、何からの野心を抱いているはずです。
人から信頼され、富と名声が手にできます。強運を持ち、第六感などの神秘的な力を持ち、スピリチュアルな分野に関心が高いとされます。
3. 火星環の意味
火星環は、第一火星丘から土星丘に向かって緩やかなカーブを描いて伸びる線を指します。第一火星丘は親指の付け根の領域の上で生命線の始点の間の領域を指し、土星丘は中指の付け根の領域です。半円状の線なので丸紋の一種というよりは、~環と呼ばれているもの一つになります。
これが現れていると、世の中の混乱や災いの中から幸運を手にするとされます。何らかの自然災害や世界規模の感染症、戦争などに遭っても這い上がって運勢を切り開くことができます。
大きく時代が変わる時期に成功がつかめるようですこの線が太い程、幸福をつかむ能力に優れ、意味合いを強めるとされます。火星環が2重になっている場合、一旦どん底に落ちても這い上がれる強い力を持つとされます。
4. 土星環の意味
土星環は、中指の付け根を半円状に囲む線を指します。これが現れていると、探求心や忍耐力に優れているとされます。天才肌で自分なりの世界観を持ち、こだわりが強い面があります。多くの人といるよりも一人でいることを好みます。
一つの分野で卓越した能力を発揮するとされます。何らかの大きなことがやり遂げられるはずです。自分の能力や良さを気づいていなかったり、人から評価されていないことも多いとされます。変人と紙一重の部分もあり、人の受け止め方が違ってくるかもしれません。
この線が濃い程、幅広い分野でこだわりが強くなるようです。常人とは異なる視点を持ち、知識の習得は完璧とされます。また集中力と信仰心も強いようです。
5. 太陽環の意味
薬指の付け根を半円状に囲む線を指します。これがが現れていると、芸術的センスに優れ、高い人気や成功を手にしやすいとされます。成功に対して貪欲で実力よりも背伸びをしやすいのですが、それが功を奏するようです。
独特な表現力や感性を持ち、人から一目置かれる存在になります。周囲の人から好かれる面もあり、異性を惹きつける魅力を持っているとされます。恋愛では自らアプローチすることは少なく、言い寄られることが多いようです。
若い段階で成功や名誉をつかみやすく、立場が上の人から引き立てられやすいようです。明るい性格で華やかな雰囲気があり、対人関係はスムーズとされます。社会的な影響力も強いので、経営者に向いている面もあります。
6. 金星環の意味
金星環は、人差し指と中指の間から薬指と小指の間にかけてカーブを描いて伸びる線を指します。金星帯やエロス線とも呼ばれ、感受性、美的センス、色気、官能的な魅力などを現す珍しい手相として知られています。
これが現れていると、豊かな感受性を持ち、情熱的な恋愛をするとされます。色気や魅力があるのに気が付いていないこともあるようです。魅力に気が付いたり、ほんの少しでも磨くと、格段にモテるようになります。愛情に恵まれ、美意識が高いとされます。
異性に対する興味が薄い場合は、恋愛より芸術関係により強く情熱を注いでいるはずです。美的センスが求められる分野で活躍が期待できます。きれいな半円状に現れている場合、これらの意味合いがより一層強まるとされます。
7. 水星環の意味
水星環は直感線とも呼ばれ、月丘と水星丘をカーブを描いた線でつなぐものを指します。月丘は小指の下方で手首寄りの領域で、水星丘は小指の付け根の領域です。薄く現れることが多く、濃くきれいな弧を描いているものは珍しいとされます。
これが現れていると、直感が非常に鋭くなり、人やモノの本質を見抜くことに優れているとされます。閃きに冴え、予感も当たりやすいようです。神秘的な才能を持っていることが多く、霊感も強くなります。
直感的に行動ができ、反射神経も非常に優れているので、ここ一番に力が発揮できるとされます。天才的な身体能力を持つトップアスリートや、決断力に優れた経営者になれるはずです。この線が濃い程、これらの意味合いはより一層強まるとされます。
8. 太陰環の意味
太陰環はビア・ラシバやヴィア・ラシビアとも呼ばれ、月丘に現れる半円状の線を指します。月丘は小指の下方で手首寄りの領域を指します。どちらかというと、月丘の下部に現れることが多いようです。
これが現れていると、束縛されることが嫌いで何事も自由な生き方を好むとされます。規則や規律に縛れることを好まず、ルーズな面があるようです。不規則な生活になりがちで、健康を害する可能性も高くなります。
好奇心が旺盛で、本能的に行動するとされます。快楽を追求しがちで、淫らな行いをしやすいようです。性に奔放で、常に新しい刺激を求める傾向にあります。
まとめ:現れる場所によって対処が変わる
掌に4大基本線などと違った小さめの丸い線が見られることもあります。一見すると島のようでもありますが、丸い印象があれば丸紋になります。この丸紋の多くはネガティブな意味を持ちますが、現れる場所によっては、~環と呼ばれるものなどになりポジティブな意味になります。
丸紋でも太陽丘に現れるものは環紋となり幸運の証となります。女性の場合は、大きな円を描いたり真円になっている丸紋は、幸運を呼び寄せる吉相となることがわかります。
この他の環紋には、人差し指を囲むソロモンの環、中指を囲む土星環、薬指を囲む太陽環、親指の付け根を鎖状に囲むファミリーリングなどがあります。丸い線を見かけたら、それに応じた対処をして活用したいものです。